2019/06/13 - 2019/06/14
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worldhusiastさん
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ウクライナの首都キーウ(キエフ)。美しい教会がたくさんあるのであちこち教会をめぐる旅にしました。最後に市内にあるチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故の博物館も訪れます。現地に行くのはさすがにちょっと・・・。
キリル文字を判読できればなおよいですが、観光地では英語もまあまあ通じます。
ちなみに通貨はフリヴニャ。訪問時(2019/6)は1フリヴニャ=約4円でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
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2019/6/13
モルドバ・キシナウからはウクライナ国際航空で移動。
なにこれカウンターでのチェックイン有料なの!?モバイルでチェックインしておかないといけないんですね・・・。
ウクライナ国際航空 PS898
カウンターチェックイン料金 EUR 15 ←悲しき無駄金 -
ウクライナ入国!小さめスタンプで、最後の方のページに押してくれました。控えめ。
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キーウ郊外にあるボリスピリ国際空港(KBP)からキーウ駅へはバスで移動。空港でたときは満席で車内で立っていましたが、途中のハールキフスカ(Kharkivska)駅でまあまあ下りたので座れました。
ちなみにこの3か月後の2019/9、なんと列車が開通しました!しかもUAH 80とさらにお安くなっています。今後行くことがあったら列車にしようっと。
スカイバス
8:55 ボリスピリ国際空港→9:54 キーウ駅
UAH 100 -
1時間ほどでキーウ駅の西側に到着。
今回は駅近くのホテルibisに宿泊。このホテルは諸外国のibis同様必要最低限のさっぱりとしたお部屋でした。
荷物を置いて、早速観光いってみます! -
まずはバスに乗るため駅の東側に移動。ここから地下通路で移動できます。
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地下通路はこんな感じ。社会主義的もの悲しさが少なく、比較的明るい!?
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東側にやってきました。駅前がバスターミナルになっています。
まずはいきなり大本命、世界遺産のペチェールスカ大修道院に向かいます。 -
24番バスで移動しましたが、20-30分おきと本数が少ないようです(青い方の看板で時刻を確認できます。2019/6現在の情報です)。
ちなみに切符は車内にいる切符売りから直接買いました。ヴァリデートもしてくれて親切にしていただきました。
バス24
10:44 キーウ駅前→11:13 Kyievo-Pecherska lavra
UAH 8 -
ペチェールスカ大修道院の目の前にあるバス停で下ります。
ペチェールスカ大修道院は11世紀の正教会の宗教施設群です。政治的理由でモスクワ聖庁と仲が悪く、捜索を受けたこともあるようです。
ちなみにWikipediaは「ペチェール"シク"大修道院」と書かれていますが、これは修道院という名詞が女性なので、その前の語を女性の形にする(-スカ)か、活用を無視するか(-シク)の違いです。現地で話す場合は(-スカ)の方がいいんじゃないスカ?? -
ペチェールスカ大修道院の入口は聖三位一体教会。訪問時は残念ながら工事中!聖三位一体教会は唯一12世紀の姿を残しているそうです。
ここから中に入るには切符が必要。切符売場は通り沿いにありました。
ペチェールスカ大修道院
内部撮影料 UAH 200 -
聖三位一体教会を反対側から。見事に足場で隠されています・・・。
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有料エリア内部を散策してみます。ここは高台にあるのでアッパー・ラヴラ(ラヴラは修道院の意味)、あとで行く地下墓地があるあたりは低地のためローワー・ラヴラというそうです。
ということは、ローワー・ラヴラからの帰りは上りになるということです。お疲れさまでした。 -
まっすぐ歩くとまず見えるのはウスペンスキー大聖堂。白くて大きく、存在感があります。
内部撮影は禁止。青を基調にした背面に、鮮やかな金細工で飾られた数々のイコンや壁画がありました。 -
その隣にあるのはトラペズナ教会。似たようなたたずまいですが、中に入ってみると↓
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・・・なんだか洞窟みたい!?
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こちらは僧院食堂。美しいフレスコ画で覆われています。
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教会に寄りそうようにあったこちらはピョートル・ストルイピンという帝政ロシアの首相のお墓です。
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イチオシ
トラペズナ教会の南側出口からでると展望台のようになっていて、眺めがよい!
パンフレットとかで見るやつですよね。ローワー・ラヴラが見えています。川の向こうは結構高層ビルが並んでいるんですね。都会。 -
母なる祖国像も遠くに見えています。こんなに大きく見えるなんて、実物はすごい巨大そう!
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ウスペンスキー大聖堂とトラペズナ教会の間にあるのは大鐘楼。97mもあるようです。
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まあまあ急な坂を下ってローワー・ラヴラに来ました。
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ローワー・ラヴラで見るべきは地下墓地。注意書きをよく読んで、ふさわしい恰好・行動を慎みたいところ。
内部は代々の僧侶たちの遺体が並んでいます。観光客は短いルートをちょこっと歩けるだけですが、それでも泣きながらお参りしている信者を見かけたりして、場違いな感じがしました。
真っ暗で蝋燭買わなきゃいけないと思っていましたが、最低限の明かりもあるので暗いところでも目がきくなら蝋燭は不要です。 -
まあまあ急な坂をのぼって戻り、バスでアルセナーリナ駅にやってきました。駅も工事中かいな・・・
バス520
13:15 Kyievo-Pecherska lavra→13:18 アルセナーリナ
UAH 5 -
アルセナーリナ駅ではメトロに乗ってみます。
駅の切符売場でジェトンを購入。改札に入れて中に入るときに回収されます。出場時は改札がありません。 -
深くてホームまでは延々と速度早目のエスカレーターで下るソ連仕様。駅構内は暗くて古くて雰囲気がよくなく、ザ・社会主義の残像といったところ。ホームと地上は10分程度みておいたほうがいいです。
列車もソ連感バリバリ!
メトロ
13:29 アルセナーリナ→13:33 フレシチャーチク
UAH 8 -
13:40
動きが速めのエスカレーターにどんどこ運ばれて、5分以上かかって地上にでてきました。独立広場の南側です。 -
独立記念碑は極めて小顔の女性像。スタイリッシュ。
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独立広場の一角にあるこちらはキーウ創始者たちの像。独立記念碑とは違ってゴリゴリ!
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地下通路でフレシチャーチク通りをくぐり、独立広場の北側へ。夏は明るいイメージでいいですね。
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中世の城壁にあったペチェルスキエ門のミニチュアだそうです。
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13:50
お腹もすいたし暑くて仕方ないのでランチ!
独立広場に面したお店にしました。場所的に観光客相手かなあ、どうかなー。 -
のども乾きまくっていたのでまずはレモネード!なにこれおいしすぎる・・・命の水ですねw
量がたくさん出てきたのもありがたいし、レモンが入ってておしゃれ。 -
マンティを注文。うまし!
盛り付け方もおしゃれ。 -
サムサも注文。これまたお皿の真ん中に乗っていないあたり、おしゃれ。
油っぽくないし、味付けちょうどよかったです。案外当たりのお店なのかも。ごちそうさま!
ランチ@クルィーム
レモネード UAH 100
マンティ UAH 90
サムサ UAH 50 -
15:00
独立広場からちょっと歩いてやってきたのは聖ミハイルの黄金ドーム修道院。11世紀創建で、12世紀に黄金ドームの建物がつくられたそうです。ウクライナ正教会の首座主教座大聖堂となっています。
聖ミハイルの黄金ドーム修道院
見学自由 -
現在の建物は2000年に再建されたものだそうで、確かに新しく見えます。
中は撮影禁止。青の背景に聖人の絵が壁一面に描かれていて圧巻。聖ミハイルの絵は額縁に入っていました。内部も美しい教会でした。 -
聖ミハイルの黄金ドーム修道院を後にし、広場のような場所に戻ってきました。ここにあるのはオリガ公妃 (キーウ大公妃)像。10世紀の聖人です。
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そのままソフィア大聖堂の方に向かって歩いていきます。
ソフィア大聖堂に向かいあうようにしてあるのがこちらのボフダン・フメリニツキー像。ポーランド・リトアニア共和国の貴族です。 -
15:18
ソフィア大聖堂。11世紀に建立されたキーウ最古の教会で、こちらも世界遺産です。
広場に面しているのは鐘楼。75mほどの高さがあるそうです。 -
鐘楼をくぐって中に入ると見えてくるこちらがその大聖堂。外観は撮影OKなのですが、またしても内部撮影不可。残念・・・
中は一面のフレスコ画。もとは青い背景だったと思うのですが、かなりくすんでいる様子。金に輝くオラントの聖母のモザイクは大きく、モザイクが細かくて遠目には絵画のようで、モザイクのようには見えません。2階に上がると少し近くで見えるので、モザイクっぽいなと確認できるような感じ。
ヤロスラフ公の石棺は大理石でつくられており、状態がかなり良かったです。棺は「鳥と魚のイメージ」といいますが、ヤシの木のようにみえました。
フレスコ画はたくさんあるのですが、11世紀、17~19世紀の修復によりだいぶ状態が異なり、一目でわかります。ちなみにイコノスタシスは18世紀のものだそうです。
かなり時間をかけてじっくり拝観しました。見ごたえ十分、入場料のもともとれたかな!?笑
ソフィア大聖堂
入場料 UAH 100 -
16:14
ウラジーミル通りをひた歩き、黄金の門にやってきました。はて、黄金とは・・・?
黄金の門
入場料 UAH 50
撮影料 UAH 20 -
中に入ると門の遺構。11世紀前半、先ほどソフィア大聖堂で石棺を見たヤロスラフ賢公による城壁の門として造られたもの。当時は門の上に金のドームがあったため黄金の門と呼ばれるそうです。
さっき見た茶色い外観は門の遺構を囲う建造物だったんですね。 -
建造物で覆われる前はこんな感じ。確かに上の写真もそんな感じに見えます。
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2階に上がると、ちょっと低いですが、眺めが楽しめます。こちらは西方向。
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北方向。
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東方向。この周辺は緑が多いんですね。
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南方向はヌケが悪いかな。
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16:40
黄金の門の近くには国立オペラ座があります。 -
16:50
さらに10分くらい歩いて見えてきたのがウラジミール聖堂。19世紀にできた新しめの教会です。 -
今まで内部撮影禁止ばっかりでしたがここはOK。中はかなり厳かな印象。ここもまたフレスコ画だらけだし、正面の聖母子はこの日見た中で一番大きいかも!?
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撮影解禁とあって、こんなショットも掲せちゃう!w
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19:00
バスで駅に戻り、地下通路を通って西側へ。
ふらっと歩いていたらMENYA MUSASHI・・・?あの麺屋武蔵ですか??
バス114
17:07 Ivana Franka St →17:16 キーウ駅
UAH 8 -
Classic with Pork Tyashuを注文。Lサイズにしてみましたが、結構小ぶり!?
スープはしょっぱめですが、日本の麺屋武蔵のようなしつこい感じはありません。焦がしにんにくの香りが食欲をそそります。チャーシューは、味は確かにチャーシューなのですが、見た目が角煮っぽいw
謎の草はねぎのかわりなのかもしれないですね。
Classic with Pork Tyashu@麺屋武蔵
UAH 89 -
餃子も注文してみました。こちらもにんにくの香りがよい!具は多めに入っていました。見慣れないタレが不思議と合います。こちらにも謎の草が・・・。
ラーメンしかり餃子しかり、海外の、それも東欧であることを考えれば奇跡の出来だと思います。
ごちそうさま!
Gyoza Pork@麺屋武蔵
UAH 85 -
2019/6/14
翌日!この日も猛暑。キーウの夏は暑いんですね。
イマイチ気が利かない経路を走るメトロと徒歩でアンドレイ教会にやってきました。
なんと改装中につき閉店ガラガラ・・・。今回のキーウはあちこちで工事していて残念。 -
アンドレイ坂を下っていきます。
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ここはお土産屋さんなどもあって、観光地っぽい感じ。
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坂の途中にはチョルノービリツアーを出している旅行会社がありました。今回は行きません。・・・将来も行かないかもですが。
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坂を下ると広場のようになっていて、なんと観覧車がありました。
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キーウ最後の観光はチョルノービリ博物館。
部屋数は3つと小さい博物館ですが、オーディオガイドが長く、かいつまんでも1時間くらい見学にかかりました。
オーディオガイドは日本語もありますが、かみすぎで、テンポも悪くいらいらする上、妙にウクライナ系の人名が流暢で余計にいらつきます。よくこれナレーション引き受けたな・・・。
ただ、展示だけだとよくわからないので、ガイドを聞いていらいらしないといけない仕様なんです。日本語があるだけまし、がまんがまん。
チョルノービリ博物館
入場料 UAH 24
撮影料 UAH 48
オーディオガイド UAH 60(デポジット UAH 100) -
受付横の展示は福島の原発事故に関するものでした。
すでに"Fukushima"の名前は悪い意味で世界に知られ渡ってしまっているんですよね。 -
ここだけは基本的に日本語でも展示されているので、いらいらするオーディオガイドなしで内容がわかっていいですね。
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ふくしま宣言なるものもありました。
「自然災害に始まり、原子力災害さらには風評被害、人類がこれまで経験したことのない、このような多重の災害が、なぜ起きてしまったのか、私たちはしっかりと考えなければなりません」
いろいろつっこみたくなるような文章ではありますが、その後「しっかりと考え」てきたのでしょうか。それをもって何か行動しているのでしょうか。行政も私たちも問いたださないといけなさそうです。 -
2階に上がるとメインの展示室になります。薄暗い室内に多くの展示がなされています。ここだけでもざっと15分程度はかかりそうなほど。
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1986年4月26日にチョルノービリ原発事故が発生したのですが、これはその3年半後の1989年12月時点のセシウム137の汚染状況を表したとされる地図。汚染地域はキーウのすぐそこまで近づいているものの回避しているように見えますが、どこまで本当なのかはわかりません。
訪問した2019年は事故後30年ちょっと。福島原発ですでにご存じの方も多いと思いますが、セシウム137は約30年の半減期ということで、ようやくこれくらいの年月を経て半減するんですね。気が遠くなります。 -
チョルノービリ原発周辺の地図。CNPPと書かれているところがチョルノービリ原発(Chernobyl Nuclear Power Plant)です。
ちなみにこの事故の発端は、停電時のテストのためエンジニアがシステムの電源を止めたことがきっかけ。原子炉に流れ込む冷却水が減ったことで、冷却されない水が大量の蒸気となり、原子炉内の圧力を上げて爆発してしまいます。 -
その後、原発から大量の放射性物質がヨーロッパ中に撒き散らかされます。
これは爆発のあった4/26から4/29の飛散状況。 -
4/30から5/3まではさらに広範囲に汚染されています。
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5/4から5/7まではさらに悲惨です。
福島原発のとき実際はどうだったんでしょうね。あのとき私は平然と都内を歩いていたような気がします・・・。 -
あっと言う間にキーウ観光はおしまい。
荷物をホテルからピックアップし、帰りもバスで空港に向かいます。
スカイバス
17:30 キーウ駅→18:43 ボリスピリ国際空港
UAH 100 -
ウクライナ出国!
ちなみにボリスピリ国際空港の制限エリア内のペットボトルの水はUAH 80(約320円)と超高額!なんで空港内の水ってあんなに高額なんですかね。足元見すぎ!
というわけでキーウの旅行おしまいです。短い間でしたが、主要な見どころは立ち寄れたかなと思います。
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