５度目のバイロイト音楽祭を終え、勢いのままブレゲンツ湖上音楽祭『トゥーランドット』を観に行ったら……

2016/08/19 - 2016/08/19

2016年８月、バイロイト音楽祭で『パルジファル』『トリスタンとイゾルデ』『さまよえるオランダ人』の３演目をほにゃららと片づけた翌日、ホテルをチェックアウトしてアウトバーンを走ること４時間、オーストリア西端の町ブレゲンツにたどり着く。

ここでブレゲンツ湖上音楽祭の『トゥーランドット』を観るのだ。音楽祭の湖上オペラは２年ごとに演目が変わる。この『トゥーランドット』は2015年と2016年の公演である。

到着した日は、溜まった洗濯物をコインランドリーに持っていってすっきりさせ、夜はホテルのレストランで食事したが、地物のビールを置いていないという……いかがなものかなホテルであった。

そして翌日、ブレゲンツの近くに住んでいる知り合いの夫婦が会いに来たので昼食を一緒に。

かくして21時開演の『トゥーランドット』だが、天気予報をチェックすると“夜は雨”という御託宣。湖上オペラは雨天決行キャンセルなしなので、しかたがないと音楽祭のショップで売っている雨合羽１オイロを調達して、いざ本番！

そして予報通りに雨が降ってきたのでした。

エリア ブレゲンツ(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

一度だけお世話になったコインランドリー。

洗濯機と乾燥機が２台ずつ。両方使われていたら待ち時間をどうしようかと。

湖上ステージの周囲に点々と入って来るなと注意を促す杭が湖面から見えていた。

日中は好き勝手に客席に入れるので様子をチェック。舞台装置近くまで寄ってみた。右端のプレートに字幕が映される。

前日の開演直前の様子。

『トゥーランドット』は始まった。こんなあたりからも音楽はよく聴こえる。

開演を見届けてホテルに戻った。小川洋子の『ホテル・アイリス』ドイツ語版は同居人が、ビアガルテン・ガイドは呑兵衛の人用。

ホテルの朝食。チョコレート・ファウンテンがあったよ……二度漬け禁止！

音楽祭ガイドツアーの集合場所はこちら。兵馬俑がご案内……しません。

そしてこちらが客席へのメインエントランス。

以下、今回の『トゥーランドット』の舞台装置などについての説明。親切であるので、ひととおり撮っておいた。

万里の長城を模している。

兵馬俑が水中にも。

この舟にのってトゥーランドット姫が登場するのだ。

舟の底には。

これはプッチーニの部屋であるという。

これが円形のメインステージ。

回転したり、ディスプレとして使われたり。飽きさせないエンターテインメント。

これが舞台の全容。トゥーランドットが発するクイズに答えられなかった人間は、右手の一番高い長城に連れて行かれて首をちょん切られるのだ。首は湖に落ちていく。

そして空には……今日も飛行船。

奥にも兵馬俑。

沈みかかった兵馬俑。

客席下手端。奥に見える桟橋には、リンダウあたりからのお客さんを乗せた船がやって来る。

客席ほぼ全容。4400席あって最後部の建物はチケット代高めのＶＩＰ席。

何ですか……少しずつ雲行きが怪しくなってまいりました。

昔々の日本でも、セスナに広告の幟を後ろに飛んでいたことを思い出した。

千秋楽を翌日に控えて、何ということか雨に祟られてしまい、２度ほどスタンド下に避難する羽目になってしまった。