2019/05/15 - 2019/05/18
162位(同エリア219件中)
ちゃおさん
藤井寺から同じ吉野流域にある第九番法輪寺に向かった。お寺は川の反対側にあり、吉野川に架かる大きな橋を渡る。以前、この辺りで、「うだつ」で有名な脇町に来たことがあったが、この流域の近くだろう。近くには藍染めで有名な藍住町とか、川の流れを堰き止める、第十堰などもあって、以前司馬遼太郎の「街道を往く」の中にこの周辺の紹介があって、レンタカーで回ったこともあったが、それから数十年、今は高齢になって、お遍路参詣団の一員になって、この大河を渡っている。
さてその法輪寺は藍ではなく、タバコの葉の畑が広がる平野の中にあった。そんな関係からか、この寺は別名、田中の法輪寺とも呼ばれている。吉野川に近い畑地の中にあって、水害を心配するが、幸に川が氾濫した、という災害は無かったようだ。畑の中に建っているお寺だから、駐車場も山門の直ぐ横にあって、バスを降りたら、その直ぐ隣が山門だ。二層の立派で見栄えの良い山門。鐘楼門になっていて、2階部分には鐘が吊るされているとのことである。江戸末期、この寺がほぼ全焼したが、この山門だけは火災を免れた。
山門から真っ直ぐ先、前方に本堂があり、その横に大師堂が並んで建っている。すっきりした感じのお寺だ。ここはお釈迦様がご本尊とのことである。いや、それも寝ている姿、涅槃の釈迦牟尼で、涅槃釈迦像の本尊は八十八寺の中で、このお寺だけとのことである。真っ直ぐ本堂に向かい、全員でお釈迦の真言を唱和する。のうまくさんまんだ ぼだなんばく。比較的覚えやすい真言、陀羅尼。隣の大師堂にも同じようにお参りし、この寺を後にする。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
吉野川・阿波・脇町(徳島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
8