2019/08/21 - 2019/08/22
13位(同エリア29件中)
たまおさん
トーゴへ行く日。
トーゴはもしかしたら日本人とって一番馴染みのない国かもしれない。私の友人(海外旅行はしない)に聞いたら、ガーナ、トーゴ、ベナンでトーゴは聞いたことがないと言っていた。私はこれだけ旅をしている人なので、さすがに聞いたことはあるが、正直イメージがわかない。「アフリカの小さな国」ぐらいにしか。
残念ながら、トーゴはこの旅にとって中継地点だ。その後のベナンに私の気持ちは向かっているので、長居はしない。
さて、この日、再びUberを呼んでもらって、国境のアフラオ行きの乗り合いワゴンが発着するTudu Bus Stationへ(12セディ)。呼び込みが激しく、行く人も多いので頻発している。
私はここで呼び込みしている男と口論となってしまった。
私が背負っているバックパックを降ろすと、男が「重い、なんでこんなに重いんだ。25セディだ」と。
No way!!
キレた。「重いなんて大したことじゃない!ただの荷物よ?それだけで25セディなんてばかげてる!運賃とほぼ同じじゃない!」(運賃はアフラオまで28セディ)感情に任せて大声でまくし立ててしまったので、周りにいた人も集まってきてしまった…。
ただの荷物が人間一人分の運賃とほぼ同じだなんて、絶対払いたくなかった。でも男は引き下がらず反論してきた。私も引き下がらない。しばし双方意地の張り合い…。もし男がこのまま引き下がらなかったら、払った28セディを返してもらい、他の車に変えようかとも思った。
でも、アフリカでは荷物代を取るのは当たり前(ケープコーストでは取られなかったけど)なので、私は交渉に入った。
そして、10セディということで落ち着いた。
*あとで、持ってきていたアメリカ人女性のブログのコピーを読んでいたら、同じくここで荷物代10セディ取られていた。よかった。
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延泊した"Sharp Guest House"での最後の朝食。スパニッシュオムレツはおいしかった。最後にScottから、アフラオ行きはたくさん出ているが、普通のワゴンではなく、STC社のワゴンで行った方がいいとのアドバイスを受けた。国営だから何かあった場合も何かしら対処してくれるのだろう。西アフリカはとにかく事故が多い。対面事故だけでなく、車自体の故障とか…。
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男とひと悶着あって、不機嫌なまま乗り込んだ車内。私の気持ちを表しているかのようにブレブレだ…。
アフラオまでは4時間。 -
3時間20分で無事国境に到着。
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車を降りて、国境に向かって歩き出す。写真左奥に見える、赤、黄色、緑、真ん中に★マークがあるのが国境。(ガーナ側)(あまり写真撮るの良ろしくないですが…怒られていません)
さて、国境付近で待ち構えているのは、そう、両替商だ。
通貨は、セディからセーファフラン(XOF)へ変わる。(XOFは旧フランス領西アフリカのいくつかの国で用いられている共同通貨だ。)
トーゴのビザ代+αとして、私は持ってきていた$29を両替しようと考えていた。朝調べたレート($1=595セーファ)であれば、$29はビザ代として十分足りるが、さて、両替商はいくら提示してくるか…。
560だった。まぁ、これでもビザ代は足りる。もっとよくならないかと交渉してみたが、無理だったので、それでやってもらう。ここで問題が…。男が私の持ってきた20ドル札を見て、「これは古いお札だ。使えない」と。
(そうだったーーー!!)
やってしまった。そうなのだ。古いのだ。それは知っていた。それをずーっと忘れていて今まで何度か旅行でも「古いから使えない」と言われていた。アメリカ行く機会がなく、全然変えられなかった。これで、変えるお金がなくなった。$9じゃどうしようもないし、手持ちのセディはほとんど使い切ってしまっていて、日本円にしてもほんの数百円。
ATMか!
男にATMの場所を教えてもらい、ビザ代+トーゴに入国してからの当分の費用として500セディは必要、という男の言うとおりに500を降ろした。そしてそれを持って再び男のところへ。そして手持ちの残りのガーナセディ35も合わせて、535両替してもらう。しかし、手渡されるお金はどうしても1桁少ない。おかしい。535だったら299,600セーファになるはずなのに、手元は29,960だ。何度も電卓を男の前でたたいて示すが、男は頷きながらも、お札を数えて「これでいい」と言う。
(違うんだよ!!)
男も電卓でたたいて私に示すと29,960だ。そうなのだ。男はレートを56で計算している。「ねぇ、さっきあなた560って言ったよね?」
ちょっと待った!!私もとんでもない間違いを犯してしまっていた。
560はドルのレートだった。今変えようとしているのはセディ。セディのレートもちゃんと調べてきていて、1セディ=108セーファだった。それを言うと男も頷き、私が「それだと、、、になる」と電卓をたたき、まんまと私の言い値で変えてもらうことができた。しかし、その後も、巧妙にお札を1枚抜いたりするのでやっかいだ。(私の前でお札を数えて正しいことを確認し、渡すときに1枚抜き取っている)何度も男の前で数えて違うことを示さなくてはならなかった。 -
両替に長い時間費やしたが、ようやく国境に向けて歩き出せた。(この写真も怒られなくてよかった!)
(もうすぐ国境だ…サヨナラ、ガーナ)
ガーナの出国は、トーゴの入国より面倒で時間がかかった。理由は、入国の時に書いた書類をもう一度書かせられ、イェローカードの提示、その他の手続きがもろもろあったからだ。トーゴはあっさりとビザを発行してくれて、めちゃくちゃ簡単だった。イェローカードの提示なし。賄賂もなし。ちなみに、ビザ代は10,000セーファ(約$17)なのだが、係官の男は20,000セーファと言ってきて、私が「去年の情報だと10,000だったのですが…」というと、「そうだ、10,000だ。ごめん」と笑っていた。
(おいおい、間違えないでよ…重要なことなんだから…)
本当に間違えたのか、ちゃっかり賄賂取ろうとしていたりして…
さて、国境を超えると、そこはもうトーゴの首都ロメ。ここからはバイタクを捕まえて宿まで行った。宿までの距離も分からないし、バイタクの相場もまったく分からず、言い値は3000。私が1500だと言うとあっさりOK。(???)ここまであっさりOKされるとなんだかおかしい。(おかしいことは後で判明する)
ロメはビーチに面した街で、バイタクで海岸沿いを颯爽と走るのはとても気持ちがよかった。ただ、10㎏ちょっとのバックパックを背負ってのバイタクはちょっと怖いものがあった。はっきりいって危険。後ろに重心を持って行かれるのだ。 -
宿に着いた。バイタクの男は散々道に迷い、人に聞いて、挙句、(宿に)電話をするからもう2000くれと。電話代の相場も分からないからそのまま言いなりで2000あげた。そして、宿に着いて、降りるとき5000あげたらほとんどお釣りをくれなかった。(バカヤロー)
宿はビジネスホテルといった感じで、wifiの繋がりも申し分なし、ストレスフリーでネットできた。 -
少し休んで、ブードゥー教のマーケットを見に行くことにした。宿の人は英語が通じたが、Voodooと言ってもなかなか理解してもらえず、そばにいた支配人ぽい、スーツを着た男性が「もしかしてこれのことかい?」とスマホの写真を見せてくれた。
教えてくれたのは、"Marche Desfetiches"(マルシェ デスフェティシュ??)(写真)(ブードゥー教を見るときは↑と言いましょう)
ここまでは、宿からバイタクを呼んでもらい、20分ほどで到着。500セーファだった。
中へ入るには、入場料(ガイド(英語OK)・撮影料込)5000セーファ必要だった。
*次の写真から少しばかり動物の干された頭部の写真が続くので閲覧注意* -
中に入るとさっそくずらりとさまざまな動物たちの死骸!!というか死骸を干したものが…。ぞくぞくっとした。
これらはすべて呪術や儀式などに用いるもので実際に売られている。
ブードゥー教というのは、ベナンが発祥で、ベナンから奴隷貿易で連行された奴隷たちがハイチへ渡りそこで広まった民間信仰。そこからまたニューオーリンズなど世界へ広まった。(ハイチという国はベナン人が作り上げた国だということをこの旅で初めて知った。)動物を生贄にしてその血を飲んだり、塗り薬にするのだそうだ。 -
様々な動物がいる。サルだったり、犬だったり、イノシシだったり…
まじまじと見ていられない…。 -
呪いの人形か。
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ピンがいっぱい体に刺さっていて、痛そう。
これらの人形、本来の信仰とは関係ないのだが…。 -
牛の頭だそうです。
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基本的にはこれらの頭部や骨を粉末にして飲むのだそうだ。連れて行ってはもらえなかったが、処方を行う”診療所”のような場所があり、そこから処方箋をもらいここで買うのだそうだ。動物によってその効能は違ってくる。
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ガイドの話を聞きながら、何度も背中がぞくっとした。
動物たちを見ているとかわいそうになってくるのだが、でもこれが彼らの信仰であり文化なのだ。
衝撃的ではあるが、私が知っている文化とはまるでかけ離れた光景を目にし、ぞくぞく、わくわく!!
知らない世界を見るのって楽しい!旅って楽しい! -
最後にガイドが「俺を撮れよ」と。(なんの角か忘れた!)
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かっこよくキマってます!
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店番をする少年。君もかっこいいよ!
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こちらも牛の頭でしょうか
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ガイドにお別れを言い、出てきました。
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最後にマーケットの全景を。
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マーケットの全景(右側)
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ブードゥーマーケットを出て、とりあえず来た道をぶらぶら歩いて行くと、路上パフォーマーに出くわした。面白そうなので、しばらく見ていくことにした。
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トーゴ人ではなさそうな顔つきの2人だった。
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バク宙!ものすごい連続して何十回ものバク宙をやってみせた。
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両足立ちからの、
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片足立ち。
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すごい身体能力。バランス感覚。
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写真だとわかりずらいかもしれないが、離れたところから走ってきて、小さい輪っかを潜り抜けるという技。輪っかが小さくて、(ほんとにこんな小さいの潜り抜けられるの?!)と思った。いくらパフォーマーは体が尋常でないくらい柔らかく、身体能力が高いにしても…でも、やってのけた!
しかも、その前に、わざと失敗して観客をハラハラドキドキさせ、笑いを誘うということも忘れてはいない。素晴らしい2人だった。 -
路上パフォーマーを見ているおびただしい数のバイク。
トーゴからはバイク社会だ。ガーナではほとんど見なかった光景。
運転する人はヘルメットを被るが、後部座席に座っている人は被らない。そして一番驚いたのが、こちらの人は、後部座席に座っている人、どこにもつかまらないのだ。赤ちゃんを両手で抱っこしていたり、大きな荷物を前で抱えていたり…。両手はぶらぶらしている。私なんか、運転手の洋服の裾をぎゅっとつかんでいた。何回か乗ると、慣れてきて、私もそこまでぎゅっとはしなくなったが、最初はあまりにぎゅっとつかんでいたからか、通りすがりのおばさんに「あなたなんでそんなに強く握っているのよ!はっはっはーーーー!!」と声高らかに笑われてしまった。だって怖いんだもん…。 -
適当に来た道を歩いて行く。
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なんだかとても「アフリカ」を感じさせる景色だと思って、、、
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左に目をやると…
人々はどこへ向かっているのだろう。
本能のまま好奇心につられて私も数歩足が向かった。 -
いや、でも、行っても何もない。きっと何もない。MAPS.MEで確認しても、やはりこの先何もなさそうだった。砂埃すごそうだし、やめた。
今まで訪れたアフリカの国々とも違う、まったく出会ったことのない景色に私は興奮した。 -
なんだかわからないけれど、アフリカの「原風景」を感じた…。
ガーナとも違う、他の訪れたアフリカの国とも違う、そんな光景にわくわくした。旅って楽しい!! -
この後しなければならないことは、バイタクを拾って宿まで戻ることなのだが…
ちょっと困ったことに気づいた。バイタクなのか一般のバイクなのか判別できないのだ。
まぁ、こういう国では必ずだれか乗せてくれるので別に不安はないのだが。
(日本や他欧米先進国のように個人主義になりすぎていて人に関心を示さないことはありませんから)
それよりも、私はこの大好きなアフリカの、出会ったことのない景色のこの空間の中に立っていられることが幸せだった。もう少しこの場所に立っていたかった。 -
バイタクに乗って、宿の近くの通りまでやってきた。(写真)
(私の考え通り、大通りに出てしばらく何もしないで突っ立っていれば、乗せてくれる人が現れた。私はこの国では何もしなくても大いに目立ちますから)
バイタクの男は、宿の正確な位置までは分からず、私はならそれでいいよ。あとは自分で探すからと、バイクを降りた。
ここまでも500セーファだった。だんだんバイタクの相場が分かってきて、国境から宿まで乗ったバイタクの男は、ものすごい値段をふっかけてきたと気づいた。一桁多い。それとも言い値のthree thousandはhundredの言い間違え??だから私が1500と紙に書くとあっさりOKした?!いずれにせよ、ふっかけられたことは、相場が全く分からなかった状況だったから、しょうがないことだよね。 -
ぶらぶら歩いていたら、ビール飲めそうなところ発見!(探していたのは宿ではなくビールか!(笑))
ということで、迷わず入店。皆、サッカーの試合に食い入るように見ている。 -
ビール頼んだら、650mlの大瓶が出てきた。どうやら330mlのものはないようです。
まぁ、このぐらいがちょうどいいんだけど。
なにげにザックの中に忍び込ませていたチーズおかきをおつまみに至福の時間。
ビールを飲んでいたら、そばに座っていた英語を話せる男が話しかけていて、「サカイを知っているか?」と聞いてきた。私が真っ先に頭に思い浮かんだのは、大阪の堺だったが、そんなはずがあるわけない。男が話しているのは日本のサッカー選手の酒井だった。(酒井宏樹選手。リーグ・アン・オリンピック・マルセイユ所属)
(ごめん、しらねー。興味ない…) -
このお店でした。
この後はしっかりと宿探し(笑)。 -
ありましたー!
"Hotel Yabisso" -
入り口はこちら。
部屋には戻らず、フロントで、トーゴとかアフリカの料理が食べられる近くのレストランを教えてもらい、 -
徒歩10分弱ぐらいでしょうか。
こちらのレストランにやってきました。 -
このように、自分で見て好きなものをよそってもらうスタイル。
-
チョイスしたのは、主食(何ていうのかわからない…トウモロコシの粉からできているのかな…?)と、付け合わせのカニ入りのねばねばのソース。
主食は味はとても淡白で少し酸味があった。そしてこの付け合わせが絶品!カニの出汁がよく出ていて、ねばねばの原因はモロヘイヤなのかな。とても美味しかった。 -
横には手洗い用の桶も準備されて。
18:30ぐらいだったので私以外に客がおらず…。 -
ビールはやはり大瓶でサーブされた。先ほどのビールから数十分しか経っていないため、腹が膨らみ過ぎて、おまけに主食が腹にたまるため、ビールを少し残してしまった。人生で初めて出されたビールを残した…。悔しい。
-
レストランからの帰り道、子供たちが近寄ってきたので「写真撮っていい?」と聞くとあっさりOK。すごいフレンドリーだ。ありがとー!
-
顔が見えないよ(笑)
ガーナとは違って、トーゴの子供たちは快く写真撮らせてくれるのね!楽しー! -
ごめんね、フラッシュたいちゃった。
なんだかトーゴ楽しー!
初めて見る世界に初めて見る光景にワクワクドキドキした日だった。旅がすごく楽しくなってきた!(ガーナがつまらなかったわけではないですが…)
こんなトーゴにもうちょっといたいな、とも思ったのですが、満足したから、明日はトーゴを出ることに決めた!
なんだか寂しいけど、ベナンへ向けて前へ進みます!
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この旅行記へのコメント (3)
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- tabinakanotaekoさん 2025/09/22 06:19:05
- トーゴが何処かも知らないけど・・・
- ワクワクしながら読ませていただきました。すんばらしい旅をされていますね。1本目にこのトーゴ編を選んだ自分にも拍手しました。フォローさせてくださいね。
taeko
- たまおさん からの返信 2025/09/22 18:46:40
- RE: トーゴが何処かも知らないけど・・・
- taekoさん
フォローありがとうございます!
taekoさんも素晴らしい旅されてますね!まだざっとしか拝見していないですが、定番のスポット巡りではなく、あまり多くの人が行かないようなところへたくさん行かれていますね。そういうの好きです!
taekoさんの旅とは・・・で、
「効率は悪くても自分で計画した旅が好き。
旅の小さなトラブルは買ってでもしたい。生きてるって感じが堪らない。」
これ、とっても共感します!!
これからじっくり読ませていただきますね。
私にもフォローさせてください。
たまお
- tabinakanotaekoさん からの返信 2025/09/22 20:15:25
- Re: トーゴが何処かも知らないけど・・・
- たまおさん、
まあ~、なんとうれしいリアクションをくださいました。フォローもしていただけるなんて夢にも思いませんでしたよ。ありがとうね。
taeko
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