2019/10/26 - 2019/10/27
397位(同エリア1775件中)
みーみさん
イケフェス二日目は、
ミナミ・宗右衛門町にある「食道園」本店
安藤忠雄さん設計の「日本橋の家」
北浜にある「新井ビル」
大阪取引所(大阪証券取引所)
の4か所を訪れました。
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2日目最初に訪ねたのは、大阪ミナミの宗右衛門町にある老舗の焼肉店・食道園です。
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修理されてはいますが、建物そのものは1968年建築のものです。
なかなか個性的な外観です。 -
一階は広い空間。
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壁面には一面にモザイク画が。
ニューヨークのマンハッタンのような高層ビルのシルエットの模様です。 -
イチオシ
焼肉屋さんにもかかわらず、店内は壁も床も油ぎとぎとという感じが全くしません。
日々の掃除と、時折プロに頼む掃除の二本立てで、きれいに保っているのだそうです。 -
一階の中央にはこのような噴水がありました。
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イチオシ
噴水の下にはビールが入っていました。
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床は人造石研ぎ出し仕上げです。
セメントに種石をいれて、砥石や研磨機などで研いで、表面をつるつるにするという工法で、昔の滑り台とか、学校の洗面所に使われていたといえば、思い当たる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに滑り台の形、石だけでは作れませんね。セメントと細かい石を混ぜるから、
自由自在な形ができるんですね。
耐久性にも優れているそうです。 -
一階の個室っぽい座席。
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2階への階段。
白いタイルと一階壁面と同じモザイク装飾が使われています。 -
2階は一階とうってかわって、座敷の個室が並んでいます。
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二階の廊下も人造石研ぎ出し仕上げです。
写真では少しわかりにくいですが、色と色の境目には金色の金属製の目地が入っています。これも研ぎ出しの特徴のひとつです。 -
道頓堀を渡り、こちらは味園ユニバースです。イケフェス参加建物ですが、
時間が合わなかったため外観のみ。
中はまたの機会に。 -
ユニバースのすぐ近くに「日本橋の家」はありました。
狭い敷地に建つ安藤忠雄さん設計の家です。 -
イチオシ
中は安藤忠雄さん独特の複雑な(?)作りになっています。
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狭い敷地に建っていますが、階段が複数あり、開放的な吹き抜けもあります。
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オーナーさんがいらっしゃったので話を聞くことができました。
以前は一階は店舗で、2階以上は住居として使われていたそうです。 -
現在は別のところに住まわれて、このようなイベントのときに開放したり、
建築を学ぶ学生の見学申し込みがあったら開けているそうです。 -
左側のドアはドアでなくてもよいのでは?
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部屋はすべて独立していて、一戸の家というよりは、別々に事務所のテナントが
入っても違和感がないような造りでした。 -
上部の屋内バルコニーは立ち入り禁止になっていましたが、右端の窓を開けるため
だけにあるんでしょうか? -
日本在住なのか、旅行中なのかわかりませんが、3人のフランス人(かどうかはわかりませんが、フランス語を話してました)がとても熱心に見学していました。
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屋根がないところもあって、実際住むのにはなかなかたいへんかなあという気もしました。
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日本橋の家見学のあと、日本橋から北浜まで、南から北に向かって堺筋を歩きました。
大阪市内は御堂筋をはじめ南北に走る幹線道路が何本もありますが、
堺筋には一番近代建築が残っています。その近代建築を見ながらの散策です。
これは日本橋にある大阪日本橋キリスト教会です。 -
旧明治屋ビル。
現在は明治屋は入っていませんが、LAWSONの看板の上に「MEIDIYA」
の文字の跡が残っていました。 -
ワセダビルと私が勝手に呼んでいるビル。
早稲田大学の大隈講堂に似ているので。
昔一階にワイシャツを売るお店が入っていてワセダシャツという名前だったような記憶が・・。私の記憶違いかもしれません。 -
堺筋倶楽部(イケフェス参加建物・夜のみ公開だったので行けませんでした)
こちらは現在レストランになっているので、食事をしに行けば普通に中に
は入れます。 -
生駒時計店(イケフェス参加建物)
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高麗橋野村ビル。
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三井住友銀行大阪中央支店。
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新井ビルにやってきました。
この建物には現在洋菓子の「五感」が入っていて、そちらのほうには以前お茶をしに行ったことがあるんですが、今回は五感さんのほうではなく、上階のオフィス部分が公開されました。 -
入り口はこちらから。
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イチオシ
入り口を入るとすぐ階段になっています。
シンプルな木のてすり。 -
エレベーターはなく、階段には昇降用のいす型リフトが設置されていました。
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窓の金具も昔のままのようですね。
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現在は各階の部屋は貸しオフィスになっていて、デザイン事務所や設計事務所など
がはいっており、中には写真OKのオフィスもありました。 -
普通のおしゃれな部屋に見えますが、これもオフィスです。
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このビルの先代のオーナーさんは大阪万博の協会常任理事事務総長を務めた方で
あの岡本太郎氏を引っ張り出してきた仕掛け人だったとか。 -
奥には入り口とは別にもう一つ階段があり、屋上へと続いています。
てすりの感じも表の階段とは違っていますね。 -
屋上。
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古そうなものですが何でしょうね?
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地下にはちょっとレトロな散髪屋さんがありました。
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イチオシ
最後に訪れたのは「大阪取引所」です。
1935年竣工の株取引所でしたが、株取引のシステム化により、立会場は1999年になくなり、2004年には外観と内装の一部を残して高層ビルへと建て替えられました。
取引所ビルの前に建つのは大阪株式取引所設立発起人だった五代友厚像です。 -
外側から見ると円形になっている部分は中では楕円形のホールになっています。
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天井を見るとその楕円の形がよくわかります。
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楕円形に施工するのは難しそうですね。
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色どりがとても豊かな石材がふんだんに使われています。
床、壁には国内各地とイタリアの大理石や花崗岩が使用されています。 -
石関係の施工を担当したのは、近代建築の本などを読んでるとたびたび出てくる岐
阜県の矢橋大理石です。確か国会議事堂にも携わっていましたね。
現在では石材だけでなく、電車車両部品や電子関係も手掛ける会社になってるみたいです。 -
空襲や震災にもかかわらずステンドグラスは良好な状態で残っています。
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イチオシ
全体的にはアールデコデザインで、エッチングガラスと色ガラスを併用しています。
中央のエッチングガラスには花瓶に入った花の模様が施されています。 -
エレベーターの扉のちょっと変わった模様。菱形に四つの半円形を組み合わせた形
はフィレンツェのサンジョバンニ礼拝堂の南扉の文様から取られているそうです。
どうしてその文様を採用したのかはわかりませんが。 -
4階に株式やデリバティブなどについて学べるOSEギャラリーという施設があります。
大阪での取引の様子を描いた浮世絵ですが、桶がおいてあるのは、熱くなりすぎている人に水をかけて、落ち着かせるためだそうで、水をかけている様子が浮世絵に描かれています。 -
取引所に関する様々な資料も展示されています。
五代友厚の署名のある株式取引所設立趣意書。 -
建物に関する資料も多く展示されていました。
建て替わる前の大阪取引所の建物。 -
高層ビルになった取引所ビルの模型。
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大阪市内の現在の主な建物の立体地図がおもしろかったです。
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