2019/06/14 - 2019/06/16
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fangnaaさん
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この旅行記のスケジュール
2019/06/14
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飛行機での移動
air busan
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バスでの移動
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電車での移動
地下鉄1号線
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電車での移動
ムグンファ号
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電車での移動
地下鉄
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電車での移動
地下鉄
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盤石駅
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バスでの移動
世宗BRT990系統
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世宗新都市をバス車内から見物
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五松駅
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電車での移動
KTX
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光明シャトルから1号線に乗り継ぎ
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徒歩での移動
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この旅行記スケジュールを元に
乗り物好きのおっさんが韓国の新旧の交通を味わいました。
はじめて投稿する旅行記です。
今回の旅行では、4travelをはじめ多数のHPの情報を参考にさせていただいたので、少しでも恩返しができればと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エアプサン
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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多数のLCCが就航している日韓間はとてもリーズナブルに行き来できるということに、最近気がつきました。
大阪の実家に帰らなくてはならない用事がありました。少し前後の日程に余裕があったため、airbusanのHPを見てみました。成田→大邱、釜山→関空で総額13000円と、新幹線で東京→大阪直行するのとほぼ同じお値段。
ちょっと(?)寄り道して、ぶらりお散歩することにしました。
写真は大邱空港近くのバス停の路線案内。一番上の急行1路と401路が東大邱駅にゆくことは、先人の旅行記で確認済み。なのに、地元の人たちが乗り込んでいく勢いにつられて違う系統に乗ってしまいました...。大邱国際空港 (TAE) 空港
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バスは空軍基地の前でいったんUターンしてまっすぐ東大邱駅に向かうはずが左折したところで、間違えたことに気づきました。地下鉄1号線、東村駅近くのバス停で降りて地下鉄に乗り換え。
地下鉄の階段には自転車用のスロープあり。地下コンコース(改札外)に駐輪場。クリーム色のママチャリはレンタサイクル?これとは別に地上にも駐輪場あり。
韓国はクルマ社会で自転車利用があまり盛んでないと聞いてましたが、色々変わってきているのですね。 -
地下鉄1号線を東大邱駅下車。
日本で予約しておいたムグンファ号の発車時間までごくわずかの時間を利用して、東大邱駅乗換センター(バスターミナル)へ。
3階建てのバスターミナルで、全国各地への高速バスが発着する。
東大邱駅周辺の複数のバス乗降場を集約したもの。
いわばバスタ新宿の大邱版...。であるが、大邱の方がはるかに立派。
発着場は3層に分かれており、余裕があるつくり。何より多数の待機スペースがあり、運転手さんも折り返しでゆっくり休める。バスタ新宿にはほとんど待機スペースがないので、到着後どこかの車庫まで回送してますね。
新宿から30分くらいかかる永福の京王バス車庫に地方のバスがたくさん休んでいるのを見ると、運転手さんが可哀想になります。東大邱駅 駅
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と、余談がすぎましたが、こちらが切符売り場。
見渡す限りのLEDが出発時刻表です、圧巻です。
アルファベット、漢字表記もあるのでハングルがわからなくても安心。
バスチケットはネットでも買えます。席も選べるのでネットで買った方が便利だと思います。
(高速バスの統合ホームページ)
https://www.kobus.co.kr/main.do
HPをPCで開くと、ハングルのポップアップで画面が埋まっています。
全て閉じると、右上に「韓国語」とハングルで書いてあり、その右にある言語選択の▽をクリックすると、英中日語を選択可能です。その後の操作は、日本の高速バス予約サイトよりわかりやすいと思います。スマホで開くと最初が言語選択だったので、スマホの方が使いやすいかも。 -
LED時刻表の見方。
Ganggu行き。2行目はしばらく待っていれば英語⇔漢字で切り替わります。
3行目が出発ホーム。これは4階の26番ホームから出るわけです。
この行はハングルのまま、英語に切り替わらないので、注意が必要です。
あとは説明の必要はありませんね。 -
併設された新世界デパートに目もくれず、駆け足でバスターミナルを巡ったあと、急行ムグンファ号に乗り大田へ。
東大邱→大田はKTXだと45分ですが、乗り物好きのオッサンはあえて2時間かけて在来線急行で向かいます。
ムグンファ号は日本ではもう見なくなった客車列車で、機関車の後ろに新旧の客車をつないでいます。日本で予約しておいた席は最後尾の旧型客車でした。ゆったりしたシートピッチと重みのある座席が旅情を高めてくれます。
東大邱発時点ではお客さんはまばらでしたが、次の大邱駅でほぼ満員に。日本で予約しておいてよかったです。キャンセル料が安いので、乗車される方は出発前に予約されることをおすすめします。
韓国鉄道公社(korail)のHPは日本語も選べるので簡単に予約できます。予約した乗車券には「印刷して持ってきてね」とありました。しかし駅に改札はなく、車内検札もなかったので、印刷した乗車券が役に立つことはありませんでした。
バスを間違えて時間をロスしてしまったため、韓国に着いてから飲み物も食べ物も買っていません。幸いこのムグンファ号にはカフェカーがあります。カフェカーといっても店員さんもいませんが、飲み物とお菓子の自動販売機があります。
カフェカーには指定席にあぶれた若いお客さんがいっぱい。そこをかき分けて、妙に甘いポテチとやはり甘みが強いサイダーを購入。
列車は日本と変わらない田舎の山中をぐいぐい登ります。途中たくさんの廃駅を通過します。韓国鉄道公社はソウルや釜山の都市圏を除き近距離輸送からは撤退したようで、全国各地で小駅が廃止されています。昔の日本の駅のような、趣のある駅舎もあるのですが、すべて通過してしまいます。一部の小駅はカフェ等に転用されているようですが、レンタカーでも借りないとたどり着けないでしょう。
列車は定刻で大田駅に到着しました。このあと何度も鉄道に乗りましたが、全て定刻でした。 -
大田駅前です。
広場の向こうに、地下鉄駅の入口が口を開けています。
なんか電車みたいな形になっていますが、何の電車なのでしょうか?大田駅 駅
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答えはこれです。韓国国鉄の旧塗色。
韓国の2大幹線鉄道である京釜線と湖南線が分岐する大田の街は、韓国鉄道公社の本部がある鉄道の街。 -
駅前にはレンタサイクルがあります。
ポートががっちりしていて、フランスや台湾にあるのに似てるなと思いました。 -
大田駅前で夕食を済ませ、地下鉄でホテルのある儒城温泉へ。
金曜夜8時過ぎの下りでしたが、立つ人もまばらな車内。
駅には「公共交通を利用しましょう」と呼びかけるポスター。
大田市の公共交通分担率(28.6%)とソウル(59.6%)の半分程度だそうな。
大田市の鉄軌道交通としては現在、1系統の地下鉄があるのみですが、今後環状のLRTを整備する計画だそうで、ポスターにもイメージ写真が載っています。 -
LRTのイメージ図を拡大。
車両下側にはハングルで「大田なんとか」と書いていますが、車体はリヨンのLRTに見えます。レンタサイクルもフランス風でKTXもフランス産、韓国最初のLRTもフランス産と、韓国はおフランスのものがお好きなのかもしれません。 -
初日は儒城温泉のユソンホテルに宿泊しました。
大田市の郊外にある温泉地と聞いて、何もないかなと大田駅前で夕食を済ませて向かいましたが、行ってみるとたくさんのレストランやバーが遅くまで営業していました。夕食はこっちですべきだったと後悔。
温泉は別棟にあり、渡り廊下には日本時代の温泉の写真が。
お風呂は広くていいお湯でした。早朝から賑わっていました。
タオルやシャンプーは部屋から持って行きましょう。浴用タオルとあかすりタオルは脱衣所にあります。休憩所には売店があるので小銭も持って行くといいかもです。
フロントの方の日本語は完璧でしたし、部屋も広くて綺麗で文句の付け所がありません。また泊まりたいホテルです。
写真は翌朝のホテル前の遊歩道です。
こう見ると静かな温泉地という雰囲気ですが、夜この周りはギラギラのネオンと賑やかなバー、路上駐車の列、たむろするポン引きの兄さん達と、活気あふれる歓楽街です。儒城温泉 温泉
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翌朝は大田市地下鉄の終点、盤石駅に向かい、そこから世宗新都市を見物しにゆきます。
盤石駅の6番出口を出てまっすぐ進むとバス停があります。世宗新都市を経由してKTXの五松駅に向かうBRT990系統はここが始発です。
土曜日の朝でしたが、たくさんの方が並んでいます。
BRTといっても、車両自体は普通の路線バスでした。
席は全て埋まり、数人立っている状態で出発しました。
写真は終点の五松駅で撮影したバス車両。 -
バスは片側3車線の田舎道を突っ走ります。沿道に建物はほとんどなく、信号もありません。
中央側がバス専用車線になっています。
中央分離帯部分が屋根付きの自転車道になっていて、天井部分に太陽光パネルが設置されています。(写真撮らなかったことを後悔...)
エコを象徴するような立派な施設ですが、自転車は数台しか見かけません。そもそも移動需要がないのと、周囲からの出入りには数キロごとにある地下道を通る必要があるので面倒なためかと思います。
ずいぶん走ったのち、仮設っぽい高速バスターミナルに寄り道してから世宗新都市に入ります。ここからがBRTらしい区間。中央部にバス専用道が設置され、バス停は写真のようにホームドア付きの立派なものになります。 -
BRTバス停の前には、写真のような駐輪場が整備されています。
ソウル市内にも多数のバス専用道があり、ロケーションシステムも充実しているので、BRTっぽいものともいえます。世宗市のBRTで特筆すべきは交差点が全て立体交差になっていることです。40分間乗車してて信号があったのは、上記の高速バスターミナルの入口と、世宗市を縦貫する幹線道路から五松駅に曲がる交差点、五松駅前の3カ所だけでした。 -
世宗市は、韓国の首都機能移転先として整備された新都市です。
その後首都機能移転が違憲という判断がなされたため、部分的な移転に留まっているようです。
それでも多くの政府庁舎や住宅などが建設されています。
政府庁舎が見えてきました。複数ある政府庁舎が、空中庭園でつながっています。 -
道路をまたぐところは橋のようになっています。
この上を歩いてみたかったのですが、土曜日の政府庁舎に外人が突入するのは不可能だと思いましたので、指をくわえて見てるだけ...。 -
ソウルからの首都機能移転は中止されましたが、政府庁舎の建設はまだ続けられているようです。
用地はもっと広い範囲で造成済みです。市街地が途切れてもしばらく、道路だけが立派な荒れ地を疾走します。BRTの駅予定地は既にリザーブされ、空き地になっています。 -
五松駅に着きました。盤石駅からちょうど40分でした。
意外だったのが、盤石駅で乗り込んだ客の半数以上が五松駅まで通しで乗車していたことです。
土曜日の朝でしたので、政府庁舎の通勤需要はほとんどなく、大田市郊外からKTXに乗るための経済的ルートとして利用されていたようです。
五松駅から盤石駅に戻るBRTの時刻表です。平日は朝ピーク時5分おき、その他は10分おき、休日は終日12分おきの運転です。 -
世宗市のBRT区間には、大田駅からの直通バスも運行しています。
こちらは座席バスタイプの車両です。 -
五松駅です。
韓国、中国の新幹線駅は、どこもバブリーに立派です。
BRT車内で、KorailのHPよりKTXのきっぷを予約しました。
切符を紙に印刷などできませんでしたが、車掌さんにスマホの予約画面を見せたらOKでした。 -
次の目的地は、ソウル首都圏郊外、義王市にある鉄道博物館です。
ガイドブックや過去の旅行記は、ソウル都心から地下鉄1号線で1時間とあります。
ソウルからではなく、反対の南側から向かうにはどう行くのか?
出発前にいくつか案を考えました。
①世宗市→五松駅-(SRT)→芝制駅-(1号線)→義王駅
②世宗市→五松駅-(KTX)→光明駅-(何らかの方法で1号線へ)→義王駅
③世宗市でバス乗り換え→鳥致院駅-(ムグンファ号)→水原駅-(1号線)→義王駅
バス到着が見込まれる時間帯に五松と芝制の両方に止まるSRTがなかったので①案はダメ、③案はムグンファ号が満席だったのでダメ。消去法で②案となり光明駅に降り立つ。
光明駅から1号線に乗り換える方法も考えていました。
①龍山行きの光明シャトルという電車に乗り、一駅目の衿川区庁駅で折り返す
②バスで冠岳駅に出る
光明駅に着いたとき、光明シャトルの電車が見えました。
着いている=もうすぐ出るだろうという見込みで乗り換え。
ホームに降りてみると電車はガラガラで出発は30分ほど先。
思い返してみると、改札の前にも電光掲示板があり、出発時刻を書いてありました。休日は3~40分ごとの運行のようです。
この旅行記を書いている今になって、Konestのアプリで鉄道博物館までのタクシールートを検索したところ、所要時間25分、料金2000円弱とのこと。
衿川区庁から地下鉄乗っている時間も長いし、駅降りてからも少し歩くので、タクシーがベストチョイスかもしれません。光明駅 駅
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なんやかんやで貴重な時間をロスしながら義王駅に到着しました。
駅前には立派なロータリーがあります。
鉄道博物館へは、鉄道沿いを南に向かいます。
この日はとても暑かったです。義王駅 駅
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10分弱、歩くと保存車両が見えてきます。
保存車両の方に曲がらずにまっすぐ坂を上がると、入口があります。
入場料(数百円だったと思う)を入って入ると、冒頭の写真にある大統領専用車両が鎮座しています。
鉄道博物館の保存車両については、インターネット上にたくさん情報があるので紹介しません。上で掲載した、大田駅の地下鉄入口がイミテーションしていた旧塗色の鉄道車両も、ここの保存車両です。鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の建物の中では、韓国の鉄道の歴史を紹介しています。
幹線鉄道の大半は日本時代に作られたものですが、日本にかかる展示は少なめです。そのわずかな中に路線略図がありました。その他、朝鮮国皇帝のお召し列車の巡幸記念はがきもありました。
小学生の団体が課外活動に来ており、展示物を前に先生が子供達に、イルボン(日本)云々...イルボン云々...と仰っていました。表情からみてあまり良い話ではなさそうでしたので、イルボンおっさんは静かに退散します。 -
韓国には大人の鉄道マニアはあまりいないようで、館内は子供連ればかりです。
その子供達を惹きつけるのがこの鉄道ジオラマ。
日本の鉄道博物館でもジオラマの運転ショーは人気ですが、韓国唯一であろうここの運転ショーはひと味もふた味も違います。
あえて説明はしません。是非見に行ってください。 -
義王駅から鉄道博物館へは、鉄道沿いの道が最短ルートですが、その1本東側の道に入ると、商店街があります。
食堂もたくさんあるので、食べるところには事欠かないと思います。
今度来るときは先にこちらの商店街で食料を買い込んで、保存車両の前でピクニックしたいと思います。たくさんの家族連れがお弁当を広げていました。
その後、ソウル都心まで北上してからKTXで釜山に行き、翌朝のairbusanで関空に帰ってきました。ソウルや釜山は他の方々が書き尽くされていますので、この旅行記はここまでにします。
写真下手で文章も長く、失礼しました。
皆さんの旅行計画の何らかの足しになれば幸いです。
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