2019/08/09 - 2019/08/10
4457位(同エリア13971件中)
古川大輔さん
いつもとは方向が対照的ですが、間違いではありません(笑)。
弾丸ツアーなので、例によって鉄道とバスの乗車&お気に入りホテルさんの宿泊記といった感じですが、是非、お付き合い下さい。
福岡県は、私を子供の頃からずっと可愛がってくれていた恩人である、叔父との想い出の場所です。
戦時中、福島の会津より、単身、汽車と関門連絡船を乗り継ぎ、九州入り、博多駅近くに住み、小倉で働いていました。
しかも、疎開などの事情ではなく、自身の意思で九州入り・・・まさに冒険の人生を歩んだ、ワイルドな男でした。
世間では、とにかく「頑固一徹、堅物」というイメージの強かった叔父は、一方でシャイな面もあり、家族にさえ、最近まで、このような若い頃のエピソードを語ることはなかったようです。
そんな叔父も、いつも私にだけは、ワイルドでやんちゃな素の部分を見せてくれていました。とはいえ、こうした意外な過去を知ったのはごく最近の事で、驚きと共に、改めて叔父のことを尊敬し直した覚えがあります。開通間もない関門トンネルを通って列車で会津に戻り、やがて私の叔母と出会い、結ばれ、甥である私とも出会う事になりますが、いろいろな意味で、不思議な運命を感じます。
夏休みなどで、私達が会津のばあちゃんの家に行くと知るや否や、大ちゃんが来る!という理由だけで、何もかも顧みず、予定を開けて待っていてくれた叔父・・・その時は、とにかく誰にでも、大ちゃんが来るから帰らんなんにぃだ!の一点張りだったようで、当時「大ちゃんとは一体、何者なのか!?」と、不思議に思う関係者も多かったようです(笑)。
叔父は2013年6月に、82歳で他界しましたが、晩年は80前後とは思えない体力で、年に2回ほど、私の弾丸ツアーにも喜んで付き合ってくれました。わざわざ会津若松から一旦、上野に来て、私と合流してから出かけていました。上野駅の新幹線改札で目が合うと、シャイな叔父はすまし顔を装いつつも、隠しきれない笑顔が溢れていたのを、今でも思い出します。
福島の親戚の間では、今でも色褪せることなく、頑固で、ワイルドで、天然でもあった叔父の伝説は語り継がれています。叔父の辞書には、まさに「死」という言葉はなく、夢を追い続ける私を、"背中"で励ましてくれた叔父の面影が色濃く残る福岡は、自身にとっても特別な町です。
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8月2日(金)
東海道山陽新幹線
のぞみ195号
東京発→博多行き
N700A系電車
東京 17:40.45発
品川 17:46.40着 17:4750発
新横浜 17:58.25着 17:59.45発
名古屋 19:19.40着 19:21.35発
京都 19:55.30着 19:57.20発
新大阪 20:11.10着 20:13.05発
新神戸 20:25.00着 20:26.10発
岡山 20:57.55着 20:58.55発
広島 21:35.15着 21:36.30発
新山口 22:08.50着 22:09.55発
新下関 22:22.25通過
小倉 22:29.30着 22:30.40発
博多 22:47.40着
全停車駅記載
定期列車としては「のぞみ247号」新大阪行きで運行されている列車で、多客期のみ、山陽直通の臨時列車「のぞみ195号」として、博多まで運転されます。
東海道・山陽新幹線は、便番号によって、運転区間や定期、不定期などが見分けらるようになっていて、のぞみ号の200~265号は、東京~新大阪間で運転される定期列車、同、150~199は、東京発着で山陽直通の臨時列車に割り振られる番号です。従って、247号は時刻表にも定期列車として掲載されますが、博多まで延長されるときは、実質、247号は運休という扱いになるため、必ずしも毎日運転ではないということになります。
金曜日のこの時間、やはり新大阪までは、普段でもほぼ満席、新大阪ではある程度の乗車もあるものの、降車に対する"入れ替わり"というほどの乗車はなく、以西は減少し、広島でガラガラになります。また、東京、品川、新横浜から隣近所に乗車した人が、岡山や広島まで一緒というパターンは結構、多いです。
もう、九州の地を訪れることはないだろうとさえ考えていた叔父が、午後の磐越西線と新幹線で会津若松より上京し、夜の新幹線であっけなく九州入りするという現実を、車内で改めて知ったその瞬間・・・まるで子供のように、逸る気持ち、興奮を押さえきれず、ハイテンションではしゃいでいたのを、今でも思い出します。
のぞみ号が新下関を通過し、いよいよ関門トンネルに差し掛かると、さっきまで一睡もせず、飲んで、食って、喋っていた叔父の顔色が、緊張にも似た面もちになり、しみじみ何かを噛み締めるような表情で「小倉」の駅名標を見ていた時、本当に連れてきて良かった!と、自分も嬉しくなったのが、懐かしいです。 -
新幹線での楽しみといえば、やはり、お弁当・・・なのですが、今や、車内販売でお弁当が買えるのは、東海道山陽新幹線だけになってしまいました。
利用者の多い東海道新幹線だけに、駅の売店で山積みになったお弁当が、また食欲をそそります。JR東海パッセンジャーズさんのお弁当は、それぞれのお料理が、お店で出来立てをいただいている味に極めて近く、まさに"冷めても美味しい"という点に優れていると思っています。
ワゴン販売の他に、時間帯などニーズを考えながら、アルコールやアイスクリーム、お弁当などを個別に売り歩くなど、車内販売を充実させるべく、創意工夫を凝らして、パーサーさん達が頑張っています。
「東海道肉づくし」
やきとり、つくね
カツ(名古屋八丁味噌入りたれ)
すき焼き -
JR九州ホテルブラッサム福岡
エントランス
JR博多駅筑紫口(新幹線口)を出て正面に伸びる道を進み、すぐ右手に見えてきます。地下鉄空港線の博多駅の上にも位置し、とても便利な立地です。
福岡を始め、九州に来たら、まずここにお世話になるのが定番、九州といえば、まずはここ!
初めてお世話になってからは、もう、かれこれ十年以上経ちますか・・・!?叔父と来た時も、もちろん、ここにお世話になりました。
叔父はこのホテルで、周辺地図を見ながら当時を思い出していたようで、ホテル近所の堅粕小学校付近、御笠川沿いに住んでいたことも判明しました。
翌朝の散歩で付近を散策するも、当然、建物などの面影はありませんが、風景にどことなく当時の雰囲気は残っていたようで、大体この辺り、というところに、立つこともできました。 -
JR東日本ホテルズの「イースタンメンバーズガード」も有効で、もちろん、12時までのレイトチェックアウトの特典付きです。
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華やかな雰囲気ながら、上質、上品な高級感に包まれます。JRホテルメンバーズ加盟のホテルは、統一された清潔感と高級感があるとともに、各ホテルのインテリアはそれぞれがとても個性的です。ビジネスホテル系であっても、それは共通しています。
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そして、その高級感に相応しい、謙虚で慎ましくも、サービス精神旺盛なスタッフさんの出迎えで、心を癒してくれます。
何より、博多駅前という立地、あの"ななつ星"クオリティを誇るJR九州ブランド、その建物の風格と高級感、後述する食事の内容には相応しくない、優しい価格設定が最大の魅力です。 -
JR九州ホテルブラッサム福岡
フロント -
エントランスよりフロントまで続く、開放的な雰囲気のロビー
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JR九州ホテルブラッサム福岡の地下にある、JR九州フードサービスによる「赤坂うまや博多」は、ホテルの朝食会場でもあります。
ここで提供される卵は、福岡県糸島市、きれいな空気と清らかな水の流れる雷山山麓にある「板垣ファーム」さんで生産される「糸島たまご」です。
メインディッシュは、魚のみりん干し、ハムエッグ、チキンステーキの三種類から選択、職人さんがその場で焼いてくれます。生卵や明太子など博多のお惣菜各種、サラダ、御飯、味噌汁などはブッフェ形式で好きなだけいただけます。
ディナーは、カウンターの向こうで職人さんが焼いてくれる、佐賀県三瀬の「みつせ鶏」の各種焼鳥や豚バラなどの串焼き、焼おにぎりが特にお気に入り!ただ、普段の弾丸だと、際どくラストオーダーには間に合わず、土曜日の夕方、帰り際に時間があると立ち寄る感じです。 -
メインディッシュも、やっぱり卵の上に卵・・・
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やはり、糸島たまごのたまごかけご飯が大人気です。
明太子との相性も抜群です! -
明太子の小鉢など、博多の味数々の小鉢
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卵焼き、しらす大根おろし、ひじき
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豆腐、サラダ、その他
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とても情緒のある、凛とした雰囲気の店内、やはり、一杯やりながらのディナーは最高ですが、この高級感の中で、朝食ブッフェを楽しめるお得感は満点!
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夜になると、カウンターの向こうに、おいしそうなみつせ鶏や豚バラの串刺しが並びます。
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JR九州グループが、東京、赤坂から、博多に持ち帰ったこのクオリティ!
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北海道ツアー同様、JR九州ホテルブラッサム福岡でのホテルライフも、福岡弾丸ツアーを決行する大切な目的・・・なので、焦らずレイトチェックアウトの特典をフル活用します。
そして、まずは福岡、九州のど真ん中、天神バスセンターに行きます。 -
天神高速バスターミナルは、ソラリアターミナルビルの三階に位置しています。
同ターミナルビルは、西日本鉄道と三越伊勢丹ホールディングスの岩田屋三越(旧、福岡三越)が管理、運営する建物で、交通ターミナルとしては、二階に西鉄福岡天神駅、三階に西鉄天神高速バスターミナル、四階にタクシー乗り場があります。 -
バスターミナルは、乗り場が0~6番ホームの7面、降車場が3面あり、奥にはバックなどをせずに転回できる転回路と、ちょっとしたバスの車庫にも匹敵する、数台分の待機場があります。
高速道路のランプウェイのような立派な進入路より、地上からターミナルに進入したバスは、6の字形に走行して、再びターミナルを進出する構造です。
乗車ホームと降車ホーム間のアクセスは、バス転回路の外側を回り込む形で、雑貨フロア「インキューブ」を介し、平面で行き来できます。
広島バスセンターや名鉄バスセンターと基本的に同じ構造ですが、乗降両ホームとも、元々、バスと利用者が強化ガラスで完全に分断されていて、連絡通路も完全にターミナルビル商業施設側に組み込まれているあたりは、特筆すべき点です。 -
高速バス年間利用者数は日本一を誇り、北は東京から南は鹿児島まで、全国各地へ高速バスが発着します。
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ターミナル駅も去ることながら、大規模バスターミナルというものに、"大都市"を感じます。
"その町"の賑わいを感じたければ、とりあえずバスターミナルに身を置きます。特に行き先が定まっていない時も、同じです。
旅行オタクの血が騒ぎ、行きたい場所もひらめくのです。 -
というわけで、乗り込んだバスは、小倉行きの高速バス「なかたに号」、北九州まで、特にあてもなくバスドライブ!
これが、ソラリアターミナルビルのスロープで、バス専用路の右は四階~八階の駐車場への自家用車と四階タクシー乗り場へのタクシーのスロープです。さらに、西鉄天神大牟田線が並走しています。
福岡天神と北九州を結ぶ高速バスには、なかたに号、ひきの号、いとうづ号の3系統があり、なかたに号は、小倉南ICより北九州モノレールの下を走行して小倉駅、砂津に至ります。 -
8月3日(土)
高速バスなかたに号
始発→砂津行き
西鉄天神高速バスターミナル 13:45発
中洲 13:54着 13:55発
蔵本 13:57着 13:58発
(呉服町ランプ 14:01通過)
「福岡都市高速4号粕屋線」
(貝塚JCT 14:04通過)
(福岡IC 14:10通過)
「九州自動車道」
若宮IC 14:26着 14:27発
直方PA 14:35着 14:36発
(小倉南IC 14:47通過)
中谷 14:50通過
徳力嵐山口駅 14:54着 14:55発
徳力公団前駅 14:57着 14:57発
守恒駅 14:59着 15:00発
競馬場前駅 15:02着 15:02発
北方駅 15:04着 15:04発
片野駅 15:09着 15:10発
三萩野 15:12着 1512発
平和通り 15:18着 15:19発
小倉駅前 15:22着 -
もう数回、訪問してはおりますが、改めて門司港レトロを散歩。ただ、今回は束の間でしたので、後日、改めます。
鹿児島本線
区間快速
二日市発→門司港行き
小倉 15:48.55発
門司 15:54.10着 15:54.45発
小森江 15:56.35着 15:57.10発
門司港 16:02.45着
快速
始発→大牟田行き
16:56.25発
17:00.50着 17:01.25発
17:03.25着 17:04.05発
17:09.30着
東海道山陽新幹線
のぞみ33号
東京発→博多行き
小倉 17:18.50発
博多 17:34.05着 -
787系電車
(特急きらめき81号、博多行き) -
昭和62年4月1日、九州旅客鉄道(JR九州)発足を記念すると共に、列車の正常運転、乗客の楽しい旅を願って建てられた鐘です。
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関門トンネルが開通するまでは、ここが九州の玄関口で、九州の鉄道の起点でした。
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連絡船のりばとの連絡通路は、リニューアル工事中でした。
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石盤葺、木造二階建て、ネオ・ルネッサンス様式のこの駅舎は、大正3年2月に営業を開始した2代目駅舎で、昭和63年11月18日、駅舎としては初めて、重要文化財に指定されました。
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少しですが、門司港レトロ周辺を散策し、博多に戻りました。
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夕暮れの博多をバスと徒歩でぶらりして、東京行き最終のぞみ号で帰宅。
車内販売で、山陽新幹線限定、華弁当をいただきました。
鶏めし、豚の野菜巻きかつ、エビフライ、煮物、しゅうまい、鯖の照り焼き、玉子焼き、焼き明太子など・・・
お土産やお酒なども、豊富に取り揃えられています。
バラエティーに富んだ車内販売を継続すべく、案内放送などでも熱心に商品の紹介をするなど、様々な努力と工夫が窺えます。こういうサービス、楽しみこそ、鉄道という条件でなければ実現出来ない魅力でもあるので、是非とも、応援したいです。 -
東海道山陽新幹線
のぞみ64号
始発→東京行き
博多18: 59.35
小倉 19:14.40着 19:16.10発
広島 19:59.50着 20:01.10発
岡山 20:39.30着 20:44.10発
(岡山駅発9分遅れ)
(遅延の特急やくも28号接続のため)
(山陰線宍道駅で信号確認の影響)
新神戸 21:15.00着 21:16.15発
新大阪 21:28.30着 20:30.20発
京都 21:42.45着 21:43.55発
名古屋 22:16.25着 22:18.10発
新横浜 23:31.25着 23:32.40発
品川 23:32.30着
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