欧州出張(フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド)後半編

2007/04/22 - 2007/05/04

1年5ヶ月ぶりの欧州出張です。最近、欧州には冬にしか行ったことがなく、いつも暗い雰囲気だったのですが、久々の初夏で夏時間のせいもあって、暗くなるのは夜9時前くらいです。この日はフランスの大統領選挙があり、事実上サルコジ氏とロワイヤル女史との一騎打ちと言われていました。夜のニュースを見ると二人の候補の顔が交互に映し出されており、一体どちらが勝ったのか分かりませんでしたが、翌日確認すると僅差のため決戦投票になったとのことでした。

今回のカメラは会社のニコンCoolpix L6(6.0メガピクセル)です。以前の5600と較べると電池の持ちが随分よくなっていますが、シャッターボタンを押してからの反応が悪く、使いにくく感じました。

エリア その他の都市(アイルランド)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: その他
• 交通手段: レンタカー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

4月29日(日)朝にロンドンに移動し、昼食は龍鳳行という大型スーパマーケットの2階にある飲茶に行きました。英語ではDragon City Restaurantと言うようです。英国は食事の不味いことで有名ですが、飲茶は本場中国の味でした。ポンドを日本円に換算しなければ充分満足できます。

食後1階のスーパーを見に行きましたが、20世紀梨や白菜、豆腐、醤油、みりん、インスタントラーメンなど日本の食材も豊富に揃っていました。

特に出前一丁は、味の種類が10以上もあり驚きました。

昼からはロンドン市内に観光に出掛けました。この日は気温が22℃とのことで、新聞によると例年の平均気温は11℃であり、10℃以上も暑く、1659年に気象観測を開始して以来、もっとも暑い4月なんだそうです。

ピカデリー サーカス駅 駅

地下鉄に乗りましたが、古いトンネルのサイズに合わせて電車もミニサイズです。

エスカレータでは右に寄って、急ぐ人のために左を開けるのが、世界の常識。ローマもそうでしたし、大阪も同様です。何故か東京だけが非常識なのです。

4月29日続き：大英博物館に行きました。入場無料です。

大英博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ここの目玉は何と言ってもロゼッタストーンで、黒山の人だかりです。教養のない哀しさというべきか、単に訳の分からない文字が刻み付けてあるだけの石で「ふーん、これかあ」と思っただけ。皆はミイラが見たいというので探したのですが、ありませんでした。どこかにご旅行中？日本に帰ってから、新聞を見たらナント！3月17日から6月17日まで神戸市立博物館で展示中でした。行き違いだったのね。まあ、私はバチカン美術館でもミイラを見たし、どうでも良かったんですが。そんな外国から盗んできたものより、英国独自の物が見たいと言ったら、駐在氏曰く、そんなものありませんがなと。ルーブル同様、ここも大盗賊博だったのね。

大英博物館 博物館・美術館・ギャラリー

5階は全フロアが日本の展示となっており、入ってすぐに教科書で見慣れた百済観音像が。しかもパネルに「国宝」と書いてある。くそー、こんなところに盗まれていたのか！と憤慨していたのですが、後で調べるとレプリカだそうで、本物は法隆寺にあります。ホ。

大英博物館 博物館・美術館・ギャラリー

4月29日続き：大英博物館を後にして、バッキンガム宮殿に行くことにしました。折角だからロンドン名物の二階建てバス、ダブルデッカーに乗りました。バスで渋滞ができるんじゃないかと思うほど、市内を縦横無尽に走り回っています。

余りに渋滞が酷く、バスが進まないので降りて歩きました。
黄色い雪洞は歩行者優先。

懐かしい形の郵便ポスト。

ペルメル(Pall Mall)通りに出てみると、スーパーカーやらフォーミュラカーが集まってイベントを行なっていました。渋滞はこのせいだったのです。Pall MallからSt James's Stに掛けて、通行制限されており、道路を渡ることができず、バッキンガム宮殿見物は断念しました。

夕食はHendonの日本食レストラン「いろは」で食べました。何を食べても旨く、女将さんとのお喋りも面白かった。食後、車でロンドン橋とビッグベンに連れて行って貰い、車窓観光しました。

ビッグベン 現代・近代建築

4月30日(月)は英国の客先を訪問し、夕刻アイルランドダブリン空港へ飛び、レンタカーで2時間ほど走り、Monaghanというイギリス国境に近い町で宿泊しました。
Ireland：St Macartan's Cathedral

5月1日(火)はアイルランドの客先を訪問し、夕方パリに戻りました。夜、テレビを見ていると被爆者の医師肥田舜太郎先生のドキュメント番組を長時間放送していました。「Hibakusha」はそのままフランス語でも使われています。ただし、Hを発音できないので「イバクシャ」になっていましたが。

5月2日(水)は早朝にホテルを出発、ベルギーのアントワープまで車で往復しました。国境はこの写真のように一応はゲートになっているのですが、シェンゲン協定により、パスポートを見せることもなく、徐行して通過するだけです。

夕方パリに帰着、夕食は日本食レストラン「ひょうたん」の予定でしたが、約束まで30分ほど時間があったので凱旋門を見てきました。
(ひょうたんは、3 rue d'Artoisにあって、よく利用しましたが、シェフが亡くなって閉店したそうです。跡地には寿司つばきというお寿司屋さんが入っているようです。)

凱旋門 建造物

今までに何度もエトワールを通りましたが、真下に来たのは初めてです。中に入る時間がありませんでしたが、それはまたこの次、妻と来たときの楽しみに取っておきましょう。

凱旋門 建造物

5月3日(木)にパリを出て、4日(金)朝に帰国しました。
2007年5月2日、凱旋門からシャンゼリゼ方面パノラマ(8枚の写真をArcSoft Panorama maker 3を使って合成)

凱旋門 建造物