2019/07/19 - 2019/08/09
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シニアトラベラーさん
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7月19日から8月9日まで、22日間のインド旅行記です。デリー3泊、バナラシ7泊、コルカタ5泊とデリーに戻って3泊、夜行列車で3泊の合計21泊になります。バックパックは背負いませんでしたが、デリーとバナラシはゲストハウス、コルカタは比較的安いホテルに泊まりました。すべて自分での手配で、自由旅行です。66才で初めてのインド旅行、ま、どうなりますか。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 1.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 1.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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インド・デリーの空港に到着しました。エスカレーターを降りると左がインド人用の入国審査、右が外国人用の入国審査です。航空会社は大韓航空を利用しました。デリー到着が午後6時過ぎという良い時間で、乗り継ぎ時間も約2時間という便利さだったので。日本からの直行便は深夜の到着が多いと思いますが、メトロの時間を過ぎるとぼったくりの詐欺タクシーが大活躍するようなので、空港泊かホテルの送迎を利用することになります。
ところで、インドは珍しくビザが必要です。日本人と韓国人だけはアライバルビザ(空港に着いてからビザを取れる)が可能なようですが、事前にインド大使館まで行って観光ビザをもらっておきました。ネットでのビザ申請も可能なようです。大使館へ行ってビザをもらう場合でも、ネットでビザの申請用紙の記入が必要で、書き方にコツがあるので、自分で申請する場合はネットの記事をよく見ておくことが必須です。また、申請書に貼る写真もちょっと特殊なので、インドビザ用の写真を取り扱っている写真屋さんで撮ってもらう必要があります。インドビザの代行をしている旅行会社に頼むか、自分で取る場合はかなり準備が必要になります。 -
デリー空港の到着ロビーを出たところ。(奥が到着ロビー)。
入国審査が終わるとバックの受け取りです。そのエリアにも両替所がありますが、そこを出たアライバルエリアのロビーにも両替所があります。そっちの方が評判がいいようです。なお、500ルピー札はガンジーが左を向いているのは旧札で使えません。右を向いているのが新札です。また、1000ルピー札も廃止されていて、2000ルピー札が新札です。それと、破れていたり欠けている紙幣も使えません。もらった紙幣は確認しましょう。空港はレートが良くないので、できれば5千円以下ぐらいにして、あとは市内に出てから、またはゲストハウスで両替する方がいいです。私は空港では2千円しか両替しませんでした。また、エアーテルとボーダフォンのシムも売っています。その建物の中は到着ロビーで、航空券のチケットを持っているか、手数料を払わないと入れないので、まあ一応安全です。空港に泊まる場合はそのエリアにとどまりましょう。一度出てしまうと戻れません。カフェもあります。写真はそこを出た所で、建物の外です。エアコンも効いてないし、悪いインド人がいっぱいいますから、全く気が抜けない危険地帯です。 -
私は到着時間が早かったので、メトロでニューデリー駅へ出ました。上の写真の出口を出ると、右手に地下へ入る傾斜路があるので、そこに入って左、道なり進むとメトロの入り口があります。キップを売る窓口が二つあって、手前がプリペイドカードを購入する窓口です。保証金が50ルピーで私は300ルピーをチャージして合計350ルピー払いました。奥の窓口で60ルピーでトークン(プラスチックのコインの形をしたキップ)を買うこともできます。何日かデリーにいて、メトロを利用するつもりならカードを買った方がいいと思います。ちょっと割引になるし、一回ごと駅でトークンを買うと並んでいることもあるので、面倒だと思います。
なお、上の写真の所では、タクシーとか言って声をかけてくる人がいますが、悪いインド人なので、一切無視した方がいいです。ノーサンキューともいわず一切口を利かないこと。目も合わせない。
写真はメトロのニューデリー駅を出た所。メトロの駅を背にしてまっすぐ正面に進めば国鉄のニューデリー駅に着きます。この、オートリクシャの群れとバスをぬって道を渡ります。私はベトナムのホーチミン市で慣れていたので、こんなもんだな、という感じですが、慣れていない人は結構大変でしょう。初めてのインドの洗礼という感じかも。 -
上の写真の所、道を渡ると両側が駐車場になっている歩道があるので、まっすぐ進むとニューデリーの駅が見えます。この写真の陸橋のようになっているのが、駅の反対側、メインバザール方面へ渡る通路に上がる階段です。そこを目指して、また道を渡ります。なお、メトロの駅からこの陸橋までの間は悪いインド人がいっぱいいます。いろんなことを言って話しかけてきますが、一切無視で歩きます。ついてくるのもいますが、無視。とにかく嘘をついてオートリクシャに乗せ、悪徳旅行会社に連れて行って手数料をもらうのが目的ですから、口をきくだけ無駄です。私は見かけませんでしたが、この陸橋の入り口に、一番たちの悪いインド人詐欺師が出没します。陸橋はエスカレーターになっていますが、登ったところから列車のプラットフォームに降りられるので、駅の構内ということになります。インドの駅にはセキュリティチェックがあるので、エスカレーターの入り口にゲートがあって、荷物はそのエックス線チェックを通すことになります。そのゲートの手前に踏ん張っていて、チケットを見せろと言ってきます。インドの駅はセキュリティチェックはありますが、キップを見せることはありません。みんな勝手に通っていくのに、外国人旅行者だけに声をかけます。列車の予約票を持っていることもあるかと思いますが、(私は事前に列車を予約していたので、予約票を持っていた)それを見せる必要はないし、見せたらダメです。予約票では通れないから、キップに換える必要がある、それには旅行社に行かないと換えられないと言って、悪徳旅行社に連れて行こうとします。予約票を持っていなければ、キップがないと通れないと言って、悪徳旅行社に連れて行こうとします。腕を伸ばして通さないようにしますが、構わず押しのけて通りましょう。口をきくだけ無駄ですから、何も言わずに無視して通りましょう。追いかけてまでは来ません。
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上の陸橋を上がると通路がある。左右に列車のプラットフォームに降りる階段がある。けっこう長い通路で、向こう側はメインバザールになります。ここには詐欺師はいません。(寝ている人はいる)。
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メインバザール側に出ました。正面がニューデリー駅です。陸橋を渡って、階段かエスカレーターを降りると右手にセキュリティゲートがあるので、その脇のゲートの横を通って駅の外に出ます。そして、左方向、道なりに進んでいきます。オートリクシャがいっぱい止まっています。
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ここをまっすぐ進みます。なお正面の道はオートリクシャが通る所で、左側の道が歩道です。
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上の道を進むと、駅のゲートがあって、道を渡った所(向こうに見える青の門・ゲート)がメインバザールの入り口です。オートリクシャや車がいっぱい走ってくる信号のない道を渡ります。
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メインバザール。ごちゃごちゃした汚い道です。
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車やオートリクシャがいっぱい走ってくるので、気を付けて歩きましょう。なお、このもっと先の方でシムカードを買いました。空港で買うと900ルピー+写真代100ルピーのようですが、この先のエアーテルの看板の出ている所では写真を持っていれば400ルピーでした。(シムフリーのスマホにしているので)。インドではシムを入れ替えてからしばらくして携帯電話会社に電話して、パスポート番号等を入力してからでないと使えません。2~3時間しないと使えるようにならないのですが、私に行った店では100ルピー追加で払うとその場で20分ぐらいで使えるようにしてくれました。設定も全部やってくれるので、便利だと思います。
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メインバザールはニューデリー駅からすぐ、駅前通りみたいなものですが、牛はいます。のら牛ですね。
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メインバザールの脇道を入るとこんな感じ。迷路のようで、自分の位置がすぐ分からなくなります。
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泊まったゲストハウスの前の道。サンタナという有名な日本人宿で、日本人スタッフが2人いました。泊っている人も全員日本人でした。個人のインド旅行は結構苛酷なので、日本語が通じる宿はやっぱり安心できます。スタッフの若い人も、もともと旅人で、フレンドリーで面倒見が良く、大変お世話になりました。サンタナでは列車の予約の代行もしてくれます。日本からネットで宿の予約をしたときに一緒に列車の予約もお願いしました。日本からネットで予約することもできるようですが、けっこう難しそうでしたので。インドに着いてから、駅で予約することももちろんできますが、列車によって早くに予約が埋まってしまい、希望の列車や席が取れないこともあるという話でしたので、手数料等がかかりますが、もともとそんなに高くないので予約をお願いしておきました。
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泊まった部屋。エアコンとバスルーム付きで一泊1300円ほど。でも、エアコンは夜しか使えません。(インドは都市ガスがなく、電気で調理するため、昼間は電力不足でエアコンが使えないのか?)。ツインの部屋を一人で使用した場合の部屋代です。
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ゲストハウスのリビングルーム。各部屋にはエアコンがなく、ここだけエアコンが入っているので、みんなここに集まる。元気なうちは観光に出かけるけど、暑いのでそのうち出なくなって、ここでゴロゴロしてる。朝食付きで、昼食や夕食も別料金で頼むと作ってくれる。ここで食べたチキンカレーがインド旅行中で一番美味しかった。両替も頼めるし、いろいろ便利でした。旅行の初めに泊まった時は世界一周旅行の途中とか、インドに何か月もいるような旅人ばかりでしたが、旅の終わりに再び泊まったときは8月になっていたので、学生が多かったです。
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天文台。星の測定に使った建物でしょうか。デリーで観光したのはここだけです。特にこれが見たかったわけではなく、暑くて他を見る気がなくなってしまっただけです。インドは4月~6月ぐらいが最も暑いようですが、7月~9月ぐらいは雨期に入ります。行った時は雨期の入りかけぐらいですが、とんでもなく暑いし湿気もあって苦しい暑さでした。8月のお盆前に日本に戻ったのですが、そんなに暑くないな、と思いました。半ズボンでもちょっと街に出ただけで汗びっしょりになります。
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天文台はコンノートプレイスから歩ける距離です。そして、コンノートプレイスには詐欺師がいます。2~3人から声をかけられました。一人はバックを後ろにかけていると危ない、といってきました。教師だと言っていますが詐欺師だと思います。デリーは都会なので、知らない人が声をかけてくることはありません。まず、詐欺師です。チャイをおごってくれることもありますが、信用させて高い金額を詐欺しようとしていると思います。デリーの詐欺師は手が込んでいて悪質です。とにかく、向こうから声をかけてくるのは無視する方がいいと思います。
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天文台はシュールな建物がいろいろあって、面白かったです。
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ニューデリー駅からバナラシ(昔はベナレスと言った)へ向かいます。写真は駅にある列車の掲示板です。左の数字は列車番号で、隣の黄色い文字は列車の名前、その次は発車時刻で右端はホームの番号です。私の乗る12562の列車はリ・スケジュールになっています。8時40分発の予定が0時30分に変更になりました。でも、さらに遅れて結局乗車できたのは1時ごろで、発車は2時半ぐらいになりました。6時間の遅れですが、バラナシに到着したのは8時間遅れになりました。
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ニューデリーの駅のホール。みんな寝ていますね。列車を待って寝ているのか、ただ寝ているのかは不明です。いつもこんな感じ。
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これは駅のホーム。皆さん爆睡中ですね。なお、ニューデリーの駅の一番線ホーム(改札のセキュリティゲートを入った所)には、アッパークラス用の待合所とスリーパークラス用の待合所があります。アッパークラス用はエアコンが入っているので、お勧めです。一時間10ルピーの有料でした。
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列車は遅れることも多いので横になって待っているのは分かりますが、まったりしていますね。なお、定時に発車するものも多いので、発車30分前にはホームにいた方がいいです。始発の場合は予定のホームが変わることは少ないと思いますが、途中で乗る時はホームが変わることもあります。駅の電光掲示板で確認するのはもちろんですが、待っているときに近くにいる身なりのいい人にホームが合っているかどうか聞いておくと、変更になった時も教えてくれると思います。(放送もあるが、よく分からない)。また、インドの列車は車両がいっぱい連結されていて長いので、自分の乗る車両がどのあたりに止まるのか見当をつけておくほうがいいです。と言っても、難しいと思いますが、ゲストハウスなどで聞くと、列車の運行時間、遅れている場合はどのくらい遅れているか、また、車両がどのような並びになっているかが分かるソフトを教えてくれると思います。インドで列車に乗る時はこのソフトは重要です。(私はixigoというソフトと、train status+ 列車番号 というものの二つを使いました)。それと、高級な席を予約したので、割と身なりのいいビジネスマン風な人が待っているあたりに行きました。
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インド人はとても親切でフレンドリーなので、列車のことを聞くと親身に教えてくれます。私の聞いた人は自分も同じ車両に乗るから、と言って一緒に待ってくれて、列車が来たらここに乗るんだと言って手助けしてくれたし、席も教えてくれて、到着して降りる時も心配して見にきてくれました。外国人に興味があるし、とても親切です。ただ、0.1%ぐらい悪い詐欺師がいて、外国人観光客は強力磁石のように詐欺師を引き付けますから、向こうから話しかけてくる人は要注意です。でも、高級な車両に乗っている人は詐欺師はいませんから(お金がかかるから)フレンドリーに話しかけられてもまずは安心です。
写真は列車ですが、ドアの所に人が座っていますね。これは発車して走っている列車です。エアコンなしの車両は暑いので、ドアは開けたままで走っています。乗客が自分で開け閉めできる構造です。 -
列車の中。これは2Aというクラスの車両です。高級な車両で、エアコン付きの2段ベッドというものです。1Aというクラスが最高級です。個室に二段ベッドが2組になりますが、連結されてない列車が多いと思います。3Aというのがわりと一般的かと思います。エアコン付きの3段ベッドです。三段ベッドだと、昼間は真ん中のベッドがたたまれていて、3人が下のベッドに腰掛けるようになるので、一番上のベッドの人は横になることができますが、あとの2人は座っているようになります。もちろん夜になれば3人横になるわけですが、高さがないので、ベッドの上に座ることはできません。2段だとイスがたたまれていることがないので、上の段の人はいつでも横になれるし、下の段の人もほとんど自分だけのスペースとして使えます。もちろんベッドで座ることもできるので、だいぶ楽だと思います。なお、エアコン付きの寝台車には毛布と枕とシーツが付きます。これがアッパークラス。この下にスリーパークラスがあります。エアコンなしの3段ベッドです。アッパークラスには検札が回ってきますが、スリーパークラスにはあんまり回ってこないのではないでしょうか。乗車券がない人も結構乗っているようです。なので、ベッドを予約してあっても知らないインド人が座っていることは普通にあるし、スリなどの被害もよくあるようです。なお、値段はクラスによってかなり違います。デリーからバナラシまで2Aで1575ルピー(2500円)ぐらいですが、スリーパーなら恐らく400ルピー(640円)ぐらいではないでしょうか。なお、私はチケットを手配してもらったので、4150円払いました。また、駅の窓口で購入する場合も外国人枠で買うとちょっと高くなると思います。まあ、値段もいろいろということですね。
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列車のトイレ。けっこうきれいに使われていました。ま、特に問題はないかと思います。
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旅行の最後にデリーへ戻り、ゲストハウスを通じてスラムツアーに参加しました。ツアー希望者4名にガイド2人がついて、スラムを案内してくれました。幹線道路と鉄道の線路に挟まれた一角で、普通の街がだんだんスラムになるのではなく、街のほかの部分とは全く切り離された一画です。なので、個人で行ってみるのはまず無理で、ガイド付きでないと行けないと思います。ガイドはこのスラムの出身だそうです。
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スラムの中の家。この部分は高架道路の下の部分です。
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スラムの家。
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スラムの子供たち。いっぱい寄ってきてかわいいです。何をねだるわけではなく、ただ興味津々というところ。ここはカフェがあって、チャイと揚げたパンのようなものをごちそうになりました。美味しかったです。住民はみんなフレンドリーで、初めはちょっと警戒していたのですが、物乞いもいないし、危なそうな人もいないし、とても安全でした。大人たちもみんな挨拶してくれます。
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スラムの市場。魚や野菜、鳥などの食材を売っています。スラムにはスラムの暮らしがありました。普通、スラムというと、酒やドラッグで身を持ち崩した人や犯罪者が多く住んでいるという感じがしますが、インドではカーストのためにスラムに住まざるを得ない人、抜け出すことが困難な人が多いのではないでしょうか。社会的なインフラから遠ざけられて、衛生的に問題のある暮らしですが、普通な人が普通に暮らしている村という感じです。
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スラムの中にあるチャパティを作っている工房を見学しました。ほかにもバッグを作る工房などもあります。
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スラムは上水道も下水施設もなく、ごみが散乱していました。
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スラムの中の通り道は家と家の隙間を通ったりして、迷路のようです。下水がないので、汚れたどぶの水路もあちこちにあります。
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スラムの中の教室(寺子屋のようなもの)。小学校1年生ぐらいから5年生ぐらいの子供たちがいます。午後だけのようなので、学校に行った後に集まるのでしょうか。奥に座っているのがガイドの人で、教室も仕切っているようです。スラムツアーは850ルピー(1400円)ぐらいと結構高いのですが、おそらくこの教室の運営費や学用品代(ノートを配っていた)にも充てられているのだとおもいます。
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子供たちはとっても可愛く、一人ひとり寄ってきて、自分の名前を言ってきました。得意な芸も見せてくれます。(これはヨガのポーズ)。
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スラムの大人たちがみんなフレンドリーであいさつもしてくれるのは、ツアー代の一部が子供たちの教育に使われているからではないでしょうか。カーストの意識のない外国人に慣れるのも、子供たちにとって悪いことではないと思います。
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みんなで記念撮影。う~ん、かわいい。
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