2019/09/28 - 2019/09/29
2324位(同エリア12573件中)
温味楽さん
こんばんは。9月は最後の週末が暇になりました。以前計画しつつも行けなかった「野反湖」の近くにある「応徳温泉 お宿花まめ」さんが丁度空いていたので行っちゃえ!ということで急遽出発。しかし悪天候予想になってしまい、ちょっと散策には厳しいかな…ということで初日の野反湖行きは断念。初日はゆっくり出発しました。
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八高線に乗車し、高崎駅へ移動。
高崎駅 駅
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そして高崎からは211のロングシートが嫌なので「特急草津」に乗車~
窓側には座れるのですが、結構乗っています。特急列車 リゾート草津 (上野駅 - 万座・鹿沢口駅) 乗り物
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吾妻線の素晴らしい車窓を眺めるなら、やっぱりクロスシートに限ります。
特急列車なのでスピードも速く、随分前に出た普通列車に追いついちゃうんですよね。特急列車 リゾート草津 (上野駅 - 万座・鹿沢口駅) 乗り物
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特急列車の終点長野原草津口には12時過ぎに到着。
ゾロゾロと降りる観光客の姿は、草津温泉へのアクセスに鉄道が役立っている証そのもの。高速道路も渋川までしかないし、休日の渋滞も酷いのでまだまだ特急草津には頑張って貰いたいものです。長野原草津口駅 駅
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さて到着後は食事タイム。長野原草津口は八ッ場ダム建設に伴う移転当時、キヨスクしかなくてかなり不便だったのですが少し前に売店兼の食事処が駅脇にオープン。カレーや麺類等の簡単な食事が中心ですが、食事が出来るようになりました。
注文した「もつ煮ラーメン800円」。おにぎりがメニューにないと思ったら、麺類メニューには必ずおにぎりが1個付くみたいでこれは良いサービスですね。長野原 草津 六合ステーション グルメ・レストラン
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さてバスの発車時間まではまだ1時間弱ほどあります。このまま待ちぼうけも暇なので、少し先まで歩いて行ってみましょうか。
長野原草津口駅 駅
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吾妻線の鉄橋の脇から、伸びる旧国道に入り、野反湖方面を目指します。
吾妻線の上を越える立派な橋は2年ほど前に出来た「長野原諏訪大橋」。JR吾妻線 乗り物
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長野原諏訪大橋からは、吾妻線の線路と吾妻の自然を眺められます。この橋が出来たばかりの頃、引退間近の「115系」を紅葉バックに写しに来たことがあり、私にとっては思い出の場所です。尚紅葉は11月の2~3週目あたりが見ごろです。
JR吾妻線 乗り物
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少し先に進むと吾妻線の橋の脇に、赤いガーター橋が見えるのがわかります。これは「太子線」の廃線跡。鉱山開発で作られた路線の為、閉山と共に廃線になってしまいました。
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橋の脇を流れる小沢を観察~クルマやバスでの移動ではこんなことなかなか出来ません。徒歩ならではの醍醐味です。
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自然が広がる旧国道を歩き~
駅から15分ほどで新道と合流。新道はダム建設による補償で付け替えられた道だけあってとても立派です。 -
♪「静か~な~静かな~里の秋~」国道から山間の集落を見降ろせば、ついつい歌いたくなってしまうような「日本の古き良き原風景」が広がっています。
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そして駅から歩くこと30分ほどで「丸谷峠展望広場」に到着。
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しかし展望広場といってもトイレはおろかベンチすらなく、
だだ広い駐車スペースがあるのみ。 -
駐車場から1段上がった場所からの眺めもこの程度で、「パーキング」といったレベルでした…車中泊も禁止のようですし、正直電話とかで止まるとかで無ければわざわざ止まる価値はないと思います。
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★13:52
展望広場近くの「広瀬」バス停からは少しだけバスに乗車します。 -
このままバスに乗ってけば今宵の宿まで連れて行ってくれるのですが…
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まだチェックイン可能な時刻よりかなり早く着いてしまうので、
「南大橋」で下車。 -
橋を渡った先にある「赤岩集落」を見にいってみることに。
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昔ながらの木造建築が残る集落には、今も人が住んでいるようです。
その為車通りも時折あり、保存状態も良いです。 -
草津温泉も近く、とても良い雰囲気なので「古民家カフェ」なんかこの集落でやったら流行るんじゃないでしょうか?残念ながら現在そう言った店はないんですよね…
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少し先に行くと「長英の隠れ湯」という公衆温泉があったので入ってみることに。
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一人100円の協力金で利用出来る無人の温泉で、アメニティ類は一切ありません。
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小さな浴場が1つあるだけの温泉ですが、源泉掛け流しであっさりした単純泉のお湯は無消毒でクセもなく入りやすいです。
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尚トイレは綺麗ですがウォシュレットなしでした。
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さてスッキリしたところで出発です。バスの本数がとても少ないので、今宵の宿までは歩いて行く必要があります。橋を渡った場所を右折。旧国道に入ります。
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緑が一杯の旧国道。こうして見るとただの山道に見えますが…
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少し歩くと何と鉄道のレールが!?そう。今から約50年前まで、ここまで「国鉄太子線」が来ていたのです。
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かつての太子線の終点「太子駅」は現在整備されていて、200円で元駅の構内見学することが可能になっています。
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ホーム脇に残る「ホッパー跡」は太子駅の名物。
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現在はご覧のように老朽化が激しく危険な為、残念ながらホッパーの中には入れないようになっています…
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ホームには大井川鐵道や茨城交通の貨車が止め置かれ、駅名票も残されています。
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もし今も太子線が現役で、ここから高崎まで115系やキハ40に揺られることが出来たら…なんて妄想をしながら、しばしホームに佇んでいました。
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駅舎の中には太子線が賑やかだった頃の資料が展示されており、当時の繁栄ぶりが伺えます。
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入場券を売る元窓口の脇には運賃表も残っています。「水上まで、大人1枚。」ここでそう叫んでみたいものです。
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さて程よい休憩になったところで再度出発。旧道をそのまま進んで行きます。
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橋梁で谷を直線的に越える新道とは違い、旧道は林の中をカーブしながら通る山道。土木技術の進歩はすざましいですね。
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その後新道の橋と合流。まだ宿まではここから40分ほど掛かります。
谷底に広がる峡谷を眺め… -
いよいよ六合の町が見えて来ました。
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学校や支所があり、山間の集落においては一番栄えている場所でしょう。
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そこを過ぎるとすぐに山間に入ります。あと1km。もう少しですね!
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しかしここに来てポツッと…ここまでも降ってもおかしくない空模様でしたが、ここに来てついに降り出し始まったようです…しかも川の名前が「小雨川」だって。何この絶妙なタイミングは。さて宿まで逃げ切れるか!?
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その先はカーブが続き、シェルターもある見通しの悪い道。こういう場所では慎重に歩きます。
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そして谷に掛かる橋が見えてきました。ここまで来れば道の駅はもう目と鼻の先です。
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折角なので橋からの景色も見に行ってみました。この辺りは本当谷が深いんですね~
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★15:42
太子駅から歩くこと40分余り。遂に到着した今宵の宿「お宿花まめ」さん。
長野原駅からだと実に3時間ほど掛けたことになります。歩いてくるのは大変でしたが、その分達成感もひとしおです。お宿 花まめ 宿・ホテル
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さてさてチェックイン。館内は木材の良さを生かしたデザインでとても良い雰囲気ですね。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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通されたツインルームも、広くて綺麗でとっても快適です。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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ベランダからは、山間の農村地帯らしい長閑な眺めが楽しめます。天気が良ければ星も見えそうですね。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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部屋トイレはもちろんウォシュレットで、「ネオレスト」を装備。こちらも快適に利用出来ます。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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トイレの向かいにある洗面所も大きくて綺麗です。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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ひと息ついたところで温泉に行きましょう!
お宿 花まめ 宿・ホテル
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日帰り温泉と宿泊者用の温泉があり、宿泊者はどちらに入ることも出来ます。宿泊者用の温泉はこじんまりした内湯と露天風呂の構成。いわゆる硫黄系の温泉で源泉掛け流し。消毒もないので泉質は抜群です!
お宿 花まめ 宿・ホテル
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こちらは露天風呂。天気が良ければ月や星空が楽しめそうです。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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「おんせんは しぜんのままが だいじだから」。露天風呂内にあった貼り紙。全部ひらがなで書かれていて、素朴ですね。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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温泉成分表。硫黄系の塩化物温泉で、消毒、循環、加水温無、正真正銘の「源泉100%かけ流し」の良い温泉です。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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さて部屋でゆっくりしたところで、夕食に行きましょう。
胃に優しい和食料理で、量も、味付けも絶妙。お宿 花まめ 宿・ホテル
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梅酒に本物の梅が入ってたり、
お宿 花まめ 宿・ホテル
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カニ汁だったりと細かいところにもこだわりが。
夕食は本当に大満足でした。ご馳走さまでした。お宿 花まめ 宿・ホテル
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その後はお酒の効果もあり一旦は沈没。しかしiPadの通知音で目が覚めてしまい、再度温泉へ。一人でのんびりと素晴らしい温泉に入浴できて最高でした。それでは改めておやすみなさ~い。
お宿 花まめ 宿・ホテル
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★8:00 朝食を食べ、帰宅予定も予想外の好天に恵まれ急遽紅葉の美しい野反湖へ~
朝食もこのボリュームですが、これまた胃に優しいおかずばかりなのでペロペロ食べれちゃいます。昼飯を食ベなくても大丈夫なよう、ご飯をたくさん食べていざ出発。お宿 花まめ 宿・ホテル
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帰りは長野原草津口の駅まで予め連絡を入れ、送ってもらいました。
流石バスは早い早い。宿から僅か10分ちょっとで長野原の駅に到着。
今日はとある車両を狙いに行こうかと思ったものの、運用を見ると全部動いていな~い!それでは帰ろうか…と思ったらこの好天。お宿 花まめ 宿・ホテル
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まだ野反湖へ向かうバスは長野原を出ておらず、来た道を引き返し昨日中止した「野反湖」に行ってみることにしました。
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かなりの安全運転でめっちゃゆっくり走っていましたが、それでも昨日六合まで歩いて行った時より早い1時間20分で野反湖まで行っちゃうんですから、車ってすごい存在なんですよね~
野反湖 自然・景勝地
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さてここから「野反峠」までの5kmを歩ってみることにしましょう!
野反湖 自然・景勝地
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まずはバス停周辺を散策。既に紅葉が始まっていて綺麗です。
野反湖 自然・景勝地
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そしてバス停の奥に伸びる道路から、ビジターセンターを目指します。
野反湖キャンプ場 キャンプ場
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しかしこのビジターセンターのトイレ、こんな山奥のトイレとは思えないほど立派でした。
野反湖キャンプ場 キャンプ場
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何と「ウォシュレット」があるんです!他のトイレは水洗ですが勿論そんなハイテクなものはありません。寄付金を募る山のトイレがここまで立派なのは私が行った場所では初めて。いつもの2倍以上寄付してきました(私はこういう寄付金トイレを使う場合、設備や清潔度で寄付額を決めています)。
野反湖キャンプ場 キャンプ場
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さてお腹がスッキリしたところで出発です。
野反湖 自然・景勝地
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多少のアップダウンはあるものの、平坦な道が殆どで歩きやすいです。
野反湖 自然・景勝地
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ビジターセンターから歩くこと暫し。「野反湖キャンプ場のテントエリア」に到着しました。
野反湖キャンプ場 キャンプ場
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ここにもトイレがあり、炊事場やベンチ等の設備も完備。景色も良く、のんびりキャンプを楽しむのにも最高の場所そのもの。私が訪れた時も、家族連れでキャンプを楽しまれているグループがいました。
野反湖キャンプ場 キャンプ場
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ちょっと休憩したところで、西岸ルートの遊歩道を進みます。
野反湖 自然・景勝地
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林の中を真っ直ぐ進む遊歩道。足元は紅葉のじゅうたん、木々はオレンジ色に輝き始めていてとっても綺麗ですね~
野反湖 自然・景勝地
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所々で見える野反湖のレイクビューを楽しんだりすれば、長時間の歩きも六合なりませんね。
野反湖 自然・景勝地
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ベンチも等間隔であるので疲れたら休憩も可能。気ままなハイキングにぴったりのコースです。
野反湖 自然・景勝地
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そして視界が開けると、中間地点の「エビ平」に到着。
他に人影はおらず、あたりに広がるのは一面の大自然のみ。野反湖 自然・景勝地
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ここでひと息つけば身も心も癒されます~さて再出発です!
野反湖 自然・景勝地
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この先もここまでと似たような、林の中をなだらかなアップダウンを繰り返し進む遊歩道。
野反湖 自然・景勝地
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2km…
野反湖 自然・景勝地
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1km…
野反湖 自然・景勝地
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0.5km…あともう少しです!
野反湖 自然・景勝地
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そして視界が開け、上の方に白い建物がはっきり見えれば、もうゴールはすぐそこ。
野反湖 自然・景勝地
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★13:34
ビジターセンターから約1時間、遂に「野反峠」に到着しました!
野反湖を見下ろす最高のレイクビューが、歩いた苦労を精一杯労ってくれます。野反湖 自然・景勝地
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ここでは食事も出来るのですが、簡単なメニューだけなこと、朝ごはんをたくさん食べたことでお腹が減っていないのでパス。
野反湖 自然・景勝地
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一旦少し上に行った後、先ほど歩いてきた遊歩道ベンチに移動し、バスの時間までゆっくり過ごしました。
野反湖 自然・景勝地
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★15:23
そして今回の旅もゴールが見えて来ましたね。長野原行きのバスに乗車し、いざ帰宅の路へ。野反湖 自然・景勝地
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車内には誰も乗っておらず、こうして野反湖まで路線バスが走っていることに感謝ですね。これがなかったら、運転免許ないとここには来れませんから。
野反湖 自然・景勝地
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★16:27
長野原草津口駅に無事戻って来ました!長野原草津口駅 駅
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その後は東京行きの高速バスに乗車。
長野原草津口駅 駅
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運賃は「早売0&ネット割利用」で2320円。JRの普通運賃より700円安く、特急運賃の半額というお得感がありながら、Wi-FiとUSB電源、(特急草津には両者ともなし)広々トイレ完備で充実。
上州ゆめぐり号 乗り物
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上里SAでの休憩時間が20分と長く、このお陰で「てんやの天丼」をテイクアウトすることに成功!特急列車の車内販売なき今、SAで休憩があるバスの方が食事情が良かったりするんです。更に「草津温泉」から帰るなら長野原草津口駅での乗り換えの手間も要らず。
上里サービスエリア (上り) 道の駅
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ですが「時間」はというと…特急草津との時間を比較してみるとこんな感じで、勿論、特急列車には叶いません。特急ならほぼ確実にバスより1時間早く東京に着けるので、やはりその差は大きいと思います。時間以外はバスが鉄道に勝っているのですが、時間に余裕がないなら、少し高くても特急列車の方がオススメです。
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そんなこんなで東京には20時半過ぎに到着。20分遅れなら上々でしょう。明日は仕事です。足早に帰宅の路に着いたのでした。
上州ゆめぐり号 乗り物
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