2019/08/13 - 2019/08/13
342位(同エリア704件中)
ペコちゃんさん
- ペコちゃんさんTOP
- 旅行記407冊
- クチコミ106件
- Q&A回答1件
- 621,153アクセス
- フォロワー21人
御岳山(みたけさん)は、東京都青梅市にある標高929mの山で、レンゲショウマの群生地としては日本一と言われており、8月は多くのハイカーや写真愛好家で賑わいます。
そして、御岳山の周りを流れる渓流にあるロックガーデンは、夏でも涼しさを感じる人気スポット・・・苔むした岩肌と木々の緑が清流に映る、東京とは思えない場所です。
お盆の時期でしたが、仲間5人と山歩きを兼ねて行ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
PR
-
8時前にJR青梅線・御嶽駅に到着。
-
駅前から西東京バスに乗り、終点の「ケーブル下」に。
-
御岳山(標高929m)は、春はミツバツツジ、夏はレンゲショウマ、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季を通じて楽しめる人気スポット。
-
バス停からの坂道を登って行くと、ケーブルカーの軌道が道を跨いでいます。
-
御岳山を登るケーブルカーの山麓駅・滝本駅で往復切符(1,110円)を購入し・・・
-
8時21分のケーブルカーに乗ります。
-
ケーブルカーは、京王グループの御岳登山鉄道が運営。
これは2008年から運行している3代目車両の「武蔵号」。 -
1934年に開業した御岳山ケーブルカーは、路線距離:1,107m、標高差:423.6m、最大勾配斜度:25度の急勾配を、御岳山駅まで約6分で結んでいます。
-
「武蔵号」の車両定員は135名。
天井には、御岳山でよく見かける「ムササビ」が描かれています。 -
御岳山駅に到着。
-
駅前の広場は、標高831mの「御岳平」・・・下界は猛暑でも、ここは別天地・・・気持ちの良い涼しさです。
-
御岳平の左上方にレンゲショウマの群生地「富士峰園地」があります。
-
御岳山は武蔵御嶽神社を中心に、アップダウンの多い散策路が続いています。
-
トイレの先にある左の階段がレンゲショウマ群生地入口 。
-
階段を登って行くと、そこはもうレンゲショウマの世界!
絶滅危惧種に指定されているレンゲショウマですが、富士峰園地には約5万株のレンゲショウマが8月に次々と花を開き、レンゲショウマの群生地としては日本一。 -
レンゲショウマ(蓮華升麻)は、花がハス(蓮)の花に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ていることから命名されました。
細長い花茎が伸び、その先に付いたまん丸な蕾が開いて、淡い紫色の優美な花を開きます。 -
秋に茎葉は枯れますが、冬を越した根が春になると芽を吹く多年草のレンゲショウマ。
外側に広がった花びらは萼(がく)で、雄しべと雌しべを囲むよう筒状に重なった中央部分が本当の花びらです。 -
花が下向きなので、写真を撮るのも、なかなか大変。
-
斜面いっぱいに咲くレンゲショウマ。
-
一斉に花を咲かす草花ではないので、群生の華やかさはありませんが、それでも強く惹きつけられるのは、この花の持っている佇まい・・・薄暗い森で輝く「灯り」のようでもあります。
-
展望台から武蔵御嶽神社に向かう途中で見かけた花々。
これはヤマジノホトトギス。 -
ヤマユリ。
-
フシグロセンノウ。
-
ガクアジサイも、まだ咲いていました。
-
御岳山ビジターセンターを過ぎると、趣ある宿坊が沢山あります。
-
「レンゲショウマまつり」は7月13日~9月14日まで開催され、期間中は昆虫観察会やフォトコンテストなど、いろんなイベントが行われます。
-
クサノオウ(草の黄)。
-
ヤマトリカブト。
-
国指定天然記念物「御岳の神代ケヤキ」。
-
土産物店通りを歩いていると、「駒鳥売店」の入り口に ” 黄色いレンゲショウマが咲いています ” の案内板があったので、入ってみました。
-
店の窓際に咲く「キレンゲショウマ」。
-
キレンゲショウマなので「黄花のレンゲショウマ」かと思ったら、レンゲショウマ(キンポウゲ科・レンゲショウマ属)の仲間ではなく、アジサイ科・キレンゲショウマ属の植物。
キレンゲショウマは、四国・剣山が日本一の群生地だそうです。 -
参道の商店街を抜けると、武蔵御嶽神社の鳥居と随身門が見えてきました。
-
ここから武蔵御嶽神社の社殿まで、330段の階段が続きます。
石灯籠の所にもレンゲショウマが・・・ -
随身門の左右には、神を守る「随身」の像が安置されています。
-
随身門を通り抜けて進むと・・・
-
参道の左右には、沢山の講の石碑が並んでいます。
-
石段をよく見ると、ところどころに鬼が隠れてます。
-
石段に埋め込まれた「天邪鬼(あまのじゃく)」を踏むことで、邪気を祓うのだとか。
-
カッパが支える石のベンチ。
-
石段の先に社殿があるのですが、今回はパスして奥の院・大岳山方面に左折。
-
長尾平にある「長谷川恒男 顕彰碑」・・・1991年にパキスタン・ウルタルII峰(7,388m)で、雪崩に巻き込まれ遭難死した登山家の長谷川恒男の没後20年を記念して、2011年に建立された碑です。
-
「天狗の腰掛杉」・・・奥の院の方に行く途中にある、樹齢:350年・高さ:60mの大木で、天狗が腰掛けて人々を見下ろしていたことからこの名前がついたのだとか。
-
勾配がきつい登山道を進み、1時間あまりで日本武尊をお祀りする「男具那社(おぐなしゃ)」へやっと到着。
当初の予定では、奥の院~鍋割山~大岳山と歩く計画でしたが、もう11時を過ぎており、天気も少し気になったので、予定を変更してロックガーデンへ向かうことにしました。 -
急坂を下りて、約1時間でロックガーデン近くの広場に。
ここで昼食。 -
これからロックガーデンに向かいます。
-
途中で見かけた、ほんのりピンク色のヌスビトハギ。
-
「綾広の滝」に到着しました。
落差10m、滝壺の深さ1.2mの滝です。 -
綾広の滝では、古来より武蔵御嶽神社の禊(みそぎ)の神事が行われることから「修行みそぎの滝」とも言われ、今も滝行が行われます。
-
御岳岩石園(ロックガーデン)は、綾広の滝から下流の「天狗岩」に向かって約1km続く、清流沿いの散策路。
昭和10年に整備された遊歩道で、苔むした岩肌と木々の緑が清流に映る景勝地です。 -
綾広の滝の傍らにあるのは、中里介山の『大菩薩峠』に出てくる「お浜の桂」・・・樹齢約300年、高さ38mの巨木です。
-
渓流と露岩が、より涼しさを感じさせる遊歩道。
-
苔むした岩が美しいロックガーデン。
-
-
イワタバコ。
-
タマガワホトトギス。
-
ダイコンソウ。
-
途中の休憩スポット。
-
夏休みなので、家族連れも多い。
-
階段を登ると「天狗岩」。
-
リュックを置いて、最初はクサリにつかまりながら、天狗岩を登ります。
-
途中から根っこを持って頂上へ・・・岩の上には天狗の像がありました。
-
その先にある切り立った岩の上にも天狗像。
-
高尾山の天狗を思い出します。
-
天狗岩から「七代の滝」へ。
200mなので気楽に下り始めたら・・・ -
長い鉄製の急階段を何段も下ります。
つまり、滝を見た後は、同じくらい登るということ! -
着きました~、七代(ななよ)の滝。
-
七代の滝は、その名の通り大小7段の滝から成る美しい滝で、全体としては落差50mあるそうです。
下から4段目のこの滝は落差15mで、余り大きな滝ではありませんが、周りの景観も含めて素敵です。 -
滝つぼ近くでマイナスイオンを浴びながら、ひと時の清涼タイム。
-
この時期、御岳山は至る所にコアジサイが咲いています。
シャクヤクのような蕾と可憐な花に元気をもらって、何とか七代の滝から長尾平分岐点までのキツい急坂を登り、今日の御岳山歩きが終わりました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
青梅(東京) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
70