【焼津】じょんじょん履いてちょっくらマグロを食べに行かざー

2019/10/27 - 2019/10/27

焼津旅行記第2弾。今回は林叟院・さかなセンター、そして焼津＆大井川の海を紹介します。最初はスティーブ・ジョブスに繋がる禅寺「林叟院」。小さな港町にあるお寺さんの元住職が、世界的に有名な方とは知りませんでした。ランチは美味しいマグロ丼。そして午後は台風通過後の焼津の海を見に行くつもりが、更に足を延ばして大井川へ。新たな発見もありなかなか楽しい日曜日になりました。

エリア 焼津(静岡)

• 旅行の満足度: 3.5
• グルメ: 3.5

• 交通手段: 自家用車

前回に続き、この旅行記も焼津を紹介します。
地元では結構有名な林叟院。
母からも立派だと聞いていましたが、所詮小っちゃな港町。
「有名＆立派」と言われても、まぁそれなりだろうと考えていた私です。

しかし先日、県外に住む甥から林叟院へ連れて行って欲しいと頼まれ、その理由を聞いて耳を疑いました。

「元住職(鈴木俊隆老師)が書いた禅マインドビギナーズ・マインドは、スティーブ・ジョブスの禅のバイブルだって…。」
スティーブ・ジョブスと言えば世界的に有名なリンゴマークの創立者ですが、小っちゃな港町にそんなに凄い人がいるわけがない…と思い込んでいた私です。

早速Wikipediaで検索。
欧米では二人の鈴木(鈴木大拙氏＆鈴木俊隆老師)と言われるくらい有名な方だったようで、小っちゃな港町をなめていた自分が恥ずかしくなりました。
参考資料：Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E4%BF%8A%E9%9A%86
知らないと言うのは恐ろしい！

本堂は工事中。

この時は法要もなかったようで、とても静かな林叟院でした。

10月ですから、咲いている花はポツポツ。

冬が近づいているというのに、まだこんな花も咲いていましたよ。

木々に囲まれた感じの良い禅寺。
寺社仏閣巡りが好きな方＆リンゴマークが好きな方は、林叟院に足を運んでくださいね。

禅寺見学の後はランチ。
久しぶりにさかなセンターで、マグロ丼を食べてきました。
ここはどちらかと言えば観光客向けの施設ですが、地元民でも贔屓の店があれば足を運びます。
美味しいマグロと言ったら、私はやまや。
しかし今回は、買い物ではないので隣の食堂へ
海鮮丼もありますが、私はマグロが大好きなので今回もマグロのみです。
お腹も満たされましたので、午後も焼津散策に出掛けましょう。

焼津さかなセンター 市場・商店街

台風が通過してから数日経った焼津の海。
いつもと変わらないように見えますが、何となく変！

駐車場には小石が錯乱していましたし、あちらこちらに工事用のバリケードが設置されています。
台風被害？？？

あららっ、これは酷い！
猛烈な台風が駿河湾を通過したのは知っていましたが、焼津も被害が出ているとは思いませんでした。
避難準備のメールが入っていた頃、私達は国際通り(沖縄)をふらふらと歩いていましたが、恐怖に震え泣きながら家を守るべきだったのか、それとも恐怖から逃れて正解だったのか…。
複雑な思いに駆られながら眺めていました。

芝生も削られ凸凹。
しかし釣り人たちはいつもと変わらず、糸を垂れていましたよ。

今度は、売店や飲食店が入っている「うみえーる」に行ってみましょう。
お魚が買いたいのであれば、こちらのツナコープもお勧めです。

うみえ～る焼津 お土産屋・直売所・特産品

隣の売店コーナーで見つけたグソクムシ。
焼津ふるさと納税の返礼品にもオオグソクムシが使われていますが、見た目はかなりグロテスク。
さかなセンターの売店にもありましたが、記念に如何ですか？
私は遠慮しておきますが…。

写真は親水広場ふぃっしゅ―なですが、ここも流木だらけです。
その下を見ると橋の下に、40㎝くらいある大きな魚が泳いでいましたよ。
飼っている魚ではなく、海から入ってきた魚。
こういう時に限って竿を持っていないとは…。

今度はオーシャン道路から庚申さん(札の辻)を目指し、昔の面影が残るエリアを歩いてみましょう。
カネオト石橋商店。
私の中ではなまり節というイメージが強いのですが、今は食事もできるようになっています。
残念ながらこの日は旗がたっていませんでしたが、日曜日で閉店とは何かあったのでしょうか？
東京のイベントには参加していたようですが、スタッフがそちらに行ってしまったのか、それとも台風の被害にあったのか…と色々考えてしまいました。

焼津荒まつりの神輿が通る浜通り。
写真は城之腰地区です。
漁業が盛んだった頃の城之腰は魚関係のお店が多く、その城之腰を挟むように位置しているのが北浜通りと鰯ヶ島。
そちらには船元や漁師さんが住んでいたようです。
今は船元の数も減り、城之腰もお店がポツポツと残っているだけ。
海側には広いオーシャンロードも出来ましたから、浜通りの交通量はかなり減りました。
夏にはあかり展が開催されるので、その時にブラブラと歩くのもお勧めです。

閲覧注意！

今度は黒石川沿いの道(裏通り)を歩き、焼津の酒蔵へ行ってみましょう。
時折ボラがジャンプ。
大きな鯉も優雅に泳いでいますよ。

こちらの蔵はまだ現役なのかしら？

裏通りを歩き、磯自慢の酒友に到着。
磯自慢は地元民だけでなく県外の人にも人気がありますが、洞爺湖サミットで益々有名になりました。

焼津市内でも全ての酒店で入手できるというわけではないので、蔵元へ行くか或いは事前にネットで調べておくと良いです。
蔵元で購入出来ない場合は、在庫があるお店を紹介してもらえますよ。
入り口に定休日のカレンダーが貼ってありますが、基本的に土・日・月曜日はお休みのようです。
また営業時間も短いので、行く前に確認しておきましょう。

磯自慢と言えば、友人たちに人気があるのは本醸造。
高価なお酒よりも、何故か手頃な値段の本醸造をリクエストされる事が多いのです。
「この値段でも十分美味しいお酒！」
それが本醸造の魅力だと言っていました。
冬の時期は、大吟醸の酒粕で作る甘酒もお勧め。
しかしいつも店頭に出るわけではないので、これを見つけたらラッキーです。

次に紹介するのは大井川(焼津市)。

写真は河口にある野鳥園ですが、バードウォッチングを楽しむタイミングではなかったようで、この時は誰もいませんでした。

大井川河口野鳥園 公園・植物園

小屋の中からはこのような景色が見られます。

野鳥園に来るのは主に水鳥と聞いていますが、ここでは80種類くらいの野鳥を観察できるそうです。
鳥を見るならやはり早朝が良いのでしょうね。

野鳥園からそれ程遠くない場所にあるのが、フィッシングパークアルクスポンド。

CATVで紹介されていたので、一度来てみたいと思っていた釣り堀。
ここはルアーやフライフィッシングを楽しむ人たちの釣り堀のようです。

アメリカやカナダの雄大な自然に囲まれた川でフライフィッシング。
思わず映画の世界をイメージした私でした。

なかなか面白い釣り堀でしたが、ナビの案内通りに来ると引き返した區なるような狭い道を走ることになるので、港湾道路側からアルクスポンドの看板に従って進む方のが無難です。

最後に紹介するのは小川魚市場。
釣り人の話ではこの辺りもかなり波を被ったので、一部フェンスが倒されてしまったようです。

この辺りでお昼を食べるなら、小川港魚河岸食堂(薄茶色の建物)へ行くのも良いですよ。
ここは庶民の食堂ですから質を求める方向きではありませんが、周りに気兼ねすることなくササッと食べたい方、或いはいろいろ食べたい方には良いお店。
質を追求するなら焼津には美味しいお寿司屋さんや居酒屋さんもありますので、そちらへ行くことをお勧めします。

じょんじょんでも平気な小川港(こがわこう)魚河岸食堂。
お昼時になると、ビジネスマン・作業着姿の男性・小さな子どもさんを連れた家族など色々な人たちが来店しています。
お店のレベル(質)は客層を見れば大体分かりますが、そう言う意味でもここは食堂。
浜言葉で話すおじちゃま＆おばちゃま達が沢山いるので、慣れない方にとっては彼らの言葉はかなりきついと感じるかもしれません。
港町の言葉はかなり荒いので驚かないように…。
※じょんじょんとは、ビーチサンダルではない普通のサンダルのこと。「お洒落」とは無縁のサンダルのことを、浜言葉ではじょんじょんと言います。

小川港魚河岸食堂 グルメ・レストラン

富士山も赤く染まって来たのでそろそろ帰宅。

近くに住んでいるのに、知らない所って結構沢山あるものですね。
たまにはこんなドライブも楽しいなと思った日曜日でした。