2019/08/03 - 2019/08/04
5位(同エリア18件中)
Joshuatreeさん
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キャンプに行きたい。珍しく妻のほうからそのような提案がありました。結果としてビッグ・ベイスン・レッドウッズ州立公園に行くことになりました。2日で20時間運転するというとても強行な日程で。なぜそんな変な日程になったか自分たちへの反省も込めて振り返ってみようと思いますが、無駄に長く説明をすることになってしまいそうなので、そんな時間はなくこの公園やサンタクルーズ周辺への旅行を考えていて現地の参考情報だけを知りたいという方はぜひ読み飛ばして下の写真のところから見ていただければと思います。時間がたっぷりあって、私達夫婦の失敗談を肴にうまいお酒が飲みたいという方はぜひお付き合いください。こいつらここでミスりやがったな、というのが分かりやすくなるかも。
旅行案1: キャンプ場でのんびりBBQ
少しさかのぼること6月頃の話。何がきっかけかは忘れてしまいましたが、シーフードのBBQがやりたいねという話をしていたのです。たぶん私達二人のことなので食関係のアニメか何かを見ていたんだと思いますが。思いっきりやるならうちの中でなく屋外で、じっくりやるなら日帰りでなく泊まりでと話が広がっていきました。主に妻の案で。その頃、うちにはセールの時に買った大量の成型炭があったのです。たぶん20キロくらいほど。積み上げたら1メートルくらいの高さになってたんじゃないでしょうか。炭火焼の料理が大量に作れる状況。炭の遠赤で食材の美味しさを逃さずに調理ができます。どうせなら、以前に旅行に行ってシーフードが最高に美味しかったサンタクルーズ周辺でと妻の中で想像が具体的になっていったようです。これまでのサンタクルーズの数度の旅行では、桟橋にあるレストランやマーケット、それに街中にある量販店で買ったものでさえ美味しいシーフードの数々が味わえていたのです。桟橋で涼しい風に吹かれながら食べたレストランの料理や量販店で買いホテルの部屋でゆっくり食べた新鮮なカニや魚の卵など、どれも忘れられません。ただでさえ美味しい炭火料理なのに、最高の食材が加わることによって至高の料理へ。この素晴らしいアイデアに、私も反対のしようがありません。妻の仕事の休みの関係で、8月の週末にキャンプを計画することにしました。
サンタクルーズでキャンプと英語で検索すると、現地の商工会議所のようなホームページに行きつきます。そこの情報によると、サンタクルーズ周辺には9つのキャンプ場があるようです。
https://www.santacruz.org/places-to-stay/campgrounds-rv-parks/
北カリフォルニアのベイエリアでは夏のキャンプはかなりの人気のようです。キャンプを思いついたのは2ヶ月も前のことでしたが、その時点で8月の週末のキャンプ場の予約はほぼ埋まっていました。南カリフォルニアのロサンゼルスあたりでは夏は暑すぎて、海沿い以外ではキャンプ場は閉鎖になっているところも多いのですが。一年を通じて気温が安定しているベイエリアは夏でもそれほど暑くなく、屋外での遊びが人気のようです。9つすべてのキャンプ場を見てみましたが、空きがあったのはその中のたった1つのキャンプ場のみ。しかも、そこの1サイトだけ。最後のサイトを逃してはいけないと、妻が素早く予約手続きを進めてくれました。ところがウェブで予約手続きをおこなってくれている妻の後ろから背中越しに私から一瞬見えたと思った文字は、キャンプ場の概要を箇条書きで案内している中の一つにあった「BBQ Pit: No」というもの。そのキャンプサイトはもしや、BBQができないところなのでは。だから人気がなく、最後まで予約が入らなかったのでは・・。
とろい私の頭の中でいくつかの疑問が浮かんできてぐるぐる回っている間に、PCを高速で操ることのできる妻の手によってキャンプの予約は完了したのです。BBQができるかどうかは判明しないまま。
ちなみに、予約をおこなったのは以下の場所です。
Bid Basin Redwoods State Park
https://www.parks.ca.gov/?page_id=540
カリフォルニア州で一番初めに州立公園になった場所らしいです。自然が豊かなカリフォルニアでなぜ一番に選ばれたかというと、高さ90メートルを超えるほどの巨木がある場所だからだそう。ただ自然が残っているだけではなく、このあたりだけでしか見られない貴重な生態系があるため。需要が高いのか、キャンプサイトは1泊合計42ドル強とかなりの値段でした。別に電気や水道がサイトに完備されているRV用のサイトではなく、ただのテント用のところなのにです。
サンタクルーズ周辺の他のキャンプサイトは、以下のサイトで確認できます。
https://www.santacruz.org/places-to-stay/campgrounds-rv-parks/
予約が完了した後、妻にさっきちょろっと見えたんだけどそのサイトはBBQグリルがないみたいだよという話をしました。表記ミスじゃないのか、BBQグリルがないことは考えられない、でももしもなかった場合にはどうしようかという打ち合わせをしたのです。ちょうどその頃、私は携帯できる小さなBBQグリルが欲しいと思っていました。アマゾンで年に一度のセールがあったこともあり、この際なので注文しておきました。これで、キャンプサイトに据えつきの炉がない場合でもBBQが作れるようになります。サイトでBBQの調理自体が禁止されている場合はどうしようもないですが。
当日は早めに現地に到着して状況を確かめ、BBQができるのだったら食材を買いに行こう・・。そんな大まかな計画で調理もできるように器具や時間配分の準備をしながら数週間が過ぎたのでした。ちなみに妻の主張によると、朝に早く起きて調理するのはめんどくさいので、BBQをするのは到着日の昼と夜のみ、次の日の朝はどこかで買うかファーストフードを食べに行く計画のようです。食事とは別に、準備をしている段階でこの公園にはシカやアライグマ、そしてヤマネコなども生息していることが分かり、それらの動物に会えるかもしれないという楽しみも加わったのでした。のんびりBBQをしている時にかわいい動物がサイトにひょっこり出没するなんてことがあったら、たまりませんよね。
キャンプで夜を過ごした後は太平洋側を南下して戻って来て、前回旅行した時に見逃したビッグサーの橋の観光をしたり、前回食べ逃したモロベイの料理を食べたり。これらもすべて妻の案で、旅行の予定がだいぶ決まっていきました。ビッグ・サーを見逃した時は妻が助手席でナビ役でした。見つけられなかったので、今回は私がナビをすることになりました。ちなみに前回なぜ見つけられなかったかというと、私はナビにBig Surとのみ入れて運転していて、補助として妻が探していたのですが、ナビが指していたのはBig Surの街の中心部。橋はそのずっと手前10マイルほどのところにあったのです。ナビが目的地到着と案内をする頃には、とっくに見たかった場所は過ぎていたのです。私はビッグサーという有名な観光地があると思っていて、街があるとは知らなかったので全然違うところをナビで登録していたのでした。
旅行案2: サンタクルーズでポケモンGoを遊ぶ旅
そして時間が過ぎて2週間ほど前のこと。旅行の予定に影響を与えるニュースが私たちのもとに飛び込んできました。私達二人が遊んでいる、ポケモンGoのイベント関連のものです。それによると、旅行の初日は私たちが捕まえたがっている珍しいキャラクターが簡単に捕まえられるイベントがおこなわれることになったのです。私はポケモンGoのゲームが発表された直後から遊び始めました。もう3年以上遊んでいます。その間に捕まえたポケモンの数は約7万匹ほど。その間に捕まえたサーナイトとエルレイドというポケモンはあわせてたった3匹。妻に至ってはたった1匹しか捕まえていないのです。それが、この日は3時間で10匹ほど捕まえることができそうなイベントが開催されることになったのです。これは逃すわけにはいきません。
幸いなことに、旅行の行き先であるサンタクルーズにある桟橋は、ポケモンGoの聖地の一つです。妻の友人に紹介されて、遥々遊びに行ったこともあります。アイテムもたくさん取れ、珍しいポケモンの捕まえやすいところ。ここなら、イベントが開催される時間帯に十分に楽しむことができるはず。このような考えから、イベントが行われる午後4時~7時の間は桟橋周辺で遊ぶことにしました。予約しているキャンプ場から桟橋までは車で片道40分ほど。動きや時間に少し制約がでてきますが、まだ何とかなりそうに思えました。午後の早い時間帯はキャンプ場でゆっくりBBQをして、遅い夕食は桟橋のあたりのレストランで食べることにしようかなという計画に変えました。野生動物は早朝や夕方に活動することが多いので、夕方にキャンプ場を留守にすることになれば会える確率が減ってしまうだろうけど、この州立公園はかなり背の高い木が生えているところ。昼間の時間帯でも薄暗いかもしれず、動物が見えるチャンスはゼロではないかもしれない・・。そんな望みを残しつつ旅行の日が近づいていきます。
旅行案3: ベイエリアへドライブ旅行でいろいろ回る旅
さらに旅行計画に変更を加えざるをえなかった出来事が、旅行の1週間前におこりました。妻の仕事のシフトが驚くような日程と共に発表されたのです。妻は旅行に行くことにしていた二日間は事前に休みの申請をしていたのですが、前日に関してはうっかり忘れていたようです。そんな時に限って運が悪く、旅行前日は妻は夜勤のシフトがあてがわれてしまったのです。仕事が終わるのは旅行初日当日の朝7時。妻の勤務先は徒歩圏内ですごく近くにあるのですが、帰ってシャワーを浴びたりする時間を考えると出発はどう頑張っても7時半以降ということになります。ロサンゼルスからサンタクルーズまで6時間ほどかかるので、午後にゆっくりキャンプ場で過ごすという選択肢もこの時点で消えました。残っているのは、テントの設営を桟橋に行く前にするか、行った後にするかぐらいのものです。日没の時間を考えると桟橋に行く前にしたほうがよいですが、キャンプ場はロサンゼルスから桟橋を挟んで反対の方角にあるため、片道40分の運転2回分が午後4時までの間に追加されることになり忙しさが増すことになります。妻の希望では明るい時間帯のテント設営。もうこの時点でゆっくりという旅行とはおさらばということに決まりました。できるだけ早く出発するため、妻のアイデアで朝の役割分担や行動の流れを決めました。SUVの私の車と、セダンの妻の車。どっちが荷物を多く積めて燃費のいいのはとか考えると、圧倒的に妻の車なので今回の旅行はそれで。妻の勤務先は徒歩圏内ですが、早く帰ってくるため車で通勤。事前に私が朝食を作っておき、妻が帰ってきてすぐにシャワーを浴びて食事ができるように。その間に私は妻の車に荷物を積み込みます。なぜ前夜までに荷物を積んでおかないのかは、妻が面倒くさいからです。仕事明けの人は疲れているため、運転は当然私。現地への経路は事前にスマホに登録しておき、助手席で寝ているかもしれない人には頼らないように。食事の時間は毎日決まった時間に取りたいという妻の生活習慣の関係で、昼ごはんはサンタクルーズへの道中で12時頃ファーストフードにするということも決まりました。どんな選択肢があるかは事前に私が下調べ済です。これで二日間の旅行中の食事のうち、初日の昼と次の日の朝はファーストフードになることが濃厚に。食べ物にはあまり期待ができない旅になってしまいそう?すでに計画を立て始めたきっかけとなったBBQは予定から消えました。でもいい、計画を立てている最中に発見し、楽しみになってきたキャンプ場で動物を見れるかもしれないという可能性は残っているし・・。使わない荷物をわざわざ持って行く必要はないと思い、簡易グリルや炭、調理器具はうちに置いていくことにしました。
旅行案4: だんだんやけくそに
出発当日の朝の準備や現地に到着してからテントを張ってと旅行の話や行動のシミュレーションをしているうちに、私のおこなわなければならないことの割合が非常に多く大変だということが分かってきました。車に荷物を積み込んだり朝ごはんを準備しておいたり現地への運転など。ふと思い返してみると、今回の旅行の準備で妻がしてくれたのは初めのキャンプ場の予約と、その後はLEDランタンの電池を替えてくれただけ。後は全部私。よく考えると、今回の旅行の行き先のほぼすべては私も同意をして決まっていったけどもともとはすべて妻の案で、それをかなえるために私が全部準備をするのは不公平じゃない?と感じてきました。姉属性でものすごく自然に指示を出してくる妻の行動に思わず騙されてしまいそうになってしまいましたがぎりぎりで気づきました。そこで私は妻に一つの提案をしたのです。サンタクルーズに行く途中にピナクルズ国立公園があるけど、寄ってもいいかって。去年の秋にピナクルズにキャンプに行った時、8月頃にコンドルがよく見れるという情報を聞いたのです。ピナクルズに寄っても距離的には全く変わらないということを妻に伝えたところ、問題なくOKが出ました。これで私の希望も入った旅行に。私たちが最後にコンドルを見たのは数年前のブライスキャニオンへの旅行の際。運転している間に前方の道路で何か食べている姿を目撃したのですが、翼を広げると二車線の端から端まで届きそうなくらいの巨大さに見えました。あれはすごかった。また見れるといいなあ。ちなみに卑怯な私は妻にピナクルズに寄ってもいいかと聞いた時は黙っていたのですが、ここに寄ると距離は変わりませんが、制限速度の遅い田舎道を通る必要があるので、時間的には20分余計にかかるのです。ただでさえ忙しいスケジュールがさらにきつくなりました。ネットで経路を検索するだけできつめのスケジュールですが、実際には渋滞とかあるだろうしいろいろ遅れていくんだろうなという考えの中、旅行当日を迎えたのです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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-
ロサンゼルスからピナクルズ国立公園へ向けて出発!その後サンタクルーズ方面行きのはずが・・。
妻は仕事の後に同僚をうちまで送っていって予定よりも1時間遅くに帰宅。出発後は事故の見物渋滞で30分追加、高速道路沿いのガソリンスタンドのトイレの待ち時間30分などを加えて、ケトルマン・シティーの時点で予定よりも2時間遅れ。
この時点でピナクルズに寄るのは諦めました。ビッグ・ベイスン・レッドウッズ州立公園に直行と予定を修正して先に進みます。
進んでも進んでもその先のガソリンスタンドにたくさんの人がいて混んでいるし、このあたり、セントラルバレーは日差しが強くて気温も高く35度越え。妻は食欲がなくなってきたそうです。私も特にお腹は空いていないので、昼食は抜いてサンタクルーズで昼と夕食を兼ねて食べようかという話にもなってきました。早く涼しい海沿いに行って、美味しい食べ物にありつきたい。 -
ロサンゼルスからビッグ・ベイスン・レッドウッズ州立公園へ最短コースで行こうとするとギルロイを通過します。
ギルロイ周辺では野菜や果物の直売所がたくさんありました。掲げてある看板での値段ではニンニク1袋1ドルなど。ギルロイは世界のニンニクの首都と呼ばれているほどニンニクで有名なのです。妻はニンニクが大好物なので興味深々。さらにアボガドが6つで1ドルと書いてあった直売所に立ち寄り。今年アボガドはスーパーで値段が高くなっていますが、このあたりだと格安で買えるようです。 -
残念ながらアボガドは売り切れていましたが、というかアボガドが入っていたらしい箱は非常に小さく客寄せの広告に見事に引き寄せられてしまった感じでしたが、代わりに安くニンニクを大量に仕入れることができました。1袋の大きさはスーパーで売っているものより大きくて、1つ500グラムほどあるんじゃないでしょうか。それを4つほど。
普通のニンニクの他、エレファント・ガーリックというものも手に入れました。バターのようなまろやかな味がするそうです。ニンニク好きの妻と、美味しいニンニク作りに生涯を注ぐおじさんとの間で熱いトークが繰り広げられます。私はその間、周辺にいたリスの見物をしてました。遠くの山沿いにも動く物影がいくつかあって、もしかするとあれはシカだったかもしれない。車の中においてある双眼鏡を取ってくるべきかどうか。いつ話は終わるんだろう。そんなことを考えながら。
ちなみにエレファント・ガーリックは普通の玉ねぎよりも大きいくらいのものでした。車内に強烈にニンニクの香りを漂わせながら再出発。 -
ギルロイより後は車が増え、制限速度の半分くらいのスピードでしか進まない時間帯が増えてきました。このままではテントを張ってサンタクルーズの街中に4時までに戻ってくるのは絶対に無理。そんなことを妻と話し、また急遽予定を変えました。桟橋方面に直行することに。それが特に大きな時間節約には繋がらないことを気づかないまま・・。
サンタクルーズの街中は大渋滞でした。今までに来た時には1分もかからなかった距離を、何十分もかけてのろのろ運転。いったい何事?今日は特に連休でもなく、特別な祝日やイベントはないはずなんだけど。
今までに来た時のことを必死で思い返してみます。考えてみると、今まで来たのはすべて冬。海岸沿いのこのあたりは夏が観光のピークで、冬は閑散期だったのだろうかもしかして。夏の時期はこの込み具合が普通で、今までがラッキーだっただけなのでは。そんなことをたくさん考え妻といろいろ素早く仮説を交換しあいます。車は相変わらずのろのろで全然すすみませんけどね。渋滞に我慢できなくなった後ろの車がショートカットをしようとして失敗し、当て逃げをしようとしたりなども起こってもう大変な状況。
予定よりもかなりだいぶ時間がかかって、ようやく4時前に駐車場に到着しました。駐車場代は1日20ドルです。 -
駐車場のすぐ横にあったジェットコースター。今まで来た時は一度も動いてなく、てっきり廃業になった遊園地のものが取り残されたものと思っていました。冬季休園していただけだったのですね。この日はたくさんのお客さんが乗っていました。
今までのサンタクルーズの訪問の時は、ガラガラの寂れた遊園地跡を歩き、寒い海風の強く吹く人気の少ない桟橋で新鮮な海鮮料理を楽しむ感じということの繰り返しでした。今回もそうなることを描いていました。それが、到着したところはお客さんで超満員の遊園地。ギャップで人に酔って来てしまいました。 -
私は普段ポケモンGoのゲームを遊ぶ時は、Go Plusという機器を使っています。この機器があるとスマホの画面を見なくてもゲームが遊べるのです。逆に言うと、この機器がないとスマホの画面を見ないと遊べません。
人が多すぎということにショックを受けたせいか、私はこのあたりでこの機器を落としてしまったようです。こんなたくさんの人がいる中、スマホの画面を見ながらぶつからないように歩くのは私には無理。何もしてなくても躓いて転ぶくらいなのに。ゲームを遊ぶのは諦めました。 -
海岸にもたくさんの人がいます。私たちはまだこの現実に頭が追いついていません。今まではこの広い海岸が無人状態だったのに。本当に同じ場所?
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食べたいと思っていたレストランに到着。周りにはたくさんのお客さんがいましたが、4時過ぎという中途半端な時間が幸いして待ち時間なし。外にするか中にするかとお店の人に聞かれましたが、待たなくていいという状況に安心した私たちは何も考えることなく外を選択。これが間違いだと気づかされるのはしばらく後でした。
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テラスの席はとても眺めのいいところでしたが、今は夏。直射日光が暑い。料理を待っている間にどんどん日に焼けてゆきます。バケーションで日焼けをしにアメリカに旅行に来ているヨーロッパの人にとってはいいかもしれませんが、暑さが苦手の私達にとっては軽い拷問です。
これまでサンタクルーズに来た時に涼しかったのはこの土地がそういう気候だからではなくて、冬だったからか。すぐ北のサンフランシスコは年間を通じて気温の変化が少ないので同じような感じだと思ってましたが、サンタクルーズはもっと変化があるようです。少なくとも今日は暑い。
鈍い私はメニューを見ている時はそのことに気づかず、フライドポテトや魚のフライなど、揚げ物ばかり注文してしまいました。その他カニも注文。
照りつける太陽の光を浴びながら料理の完成を待つ間に冷たいコーラを2杯も飲み、だいぶお腹がいっぱいになってきましたが出てきたカニはさすがで新鮮でした。 -
食べた後はあたりの散策。桟橋の橋げたに乗って昼寝するアシカを覗いてみたりとか。
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そういえば駐車場にはたくさんのBBQグリルがありました。街中のホテルに泊まっても、こういったところで簡単にBBQができそう。
とりあえず今回は人がたくさんでゆっくりできそうにないので、早めにキャンプ場に移動することにしました。 -
道中でマーケットがあったので明日の朝の朝食を仕入れ。ブラウニーを買ったのですが私達にとって非常に好みの味でした。食べた後、ネットが繋がる場所に行ってまず最初に妻がしたことはこのマーケットのネットを検索することだったのですが、マーケットの公式インスタグラムに親切にブラウニーに使っている原材料やチョコのブランドの案内がありました。それは全米展開しているターゲットでも売っているもののようです。このマーケット自体はまだ2つの支店のみで簡単には買いにくることはできませんが、ウェブに載っている原材料の情報から自分たちで近いものを作ってみることができるかもしれません。ちなみに私のにはクルミ、リンゴ、紅茶が入っていました。
ところでサンタクルーズの街からビッグ・ベイスン・レッドウッズ州立公園までの道は曲がりくねった山道。この日は長い渋滞とこの山道の運転で疲れました。明日は楽な運転がしたい。それには早めに起きてサンタクルーズの街を早くに通り過ぎなければ。 -
州立公園のビジターセンター。キャンプ場のチェックインはここでやります。必要だったのはたった一つ、車のナンバープレートの情報。私たちは覚えていなかったので、一度車に戻りました。
いくつか説明を受けました。BBQをする時は落ちている枝や木を使ってやるのは駄目。野生動物にエサをやるのは禁止で、罰金は最大875ドル。高い・・。
やっぱりBBQはしてもいいんですね。サイトに書いてあるのは記載ミスで。予定を変更したので、炭などは持ってきていないですが。 -
サイトに着きました。炉もちゃんとあります。ただ、炭などを持ってきていたとしても私たちはBBQはやらなかったかもしれません。なぜならキャンプ場には大量の蚊がお住まいのようで。ここ最近のキャンプはずっと寒い場所や季節でのものだったので、蚊とはご無沙汰。すっかり存在を忘れていました。そんな状況の中、ここの蚊の密度は高く私が過去20年で見た累計数よりも多そうなくらいの数が一気に。
私がテントを設営しているほとんどの時間、妻は虫よけスプレーを持ちキャーキャー言って蚊から逃げ回っていました。そんな抵抗にも関わらずたくさん噛まれたようです。私は全然。もしかして走り回ると余計噛まれるんじゃないでしょうか。
テントの準備が整ったのは午後8時過ぎくらい。あたりが暗くなってきた頃です。気温は25度くらいだったと思います。事前に見てきた天気予報によると、次の日の朝の最低気温は11度くらい。妻にそのことを伝え、かなり冷えるので寝袋で寝た方がいいよと言ったのですがこんなに暖かいから必要ないと言って聞かず。サーマレストの上に薄い毛布一枚で寝ようとしていました。去年に雪が降るイエローストーンでマイナスの気温の中キャンプをしたりして、寒い中でのキャンプに自信がついたのかもしれません。ただ、この時の予報11度というのもとても暖かい気温とは言えません。毛布一枚では絶対寒いはずですが、妻は車から寝袋を出すのが面倒くさかったようです。
調理器具も持ってないし、暗くなってきたのであたりの景色を眺めることもできない。本も読めないしそもそも持ってきていないしで退屈。何もすることがない。というわけで歯磨きをして私はすぐに就寝。朝までぐっすりでした。 -
朝のキャンプ場はフクロウの鳴き声が聞こえてくる、穏やかな環境でした。
一方、妻は大変な夜を過ごしていたようです。今まで寒い時期にばかりキャンプしていたので気づきませんでしたが、どうやら花粉症のようで鼻水が止まらない状況。あと、やっぱり寒かったようでバックから出した私の予備の服やタオルに埋もれた姿で発見されました。車の中に暖かい寝袋があるのに。テントの外に出て寝袋を取ってくるより寒さに耐えて徹夜するほうを選び、ほとんど寝なかったらしい。
外のテーブルで昨日買ったブラウニーを食べていたところ、サイトの端っこをゆっくりキツネが散歩していく姿を見れました。今日はいい日になりそう。
テントの片づけをして、朝7時頃に出発。あまり寝ていない妻に運転させるわけにはいかないので、今日も私が運転。サイトの近くで七面鳥の群れに会いました。 -
南下して、まずはモス・ランディングで停車。ラッコがいないか観察します。
キャンプ場ではネットが繋がりませんでした。ネット中毒の妻は一晩の間にたまったメールやメッセージの返信をするためもあって、ネットが繋がるようになった頃から助手席でずっとスマホに貼りつきです。モス・ランディングに着いた後も車からなかなか降りてきません。その間に私は双眼鏡で観察。今は干潮のようだしラッコはずっと遠くにしか見えない。それにしても今日は天気が悪い。霧が多くて視界が悪いです。 -
なんとか見えるのは近くで藻をあさっているこの種類の鳥くらい。
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ようやく妻が車から降りてきました。その瞬間、すぐそばの茂みにいたウサギの子を発見。神ですかあなたは。
私が長い時間かけて鳥くらいしか見つけられなかったのに、一瞬でウサギを見つけた妻。ありがたく姿を観察させてもらいます。かわいい。 -
モス・ランディングを出発後、車が数台止まっているところを見つけたので停車して観察。下にアザラシがいるようです。白いのはあまり見たことがなかったので感激。
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そういえば今日の運転が私、ナビが妻という状況は前回ビッグ・サーの橋が見つけられなかった時と同じ役割分担です。今回も見逃してしまわないよう、慎重に車を進めます。
途中、前方に橋が見えたので最寄りの待避所に停車。双眼鏡でさっき見えた橋のあたりの様子を観察してみます。駐車場があって、空きも少しだけありそう。今なら止められる! -
待避所の足元に花が咲いていたのでついでに写真を撮っておきました。海岸沿いだからヒルガオかな?
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橋の手前に無事車を止めることができました。
このあたりだけ、なぜか強風が吹いていました。妻はスマホで自撮りに挑戦していましたが、風で髪が乱れて大苦戦。最後にはスマホのバッテリーが切れてしまいました。その間にちゃんと撮れた写真はほんの1、2枚だけ。撮れないよりはマシか。 -
また車を進めると、別の橋がありました。さっきのより大きいし、もしかしてこっちが本命なのでは。観光客も車もこっちのほうが多いし。
スマホのバッテリーが切れた妻はもうここでは写真は撮れません。ここでの自撮りは次回の旅行の際のお預けになりそうです。旅行の下調べをしていた時、妻はこのあたりで行きたいところをもう一つ見つけていたようです。そこと合わせて。そこはPfeiffer Beachという名前のようですが、紫の砂が見れる砂浜のようです。 -
また進んでいる最中に妻が前方に鹿を発見。制限速度50マイル(約80キロ)くらいの道を走行中だったのですが、余裕で安全に待避所を探して停止できるくらい手前の距離で見つけてくれました。今日の妻の視力は異次元です。おかげで可愛い小鹿の姿も見れました。
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さらに進んでゾウアザラシの群れで有名なところへ。
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元気に暴れまわっています。
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午後1時頃。やっとモロベイに到着。サンタクルーズからここまではグネグネした道が大半で、ところどころ深い霧の区間の運転だったりで疲れました。
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いつものこのお店へ。今日は30分待ちくらい。
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エビとかヒラメとか。新鮮なものを使ってます。
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食べた後はあたりの散歩。ここのラッコは、モス・ランディングのよりかなり近くで見れました。
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頭を抱えながら寝る姿が可愛い。
ゆっくりラッコを観察した後、さらに3時間強運転してロサンゼルスまで戻ってきました。運転は大変だったけど、結果的にたくさん動物を見れてなかなかよい旅でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- M-koku1さん 2019/08/08 01:34:24
- 昔行った時、誰もいなかった
- なかなか 大変な1泊旅行でしたね!
私はサンタクルーズに 三回しか行っていないのですが そのうち2回はクリスマスシーズンで Joshuatreeさんの過去の経験と同様 空っぽなボードウォークと 動いていないジェットコースターでした!
サーファーはいましたが レストランもガラガラだったので ノロノロ運転の街中に 20ドルの駐車場なんて 想像できません!
でもいろいろ楽しまれたご様子 よ~くわかりました! 蚊取り線香があれば キャンプ場も快適だったのかも!
蚊が寄り付かないなんて 羨ましいです!
蚊に好かれるMより
- Joshuatreeさん からの返信 2019/08/08 09:35:30
- Re: 昔行った時、誰もいなかった
- Mさん、こんにちは。
私は今回帰宅して一番にしたことは、アマゾンで蚊取り線香を注文することでした。次に行く時への準備万端です。これで耳元でぶんぶん言われなくて済むはず。
蚊は私も普段は結構寄ってくるのですが、今回は虫よけスプレーを塗ったら噛まれませんでした。妻はにおいが嫌ということで薄めにだけ塗って、後は蚊にスプレーを吹きかけて迎撃しようとしていましたが駄目だったみたいですね。
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