納沙布岬と風蓮湖をたずねて

2019/06/28 - 2019/06/29

日本本土最東端の地を訪ねて
6月28日（金）天気　曇り
　帯広駅9：27→特急27「スーパーおおぞら」→10：56釧路駅11：12→快速→13：25根室駅13：35→レンタカー→納沙布岬→風蓮湖→根室「照月旅館」
6月29日（日）
　照月旅館8：40→ウォーキング→根室金毘羅神社→明治百年公園→10：30根室駅11：03→快速「はなさき」→13：18釧路駅13：39→特急スーパーおおぞら→15：19帯広駅

帯広に住む息子の家からJRとレンタカーを使って日本最東端の地「納沙布岬から北方領土を眺める旅を企画した。天気がぐずついていて天気予報も悪かったがとにかく行って見ることにした。根室が近づくにつれてだんだん明るくなってきたので、運が良ければという気持であった。
　根室駅に着くと天気は回復青空も見えるようになった。予約していたレンタカーで根室半島を東へ向かう。着いたら青空のもと見たかった北方領土が目の前に見えたのである。
　ここで灯台やら記念館なども見て時間を過ごす。それからまだ時間があるので根室半島の東側の道を通って風蓮湖をめざすことにした。ここは行ったことがなかったので楽しみであった。ただ時間が遅くなり途中の「道の駅」で引き返した。時間があれば対岸の砂州でできた「春国岱」まで行きたかったが。この日は根室の旅館に泊まり次の日は根室の街をウォーキングして根室駅まで行き、JRで帯広めで帰った。

エリア 根室(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

9：27帯広駅で釧路行き、特急「スーパーおおぞら」に乗り込む
8両編成で後ろ2両が自由席
乗っている人は少なかった

釧路まで唯一停まる駅が「池田」である。
この池田町はワインの里として有名である。
上の方に見えるのがワイン工場のあるワイン城である。

釧路を前にこの湿原の中を列車は走っていく

釧路駅で一緒だった「ノロッコ」号
釧路駅から釧網線を「塘路湖」まで走っている。
この時期は1日2往復という。満員の乗客であった。

釧路駅からは乗り換えて根室本線（花咲線）で根室駅まで向かう。
一両編成だが快速である。
乗客は多くて中には座れない人もいた。私の隣に座っていたのは東京から来たという男性であった。彼は新幹線できて網走から釧網線で来て根室へ行くということだった。

1両編成の根室行き快速の運転席の横から見た釧路駅構内
釧路から根室までの列車は結構山林の中を走っていくので、キツネやシカなどの動物が線路に出てくることがあるということだ。
私も2頭の鹿を見ることができた。列車は汽笛を鳴らして走るので鹿がいたときは気をつけていれば見つかることがある。

花咲線の駅「はまなか」駅にはルパン3世がいた。
なぜだろうと思って話していたら別の席の地元の男性が教えてくれた。この作者の出身地だからだそうである。

納沙布岬からほうっぽう領土を望む。

岬の先端に見える島々の説明が書いてあった。
歯舞諸島は本当に近いが平坦で平らに見えた。
遠くには知床半島も見ることができた。

貝殻島の灯台と勇留島

水晶島の上に建っている建物（望遠レンズで撮影）

水晶島の海岸の建物も見えるが肉眼ではわからない。

納沙布岬から見えた北方領土の爺爺岳かな？

北方領土を位置を示した案内板
このように良い天気であった。

希望の鐘をはじめモニュメントがいくつもあった。すべて北方領土が返還されることを願ったものである。

近くに咲いていた「ハマナス」

納沙布岬のちょっと手前には神社があった。何だろうと行って見たら金毘羅神社であった。後ろのタワーは展望タワーである。（有料）

これが納沙布岬の灯台

納沙布岬灯台の後ろに見られる奇岩群

風蓮湖の案内板「道の駅スワン44ねむろ」

「道の駅スワン44ねむろ」から見た夕方の「風蓮湖」
遠くに見えるのが「春国岱（しゅんくにたい）」自然の宝庫

夕方の「風蓮湖」

風蓮湖にいた鶴
望遠レンズで写した

根室の「照月旅館」の朝食である。
大きなサンマがでてきた。さんまの時期ではないのにと聞いたら今は収穫後急速冷凍で補存じているのでいつでも新鮮なものが出せるとの旅館の方からの説明であった。
夜は花咲ガニがついていて食べきれないほどであった。

次の日は旅館の方から根室の見どころについて説明を受けて歩いて回ることにして肌寒い中を海岸に沿って歩いていき根室の「金毘羅神社」に行ってくる。ここで御朱印をいただいてきた。
この鳥居は今年の5月にできたばかりで真っ白であった。

神社の展望台から見た根室港

神社境内から見た根室港のようす

根室の発展に尽力した「高田嘉兵衛」の銅像は神社の境内にある。

金毘羅神社の本殿

神社にある神輿は根室の祭りの時に担がれるという見事なものである。

この花が道路沿いや庭などにたくさん咲いている。名前は？「ルピナス」か？

根室の街を歩いていたら見つけた。
根室監獄の跡
今はバスの中標津空港への発着場になっていた。

明治百年公園にはサイロが3基残っている。

明治百年公園のサイロ

日本本土最東端の駅「根室」駅
小さくてコンビニなどもない。

終着駅で先の方で線路がなくなっている
根室駅ホームから撮影

根室駅のホームにこの案内がある。

花咲線快速「はなさき」1両編成のディーゼルカーである。
帰りに乗ったこちらの車両がきれいであった。