2019/05/21 - 2019/05/22
30位(同エリア623件中)
かっちんさん
山形県最上川源流に佇む秘湯「大平温泉(おおだいらおんせん)」は、吾妻連峰北斜面の標高1,050mに位置し、山肌が急崖となって落ち込む岩底に湧く山のいで湯です。
宿の「滝見屋」はすり鉢状の地にあるため比較的風が静か、露天風呂の目の前には最上川の源流(松川)が流れています。
滝見屋は開湯1,110年と言われる歴史ある温泉で、現在の宿ができてから110年を迎えます。
宿へのアクセスは、米沢駅から山の頂上にある駐車場まで車で45分。そこから徒歩にて最上川源流に向かってつづら折りの下り坂を15分程降りると吊橋が現れ、ここを渡ると宿に到着します。
電気は自家発電、携帯電話が通じないため電話は衛星電話、テレビもなく、まさに深山幽谷そのもの。
都会の便利さを忘れ、四季折々の景色の中で温泉三昧と、山の幸・川の幸の食事など、秘湯と秘境の醍醐味を味わうことができます。
近くには火焔の滝(ひのほえのたき/かえんのたき)があり、内風呂から眺めることができます。
訪れた日は雨が降り、山の頂上にある駐車場からの下り坂は滑るので、送迎の軽自動車が途中の発電機小屋まで下りてくれました。
そこから階段を降り吊橋を渡って宿に到着。川は増水し濁流となっていましたが、翌日は青空が見え、澄んだ川と新緑の風景が現れました。
新緑の中にはハウチワカエデやミネカエデの黄色や赤の花が咲いています。
滝見屋は冬期間休業なので、2019年は11月3日までの営業です。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・大平温泉HP
・山形県、温泉王国やまがた「大平温泉」
・日本秘湯を守る会「大平温泉 滝見屋」
・最上川電子大事典「最上川の源流」
・庭木図鑑 植木ペディア「ハウチワカエデ」
・あきた森づくり活動サポートセンター、樹木シリーズ86「ミネカエデ」
・米沢駅前のモニュメント説明板
・米沢八湯会HP
・山形県観光情報ポータル、観光スポット「火焔滝」
・たかはた納豆HP
・日本鉄道構内営業中央会、新杵屋「三味牛肉どまん中」
・米沢観光Navi、郷土の味「塩引寿司」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
珍しい連続きっぷ
武蔵小杉からお隣の武蔵中原までのきっぷです。
経由は東北・山形新幹線で新庄まで行き、陸羽西線で日本海側に出て新潟から上越線で戻ってくるのですが、一度通った駅と交差しないように高崎から八高線まわりで武蔵中原まで連続しています。
緑の窓口のマルス端末は、経由数が15個という制限があるため、経由名の選択をいくつか試し、ようやく発売できました。
印刷文字数にも制限があるので、不足したところを手書きで追加しています。
運賃は長距離になるほど安くなるので、往復きっぷよりも連続きっぷにした方がお得な場合が多いです。
なお、十分時間があれば、手書き補充券で武蔵中原~上記経由~武蔵中原まで発売ができます。 -
米沢駅に到着
駅前のモニュメントのテーマは「活力と創造と愛の21世紀都市・米沢をめざして」。
上に伸びる白い塔は、米沢織の柔らかで優雅なイメージと、「時の流れ」、「未知・可能性」や郷土民芸品である笹野一刀彫の”お鷹ポッポ”などを表現しています。
21体の子供や小鳥、小動物たちの像は、明日への可能性を秘めた命として21世紀を意味し、自然と調和しつつ発展する米沢市を象徴しています。
このモニュメントは山形新幹線が開業した平成4年(1995)に設置されました。
この日は雨。写真は翌日撮ったものです。 -
米沢八湯(米沢駅)
山形県米沢市には、懐かしさを誘う里山の湯から、山を歩いて登った先にある秘湯中の秘湯まで、どれも個性的な八つの温泉が湧いています。
東日本大震災による交通機関の損壊・ガソリン不足・震災後の自粛ムードなど、お客様のキャンセルをきっかけにして、八つの温泉・24軒の宿が立ち上がり「温泉米沢八湯会」が結成され、八湯めぐりなど米沢を楽しんでもらう活動をしています。
今晩泊まる「大平温泉」は山の頂上付近に車を置き、そこから谷に向かって一気に坂をかけるようにトレッキングした先にある秘湯中の秘湯です。 -
大平温泉までの地図
米沢駅前から宿の送迎車(14:00発、事前予約)に乗り、約45分で山頂付近の駐車場「P1」に到着。
そこから徒歩にて最上川源流に向かってつづら折りの下り坂を15分程降りると吊橋が現れ、ここを渡ると宿です。
当日は雨で坂道が滑るので、発電機小屋のある「P2」まで軽自動車で降りてもらいました。 -
発電機小屋に到着(宿への徒歩道)
車で降りてきた急坂です。
滑りやすいので、脇に階段が設けられています。 -
これから降りる急な階段(宿への徒歩道)
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つづら折りの階段(宿への徒歩道)
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イチオシ
谷底の渓流沿いに佇む大平温泉「滝見屋」(宿への徒歩道)
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滝不動明王(宿への徒歩道)
西暦867年に霊験あらたかな薬湯に感謝し、この地に不動明王を祀ったとされています。 -
吊橋(宿への徒歩道)
最上川源流に架かる吊橋。 -
下流の激しい流れ(吊橋から)
雨が降っているので激しい流れになっています。 -
荒れ狂う濁流と滝見屋の建物(吊橋から)
凄い勢いの流れですが、建物1階が高い位置にあるので、水没する恐れはなさそうです。
かつて建物や露天風呂は重機が入らないところなので、手作業でつくられました。
例えば、1本の鉄骨はそのまま運べないので、山のふもとの本宅で鉄骨をわざわざ切断し、それを宿まで運び宿の前で溶接して1本に仕上げる。
ミキサー車は入ることができないので、手作業で練りながら作業する・・・
といったことです。 -
窓から見下ろす露天風呂(部屋の窓から)
宿にチェックインし、2階の部屋の窓から眺めています。
露天風呂は勿論、男風呂。 -
対岸の切り立った崖(部屋の窓から)
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新緑に囲まれる秘湯(玄関からの眺め)
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男湯の露天風呂(大平温泉)
小雨が降ってるので、露天風呂には明日入ることにします。 -
貸切露天風呂(大平温泉)
対岸の岩肌には龍が見えるという話があります。
よーく見ると、薄茶色の岩に丸い目と耳が見えるような・・・ -
豪快に流れる最上川源流(大平温泉)
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仙境の湯(大平温泉)
一番奥にある打たせ湯のある露天風呂。 -
岩壁から顔を出すショウジョウバカマ(大平温泉)
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最上川源流の碑(大平温泉)
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火焔の滝(大平温泉)
内湯から「火焔の滝」が眺められるので、「滝見屋」が宿の名前になりました。
火焔は「ひのほえ」と「かえん」と2つの呼び名があります。 -
夕食(大平温泉)
18時前から小広間で夕食が始まります。
今日の宿泊者は2組。
山の幸、川の幸が並びます。 -
ヤマメのカルパッチョ(夕食)
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芋のあんかけ(夕食)
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ヤマメの塩焼き(夕食)
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鳥団子の山菜鍋(夕食)
山奥の秘湯の味を美味しくいただきました。 -
イチオシ
翌朝の火焔滝(大平温泉)
胴付きゴム長靴を履き川底の石を渡り歩けば、30~60分で火焔滝の近くまで行けます。
近づけば40mの落差が筋状に広がり落ちる様子が見られます。 -
新緑の中の火焔滝(アップした写真)
火焔滝の名前は、秋の夕日が滝に当たるとまるで炎が燃え上がるような姿になることが由来します。 -
イチオシ
温泉の噴水(男湯の露天風呂)
昨日の嵐とは裏腹に落ち着いた雰囲気の露天風呂に浸かります。
お湯は柔らかく、色も匂いもなく、化粧水要らずの泉質。
昔から胃腸病の名湯としても有名です。 -
イタヤカエデの花(露天風呂付近)
辺りが黄色く染まります。 -
朝食(大平温泉)
7:30から朝食。日本の典型的な和食メニュー。
中でも「秘伝豆納豆」は珍しく、大粒で旨い。
高畠町で丹精こめて育てられた秘伝豆から枝豆の爽やかな風味を残しつつコクのある旨味を充分引き出した納豆です。
朝食後、突然発電機が故障。宿の電気が一斉に切れてしまいました。
幸い朝食の支度もでき、それほど支障はなかったのですが。
電気は2台の発電機を一台ずつ1日交互に運転しているので、修理完了まではもう1台を運転するようです。 -
透き通った川と露天風呂の湯(部屋窓から)
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登山口の梯子(宿の前)
宿の前の崖に架けられた赤い鉄梯子は、天元台へと続く登山口になっています。 -
青空に映える新緑
そろそろ宿を出発します。
送迎車は山頂付近の駐車場から乗るので、20分かけて坂道を登ります。 -
イチオシ
朝の清々しい吊橋(山頂までの道)
宿は冬期間休業になるため、宿を離れるときに吊橋の敷板が外され、翌春には敷板取付作業で宿のシーズンが始まります。 -
今日は穏やかな川の流れ(山頂までの道)
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ハウチワカエデの赤い花(山頂までの道)
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イチオシ
日傘のような大きな葉(ハウチワカエデ)
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枝からぶら下がる赤い花(ハウチワカエデ)
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ミネカエデの翼果(山頂までの道)
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雨上がりの階段(山頂までの道)
滑らないようにゆっくり上がります。 -
スカイキャリー(発電機小屋前)
山頂と結んでる荷物や資材を運ぶゴンドラです。 -
急坂・急カーブ(山頂までの道)
宿の軽自動車だけが通る道。
昨日車に乗せてもらったとき、急カーブを1回で曲がれないので何度か切り返していました。運転技術はお見事! -
ムシカリの花(山頂までの道)
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スミレ(山頂までの道)
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急カーブ(山頂までの道)
まもなく山頂です。 -
スカイキャリー
山頂付近の駐車場に到着。 -
可憐なムラサキヤシオ(山頂付近)
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遠くに天元台(山頂付近)
深い谷を挟んだ崖の上に天元台のペンション村が見えます(駐車場から直線距離で1.5kmほど)
天元台には大平温泉の火焔滝を遠望できる観瀑台(火焔の滝展望台)があります。 -
イチオシ
米沢市内のパノラマ
駐車場から送迎車に乗り、米沢駅へ向かいます。
山頂を走る道路からの見晴らしは、米沢市内と遠くに右から月山、朝日岳だろうと思われる山が見えます。 -
フジの花(大平地区)
山を下り、大平の集落を走っています。 -
遠くに見える山の方向が大平温泉(滝見屋案内所)
大平温泉滝見屋案内所で一旦休憩。
ここが本宅。冬場は山を下りています。 -
米沢名物のお弁当(米沢駅と駅2F)
昼食用にお弁当を仕入れます。
新杵屋の「三味牛肉どまん中」は、定番の「牛肉どまん中」甘辛醤油味・しお味・みそ味の三種類の味を一度に楽しめます。
上杉城史苑の紅鮭に塩を振り薄切りにして押した「塩引寿司」は、紅白の色どりがめでたいと、昔から米沢ではお祝いの席で食べられていたものです。
どちらも米沢の名物をお弁当で味わいます。
これから新庄経由で鶴岡の湯田川温泉へ向かい、旅が続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- mirukuさん 2019/10/30 13:18:33
- 濁流がスゴイ@@;
- こんにちは。
とても懐かしく拝見させていただきました。
つづら折りに階段みたいな物がついていたなんて、記憶から飛んでいました。
急坂のつづら折りがとっても大変だったという記憶が強烈すぎたのかも?
川の水が濁流になっていて、びっくり@@;
渡渉するのに躊躇したかも?です。
比較的、水が少ない時にお邪魔して、滝前まで行ったので、こんなにすごい濁流になってしまうこともあることを知り、ホントにびっくりです。
いつも、楽しく拝見させていただいています。
次回作も楽しみに待ってます^^
miruku
- かっちんさん からの返信 2019/10/30 23:08:29
- RE: 濁流がスゴイ@@;
- mirukuさん
こんばんは。
大平温泉の秘湯に訪れているとは、旅が大好きなのですね。
そして滝前まで行かれたとは、これまた好奇心旺盛!
私が訪れた初日は雨で濁流がひどく、本心は宿が流されないかと心配しました。
翌日天気が回復し、本来の景色を見ることができ満喫できました。
この時は滝まで行く時間が無かったので、いつかまた訪れてみようと思っています。
かっちん
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