台北で食べたミシュラン5ツ星

2019/07/12 - 2019/07/15

計5名での台北行　「台北ミシュラン５ッ星　冥途の土産旅」です。

もちろん5星はありませんから　三ツ星＋二つ星＝５ッ星　です。m(__)m

頤宮（ル・パレ）in　君品酒店：昨年台北で唯一の三ツ星レストランと
なり、今年は2年連続の三ツ星

請客樓（ゲスト・ハウス）in　シャラトン　グランド台北ホテル：
やはり2年連続の二つ星

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行前の定番化しつつある豊洲の朝ごはんです

大和寿司にて　運良く「親父さん」の前に座ることが出来ました。

寿司ネタのお話をたくさんしていただき楽しかったです。

親父さんの福耳、福相がすばらしい

最初はビールにお刺身

豆皿に盛られたお刺身はどれも新鮮で旨味があるものばかりです。

お寿司ももちろん最高です。

4000円代の「おまかせ」はお値打ち品だと思います。

エバー航空で台北　松山空港着

ホテルは大倉久和大飯店（オークラプレステージ台北）
　2019ミシュラン　台北ホテル編で4つ星を獲得しています。

昨年泊まった台北老爺大酒店（ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ）
は3つ星ぼしです。

オークラの方が値段的には少し高いのですが、スタッフの接遇、日本語対応ではやはり上です。

オークラ プレステージ 台北 ホテル

フロントにある胡蝶蘭が見事です。

ドアマンって深夜も居るのかしら？

部屋も十分な広さがあります

もちろんウオシュレット付きです

「頤宮（ル・パレ）」（三ツ星☆☆☆）広東料理レストラン

　 君品酒店（パレ・デ・シンホテル）17F

2018年に台北でミシュランが導入された際、唯一の三ッ星になった

　2019年のミシュラン評価で、シェフは随分なストレスを感じたとのお話
　
　結果は2年連続の唯一の三ッ星に輝きました。

　
　おめでとうございます。

パレ デ シン ホテル

ミシュランのマスコットと三ッ星の盾

　後述するミシュラン二つ星レストランのマスコットと少し違いますね

　こちらの方が「ふくよか」です。

台湾の友人も加わり、総勢6名での食事

　ル・パレの個室です。
　
　各個室にはプライベートトイレが付いていました。

　店の入り口から個室まで豪華にして落ち着いたしつらえです。

本日のメニュー

　日本語もあって判りやすい

飲んだお酒は基本ビールでしたが、せっかくだから紹興酒も頂きました。

20年物の紹興酒：よく日本で飲む紹興酒に比べてとても上品な口当たりです。
　　　
セットで2万円位だった

ちなみにこれがル・パレで一番安い紹興酒

紹興酒の飲み方は？と聞かれ「少し温めて」と答えたら

日本のお銚子で「人肌の燗」にしてくれました。

判ってらっしゃる

台湾の友人に聞いたら「日本の銚子を使っているのは初めて見た」との事

一品目

子豚の炙り焼き　くらげの冷製を添えて

　子豚のローストは少し肉の付いた北京タッグのような物

　香ばしくて、とても美味しかったです
　

燕の巣と鶏挽肉のスープ

　スープ中央の大根おろしみたいなのが（失礼）燕の巣かな

　スープだけより「食べた感」があった

　バンコクで何回か燕の巣のスープは食べたけど、ここが一番おいしい。

蒸し伊勢海老

甘みのある上品の食べ物。

素材の味を邪魔しないスープは日本食に通じるものがあるかも・・・

飽きずに食べれます

もちろんロブスターの頭の中もほじくり出して食べました。

アワビ（四頭）と花しいたけの煮込み

鮑は肉厚で食べ応えもしっかりしている

四頭：一つのパックに4個のアワビが入っているという事

　＊一斤＝６００ｇのパックに何個のアワビが入っているかで
　　値段がきまるそうです。

　　1頭～32頭くらいまであり、一斤あたりの頭が少ないほど高い

　＊干しアワビ：生のアワビを干すと1/10の重さになり、料理の際に
　　戻すと1.5倍になるそうです。

　＊６００ｇ÷4頭＝１５０ｇだから元は１５００ｇもあったのですね。
　　きっと高いのだ。
　　

　　　

マーブルゴビィのコンフィ

東南アジア原産の淡水魚です。和名が無いらしいです

油っぽくなくて、サクッと軽い食感でした。

チャーシュー入りメロンパン

　中に甘いチャーシュー入りの餡が入っており、少し重い感じです。

　中華料理のコースでは最後によくゴマ団子がでますが、
　満腹感を得る為なのかしら・・・・？

チーズの包み揚げ

これも砂糖がたっぷりまぶしてある。

中のチーズもしっかりしている。

半分たべるのが精いっぱい

杏仁茶
　そうなのです。固まった豆腐でなくて、液体なのです。
　かなり量があり、半分以上残してしまった。

総評：料理とお酒代の合計金額は一人30,000円

日本の三ッ星レストランならもっと高いのかしら・・？


お店の雰囲気、調度品は豪華だが華美でなく落ち着いた感じ
　　　
　接遇：担当の女性が日本語を理解してくれ、質問に対しても
　　　　的確な答えが返ってくる。
　　　
　　　どうゆう訳か日本語は理解できるのに、話そうとしない。
　　　乙女心の為か？
　　　
　　　大学で日本語を勉強して、職歴は6年目

　料理：初めて食べた星付きレストランなので比較のしようがないが
　　　　　とても美味しかった。

　　　　　中華料理によくある油っこさ、濃い味付けがなく総じて
　　　　　上品なメニュー。味も画一的でなく飽きることなく食べれた。

　　　　　コース終盤の甘いお菓子、パンの類は半分でいいかな・・

請客樓（ゲストハウス）：（三ッ星☆☆）　シャラトン　グランド台北ホテル

　前述のル・パレに比べたら庶民的な感じがしました

　もちろん予約したけど、個室でなく店内も比較的賑やか

　スタッフが何かを床にこぼしたり、食器を落としたりしていました

　気楽な雰囲気で緊張しないで過ごせました

シェラトン グランド タイペイ ホテル ホテル

ミシュランのマスコットと盾

　三ツ星のそれと比べると痩せている

　一つ星はどうなるのかしら？

メニューからTWD３２８０（11,500円）のセットを選びました。

メニューの写真が下手でごめんなさい

お酒は基本的にはビールです。

中華料理には合わないのでは・・・とも思いましたが

カバランのシングルモルトウイスキーを頼みました。

カバラン：（webより引用）

ここ数年、ウイスキーマニアの間で大きな注目を浴びている、
とある台湾のウイスキーがあります。

そのウイスキーの名は「KAVALAN(カバラン)」
一般的にはまだあまり知られていませんが、世界的な賞を数々
受賞している業界内では有名な高級シングルモルト・ウイスキーです。

爽やかで飲みやすいお味で、料理の邪魔はあまりしません。


調べたら日本で買うより相当お安いので、空港の免税店で一本購入

椎茸と魚の浮袋入りスープ

　「白いはんぺん」みたいなのが浮袋かな？

歯ざわりが心地良い

ロブスターの蒸し物

　ロブスター料理はル・パレの勝ちかな

キャベツの蒸し煮アワビ

皆さんキャベツが美味しいと言ってました

台北に入ってからサラダらしいのはあまり食べてないからか・・・・

アワビは美味しいかった。ソースが上手なのね
　

わぎゅうの頬肉

　マグロの頬肉は美味しいけど、牛頬肉はどうだったかしら？

　すみません、カラバン飲みすぎて味は覚えていない

　確かオーストラリア産の「わぎゅう」だったかな・・・ナントナク減点

タラのオーブン焼き　ウーソースを添えて

　ウーソース：BBQ用のソースらしいです

中華料理から少し離れた甘みのある味







　

貝柱、金華ハムとえんどう豆の炒め

貝柱が沢山。金華ハムって何処にあった？

コースとは別に頼んだ麻婆豆腐

このお店は四川料理がメインらしいので頼んでみました

ご飯にかけて食べたのですが、辛かった。

重い辛さでなく、カラリとした抜けるような辛さで美味しい

季節のフルーツ

　中華料理の後にフルーツはさっぱりとして美味しい

燕の巣入り穀物とココナッツのスープ

美味しいんだけど・・・燕の巣の淡泊さが消えてたかも

量が多くて半分以上残してしまった

メニューには無いのに出てきた焼き菓子

サービスなのかしら？

例の中華料理終盤に出る甘いお菓子

総評
　請客樓　料理とお酒で一人20,000円
　
　ホテル内やレストラン内は地元の人が沢山いらしてました。
　個室でなかった為、比較的賑やかで調度品も庶民的な物

　気楽な感じで食事が出来たのは良かった

　我々のテーブルの担当が居るわけでない。男女多くのスタッフが
　忙しそうに働いていた。

　日本語対応のスタッフもいて安心

料理：概ね及第点
　よく言えば調和のとれた料理。
言い方を変えると各々の料理に 個性が少ない

　どうしても昨日のル・パレの豪華な調度品と落ち着いた雰囲気の
　中で 食べた料理と較べてしまう。

　ル・パレ　9点/10　　請客樓　7点/10 by my 独断と偏見
　
　値段も違うので、そのまま比較する訳にいかないが、
　三ツ星と二つ星の差はあるように思えた。

　＊写真はシャラトン　グランド台北ホテルの吹き抜けのロビー　
　　シースルーエレベーターから