2019/08/10 - 2019/08/10
33位(同エリア59件中)
ちふゆさん
19年も8月に入り、ラム酒(Rum)のアップルトン工場(Appleton Estate)の入場料が値上がりする前にみんなで行こうと云う話になり、ツアーをアレンジして戴き出掛けた。
8月10日(土)、朝7時半過ぎにキングストンを出発、ジャマイカ島南部の幹線道路を西へ向かう。午前中はまずはバンブーアベニュー(Bamboo Avenue)で一休みして、YSフォールズ(YS Falls)に。バンブーアベニューには10時20分頃に着き、YSフォールズには10時40分頃到着。ここで昼食を食べて1時過ぎにアップルトン工場へ向かう。バンブーアベニューとYSフォールズは2回目で、詳細はそれぞれ以下のリンクを参照。
バンブーアベニュー
https://4travel.jp/travelogue/11458939
YSフォールズ(YS Falls)
https://4travel.jp/travelogue/11458936
1時40分頃、アップルトンエステート(Appleton Estate)へ到着。ここにはジャマイカ最古のラム工場がある。セントエリザベス(St. Elizabeth)パリッシュ(Parish)のナッソーバレー(Nassau Valley)のなだらかな丘陵地帯に広がっており、1655年にイギリス人将校のフランシス・ディクソン(Francis Dickson)に与えられ、1739年からラム酒を生産している。エステートの名前は初期のイギリス人オーナー、ジェームズ・アップルトン(James Appleton)から名付けられている。1万1千エーカーの広さを持ち、うち3700エーカーでサトウキビが作られ、その他柑橘類やコーヒーも作られている。
ラム酒の名前の由来はいくつかの説があり定かではないが、バルバドス島の先住民がこの酒を飲んで酔って騒いでいる様子を見たイギリス人が「rumbullion(イギリスのデボンシャー(Devonshire)地方の方言で「興奮」の意味)」と表現し、その語頭を取ったという説が有力だとされている。
1739年の創業は、1703年創業のバルバドス(Barbados)のマウントゲイ(Mount Gay)に次いで2番目と云われている。ちなみに3番目はマルティニーク島(Martinique)のセントジェームスラム(St. James Rum)で1765年創業。サトウキビは1493年のコロンブス(Christopher Columbus)の2回目の航海と共にカリブ海にもたらされたもので、1600年代のイギリス、オランダ、スペイン、フランスの植民地化と共に、ラム酒がカリブ海経済の基盤となった。
ジャマイカでも1893年までに3万エーカーでサトウキビが育てられ、90%が独自の製糖工場や蒸留工場を持っていて、その数は148あったと云われる。第2次世界大戦の頃までにはその数は25に減り、現在の蒸留工場は10を切っているが、それでも1300万ガロン(5000万リットル)のラム酒を生産しており、キューバ(ハバナ・クラブ (Havana Club)、コイーバ(Cohiba)など)、プエルトリコ(バカルディ(Bacardi)、キャプテンモルガン(Captain Morgan)、ロンリコ(Ronrico)など)、フランス海外県マルティニーク島(HSE サンテティエンヌ(HSE Saint Etienne)、クレマン(Clement)、ジェー・エム・ラム(Rhum J.M)、トロワリヴィエール(Trois Rivieres)、ラマニー(La Mauny)、J.バリー(J. Bally)など)と並ぶカリブ海のラム酒生産国である。
ラム酒は第2次世界大戦中にウイスキーが品不足となり、その供給を補うために流通量が増え、その中でもアップルトンラム酒は、その滑らかさと軽さのために人気となった。現在この工場では、年間約1000万リットルのラム酒と1日160トンの砂糖を生産している。1916年にレイアンドネフュー(J. Wray and Nephew Ltd.)が購入し、2012年にレイアンドネフューはイタリアのカンパリ社(Gruppo Campari)の傘下となっている。レイアンドネフューはジョン・レイ(J. Wray)が1825年にキングストン(Kingston)で創業、甥のチャールズ・ジェームズ・ワード(Charles James Ward)が世界的な名声を持つ企業に育て上げた。ジャマイカで生産されるすべての蒸留酒の約63%を占める3つの砂糖農園(アップルトン、オランダ(Holland)、ニューヤーマス(New Yarmouth))を所有しており、ジャマイカでは90%のシェアを持つと共に世界60か国以上に出荷されている。
ジャマイカ最古、最大でかつ最も近代的なラム酒工場の見学はウェルカムラウンジでのウェルカムドリンクからスタートする。ノンアルコールドリンクもあるが、私はラム酒にハーブやスパイス、フルーツを漬け込んだラム酒リキュールのラムパンチ(Rum Punch)を戴く。おかわり自由とのことだが、口当たりがよく飲み過ぎそうなので一杯だけ。
2時20分頃、ようやくツアーのスタート。まずは、ジャマイカのラム酒に関しての7分間の上映。上映が終わると中庭に出て、ロバが回すサトウキビ絞り機の実演を見る。サトウキビ絞り機は別に人が回すものもあり、ここでは搾りたてのサトウキビジュースを飲むことができる。甘い。また、絞ったサトウキビジュースを煮詰める鍋もあり、精製された黒砂糖をなめることも。
タワーに登って、敷地全体を眺めた後は、蒸留の説明があり、実際の蒸留工場の中を見ることができる(ここは撮影禁止)。サントリーの山崎のウイスキー工場の見学をしたことがあるが、似てる。工場の最後はオーク樽が並ぶ倉庫(Ageing House)。熟成が進むたびに量が減り、色が濃くなるのがよく分かる。熟成速度はスコッチ(Scotch)やコニャック(Cognac)に比べて約3倍なので、ラム酒の7年物はスコッチやコニャックの21年物に相当する。。また、ジャマイカの歴代首相コレクション樽も飾られている。
そして最後はテイスティング。4年物、6年物、12年物を飲み比べる。ジャマイカのラム酒の多くは、国外のブレンダーやボトラーに輸出されており、蒸留工場で瓶詰めされているものは少ない。その後ギフトショップを眺めて、4時半前に工場を後にした。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3102724079797595&type=1&l=8a89379cb0
以上
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