震災の爪痕のこる熊本へ

2016/07/22 - 2016/07/22

2016年4月14日に発生した熊本地震。その傷跡の生々しい状況を、現地の友達のお誘いで見てまいりました。
こんなとこに物見遊山とは・・と躊躇しましたが、とにかく現状をみてほしい・・との言葉に、博多の用事をすませたあとに伺いました。

FBに当時記録したものの再掲です。

エリア 熊本

博多での用事があったので、誘われて熊本に向かうことにしました。
新幹線も走っていますが、節約モードで高速バスで向かいます。

バスの方が中心地まで直接行ける・・というメリットもあります。

滞在先が博多駅そばだったので、そこから乗車したバスは、天神のバスターミナル経由なので渋滞にはまってじかんがかかりましたが、この景色が眺められたからいいです。

博多港には大きなクルーズ船が停泊中。
C国の買い物ツアーのお船でしょうかね。
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熊本内に入ってきました。右に曲がると県庁。
ブルーシートが目立ちます。

でも、ブルーシートは復旧の印。
ほんとにどうしようもないところはシートもかかっていません。ブルーの色もありません。

路面電車！熊本に来た実感がわいてきました。

まっすぐ前方に熊本城が見えてきました。

本日同行してくれている友、Oさんとは別の在住の友人に教えてもらった市役所14階の展望ルームからの熊本城の眺めです。

天守閣は遠目にはダメージがわかりませんが、瓦は落ちてしまってます。

展望室には、震災の影響を伝える展示もありました。

昨日からか、本格的な復旧の工事が始まったそうです。
一本の石垣の石組みだけで持ちこたえている飯田丸五階櫓

しゃちこほも落ちてしまった天守閣

右側にお城の下には神社があったのですが・・

こちらが益城の方面だそうです。

市役所の14階ホールは罹災証明などの手続きの場となっています。
そのの入り口にいたパルロ君。
可愛そうに、人にひっぱたかれたりしてました。

ひっぱたく人の気持ちもわからないではありません。
こんな理不尽な状況に突然なってしまったんですよね。

なにかに八つ当たりしたくもなるでしょう。

何もお手伝いできな私に彼女を非難する資格はありません。
代わりにナデナデしてあげるのが関の山です。

クマモンももちろん応援しますよね。

復興のお手伝い・・という名のもとに、今日はお休みをとってお付き合いくださったOさんと・・美味しいワインでランチです。

デザートも阿蘇の食材のプリンアラモード！

昼食後は、今回の地震で一番被害の酷かった地域へ。

熊本市内からのバスは古関入り口まで運行。その先の木山行きとはなっていますが、木山まではこのシャトルバスに乗り換えるそうです。

やってきたのは、こちらの復興屋台村。

復興協力・・と言う名のもとに、飲み食いばかり。

かき氷をいただきました。

かき氷はこちらのお茶屋さんのもの。

お土産にお茶も購入しました。

から揚げも、買って帰りたかったのですが・・お昼休みで営業してませんでした。
残念！

こちらが、さっきお茶のかき氷をいただいたお店のもともとの店舗。家屋がゆがんでしまっています

益城の景色というか、家屋はあまりにもあまりで画像にはおさめられません。
この地割れが物語っています、

いたるところに、地割れ、段差。その規模はちいさくても、たらたら足をあまり上げないであるいていると、気躓きます。

右側の建物は益城文化会館。
頑丈にできているのでしょう。ほとんどが無傷ですが、お隣さんたちは見るも無残な姿でした。

文化会館の側から、仮設団地方面にバスが出ています。
今週からの運航開始のようです。

お客さんは我々以外は学校帰りの小学生。
元気がいいのがなによりですね

仮設団地は空港のちょっと手前です。
残念ながらさっきのバスは空港まではゆきません。

エミナースでタクシーを呼んでもらいました。
ここからだと徒歩でも空港までは15分程度だそうです。

今日お付き合いくださったOさん。
夕方からのお仕事のため、タクシーで職場に向かいます。

ありがとうございました。

そういえば、Oさんの同僚さん、震災当時出張中で、部屋がOさんの隣だったので、出張先から被害を聞かれたそうです。

Oさんの部屋は・・・流しの脇に積んであったビールの缶がシンクに落っこちた程度・・の被害だったのでその程度と伝えていたのですが・・

帰国してドアー開けてみた同僚の部屋は大変なことになってたそうです。

洗濯機の給水ホースが揺れで外れてしまい、蛇口が「開」の状態だったので水浸しになってしまっていたそうです。

洗濯機の給水ホースの蛇口、使用してないときは「閉め」ておかないとダメだよ・・と思い知らされたとのこと。
ほんと、気を付けないと・・と私も思いました。

無事チェックイン終了。

写真撮影にご協力くださった、元気なインターン君。
頑張れ熊本！がんばれインターン君！

よく見ると、壁のあちこちに震災の傷がまだ残っていた空港です。

空港のすぐそばに立っている仮設団地。
ここまでの公共機関の足が確保されたので、今回のようなう回路観光ができました。仮設の右側に見えるのが、さっきタクシーを呼んでもらったエミナース。

益城上空かな・・
左上のペパーミントグリーンの大屋根が益城町総合体育館だとおもいます。
そのすぐ右下の大きな建物がさっき訪れた益城町文化会館のあたりだとおもいます。あのあたりはブルーシートもみあたりません。

シートのかかっていないところのは、修復できないほど被害が大きいという現実を見せつけられました。

左上は有明海。
お天気が良かったので夕焼けがきれいです。

阿蘇山あたりでしょうか。

左真ん中にみえるのは国東半島。大分空港もみえました。

中央構造線の姿をはっきりと現している、九州と四国を結ぶライン。
左端が関サバで有名な佐賀関半島、その次の島は高島、そして右端は佐田岬半島のはじっこ。

佐田岬半島の背骨のように風力発電機が並んでました。

非常に解像度が悪いですが、真ん中あたり中央にぽこんと出ているのは、大山だと思います。
手前が瀬戸内海。玉野あたりかな。

伯耆大山はこうみてもぽっこりと高い山ですね。


ほんと、駆け足で申し訳なかったけれど、震災の被害の爪痕の残る熊本を見てきました。

観光気分にはとてもなれない現状、４トラに掲載するのもどうかと思いまいたが、現実は現実。

震災から3年の歳月が流れた現在でも、もとの生活に戻っておられないかたもたくさんいらっしゃいます。

ただ純粋に記録として残しておこうと思ったので、掲載します。


最後までお読みいただきありがとうございました。