中国桂林漓江下り

2004/10/30 - 2004/11/04

二度目の中国出張です。土曜日に日本を出発し、最初に桂林に飛んで一泊
、日曜日に漓江下りの観光をしてから仕事に入りました。

エリア 桂林(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 1.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 船 レンタカー 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

2004年10月30日土曜日、杉湖の夜景
中国広西壮族自治区桂林市の漓江大瀑布飯店前にある杉湖の夜景です。デジカメをテーブルの上に置いてタイマーで撮影しました。中国出張には会社のデジカメ「ニコンCoolpix3200」を持参しました。3.2メガピクセル、光学3倍ニッコールズームレンズ、SDメモリです。小形軽量の割には細部までしっかり表現でき、流石はニコンです。電池は充電池2個で1週間以上充分持ちました。弱点は、手ぶれ防止装置がないため暗いところでは手ぶれしやすいこと(撮影後手ぶれ警告が出ます)と、ケースに出し入れする際にモードセレクトボタンが簡単に回ってしまい、勝手にモノクロになったりして失敗することが多かったことです。夜遅く散歩する人が非常に多く、街灯も明るく安全なようです。ただ午後11時を過ぎていると言うのに、4-5歳の子どもが飴や花を持って盛んに纏わりついて来たのには困りました。可愛そうでつい絆されそうになるのをぐっと我慢。子ども達の後ろには、必ず若い男が鋭い目で監視しています。

リジャン ウォーターフォール ホテル

2004年10月31日日曜日、漓江下りの船
私たちが乗船した漓江下りの船です。午前9時になると20-30艘の船が続々と河を下り始めます。まるでコンボイのようです。船の最後部にはオープンキッチンがあり、脂くさい臭いと黒い煙を上げています。昼食付きなのですが、これを見るとちょっとげっそりします。しばらくすると両岸に次々と奇岩、絶壁の景観が広がり圧倒されます。遠景はどこまでもぼんやりと霞んでおり、まるで墨絵の世界です。同じ船には、千葉県銚子の団体と、長崎県の団体が乗り込んでおり、チリから来た団体以外は殆どが日本の老人たちでした。船に乗り込んでいる売り子が、滋養強壮の薬酒やら、石のブレスレット、写真集などを売り込みに来ますが、日本語がまことに巧みです。定価などというものはなく、100元と言われたら、半値八掛けの40元にはなると思った方が正解です。なのに隣の席のおばあさんたちはすべて言い値で購入、おいしいお客さんですよね。

漓江くだり 滝・河川・湖

午前9時、続々と桂林を出発する船団

漓江くだり 滝・河川・湖

両岸に次々と展開する奇岩の景観

漓江くだり 滝・河川・湖

延々5時間続く壮大な景色、確かに凄いが…
桂林を出てから50km下流の陽朔に着くまで5時間強掛かります。今年は水量が少なく浅瀬で減速するため、いつもより時間が掛かっているそうです。確かに早瀬と思われるところを何度も通過し、船底が河底と擦れる音がします。その間、奇岩、絶壁の絶景が延々と続きます。確かに凄いのですが、余りの凄さにも2時間もすれば飽きてしまいます。中国が途轍もなく広大だということは良く分かったから、もう許してください、といった気分です。最後は皆、席で居眠りしていました。

漓江くだり 滝・河川・湖

舷側にやってきては物を売りつける人たち
時々、表面を黒く焼いた竹を編んで作った筏に立ったまま乗った人が、舷側にするすると近づいては、筏を舷側に舫い、窓越しに行商を始めます。お土産や果物等です。勿論、これも言い値で買ってはいけません。一番酷い例は100元の置物が5元になりました。中国で買い物をするには、たっぷりの時間と根性が必要です。

漓江くだり 滝・河川・湖

網を持った子ども達、どんな魚が獲れるのやら？
平日の午前中というのに、時々網を手にした子どもたちが河の中にいます。何か魚が取れるのかな？と思っていると、船と並行して走りながら、大声で叫んでいます。船にいた白人がコインを河の中に投げました。子どもたちはそのコインを掬うために網を持っていたのです。これも大発展中の中国の現実の一つです。

漓江くだり 滝・河川・湖

陽朔に到着して5時間超の長大な船旅が終わる。それでも広大な中国の地図で見ると指呼の間である。

漓江くだり 滝・河川・湖