2019/06/10 - 2019/06/10
3位(同エリア4件中)
放浪老人さん
クシャダスとボドルムの間の海岸に沿って、プリエネ、ミレト、ディディムの3遺跡があります。クシャダスの北東にあるエフェソスに比べると規模は小さいですが、それぞれ特徴があって、1日かけて、3遺跡を周る価値があると思います。
3遺跡を周るツアーがクシャダスから出ていると聞いて、クシャダスに泊まったのですが、週1回しかなかったので、タクシーの公式料金=70ユーロでホテルの車をチャーターし、主人の運転で周りました。
ディディム:アポロン神殿は、ギリシャ中部のデルフォイと並ぶ信託地として知られていました;エフェソスのアルテミス神殿に次ぐ規模のギリシャ神殿でしたーアテネのパルテオン神殿より大きい;円柱が一本残っているだけのアルテミス神殿と違い、神殿の基盤や内陣の壁が残っています。
ミレト:海運と防衛に適した湾内の岬の先ーギリシャ植民都市の典型的な立地ですーに築かれたギリシャの植民都市を起源にします;小アジアではエフェソス・ハリカルナッソス(ボドルム)と並ぶギリシャ都市で、黒海沿岸に進出し繁栄しましたが、メンデレス川の堆積によって港が埋まり衰退しました。
プリエネ:前4世紀のペルシャ支配期間の最後からアレキサンダー大王の支配下に、岩山の中棚に合わせて計画・建設された都市です。格子状の道路の周りに、公共施設、宗教施設や住居を配置しています;崖の直下に港を持っていましたが、ミレトと同様に、メンデレス川の堆積によって港が埋まり衰退しました;大きい都市ではありませんが、古代都市敷地のほぼ全体を自由に見て回ることが可能です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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09:24 前々日に、ボドルムから来た道を逆に南に向かいます。
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10:01 マイジャレ山の南側に出て、ソケを過ぎると、海側のプリエネ・ミレトへ向かう道が分かれます。
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10:13 D525はミレト・プリエネが繁栄していたころは海であった場所を真っすぐ南へ:今では、広大な農耕地に変化しています。
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10:38 ディディムの街に着きました。
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10:43 アポロ神殿;
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神殿側面:円柱は3本しか立っていませんが、内陣を囲う壁の下部がすべて残っています;直方体の石材は再利用しやすいので、中世に取り去られていることが多いのですが。
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10:45 遺跡入口;
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メドゥーサ:入口の下に、神殿を護るため、フリーズに飾られていたメドゥーサが置かれています;左端のメドゥーサが多くのガイドブックに載っています;神殿の方向を見ていると気づかずに通り過ぎます。
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10:49 神殿正面;イオニア式円柱が横10本×縦2本並んでいました。
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前面の円柱は多くが下部のみ修復されています。
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細かい浮彫がある円柱の基台があります。
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石柱の断面と、太さを示そうと置いた帽子:直径は2m(?)あり、ギリシャ神殿の石柱の中では群を抜いた太さです。
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正面から見下ろした内陣;;巨大な内陣を囲う壁が、元の壁の下3分の1程度ですが残っています;中には内陣を形成した石の基盤だけが残っています。
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正面両脇に内陣に入るトンネルがあります;トンネルを通って自由に内陣に入ることが出来ます。
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内陣の奥から;正面の壁の両脇にトンネルがあります;ギリシャ神殿の内陣に入ったのは初めてです。
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神殿の左側面;基盤の石段は損傷なく残っていますが、円柱は土台しか残っていません;周りの敷地は、四角い石材で埋まっています;将来的には修復するのでしょうか?
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神殿の裏面には倒れたままの柱が残っています。
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神域の右側面;
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こちら側も、敷地が、神殿の石材で埋まっています。
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一部、補充用のコンクリートが使われています。
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フリーズに載っていたメドゥーサの内、保存状態の悪いものは敷地内に散在しています。
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拡大するとメドゥーサ;
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11:13 最後に、入口から振り返りました;次は、ミレト遺跡に向かいます。
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11:47 ミレト遺跡入口を右折して;
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11:49 遺跡に着く手前にミレト博物館;ここの入場券は、遺跡と共通です;遺跡の地図も貰えます。
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メンデレス川の河口の進出、北側にプリエネ、南側にミレト;時代が進むと、川による土砂の堆積で、海が後退しているのがわかります。
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ミレトとディディムを結ぶ聖なる道と道沿いの彫像;
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ミレトの浴場に飾られていた川の神;
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12:04 庭に並べられたライオン;車に乗って、大劇場前の駐車場に移動します。
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12:08 大劇場:山の斜面ではなく、小さな丘の頂上部に築かれた劇場です;ほとんどのギリシャ劇場は、客席からの眺望がすばらしいですが、ここは、劇場も遠くから眺望されます;海からこの都市を訪れる人には、遠く沖合からこの巨大な劇場が目に入ったでしょう;劇場中央の高く盛り上がった部分は、ビザンティン時代に劇場を土台として利用して築かれた砦です。
柵も表示もないので、博物館で入場券を買っている、私が直接劇場に向かうと、反対側の事務所から職員が追ってきました。 -
劇場の中央から:ヘレニズム時代の劇場を、ローマ時代に規模を拡大して闘技場に改修したものです;上に載っているのが砦です。
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正面右側の木立の中が事務所です;4本の石柱は貴賓席です。
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劇場の中に通路や階段が 張り巡らされて、中を最上段まで上ることができます;
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12:22 最上段に置かれた石椅子;
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マイジャレ山と平野;古代には山まで内海が広がっていました;プリエネはこの山並の裾にあります。
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遺跡の中心部:中央にイオニア式の柱廊が見えます。
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裏から見た砦;
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ヘレニズム時代のハーレオン(英雄神殿);
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港のモニュメント;
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大劇場と砦、手前はモスク跡です。
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正面奥はイオニア式柱廊、手前右側は議事堂跡です。
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イオニア式の柱廊;手前=アゴラ、は沼になっていて、右側から回っていかねばなりません。
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石畳の道;
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イオニア式の柱廊;手前はペリスタイルと呼ばれる中庭があった場所です。
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ペリスタイルの先にあるトルコ式浴場;
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カピトの浴場;ハイポコーストが残っています。
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ニンファニウム;
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ローマ時代のハーレオン;
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ハーレオンから大劇場の上の砦;
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ファウスチナの浴場;
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左奥のファウスチナの浴場のアポディテリウム(脱衣場+ロッカールーム);
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13:21 駐車場に戻りました。
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次はプリエネへ;
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13:40 中腹にアテネ神殿の柱が、その下の斜面に石垣も見えます。
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プリエネ入り口;
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プリエネの駐車場:100台ぐらいは止まれそうですが、この時点では見学客はいません。
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13:48 管理事務所:入場料を払おうとしたら、「入場券が切れたので受け取れない。」、推測です;代わりに、昼食代わりにアイスを買いました。
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プリエネの地図:格子状の都市計画;平面では上下方向の斜面で、南北の道は坂道です。
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遺跡に向かって坂道を進みます。
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遺跡の外壁からは、石段になります;この時、遺跡内は私一人だったと思います;
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13:54 左がアゴラ、右が劇場版、直進が神殿;
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13:56 直進して中央の東西通りを西に進みます;左側を見ると、手前は議会所、その先はアゴラです。
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13:58 道の西端が、アテナ神殿;
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神殿の周りには石柱の円筒が非常に多く散在しています;一方、内陣用の方石は残っていません;キリスト教化後、遺跡内の教会等に転用されたのでしょうか?
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ミレト方向;
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アテナ神殿;イオニア式柱が5本立っています。
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裏の岩山;地図によると、この上にアクロポリスがあったようです。
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神殿の西側は住居跡が並んでいます。
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住居跡;
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円柱の残る建物;
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14:30 劇場;ここはローマ時代に闘技場に改修されていないようです。
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最前列には特別の椅子が並んでいました;
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劇場の南側は、教会;
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エジプトの神々の聖域;
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14:54 議事堂や公会堂等の公共施設跡;後ろの石積みはローマ浴場;
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排水溝付きの石畳道路;
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15:02 街の南面の石垣;
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住居跡;
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15:14
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15:21 現代のプリエネ;
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16:02 海岸側から、ギュウェルジン島へ戻ってきました。
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18:50 ケバブ屋、Alibaba;
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トルコ10日目で初めてドネルケバブを食べます。
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