エストニア、タリンの大学訪問とバレエ鑑賞

2019/09/23 - 2019/09/27

いつも４Travelで旅行記読むのを楽しみにしており、今回、初めての投稿させていただきました。
エストニア・タリンへの旅行記は沢山あり、旧市街については他に沢山素晴らしいのがあるので私も訪問しましたが割愛してます。
この旅行記では誰かの役に立てると良いなと思い、今回の訪問の主目的である大学訪問について中心にまとめてみました。あとは特に印象的だった事の数々。

1.大学訪問その１　Tallinn University of Technology (TalTech) https://www.ttu.ee/
2.大学訪問そ２　タリン大学　Tallinn University https://www.tlu.ee/en
3.バレエSwan Lake鑑賞

　

エリア タリン(エストニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

Finnair　成田～ヘルシンキ経由にてタリン空港に到着

今回はWifiレンタルせず、古いiPhoneをSIMロック解除して利用しようと思い、タリン空港でSIMカード購入しました。
SIMカードはKIOSKで買えますが、初期設定パスワードがどこにも書いてなくて焦りました。店員さんに尋ねたら教えてくれたのですが、先に言って欲しいですよね。エストニア全般を通じで、あまりフレンドリーではない事を承知しておかないといけないのかな？
値段はデータのみ（通話はできない）５GBでEUR8.35なので、お買い得感あり。

初めに、今回の主目的である大学見学の事、エストニア留学について少し説明すると
エストニア内の２つの大学、タリン大学、Tal Techでは全て英語で授業が行う学部を用意しています。（他学部はエストニア語での授業になります）

学費 EUR3,000(9月～翌年5月) 寮費がEUR150/月程度、生活費も安く、年一回の帰省の旅費を含めてもコスト的に日本で地方の国立大学に進学するのと同じくらいで済み、日本の私立大学に進学するより安く留学できるということで注目されています。

但し、要求される英語レベルはCEFR C1と高いので（英検なら一級程度）普通の高校生ではまず無理なので、そのPrep schoolを用意しているのが、前述のTal Techで、ここは一年かけてB1（英検2級程度）からC1にあげる教育を行っています。

この過程を終了すると、併設大学にはテストなしで進学できます。他の大学への進学も受験すれば可能。ちなみにエストニアの大学過程は三年で終了するため、その後、日本に帰国してもギャップイヤーが少なくて済むメリットがあります。

但し、TalTech のサイバーセキュリティは人気のためか、来年？から学費が倍額になり、留学希望者の間では話題になっていました。ですので今後の事は分かりません、希望する方はよく調べてくださいね。

またTal Techではサマースクール、ウインタースクールといった２週間程度の英語とエストニア文化を学ぶクラスも毎年開催されており、こちらは学生というより社会人の参加が多いようです。私も今度こちらのクラスに参加してみたいと思っています。

1.大学見学　その１　Tal Tech

旧市街からは旅行者にはバスだと難しい、かつ時間もないので往復共にBoltで行き、行きはEUR6.9でした。ちなみに海外ではカード決済登録ができなかった、という声をたまに聞くのでBoltやUberといったアプリは念のため出国前に日本で準備することをお勧めします！

TalTechは市外からは少し離れたところにありました。景色もかなり旧ソ連を感じさせる建物が多いところに建っています。

２つの大学どちらも事前にメールで問い合わせはしていたのですが、TalTechは「現在、校内ツアーは行っていません。ご自由にご覧ください」といったスタンスで事務所でマップをいただき少しお話は聞きましたが、ちょっとつれない感じでした。聞いたお話の内容としては

・日本人の在籍：現在一人います

・在籍人数とクラス分けはしないのか？：現在30名程度、おおむね皆同じレベルのため、クラス分けはしない。（えー？と思いました。クラス分けすることでモチベーションが上がったり、細かな授業ができるのでは？と私は考えるのですが）

・Prep終了後に他大学、他国の大学に進むのは構わないのか？：可能です。TalTechであれば無試験で進学できるため、そうしてほしいが、試験を受けて進学されるのは構いません。現にそういう人は多くいます。

・学費値上げの理由：サイバーセキュリティに関しては学習するのに必要なシステムのライセンスフィーが主な理由、このため翌年以降も上がる可能性はある。翌年以降の他の学部については未定だが大幅な値上げ予定はないと思う。

ということで一通り見学して、またBoltで帰りました

この日の夕飯はLidoへ　ほかの方も書かれていますが一人旅の味方！好きなものを見て選べるし、無駄な待ち時間（一人だと食事がとどくまでや、終えてからのお支払いまでの長い時間が…）がないので助かります。

サーモン串焼き、ボルシチ、キュウリのサラダ、
特にソバの実をきのこと煮込んだリゾットが美味しかった。今回の旅ではどこでもソバの実が美味しくて新鮮は発見！

リド 地元の料理

大学見学その2 タリン大

ここではインドからの留学生C君が学校案内をしてくれました。
私が旅行直前に日程変更等していたので、帰国日に見学となってしまったため、時間を朝９時からに変更してくださいました。その気遣いにも感謝ですが、とても丁寧に大学構内を案内してくれました。（見つけやすいように赤の学校Tシャツで登場してくれるし）

校舎全体図　

まず入ると大きなクローク、二人のおばさま係員がいます。一年の大半が寒い場所がら、校舎間の廊下もすべて暖房がきいているため校内は半袖でもいけるくらいなので、ここでコートを預けます。

学内の設備も立派でした。写真をいくつか掲載するので参考にしてください。特にフィルム関係、Visual? 私は門外なので良くわかりませんが、新しく立派です、普通にプレゼンテーションの授業等に使うとのことでした。

ここは映画を見る教室　授業で日本の映画を見たこともあるそうです　

エストニアの街中では結構英語が微妙だったので、内心（本当に市民英語レベルが高いとの評判はどこまで信用できるのか？）と思っていましたが、大学内はやはり皆ナチュラルに英語を話していました。学生曰く、「若い人」は英語を話すけど、高齢者は難しいよ、とのことです。

またエストニアからエラスムス制度を使って他の協定国に奨学金をもらって留学する人が多くいます（日本人も利用可能）。案内してくれたインドの留学生も来年はフィンランドの大学に留学するといっていました。それと最後に彼が言っていた「大学は学生に対してとてもサポートしてくれる。いつも相談にのってくれて、良い提案をしてくれる。だからとても信頼しているし大好きです」との言葉。

日本の何となく大学に行く学生と比べると、真剣に次のステップを考えている姿に、なんだかとてもエネルギーを感じました。

3.バレエ鑑賞

今回は一人旅ということもあり、夜、時間を持て余すので、できたら何か観劇できないかなと事前に調べていたところ、バレエ公演があることがわかったので、チェックしていました。http://www.opera.ee/en/ チケットはWebで購入　EUR35ほどでした
　
昼間のうちに一度場所を確認し、公演時間の40分ほど前にいきました。

開場時間は特に書いてなくて、公演時間のみ書いてあるので注意してください。会場ではクロークにコートの他、ブーツも預けて皆さんここでハイヒールに履き替える！なるほど、そういうことね。街中ではスカートを履いた人全然見なかったけど、ここではキラキラにおしゃれしています。街中とのギャップに驚き、そして気持ちもあがります。さて、クロークで預けたら、軽く食事を楽しめます。

何か冷たいノンアルコールの飲み物を、と気取ってみたら、素敵なお兄さんがピンクレモネードを注いでくれました

ホールは小さめですが、バルコニー席もあります。ギリギリに購入したので、一番後ろの席ですが問題なく見えました。

そして驚いたのが小学生くらいのお子さんが多くいたこと。こんなに小さいころから本物のバレエを見て育つって素敵ですね。バルコニー席のお子さんはもっと小さかったけど、最後までとても熱心に見ていました

帰りは出口が混雑していたので歩いて帰ったのですが、やはり夜間はタクシーやBolt呼んで帰りましょう。お店が閉まるのも早く、道が暗いので最後は走って帰って疲れてしまいました(>_<)

でもタリンを訪れたら、バレエは超お勧めです。是非皆さんもおしゃれして行ってみてください！　そのためだけにウラジオストクに行こうかと考えてます。。。

途中、朝ごはん用に買ったりしたもの。この写真右下のヨーグルト？をキャラメルコーティングしたものSaaremaa Kofuke、めちゃめちゃ美味しい。要冷蔵だから持って帰れないけど、見つけたら是非食べてみてください！　おすすめ

Kalevのチョコはお酒フレーバーが多く子供には不評、こちらのチョコは１つしか買わなかったけど、一番人気でした。ご参考まで
（私はお酒フレーバーが好きですが）