2001/07/04 - 2001/09/15
249位(同エリア282件中)
ぞろめさん
インドのコルカタに滞在していた頃、ホテルマリアを定宿にしていた。ここはパラゴンホテルと並ぶ有名な宿で、世界中からくたびれた旅行者が集まってくる。要するにホテルとは名ばかりで、ドロップアウターの溜まり場的な雰囲気の宿だった。
ホテルマリアはサダルストリートのすぐ側にある。この辺りは水はけが悪いので、雨季にスコールが降ると一帯が水没する。糞や残飯がプカプカ浮かぶ様は、まさにカオスの中心を思わせる。奇声を上げて狂った少女が練り歩いていても、何の違和感もない。実際にそんな少女は珍しくなかった。
この街で、サリドという男とパラシュという男に出会った。2人ともインド人で来日経験がある。特にパラシュは富山大学に留学していたので、難しい日本語も平気で喋っていた。
日本の大学に留学するくらいだから、パラシュの家は思ったとおり金持ちだった。飯の世話から電車の手配まで、彼と彼の奥さんにはずいぶん世話になった。パラシュは本当の親日家で、ナイスガイだった。彼はいわゆるブリッジSEを生業にしていたので、オフショアが進んだここ数年で大きな富を築いたと思う。
一方のサリドは、神戸のインド料理店で働いていたという。彼は旅行者から金を巻き上げるのが趣味のような男で、ボクと一緒にサリドたちとブラックジャックをやった日本人は、5万円ほど巻き上げられた挙句にカメラも没収されていた。多分、彼らは何らかのイカサマをしていたと思う。
ちなみにボクは実害を被っていないし、基本的にギャンブルは負けるほうが悪いと思っているので、サリドに恨みは持っていない。
それにしても、まったくもって対照的な2人だった。もしも国民性をひと言で言い表わそうとすると、旅の楽しみは半減する。良いヤツも悪いヤツも、利口なヤツもずるいヤツもみんな含めて、それがひと括りの記号で表せない人間なのだと思う。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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