2019年6月　ファーストキャビン羽田ターミナル1　宿泊記

2019/06/22 - 2019/06/27

朝早い便で宮古島へ行くにあたり、朝一番の電車で出発しても間に合わないため羽田に前泊しました。翌朝搭乗する日本トランスオーシャン航空（JTA）は第1ターミナル発着。そのため、第1ターミナル内にある唯一のホテル、ファーストキャビンに泊まることにしました。

実際には広めのカプセルホテルといった感じで、法律上はホテルではなく簡易宿所になるとのこと。そのためか事業者側も「ホテル」ではなく「施設」、「客室」のことは「キャビン」と呼称しています。各キャビンの入口はアコーディオンカーテンで、鍵をかけることはできません。貴重品は携帯するかセイフティーボックスでの保管となります。

<概要>
客室：ファーストクラスキャビン
食事：なし
予約先：じゃらん
交通手段：鉄道

エリア 羽田(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JALグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田空港第1ターミナル。京急やモノレールで到着すると地下1階に出るので、ターミナル中央のエレベーターで1階（到着ロビー）へ上がります。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

ファーストキャビンの場所は、ターミナル中央のエレベーターを1階（到着ロビー）で降りたらすぐ。床に「FIRST CABIN」と書かれているので、そこから奥に入っていきます。隣は羽田空港郵便局。

ファーストキャビン羽田ターミナル1 (FIRST CABIN) 宿・ホテル

羽田のファーストキャビンに関しては、キャビンの種類は2種類。奥へと進む途中の壁に各キャビンの間口の大きさが実寸大で表示されていました。左がファーストクラスキャビン、右がビジネスクラスキャビン。

夜20時頃ファーストキャビン羽田ターミナル1に到着。一般のホテルと違い、チェックイン19:00、チェックアウト10:00で、チェックインタイムはだいぶ遅い設定。夜間に宿泊する以外にデイユースプランもあります。

チェックイン。フロントに向かって右が男性エリア入口、左側が女性エリア入口で、フロントから先は男女が完全に分かれています。

空港内のホテルらしく、フライトの出発案内がありました（写真は翌朝のもの）。

フロントの隣にラウンジがあり、キャビン内は飲食禁止なので買ってきた物を飲食するならこちらで。ラウンジは男女共用です。

大手各社の新聞が置いてあります。

自動販売機はソフトドリンク、アルコール、アイスクリーム、菓子類、カップ麺、軽食など。

キャビンルーム入口。

男性エリアの平面図。

キャビンが並ぶ廊下。

キャビン入口がドアでないこともあり遮音性は高くありません。ベチャクチャ喋っている人はさすがにいませんでしたけど、くしゃみ、咳払い、いびき、ガサゴソ物音など、近隣の利用者次第で快適か否か感想は異なってくるでしょう。実際に、少し離れた所からガーガーといびきが聞こえてくる時がありました。

今回泊まるファーストクラスキャビン。広さは4.4㎡です。

ベッドはやや硬め。寝るぶんには特に問題なし。

枕は大きいのと小さいのと2つ。

ベッドの上にキャビンウェア、タオル、バスタオル、歯みがきセット。キャビンウェアは上下セパレート。化学繊維で肌触りは好きじゃないです。

ベッドの下がセイフティーボックスになっています。

キャビンが施錠できないので、貴重品はここで保管。

このように引き出し式。大きさはまあまあで、ちょっとしたバッグなら入りそう。中には靴べらが入ってました。

ごみ箱

スリッパは館内の移動でも使えます。

ベッド足元側の上部にテレビ。

ベッドの脇に丸テーブル。

テレビ視聴用のヘッドフォンとリモコン。

ティッシュペーパー

カードキーとセイフティーボックスの鍵。カードキーは男性女性それぞれのエリアに入る際に必要です。

壁にハンガーが2つ。

照明はこんな感じ。キャビン内の奥に左右1つずつ。

左側の照明の下には、照明のコントローラー、コンセント1口、USB給電、LANポート。

右側の照明の下には、照明とエアコンのコントローラー、コンセント2口、ヘッドフォンのジャック。

在室表示灯をオンにすると、キャビン入口の部屋番号が青白く光ります。

天井部にエアコンの吹き出し口。

Wi-Fi接続は無料。接続状態も特に問題なかったです。

キャビンでの禁止事項。

喫煙、スプレー、会話、通話、音の出るアラーム、キャビンウェア・タオルの持ち帰り。あと、ここには書いてないけどキャビン内は飲食も基本禁止です。飲食したい時はラウンジを利用しましょう。

アラームは音を出す設定にできないので、出さない設定にするか、もしくはスタッフに起こしに来てもらうのを頼むこともできます。

アコーディオンカーテンを閉めた状態。カーテン上部は少し空きがあります。

カーテン下部もこれだけ空いてます。

アコーディオンカーテンはよく見ると少し汚れている部分も見えるかな。気にするほどでもないけど。

こちらはビジネスクラスキャビン。入口は上からブラインドを下げる方式。室内はベッドで占められているので、床の部分はほとんど無いです。荷物を置いたり整理したりするのは厳しいでしょうね。ベッドサイドの黒い部分がセイフティーボックスになっています。

共用のトイレ。

トイレ内の水道。定期的に清掃に入っているのかきれいです。

ハンドドライヤー

コインランドリー

洗濯機は洗剤自動投入式で200円。乾燥機は30分100円。

あと、写真は撮れなかったけど大浴場とシャワールームがあります。大浴場の浴槽は階段を数段上ったやや高い位置で変わった造り。大きなお風呂に入れるのは気持ち良いけど、浴槽が浅くて肩まで浸かれない（浸かりにくい）点がいまいちでした。

同じく地下1階にはコンビニのエアローソンがあり、夜は23時まで、朝は5時30分からオープンしてます。南ウイング側にサウス店、北ウイング側にノース店の2店舗。どちらへも距離は同じくらい。

エアーローソン (サウス店) スーパー・コンビニ・量販店

21時頃、ファーストキャビンの外へ出て、空港ターミナル地下1階にあるてんやで夕飯を済ませました。ファーストキャビン前のエレベーターをワンフロア下りるだけなので近いです。てんやの営業時間は22時まで。

天丼てんや 羽田空港第１ターミナル店 グルメ・レストラン

翌朝6時にチェックアウト。飛行機が出発するターミナルと同じ建物内にあるので、ホテルを出たら数分後には出発ロビーにいられるのが非常に便利です。

最後にまとめ
ひとことで言うと、一般的なホテルではなく広めのカプセルホテルであるということ。そのため、施錠はできない、キャビン内で飲食できない、他人のいびきや物音が気になることもあるなど制約があります。逆に自分も物音に気を遣わなければいけません。空港に近い場所で寝られればOKという方には向いています。


良かった点：
・第1ターミナル内に立地という近さ、安心感
・館内、キャビン内、共用部分いずれも基本きれいにされている

いまいちな点：
・利用料金は格安というわけでもない（安いビジネスホテルより少し安い程度）
・部屋（キャビン内）で飲食できない
・いびきや物音が少し聞こえる時があった
・大浴場の浴槽が浅め

こんな方におすすめ：
・第1ターミナル発着便に搭乗する際の前泊、後泊に寝るだけという方
・多少の物音は気にならないタイプという方
・空港内に泊まりたい方

（終わり・ご覧いただきありがとうございました）

羽田空港(東京国際空港) 空港