国境を船で通過する経験がなかったので、いくつかの航路を検討した結果、いっそのこと憧れのクルーズ船に乗ることにしました。クルーズ会社によっては意外とお安い値段であることも知り、定年退職後に乗れたらなあ、というおぼろげな夢を早くも叶えてしまえ！と勢いで決めた旅。ただし、日本発着のクルーズもあるというのに、日本語が耳に入ってこない環境でぼーっとしたいと、マイアミ発着のコースを選んだことから・・・クルーズ代プラス、当然、現地までの航空代も必要となり、貯めていた旅行資金を使い果たしたぞ。すっからかんになったぶん、楽しもう。忘備録のような構成ですみません。<br /><br />９月１３日（金）１８：２５成田発<br />　　　　　　　　１６：２５シカゴ着<br />　　　　　　　　１８：４０シカゴ発<br />　　　　　　　　２２：５２マイアミ着<br /><br />↓↓↓↓↓↓ここからクルーズ↓↓↓↓↓　<br /><br />１４日（土）１７：００マイアミ出港　　<br />１５日（日）終日クルーズ<br />１６日（月）１７：００サン・ファン（プエルトリコ）入港　　<br />１７日（火）　１：００サン・ファン出港<br />　　　　　　　７：００シャーロット・アマリー（米領ヴァージン諸島）入港<br />　　　　　　　１９：００シャーロット・アマリー出港<br />１８日（水）　７：００フィリップスバーグ（セント・マーティン）入港<br />　　　　　　１４：００フィリップスバーグ出港<br />１９日（木）終日クルーズ　<br />２０日（金）１３：００ナッソー（バハマ）入港<br />　　　　　　１９：００ナッソー出港<br />２１日（土）　７：００マイアミ入港<br /><br />↑↑↑↑↑↑ここまでクルーズ↑↑↑↑↑↑<br /><br />　　　　　　１９：３５マイアミ発<br />　　　　　　２２：１０ロスアンゼルス着<br />２２日（日）１０：１０ロスアンゼルス発<br />２３日（祝）１４：２０羽田着

ＭＳＣシーサイド号で巡る東カリブ海クルーズ②～プエルトリコの巻

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2019/09/13 - 2019/09/23

16位(同エリア34件中)

エリア

サンファン(プエルトリコ)

おはようございます。本日は終日クルーズです。
※明日の夕方にプエルトリコに上陸します。
普段の生活では寝坊好きなのに、旅行中は早起きしてしまいます。
逆に、おくさんは毎朝、早起きしてお弁当を作ってくれますが、旅行中は寝坊します。
このシーズンの天候は不安定だから、朝日は拝めないと諦めていましたが、あら見えた。おくさんを起こしたいのを我慢して、ありがたやありがたや。
船中では運動を日課としよう、というのが今回のクルーズのノルマの１つ。で、８時すぎにスポーツジムへ。
朝のうちに体を動かす、という同じことを考えている方々で大繁盛です。
大海原を眺めてのランニングマシン、という付加価値をありがたや、と思います。走るにふさわしい曲をiPodで聴きながら。ちょっと忘備録にします。すいませんすいません・・・↓
１　In This Country（Robin Zander）
走り終えたときこそふさわしいエンディング的なバラードですが、まずはゆっくりとウォーキングをしつつ、この曲でゴールをイメージしつつテンションを上げたい、という意向である。
２　Jump（Van Halen）
そして走るに相応しい名曲。
３　Bohemian Rhapsody（The Flaming Lips）
そして再びペースを落としつつ、オペラパートが終わってから、また駆け出すという。
４　Basket Case（Green Day）
５　CAN'T HELP FALLING IN LOVE（Hi-STANDARD）
あとはこのパンキッシュな２曲で元気いっぱい。
どうでしょう、この選曲・・・
一汗かいて、シャワー浴びて、朝食のルームサービスがとどく、というスケジュールを組んでいました。来た来た。バルコニーでいただきます。ポットにはコーヒーがたっぷり。
午前中はこのコーヒーを飲んで、読書をして、キャビンでのんびり。
午後からは街を、いや、船内を歩きます。昨日は１６階のビュッフェでのランチでしたが、今日は８階へ。こっちのほうがかなり広い。
ラビオリやらポレッタやらスパイスの効いたソーセージやら豆と魚介のマリネやらチャーシューやら。左上は細かく砕かれたクルミ。ドレッシングと和えてサラダといただきます。
ランチを終えて、５階から上へ上へと探検を開始します。昨日、行っていないとこを廻ろう。ここはエレベーターホール。しかし、待たされることが多いので、運動も兼ねて、階段を利用することが多くなりました。
例のスワロフスキー階段に挟まれたアトリウムのメインバーと、その向こうにレセプション、そして、
フォトスタジオ。乗船前やレストランで撮られた写真が買えます。でも、勝手にフレームやプリクラ的な加工がされているので・・・いらん。
つづいて６階。免税店では日用品も扱っていました。コンタクトレンズ洗浄液や生理用ナプキンやもあるので助かります。この階には手のもげたチョコ製リスがいるチョコバーもあり。
各ショップは商店街のようにずらっと並んだプロムナードな造りなのかな、と、思いきや、各階に点在して覚えにくい。
７階。カジノとシアターのある階。船尾のほうにはボウリングレーンと、
Ｆ１シュミレーターゲームと、
ドライブインをイメージしたアメリカンなバーも。
クラシックカーのモックアップあり。みなさんの格好のフォトスポットになっていました。
アメリカンなバーを出ると小さいプール。
プール前にあるジェラートバーは１カップ３ドル。クルーズ代にもドリンクパッケージにも含まれません。あとで食べよう、と言いつつ、下船まで忘れていた。
８階。ビュッフェ（大）とスポーツバーと今朝ほど走ったジムがある階。なお、この船には偽ロートレック的な絵画があちこちに展示されています。
こんなシースルーなボードウォークが８階にもある。それよりデッキにランニングコース作って。
日光浴スポットがたくさん。
しばらくはキャビンオンリーのフロアがつづくので、１６階へとエレベーターで上がってきました。そしてさらに上へ。
ウォータースライダー！いよいよ歩き疲れてきた。他にもまだまだバーやらショップやら有料レストランやらあるけど、もういいや。
キャビンにアルコールを持ち帰る。ただいま１５時半。１時間半くらい歩き回りました。
自分は昼寝、おくさんはバルコニーで読書をして、洗濯もしてくれました。マグネットと突っ張り棒で物干し竿を作ります。クルーズ旅の先輩方のブログで拝見した技を真似てみました。
１９時からはシアターへ。Wizardというパフォーマンスです。マジックあり、大道芸あり、歌と踊りあり。
船内新聞によると今日はエレガントデー。おくさんはAmazonで入手した2500円！のカクテルドレスを、自分は洋服の青山で入手したスーツで着飾りました。お手軽なエレガント仕様です。でも、ほとんどがノータイで、Tシャツ姿のやつまでいたぞ。拍子抜け。
ロブスターのビスク。無印良品のビスク鍋スープに負けていない。※これ、褒め言葉です！
自分のメインはシェフおすすめのピーカンナッツを衣にしたフエダイのフィレ。
おくさんは定番メニューからサーモンのフライパン焼き。二人ともフイッシュディナーとなりました。
デザート。
もういっちょ。
これは隣のテーブル。事あるごとに、メヒコ！メヒコ！と連呼する。そして、ワールドカップなどでメキシコチームを応援する曲を合唱する。どうやら明日はメキシコの独立記念日らしい。
アトリウムにてビートルズのカヴァーパフォーマンスを聴いてから寝よう。この人、ジョンのガニ股とポールの首振りをミックスして演奏します。ラストはやはり「Hey Jude」なんだね。皆さん、円になって踊ったり、リフレインを合唱しています。
クルーズ３日目の朝を迎えました。ただいま６時半です。
ビュッフェにて牛乳とオレンジジュースをもらってきて、バルコニーにて日記を書いて資格試験の参考書とにらめっこ。これもクルーズ中のノルマです。
おや、ドアの隙間から何かお知らせが。船内新聞はもう届いているし・・・
このスーツケースを見かけたらレセプションへ、だって。せっかくのクルーズなのに、かわいそう。
おくさんがようやく起床したのでブランチへ。目玉焼き、スクランブルエッグ、オムレツと卵だらけ。そしてベーコン、ベイクドビーンズ、ソーセージと焼きトマト。好きなメニューを集めたらこうなった。ちなみにマグカップにはmiso soupが入っています。味噌汁じゃありません。別物です。出汁は入っておらず、ただただ、しょっぱい。
１３時あたりにジムにてひとっ走り。この時間帯は空いている。今日も走りながら聞いた曲を忘備録にします。すいませんすいません・・・↓
１　The Winner Is（Little Miss Sunshineサントラ）
静かな曲だけど徐々にテンションが上がる曲でウォーキング
２　孤独のツンドラ（孤独のグルメサントラ）
とにかく何度もリピート再生して走る
３　Ain't That Enough（Teenage Fanclub）
汗がふさわしい爽やかなメロディーでウォーキング
どうでしょう、この選曲・・・

このあとストレッチもして、
汗をかいたあとのビールだ！300カロリーの消費がだいなしだ。
これはキャビン内のテレビです。
左の衛星放送はチャンネル数がけっこうあります。
真ん中はスマホにもダウンロードしてあるアプリと連携しており、シアターやレストランの予約やら、船内でいくら支払ったかの明細も見れます。
右はオン・ディマンドのビデオ。
右のビデオ視聴だけ有料です。８ドル。作品を選ばなければ、衛星放送で何かしらの映画を放送していました。「ハリウッド版南極物語」とか「ベスト・キッド」を見ました。ちなみにiPadにダウンロードした映画をHDMIでつないで見ようと試みましたが、外部入力はできない設定にされているようです。
「LOVE NATURE」という動物番組を見る率が高かったです。言葉が分からなくても何とかなるし。
そして、７０～８０年代のポップスをBGMに、航路とスタッフのお偉いさんを紹介しつづけるチャンネルはつけっぱなしにしていました。
さあ、プエルトリコ沖です。
１６時です。いよいよプエルトリコの地です。入港ショーの始まりです。
カラフルな建物たちが見える。
湾に入って行きます！あれは世界遺産のエル・モロ要塞だよね。海から見れるとは思っていなかった。
上陸した時間帯にはクローズしているだろうから、この景色をじっくり眺めましょう。
堂々とした佇まいでした。
ぷかぷか浮いているライトブイと休憩している海鳥たち。
入港シーンはハマるわ。これも旅のロマンだわ。さあ、着岸します。
WELCOMEという文字の屋上にはプエルトリコ国旗だ。いや、プエルトリコはアメリカの自治連邦区だから国旗とは言わないのか。とにかく、かっこいいデザインです。カリブ海の国々の旗って好きなものが多い。
一刻も早く下船したいところだが、待ちぼうけの人々。まだギャングウェイがオープンしないらしい。
３０分待って下船できた！急ぐ訳は、日没が近いから。是非、明るいうちに街並みが見たい。
まずは桟橋の前にそびえるシェラトンへ。寄港地でやることのノルマ①「ポストカードの投函」ですが、郵便局がもうクローズした時間につき、大型ホテルのレセプションなら切手を扱っているのでは？→ダメでした。
CVS、ウォルマートでも切手が購入できるらしいので、探そう。すると、シェラトンの隣にはCVSが。さっそく入店したが、切手はありません、と言う。ううむ。

すると、一軒目に入ったスーベニアショップであっさり購入できました。よし！
とにかく明るいうちに歩け歩け。もう１８時だ。日没まで３０分ちょい。
建築に詳しければ気の利いたコメントを残せるのですが、
コロニアルだな。←コロニアルの意味をよく分かっていません。
カラフルな街を見て嬉しいのは、色鉛筆を買ってもらってテンションが上がった、それと同じなのかも。
やあ。宝石店からこちらを見る犬。
この写真を知人にLINEすれば、プエルトリコに来たことを分かってもらえる破壊力のある一枚。
まっすぐ歩いた行き止まりには、
ここは世界遺産だというラ・フォルタレサ。何故、半旗なのかな？
プエルトリコのおまわりさんは帽子がかわいい。
夕暮れが迫る大聖堂の前を歩いて、
坂を上がって行く。
おや、もしかしたら、この先で夕日が拝めるのかな？
辿り着いたのはネコ天国の公園でした。
あっというまに日没です。公園の向こうにあるのは、
エル・モロ要塞じゃないか。適当に歩いてみたら、ラッキーでした。
このクルーズは５つの港を巡るのですが、もう結論を言います。プエルトリコがいちばんよかった。
エル・モロ要塞の方向を見る羊。
カトリック教会です。
薄暗くなりましたが、それはそれで、街並みがきれい。
サン・ファンのゴミ箱は街の特徴をかわいく表現したデザインです。
アルマス広場の隅にあるカフェのドアがすてき。
寄港地にてやることのノルマその②、アルコールを呑む。ということで、ピニャ・コラーダというカクテルを発明した店に行くことにしました。発明したよ、と誇示するプレート。
ドリンクだけでもOK?と尋ねると、バーカウンターへ案内してくれました。
これがピニャ・コラーダ。ラムとパイナップルジュースとココナッツミルクをミックスした甘ーいカクテルとのこと。本当に甘い。傘のデコレーションは何故？２杯で17.71ドルなり。
もういちどアルマス広場へ戻り、その一画にあるスーパーマーケットに寄ります。左の建物がそう。お隣りもかわいい建物です。
ほら。
スーパーマーケットの店内探索です。
パパイヤとバナナ。
南国フルーツの盛り合わせパックを見てお仏壇を連想するひととき。
青バナナ。調理用なのかな？パイナップルの隣で陳列されている。
イモ。
ビーンズ天国。
何これ？あ、ロウソクだ。日本だと線香のコーナーあるしね。
冷凍のカニ爪。およそ20ドル。カニ好きですから欲しかったなあ。船への持ち込み禁止だったから断念しました。今、思い起こすと、おそらく持ち込めた気もする。
プエルトリコ産コーヒーをおみやげにします。施錠されているので、レジのお姉さんに声をかけて、開けてもらいました。
親切なお姉さんの推薦とパッケージが気に入って、この２つの銘柄をチョイス。スーベニアショップでもコーヒーは扱っていましたが、ここがお得です。
世界の水シリーズ。カリビアン・ウォーターとラベルに記載があります。アメリカ本土から輸送されている水が多いなか、めずらしくてゲットしました。
街歩きを再開します。
この街に泊まってみたい。でも、今回はクルーズ旅行を選んだのだから仕方ない。
バーガーキングもファストフードの店ではないような佇まい。その向こうにある青いライトアップされているのは大学らしい。
あのテラスの模様・・・ネコ？
コロン広場にて一休み。名称の由来も銅像もコロンブス。
広場の片隅にあるショップの軒先にてスマホをいじる人々が。寄港地にてやることのノルマその③、wi-fiスポットにてメールとLINEチェックを済ませて、
店内にも入ってみます。プエルトリコの家々を模したミニチュア壁掛けを物色中です。
船に帰るとしますか。
埠頭近くにある郵便局はクローズしているけど、
ピニャ・コラーダを呑みながら書いたポストカードを投函できました
夜の港にそびえるクルーズ船。
ほんとでかい。
寄港地の上下船時には、必ずクルーズカードをチェックされます。戻りのときはｘ線検査にて手荷物検査もあり。
２１時すぎの帰宅となりました。サン・ファンには残り３時間ちょいの停泊ですが、早めに戻り、ブュッフェにて夕食です。
今晩はディスコナイトでした。アトリウムでは７０～８０年代の名曲に年配の方々が大騒ぎ。これはY.M.C.A.で盛り上がっております。
そろそろキャビンに戻る？とおくさんに提案するも、もうちょっととの返事・・・ディスコ好きだったの？普段の生活では無縁のパリピにちょっとだけ足を突っ込んだ夜更けでした。
２４時をすぎると出港する気配です。
いい街だったなあ。
夜景をバックに水先案内ボートの見送りを受けて、プエルトリコを後にしました。
寄港地にてやることのノルマその④も達成しました。スーパーマーケットの斜向かいにあった薬局で購入したマグネット。レジのお兄さんが丁寧に包装してくれた。
これです。
このマグネットで船内マップを貼り付けておきます。明日は米領ヴァージン諸島のセント・トーマス島に上陸します。