2019/09/20 - 2019/09/24
40位(同エリア475件中)
トラぽんさん
この旅行記のスケジュール
2019/09/20
2019/09/22
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この旅行記スケジュールを元に
日本人にはまだまだなじみが薄いキプロス。
訪れてみると、地中海に浮かぶ小さな島国は魅力がいっぱいでした!
南北キプロスの問題にも触れながら、知られざる国の今をレポートします。
- 航空会社
- エミレーツ航空
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キプロス1ヵ国周遊、6日間の旅です。
キプロス(ラルナカ空港)へは、エミレーツ航空のドバイ経由を利用しました。
ドバイ空港は非常に綺麗です。
トイレもTOTO製で、白と木目調の清潔な感じが日本のトイレみたいでした。
乗り継ぎ時間が4時間位あったので、携帯でゲームでもやろうか・・・と思っても、気になるのはやはり充電問題ですよね。
ドバイ空港はというと、充電のできる場所はあちこちにありました。
この写真はゲートの前の待合室ですが、各列に充電スタンドのようなものがありました。
気になるのはプラグの形状ですが・・・ドバイ国際空港 (DXB) 空港
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全タイプ対応型(下)でした!
日本のコンセントもそのまま挿せました。
これの隣の場所を確保できれば、何時間でもゲームができますね(^_^;)
ちなみにUSBもいけます(上)。ドバイ国際空港 (DXB) 空港
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ドバイを飛び立った直後。
この異様な光景は一体何でしょう・・・(゚д゚;) ? -
その後は、中東諸国上空を通っていくため、どこまでも続く砂漠。
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キプロスが見えて来ました。
土が赤い、そして海が美しい。 -
ラルナカ空港に到着(写真は帰国時に撮ったものなので夕方な感じですが、実際はお昼頃の到着です)。
キプロスの首都はニコシアで、昔は空港もニコシアにあったのですが、
紛争で使えなくなり、キプロスの空の玄関口はラルナカに移ったそうです。
この空港の通称は「ヘルメス空港」。
ヘルメスとは、ギリシャ神話の神の名前で、旅人の守護神とされています。
なんだか素敵ですね。
キプロスにはもう一つ、パフォスにも空港がありますが、こちらはLCCやチャーター便が主に使う空港なのだそうです。ラルナカ国際空港 (LCA) 空港
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まずは、空港近くにあるラルナカ塩湖へ。
キプロスでは2番目に大きい塩湖。
冬はフラミンゴの飛来地ですが、夏は干上がって塩が見えています。
今は塩の収穫は行われていないそうです。ソルト湖 滝・河川・湖
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塩湖の湖岸に建つハラ・スルタン・モスク。
いろいろな国に支配されて来たキプロスですが、1571年~1878年まではオスマントルコに支配され、イスラム教もこの頃に本格的に入って来たようです。
ここは、イスラム教の巡礼者にとって、メッカ、メディナの神殿、エルサレムのアル・アクサ・モスクに次いで4番目に重要なモスクなのだそうです。
預言者ムハンマドの近親者ウム・ハラムの墓の上に1816年に建てられています。ハラ スルタン寺院 寺院・教会
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続いて、アヤナパに向かいます。
アヤナパは一大リゾート地とあって、道中、白くて素敵な建物が続きます。
今回はリゾート目的ではありませんが、ここでゆっくり滞在も良いですね。
ホテルなどの営業は10月くらいまでで、冬はほとんど閉まってしまいます。
ただ、北欧の方の寒い国の方々が避寒のために何ヶ月か滞在することもあり、一部営業していることもあるそうです。 -
昼食は、海辺のタベルナ(食堂)で。
Isaac Tavern シーフード
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こんな光景が目の前に広がっています。
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海辺とあって、メインは魚。
デザートは、イチジクやクルミ、オレンジを甘く漬けたもの。
甘~くやわらか~くなっていて、元々が何だったかわからないくらい同じ砂糖の味!?Isaac Tavern シーフード
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ポテトを自分で持って食べるオウムのアガピ君が可愛すぎ!
(お店で飼っているオウム)Isaac Tavern シーフード
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アヤナパの町。
ここからアヤナパ修道院に向かいます。 -
アヤナパ修道院 南門前にある、樹齢600年を超えると思われるプラタナスの木。
アヤ ナパ修道院 寺院・教会
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本来は、アヤナパ修道院に入る予定でしたが、何かの準備中とのことでクローズ。
仕方なく、向かいにある新しい修道院に向かいました。 -
ここは建てられてからまだ30年くらいしか経っていないとのこと。
あまり有難味が・・・ -
でも、アヤナパ修道院にある大事なイコン(イエス・キリストや聖人などを描いた画像)はこちらに移されていました。
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修道院の周辺のカフェなどもとっても絵になります。
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公園(?)入口。
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こんな乗り物があるんですね。
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ケープ・グレコ国立公園。
岩が波で削られて出来た海中ケーブなどが見られます。ケープ グレコ国立公園 国立公園
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海の色が美しい。
断崖なのに飛び込んでいる人もいました。ケープ グレコ国立公園 国立公園
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可愛らしい小さな教会もあります。
ケープ グレコ国立公園 国立公園
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キプロスの抱える問題の一つに「水不足」があります。
この水飲み場にも、節水と書かれています。ケープ グレコ国立公園 国立公園
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続いては、プロフィティス・エリアス教会へ。
結構長い階段を上っていくのですが、途中にある木に結ばれているリボンは、死者に語りかけるためのものだとか。 -
上に着きました。
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左からキプロス、ギリシャ、何かわからない、EUの旗。
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見晴らしが最高!
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ホテルのあるニコシアに移動して、ホテルで夕食後は、歩いて北キプロスに行きました。
北キプロスとは、キプロスのギリシャ系住民とトルコ系住民が、国の在り方に対する考え方の相違(ギリシャと一緒になりたい、いや、なりたくない)から対立し、その結果、1974年にトルコ軍がキプロスの北部を占領して、1983年に独立を宣言した未承認国家です(トルコのみ承認している)。
北キプロスに入るにはパスポートコントロールを通らなければなりません。
かつては、南北それぞれのキプロス人はお互いに行き来することが不可となっていましたが、現在はそのようなことはなく、自家用車でレジャーにも行くほどということです。紛争地帯ということは全くありません。
ただし、団体については、北キプロスのガイドがついていなければ入国不可となっています。
入国すると、雰囲気は一変。
まだそれ程遅い時間でもないのに開いているお店はほとんどなく、真っ暗な状態です。 -
人通りもあまりありません。
でも、危険な雰囲気は全く感じませんでした。 -
ビュユック・ハン。昔のキャラバンサライ(隊商宿)。
キプロス島で最も美しい建物とも言われています。
今はショッピングモール風になっています。ビュユック ハン ショッピングセンター
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ビュユック・ハンで出会った猫。
キプロスは「猫の国」と言える程至るところに猫がいます。
野良猫なのに毛並みがきれいで美しい猫が多いのが不思議。 -
セリミエ・ジャーミー。
かつてはキリスト教の大聖堂でしたが、オスマン帝国に支配されてモスクに変えられてしまったそうです。セリミエ モスク 寺院・教会
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靴を脱いで中に入ってみました。
これで本日はホテルに戻って終了です。
北キプロスへは、次の日またバスで入国します。
1日目 終わり。セリミエ モスク 寺院・教会
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2日目は首都ニコシア(現地語ではレフコシア)観光。
ニコシアは、ヴェネツィアに支配されていた時代、オスマントルコの侵入に備えて町に城壁が巡らされ、その城壁が今でも残っているところです(城壁の中が旧市街、外が新市街)。
城壁の外と中を行き来する門が3つあって、最大のものがこのファマグスタ門です。
今はカルチャーセンターとして使われています。ファマグスタ門 史跡・遺跡
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旧市街の中を歩いて聖ヨハネ教会に向かいます。
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壁やドアが素敵な家々がたくさん♪
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聖ヨハネ教会(1662年建立)。
聖ヨハネ教会 寺院・教会
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18世紀頃の見事なフレスコ画などがありますが、内部は撮影禁止。
1733年から、大主教座もこちらに移されています。聖ヨハネ教会 寺院・教会
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今回は行きませんでしたが、聖ヨハネ教会のすぐ後ろにビザンティン美術館があります。
8~18世紀のイコンのコレクションがあり、その規模はキプロス最大です。ビザンティン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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聖ヨハネ教会の隣には大主教の館があります。
大主教の館 建造物
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さらに歩いて自由の記念像へ。
イギリスからの独立10周年を記念して1970年に造られたもの。
自由の女神や戦士、民衆たちが表現されているようなのですが、強烈な逆光のためほとんど何も見えず。自由の記念像 モニュメント・記念碑
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続いては城壁の外、新市街にあるキプロス考古学博物館へ。
7,000年前からビザンチン前期までのコレクションがある、キプロス最大の博物館。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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紀元前30世紀頃の「ポモスの偶像」。入口を入ってすぐの左側にあります(目立たないので見逃すかも・・・)。
腕を広げた女性の像で、キリスト教の十字架とは全く関係ありません。
キプロスの1・2ユーロコインの裏にも採用されています。
手に入れたら是非見てみてください♪キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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アフロディーテ(ギリシャ神話ではアフロディーテ、ローマ神話ではビーナス)の像。
2日後、このアフロディーテ誕生の地と言われる海岸に行きます。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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貨幣の歴史コーナー。
アレキサンダー大王の時代のものもありました。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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何故かわからないけど心を打たれた像。
キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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何かユーモラス。
キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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一色から二色へと移り変わった時代のもの。
キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の裏手で。
ブーゲンビリアはあちこちで見ることができ、キプロスを美しく彩っているという印象の花です。 -
昼食場所は再び旧市街。
バスは通れない狭いところなので、歩いて向かいます。 -
旧市街で特徴的な、空を覆う三角の幕。
カラフルで可愛いし、暑さ対策になっています。 -
絵になる場所ばかりで、写真を撮ってたらなかなか進まない(^_^;)
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とても重厚な造りですが、何でしょう・・・?
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キプロスのポストですね。
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昼食は、グリーンライン(南北キプロスの境目、国連の緩衝地帯)近くのKATHODONにて。
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壁にいろいろな人の写真が飾ってありますが、わからず。
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昼食後、前回とは別のクロスポイント(出入国地点)から北キプロスへ入国します。
北キプロスは、日本では国と承認されていないため、もし北キプロス内で何かトラブルが起こっても、キプロスの日本大使館や日本政府の援助は得られません。
何事もないように祈らなければ・・・。
北キプロスに入国すると、すぐに正面の山にトルコと北キプロスの国旗が描かれているのが見えました。 -
ベッラパイス修道院に向かうため、バスを降りてしばらく歩きます。
こちらも絵になるような綺麗な建物が多いです。
ぶら下がっている瓶は・・・何でしょう。 -
家々の国旗もトルコと北キプロスのものに変わりました。
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売家でもあり貸家でもある・・・?
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壁の色やドアがおしゃれ。
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美しい街角。
正面に青い海があるのでより美しく見えます。 -
ベッラパイス修道院に到着です。
13世紀にアウグストゥス派の修道士によって開かれた修道院です。ベッラパイス修道院 寺院・教会
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回廊のアーチが綺麗。
ベッラパイス修道院 寺院・教会
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後ろを振り返ると高い山がそびえています。
ベッラパイス修道院 寺院・教会
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この先、何やら絶景の予感です・・・!
ベッラパイス修道院 寺院・教会
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偶然、結婚式をやっていました。なんて絵になるお二人。
こんなところで結婚式ができるなんて素敵。
今どきはドローンで撮影してもらえるんですね。こんなにいい天気で、最高の映像だろうな~ベッラパイス修道院 寺院・教会
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海抜は220m。
キレニアの町や地中海を見渡すことができます。ベッラパイス修道院 寺院・教会
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窓からも絶景を見ることができます。
ベッラパイス修道院 寺院・教会
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今はコンサート会場としても使われているそうです。
ベッラパイス修道院 寺院・教会
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昔は2階建てだったことがわかります。
ベッラパイス修道院 寺院・教会
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フルーツ屋さんかと思ったら、メニューにはカフェや食べ物が・・・
何屋さんなんでしょう。 -
壁がカラフルで雰囲気がとてもいいです。
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次の目的地はキレニア城です。
歩いている途中、可愛らしい教会がありました。 -
キレニア城入口。
難破船のレプリカが置いてありますが、これの本物がこのお城の中に保管されていて、それが見所の一つ。キレニア城 城・宮殿
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それがこれ。
紀元前4世紀に沈没した難破船。
商船で、ワインの壺などが積まれていたことがわかっていますが、キプロスを目指していた船だったのかはわかっていません。
お城の中は蒸し暑いのに、この部屋だけは一年を通じて空調が整えられていてとっても涼しい♪
この船の絵は、キプロスの50セントコインに採用されています。キレニア城 城・宮殿
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キレニア城は7世紀から様々な国に支配されては改築されました。
その歴史を感じることができます。
15世紀、ジェノヴァ共和国の攻撃で籠城した際は、4年間ネズミを食べてしのいだという話でした。キレニア城 城・宮殿
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地下には、拷問の様子を再現した部屋もありました。
キレニア城 城・宮殿
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今日の宿泊地はリマソルです。
リマソルへ向かうバスの中から、綺麗な夕日が見えました。 -
明日もいい天気になりそうです。
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滞在3日目。リマソルの朝です。雲一つない快晴!
アジャックス ホテル ホテル
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朝食のビュッフェ会場に置いてあったこの巨大なボトルにびっくり。
マヨネーズ・ケチャップ・マスタード・・・
写真だと大きさのイメージが伝わりにくいかもしれませんが、家庭用のポットぐらい。
どれだけの消費量なんだ!?アジャックス ホテル ホテル
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リマソルはキプロス第2の都市。
ラルナカが空の玄関口なら、リマソルは海の玄関口です。
ホテルが割と海に近い(といっても徒歩15分位)ということで、朝出発の前に海の方へ散歩に行きました。
ビーチというよりは、港に近い海でした。 -
リマソルでは、高い建物が建設ラッシュとなっていますが、こうした高い建物を建てているのはほとんどが中国かロシアの企業だそうです。
キプロスの人は、景観を損ねるので高い建物は好きじゃない、とのことでした。 -
消防署。
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後でいろいろ買い物をしたスーパーマーケット。
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朝の散歩も終了し、本日の観光に出発です。
最初は、世界遺産のヒロキティア遺跡に向かいます。
紀元前7,000年頃、新石器時代の農耕民族の住居跡。
東地中海で最も価値ある遺産の一つだそうです。
まずはレプリカでイメージをつかみます。こんな住宅だったのか・・・フムフムヒロキティア 史跡・遺跡
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この頃、人が亡くなってもそのままにしていたようなのですが、古代の人でもそれはよろしくないと気づいたようで、今につながる埋葬の習慣が生まれたと言います。
ヒロキティア 史跡・遺跡
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その後、レプリカではない実際の集落跡を見に行きます。
上に行けば行くほど身分の高い方の家だったとか。ヒロキティア 史跡・遺跡
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どんな村でどんな生活が送られていたのでしょうか。
想像がふくらみます。ヒロキティア 史跡・遺跡
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キプロスは地中海沿岸なので、オリーブの木もあちこちにあります。
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続いては、山あいの小さな村、レフカラ村へと向かいます。
上から見ても可愛らしい村です。
「ヨーロッパの美しい村30選」にも選ばれています。 -
町を散策。
白い壁、色付きのドア、カラフルな椅子&テーブル・・・
全てが完成した絵のようにおしゃれな建物。レフカラ村 旧市街・古い町並み
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こんなちょっとした一画も絵になります。
レフカラ村 旧市街・古い町並み
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石畳がとても良い雰囲気を醸し出しています。
レフカラ村 旧市街・古い町並み
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リゾート地みたい。
レフカラ村 旧市街・古い町並み
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スイーツ屋さん。
レフカラ村 旧市街・古い町並み
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村の工芸品であるレースやシルバーのお店。
レフカラ村 旧市街・古い町並み
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町なかにベンチ・・・いいですね。
レフカラ村 旧市街・古い町並み
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”白い村”という名の通り、白い石畳が日の光で眩しく輝きます。
その石畳をローアングルで。
この白さは晴れた昼間でないと実感できないかも・・・レフカラ村 旧市街・古い町並み
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この村は、レフカラレースという伝統手芸が有名です。
1481年にレオナルド・ダ・ヴィンチがやって来て大変気に入り、ミラノ大聖堂の祭壇を飾りたいと言って持ち帰りました(証拠もあり、カトリック教会が正式に認めています)。
また、あの『最後の晩餐』に描かれているテーブルクロスもレフカラレースだと言われています。
ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されています。
日本の雑誌でも紹介されたことのあるレフカラレースのお店へ。レフカラ村 旧市街・古い町並み
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お店からのおもてなしはイチジク。
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全てハンドメイドの細やかなレース。ユネスコのお墨付き。
1mを作るのに、半年以上かかるそうです。レフカラ村 旧市街・古い町並み
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中でも最も難しいとされるのが、こちらの、菱形2列の模様「ポタモス(ギリシャ語で「川」)。
別名「ダ・ヴィンチ・パターン」と呼ばれています。
この模様になると他のとは値段が違います。。。レフカラ村 旧市街・古い町並み
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500年以上受け継がれているレフカラレースですが、現在は継承者がおらず、今の世代が最後ではないかと言われているようです。
寂しいですね。レフカラ村 旧市街・古い町並み
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レフカラ村を後にし、今度は標高が高い山の中に向かいます。
山にはダムのようなものが。
キプロスでは夏の間はほとんど雨が降らないため、冬の間の雪をこのように貯めて夏の間の水を確保しているそうです(昨年の夏は前の年の雪が少なくここも干上がってしまっていたそうですが・・・)。 -
町中を撮った写真を見ると、家々の屋根に俵のような形の白いタンクがあります。
最近では、海の水を濾過してこのようなタンクにつめ、各家庭に配るといったことも行われているそうです。 -
昼食はVengeraというお店。
建物の中はクローズしていて、外のテーブルで食事です。 -
小さいグラスに入っているのはコマンダリアワインです。
「コマンダリア」を名乗れるのは、これから行くトロードス地方の指定された14の村で造られるものだけ。
キプロス固有のブドウ、マブロ(赤)とジニステリ(白)の2種類から作ります。
ブドウをすぐに絞らず、干して乾かしてから絞って発酵させるため、とても甘くなります。
体に良くて甘くて・・・イメージとしては養命酒のような感じでした。
ビールはキプロスではこれ1種類しか見かけませんでした。
チーズは、焼いて食べるととっても美味しいキプロス名産のハルミチーズ♪
食べるとキュッキュッと音がする独特のチーズですが、ちょっと塩気があり本当に美味。
一般的なチーズよりもお酒のつまみに合い(個人的感想)、病みつきになります。
日本で手に入らないのがなんとも残念極まりない。。。 -
昼食後は、世界遺産でもあるトロードス地方の教会群のうち、2つの教会を
訪れます。
まずは、ポディトゥ教会。
知らないと「え??どこに教会が!?」と思ってしまうでしょう。
でも、中に入るとその考えは一変!!
(入りたい時は、あらかじめ管理人さんに頼んで開けてもらう必要があります)
外からは想像もできない程、保存状態の良い見事なフレスコ画が見られます。
内部は撮影禁止です。ポディトゥ教会 寺院・教会
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様々な国の侵略を受けて来たキプロス。
外からそれとわからないように外観は敢えて質素に造ったのでしょうか。
この写真も、教会の周り(中央左寄りの合掌造りのような建物が教会)の様子ですが、ただの田舎の光景にしか見えません。どこに世界遺産となるようなフレスコ画があると想像できるでしょうか。
・・・おかげで非常に良い状態で絵が残り、大変貴重なものとなっています。トロードス地方の壁画教会群 史跡・遺跡
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続いては、聖ニコラウス教会へ。
屋根は後の時代になって足されたものです。
特徴的な切妻屋根から「屋根の聖ニコラウス教会」と呼ばれています。
こちらも外観からは想像できませんが、11世紀から17世紀の保存状態の良い壁画が残っています。
中でも、「セパステの40人の殉教者」という絵は印象的でした。
やはり内部は撮影禁止で、この2つの教会の本当の素晴らしさはお伝えすることができませんので、それは是非ご自身の目で(^_^;)
滞在3日目の観光はこれで終わり、またリマソルのホテルに戻りました。トロードス地方の壁画教会群 史跡・遺跡
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キプロス滞在4日目。そして最終日でもあります。
今日最初は、リマソルからパフォスに向かって14km程のところにあるコロッシ城へ。コロッシ城 城・宮殿
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13世紀に建設され、15世紀半ばに現在の姿に再建されています。
エルサレムの聖ヨハネ騎士団の司令部から、後年はテンプル騎士団の司令部が置かれたといういわば軍事施設です。コロッシ城 城・宮殿
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壁はこんなに厚く造られています。
撃ち込まれても大丈夫(・д・)コロッシ城 城・宮殿
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窓と壁の距離を見ても壁の厚さがわかります。
コロッシ城 城・宮殿
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暖炉もあります。
コロッシ城 城・宮殿
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屋上に上がってみました。
コロッシ城 城・宮殿
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屋上からの眺めも良かったです。天気がいいって素晴らしい・・・
コロッシ城 城・宮殿
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敷地内にキャロップ(キャロブ)の木がありました。
日本語では「イナゴ豆」と呼ばれています。
木の周りに黒いものが落ちていますね・・・コロッシ城 城・宮殿
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それがこれ。実です。
中には豆が入っていて、その果肉には糖分が含まれ、まるでチョコレートの味だそうです。
第二次世界大戦の際、チョコレートがない時には代わりにキャロップを食べていたとか。
カカオより鉄分が多く脂肪は少なく、血糖値を下げる効果もあり、カカオに代わるものとして注目されています。
日本ではまずお目にかかれませんが、キプロスでは普通にお菓子として売られています(知らないとチョコレートのお菓子だと思ってしまうでしょう)。
中の豆の呼び名はギリシャ語で「キャラティオン」。
1粒がほぼ0.2gでそろっていることから、古代ギリシャでは宝石の重さを量るのにこのキャロップを使いました。
そこから宝石の単位はいつの頃からかカラットと呼ばれ、1カラットの重さはキャロップ豆と同じ0.2gというわけです。 -
コロッシ城入口前にある売店。
絵葉書などが充実しています。 -
飲み物などを買って、ちょっとした休憩もできます。
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コロッシ城を後にし、海岸沿いを走って次はクリオンの古代遺跡へ。
海の目の前にあるキプロス島有数の古代遺跡です。
昔の人も、元は違う場所にあった町を眺めの良いこの場所に移したそうです。
それも納得の美しさです!
海の絶景を見ながらの競技観戦・・・古代の人々の姿が目に浮かぶようです。クリオン 競技場跡 史跡・遺跡
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屋根に覆われているのはエウストリウスの館。
5世紀に造られた公衆浴場の跡。クリオンの古代遺跡 史跡・遺跡
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ここには、素晴らしく良い状態のモザイクが残っています。
クリオンの古代遺跡 史跡・遺跡
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ボードウォークが造られているので、あちこち歩いて見て回りやすいです。
クリオンの古代遺跡 史跡・遺跡
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ここにも見事なモザイク。
天気が良過ぎて、影の黒が濃くなってしまう・・・クリオンの古代遺跡 史跡・遺跡
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劇場は今も使われているため現代的な設備が見えていますが・・・
クリオンの古代遺跡 史跡・遺跡
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やっぱり古代遺跡っていいなぁ。
クリオンの古代遺跡 史跡・遺跡
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それにしても暑い(;´д`)ゞ 水があっという間に減っていきます。
今年日本で流行った、首にかける扇風機。これがとても便利でした!
手はふさがらないし涼しいし、夏の観光には必需品かも・・・。クリオンの古代遺跡 史跡・遺跡
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遺跡を出て、さらに南岸を西へと進みます。
だんだんと海の色がはっきりとした美しいグラデーションに変わって来ました。 -
ギリシャ神話の愛と美の女神、アフロディーテが泡から生まれたとされる、ペトラトゥロミウ海岸。
この辺りの海だけ明らかに他の海とは色が違い、神話の誕生の地と言われるのも妙に納得です。
このアフロディーテ誕生の様子を描いたのが、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』です(アフロディーテはギリシャ神話、ヴィーナスはローマ神話での呼び名)。ペトラ トゥ ロミウ海岸 (アフロディテ生誕の地) 海岸・海
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アフロディーテの海岸からパフォスへ向かう途中、車窓から見えた美しい地中海。
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パフォス観光に行く前に、昼食はこちらの雰囲気の良いタヴェルナ「ROMEOS TAVERN」で。
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シーフード三昧で物凄い量!
とっても美味しかったです。 -
午後は、世界遺産でもあるパフォスの古代遺跡へ。
ちなみにキプロスの世界遺産は全部で3ヶ所あるのですが、これで全て訪れたことになります。(古代ギリシャ、ローマ時代に首府だったパフォスは、遺跡だけでなく町全体が世界遺産となっています)
パフォス考古学公園は、紀元前2~5世紀に建てられた4つの邸宅跡にローマ時代の数々のモザイクが素晴らしく良い状態で残っています。
東地中海地方では最も素晴らしいモザイクのひとつです。パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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広大で全部は見学できないため、今回は主要な2ヶ所を見学しました。
パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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1ヶ所目、テセウスの館。100室以上の部屋があったというローマの地方総督の館跡です。
パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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クレタ島の迷宮に閉じ込められた牛頭人身のミノタウロスを退治する
英雄テセウスを描いた見事なモザイク。パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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こちらにあるのは「アキレウスの誕生」というモザイクです。
産湯につかるアキレウスが描かれています。パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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ディオニソスの館。
ワインの神ディオニソスをモチーフとしたモザイクが多いためそう呼ばれています。
こちらはきちんと建物で保護されています。パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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イカリオスとディオニソスのモザイク。
*ギリシャ神話*
ワインの作り方を発見したディオニソスを、イカリオスがもてなしました。
そのもてなしに満足したディオニソスは、イカリオスにワインの作り方を教えました。
イカリオスが、完成したワインを羊飼い達にふるまったところ、お酒というものを初めて飲んだ羊飼い達は酔っ払ってしまいます。
”酔っ払う”という感覚を知らない彼らは、毒を盛られたと勘違いしてイカリオスを殺してしまいます。パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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ナルキッソス。
*ギリシャ神話*
大変な美貌をもつ青年ナルキッソスは、言い寄って来る女性全てを冷たくあしらい心を傷つけました。
これに怒った義憤の女神ネメシスは、ナルキッソスに、自分しか愛せない呪いをかけてしまいました。
ナルキッソスは、池に写る自分の姿に恋をし、その場から動くことができなくなってやせ細って死んでしまいました。パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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春夏秋冬を表しています。
9つのマスの外側の枠の描き方を見ると、立体的な表現で、この時代からそのような絵の描き方をしていたのだと興味深いです。パフォス考古学公園 史跡・遺跡
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遺跡を出た後は、パフォスの港町を少し歩いてパフォス城に向かいます。
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港町のリゾートということで、町並みが美しい!
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海を見ながらの食事・・・いいですね。
パフォス 史跡・遺跡
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ここで一杯やりた~い!天気もいいし最高だろうなぁ。。。
パフォス 史跡・遺跡
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まるで絵のような港町の風景。
パフォス 史跡・遺跡
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船にキプロスの旗がはためいています。
パフォス 史跡・遺跡
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パフォス城に着きました。
ビザンチン時代に港を守る砦として造られ、15世紀にお城に改築されました。
現在のものは16世紀に再々建されたものです。
今は中に入ることができますが、間もなくライトアップ設備準備のため入場ができなくなってしまうようです。パフォス城 城・宮殿
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パフォス城から見たパフォスの美しい港。
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こんなに暑い日はやっぱりアイス!
沿岸にいろいろなお店が建ち並んでいるので、そこでジェラートを食べることにしました。パフォス 史跡・遺跡
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珍しい味「マスティハ」(中央下の白いやつ)。
ギリシャのヒオス島南部だけで栽培される、マスティハという木のなんと樹脂!
試しに食べてみると・・・・ミントのような味でさっぱりと美味しかったです。パフォス 史跡・遺跡
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これでキプロス旅行の全ての観光が終了しました。
名残惜しいですが、このまま空港に向かい夜便で帰路につきました。
キプロスは、小さいながらも古代からの長い歴史があり、地中海沿岸
ならではの魅力もたくさん詰まったとても素敵な国でした。
日本ではまだまだ情報が少なくイメージもわかないところがあるかもしれませんが、この旅行記で少しでもキプロスという国を身近に感じてもらえたり、行ってみようという方がいらっしゃったら嬉しいです。
<完>パフォス 史跡・遺跡
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