2019/10/02 - 2019/10/04
27位(同エリア348件中)
よっちさん
姫新線(姫路~新見)の列車に乗り,古い駅舎が残る四つの駅,美作土居・美作江見・美作千代・岩山を訪ねました。7月の因美線3駅に続く駅舎めぐり第2弾です。
列車の本数が少ないので,これら4駅に途中下車しながら1日で姫路から新見まで乗り通すのは困難です。途中1泊する日程も組めなかったので,次のように2回に分けてみました。
10月2日(水): 新幹線で新横浜から広島県の西条へ向かう途中,寄り道して姫新線の東半分(姫路~津山)に乗り,美作土居駅と美作江見駅で下車しました。
新横浜6:00,新幹線ひかり493号,姫路8:56
姫路9:46,姫新線,播磨新宮10:22
播磨新宮10:27,姫新線,佐用10:56
佐用11:04,姫新線,美作土居11:21
美作土居11:50頃,徒歩,美作江見13:10頃
美作江見13:46,姫新線,津山14:20
津山14:35,津山線,岡山16:03
岡山16:15,新幹線のぞみ111号,広島16:50
広島17:07,山陽線,西条17:44
10月4日(金): 西条から再び津山に向かい,姫新線の西半分(津山~新見)に乗り,この間に美作千代駅と岩山駅で下車しました。
西条6:49,山陽線快速通勤ライナー,広島7:20
広島7:44,新幹線のぞみ4号,岡山8:20
岡山8:44,津山線,津山10:14
津山10:40頃,ごんごバス西循環・久米線,美作千代11:33
美作千代12:57,姫新線,岩山14:16
岩山14:58,備北バス,新見15:17
新見15:37,伯備線特急やくも20号,倉敷16:27
倉敷16:35,山陽線,糸崎17:53
糸崎17:54,山陽線,西条18:35
余計な待ち時間をなくすため,美作土居~美作江見,津山~院庄~美作千代,岩山~新見の4区間だけは,やむなく路線バスまたは徒歩で移動しました。
なお,「切符売場だった所」とか「かつての改札口」など,現在ではその機能を果たしていなくても,写真のコメントでは「切符売場」,「改札口」と書きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この2日間に訪ねた四つの駅舎です。
表紙の写真は美作千代駅,この写真は美作土居駅。 -
これは美作江見駅。
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そして,これが岩山駅です。
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ここからは旅の経路に従って順に写真を紹介します。
ここは姫路駅。新幹線から姫新線に乗り換えました。姫路から新見まで通しで走る列車はなく、姫路発の列車は余部、播磨新宮、佐用、上月のどれかが終点。いずれも兵庫県内の駅です。姫路駅 駅
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姫路駅からこの列車に乗りました。9時46分発の播磨新宮行き、2両のワンマンです。
姫路駅 駅
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播磨新宮駅に着くまでに停車した駅です(駅名が撮れたもののみ)。
本竜野駅 駅
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播磨新宮駅、姫路から35分ほどです。
播磨新宮駅 駅
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播磨新宮駅でこの列車に乗り換えました。佐用行き、同じく2両のワンマンです。
播磨新宮駅 駅
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姫新線、乗客は前に乗った因美線よりはいくらか多いようです。佐用駅に着くまでにこれらの駅に停車しました。
三日月駅 駅
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佐用駅に到着。播磨新宮から30分ほどです。
駅名は「さよ」、町名は「さよう」。ここで津山行きに乗り換えます。佐用駅 駅
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佐用駅。智頭急行線のホームに岡山行きの特急「スーパーいなば」が入って来ました。
佐用駅 駅
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佐用駅でこの列車に乗り換えました。県境を越えて津山まで行く列車、1両のワンマンです。ここから2駅目が最初の目的地、美作土居駅です。
佐用駅 駅
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美作土居駅、県境の万ノ峠トンネルを抜けて岡山県に入った最初の駅です。切符を運転士に見せ、整理券を運転席横の料金箱に入れて、列車を降りました。
美作土居駅 駅
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美作土居駅、ここで降りたのは私一人、乗った人は誰もいませんでした。列車は津山に向かって行きました。
美作土居駅 駅
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美作土居駅、1936年開業。当時からの木造駅舎です。
美作土居駅 駅
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美作土居駅のホームと駅舎。いま来た佐用、姫路方面を見ています。
美作土居駅 駅
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美作土居駅のホームと駅舎。左側は新しいトイレです。津山方面を見ています。
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美作土居駅。かつては列車交換(行き違い)ができたようで、向こう側に廃止された線路とホームの跡が残っていました。
美作土居駅 駅
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美作土居駅の改札口。ホーム側から待合室・駅前広場の方を見ています。
美作土居駅 駅
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美作土居駅の改札口。待合室からホームの方を見ています。かつて駅員が改札をしていたところは、因美線の知和駅や美作滝尾駅のように木製ではなく、人造石でできています。作り直したものかオリジナルかはわかりません。
美作土居駅 駅
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美作土居駅の切符売場。実はこの駅は無人駅ではありません。地元のタクシー会社に切符の販売などを委託しているそうです。中に担当の職員がいました。
美作土居駅 駅
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上の写真は、改札口上の乗り場案内。津山方面も姫路方面も、今は1本の同じホームです。
下の写真は、有人の切符売場のすぐ左側にある手荷物・小荷物扱所、携帯品一時預り所。今では受けつけていません。美作土居駅 駅
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駅前から見た美作土居駅の駅舎入口。駅舎本体は開業当時からの木造ですが、窓枠、看板類、雨どい、灰皿、電話ボックス、ベンチなど新しいものが目立ちます。因美線の知和駅のような素朴なレトロ感はありませんが、地元の生活利用者のことを思えば、古さばかりを追求できないのは当然でしょう。
美作土居駅 駅
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美作土居駅、駅舎西側。この辺りは古いままです。
美作土居駅 駅
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駅前から見た美作土居駅の駅舎入口。右側のタクシーは切符販売などを委託されている会社の営業用? 左側の車は待合室に掲示してある孫の絵を見に来た老夫婦のものでした。これらがなければ駅舎全体のもう少しいい写真が撮れたかも知れませんが・・・ 旅行者としては、土地の人々の生活を乱すわけにはいきませんね。
美作土居駅 駅
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次の目的地は美作江見駅、美作土居駅から津山方面に一つ目(隣の駅)です。美作土居で列車を待つより、歩いてしまった方が美作江見駅に早く着くし、そのあと1本早い列車に乗れます。のどかな風景を眺めながら、のんびり歩きました。
写真は途中で撮ったソバとヒガンバナの花。時期が遅く、どちらもしおれかかっていました。 -
1時間30分歩いて美作江見駅に到着。駅前広場から見た駅舎です。
美作江見駅 駅
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美作江見駅、1934年開業。駅舎本体は開業当時からの木造。ドラマやCMの撮影、アニメなどにも使われたそうです。
美作江見駅 駅
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美作江見駅。窓枠はアルミの新しいもの、右側のトイレも新しく作られたものです。
美作江見駅 駅
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美作江見駅、駅舎入口上の看板。
美作江見駅 駅
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美作江見駅の待合室と改札口。入口付近からホームの方を見ています。待合室の壁板や天井板など、内装はかなり新しいものになっています。改札は美作土居駅と同様に人造石でできています。
美作江見駅 駅
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美作江見駅、待合室の古い木製のベンチ。
美作江見駅 駅
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美作江見駅の切符売場。美作土居駅と同様、この駅も無人駅ではなく、切符の販売などは委託方式とのこと。ただし、このときは売場に誰もいませんでした。
美作江見駅 駅
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美作江見駅の改札口。ちょうど佐用行きの列車が入って来ました。
美作江見駅 駅
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美作江見駅のホーム。列車交換(行き違い)をするために、現在でも2線になっています。ホームも二つあり、今いる駅舎側が2番線(佐用方面行き)、反対側が1番線(津山方面行き)。この先に構内踏切があります。ホームが長いのも特徴。かつて姫新線を走っていた急行の停車駅だったからだそうです。
美作江見駅 駅
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美作江見駅、2番線ホームから待合室の方を見ています。
美作江見駅 駅
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美作江見駅の2番線ホームと駅舎。津山方面を見ています。
美作江見駅 駅
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美作江見駅、1番線ホームから見た駅舎です。
美作江見駅 駅
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美作江見駅、1番線から駅の南側(駅舎とは反対側)を見ています。ホームにはヒガンバナ、その向こうに稲刈り前の水田が広がっています。
美作江見駅 駅
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美作江見駅の1番線ホーム。背景は駅の南側の水田と丘陵。
美作江見駅 駅
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一方、駅の北側(駅舎側)は比較的人口の多い区域で、ホームに接するようにマンションが建っていました。因美線の美作河井駅や知和駅、この後紹介する姫新線の岩山駅のような秘境感は皆無です。もちろん住む人が優先ですが、景観を踏まえた都市計画も必要でしょう。
美作江見駅 駅
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1番線に列車が来ました。これに乗って津山駅に向かいます。
ここで乗ったのは私を含めて3人でした。私以外は改札口や構内踏切を通らず、どこからともなく1番線までやって来ました。美作江見駅 駅
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姫新線。津山駅に着くまでに停車した駅です。
勝間田駅 駅
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美作江見駅から35分、津山駅に到着しました。
姫新線4駅めぐり、この日(10月2日)はここで終了です。津山線、新幹線、山陽線と乗り継いで、東広島市西条へ向かいました。津山駅 駅
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2日後(10月4日)、西条から再び津山駅にやって来ました。この日の最初の目的地は美作千代駅、津山から新見方面に二つ目です。姫新線の本数が少ないうえに乗り継ぎが悪いので、津山駅前から路線バスを利用した方が美作千代駅に早く着き、そのあと1本早い列車に乗ることができます。
「ごんごバス」2路線を乗り継いで美作千代駅前に着きました。写真は乗り継ぎ後のバスが無料になる乗継乗車券。 -
美作千代駅、1923年開業。当時から木造駅舎、無人駅です。
美作千代駅 駅
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美作千代駅、正面右側から駅舎を見ています。ポストは旧式の丸形のものに付け替えたとか。窓枠はアルミサッシ、ベンチも新しいものです。
美作千代駅 駅
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美作千代駅、こちらは左側から。どこから見ても古くて飾り気のない駅舎です。
美作千代駅 駅
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美作千代駅、正面入口。
美作千代駅 駅
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美作千代駅の待合室と改札口。待合室の入口付近からホームの方を見ています。右側のベンチは作り付けの古いものですが、左側のベンチは後から置かれたもののようです。
美作千代駅 駅
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美作千代駅の待合室。改札付近から駅前広場の方を見ています。広場中央にある植込みが見えます。
美作千代駅 駅
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美作千代駅の切符売場。無人駅になってからは掲示板になってしまいました。
美作千代駅 駅
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美作千代駅、ホーム。窓枠や扉はアルミ製に取り換えられていますが、柱は古いままで補強もされていません。
美作千代駅 駅
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美作千代駅、ホーム。
美作千代駅 駅
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美作千代駅、駅舎とホーム。津山方面を見ています。
美作千代駅 駅
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美作千代駅。ホームから見た駅舎西側(新見方面側)。
美作千代駅 駅
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美作千代駅。かつては列車交換(行き違い)ができたようで、向こう側に廃止された線路とホームの跡が残っていました。ここは今では畑になっており、畑の作業小屋もありました。
美作千代駅 駅
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美作千代駅。ホームから津山方面を見ています。線路左側、廃止された線路跡はやはり畑です。間もなく新見行きの列車がやって来ます。
美作千代駅 駅
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美作千代駅から次の目的地、岩山駅まで1時間20分、列車は主に山間を走りました。その間に停車した駅です。
久世駅の手前で、近くにいた老人が列車が寺の境内を横切ったことを教えてくれました。写真はありません。中国勝山駅 駅
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さらにこれらの駅にも停車しました(駅名が撮れたもののみ)。
刑部駅 駅
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岩山駅に着きました。終着駅、新見の一つ手前です。ここでも降りたのは私一人、乗った人はいませんでした。
岩山駅 駅
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岩山駅、1928年開業。無人駅。
岩山駅 駅
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岩山駅、ホームから見た駅舎。開業当時からの木造駅舎です。待合室を除き、あまり手が加わっていません。
岩山駅 駅
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岩山駅、駅舎とホーム。いま来た津山方面を見ています。
岩山駅 駅
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岩山駅。壁板・柱・ほとんどの窓枠も古い木製のままです。
岩山駅 駅
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岩山駅。はじめは新見から分かれた路線の終着駅だったとのこと。向こう側に廃止された線路とホームの跡が残っていました。
岩山駅 駅
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岩山駅。使われなくなったホームには草が生えたまま。わざとらしく整備して花など植えるより、この方がいいのかも知れません。
岩山駅 駅
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岩山駅、ホームのベンチと改札口。かつて駅員が改札をしていたところには、鉄製の枠が残っています。これまでに見た木製でも人造石でもありません。
岩山駅 駅
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岩山駅の改札口。待合室からホームの方を見ています。
左側にはあるはずの切符売場や小荷物・手荷物扱所がありません。真っ平な板壁で塞いでしまったようで、こればかりは味気なさを感じました。岩山駅 駅
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岩山駅、入口の看板。最近付け替えたものだそうです。
岩山駅 駅
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岩山駅、駅舎北側。左に「岩山集会所」と書かれた看板がありました。駅事務所は地区の集会場に提供されているようです。待合室の平らな板壁もそのせいでしょうか?
岩山駅 駅
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岩山駅、正面右側から駅舎を見ています。
岩山駅 駅
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岩山駅。姫新線4駅の旅はおしまいです。新見行きの列車は17時31分まで来ないので、岩山駅前から新見駅まで路線バス(備北バス)を利用しました。
岩山駅 駅
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新見駅、姫新線の西の終点。ここからは伯備線の特急やくも、倉敷で山陽線普通列車と乗り換えて、西条に帰りました。
新見駅 駅
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