2019/04/27 - 2019/04/28
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kemurさん
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お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、当ブログ(旅行記)は近頃、両生類以外の記事がほとんど見当たりません。今は両生類にどっぷり。両生類以外のネタが登場するのはまだまだ先になりそうです。
今回の主役もやはり両生類。憧れの"イシヅチサンショウウオ"です。
四国の固有種かつ、小型サンショウウオ類らしからぬ巨体でマニアに人気のある種類なのだそうです。
個人的な見解ですが(もちろん様々なご意見があるかと思いますが)小型サンショウウオは色や大きさは違えど、形態的にそれほど大差がないように思えます。形態的特徴でざっくりとカテゴライズすると
・ハコネサンショウウオ系(顔が小さくスマート、やたら細長い)
・カスミサンショウウオ系(小型サンショウウオの代表格)
・ヒダサンショウウオ系(カスミ系に似るが、より陸上生活に適応した特徴がある。)
・オオダイガハラサンショウウオ系(巨体。水生傾向。模様がなく、青黒い体色。)
の4種類くらいかなあと思っています。もちろん細かい違いはあるんでしょうが図鑑や実物を見る限り、それほど差は感じられないかなあと。
この個人的な形態的系統からすると、これまでにハコネサンショウウオ、カスミサンショウウオ、ヒダサンショウウオはクリアしているので、残るはオオダイガハラサンショウウオ系の"大型の小型サンショウウオ"(なんだかおかしな表現)のみです。
ただしオオダイガハラサンショウウオは生息地各県の天然記念物に指定されているため触ることもできず、アプローチもなかなかにたいへんだと聞きます。一方、2007年までオオダイガハラサンショウウオとされていたイシヅチサンショウウオ(研究の結果、イシヅチサンショウウオとして独立した種)はオオダイガハラサンショウウオに似ているものの、スタイルがよく、美形とのこと。
そう聞いてしまったら、出会いにいくしかないでしょう!
しかも今回はサンショウウオ探索の"師匠"の案内はなく、自力で生息地まで特定していたのでいつも以上に気合いが入ります。
そして気付けば、イシヅチサンショウウオの魅力に触れ、重度の"イシヅチ病"を発症してしまった自分がいたのでした。
※希少なサンショウウオの生息地保護の観点から、当記事に指定している「エリア」はダミーです。何卒ご了承くださいませ。
※一時的に採集して撮影しているため、生態写真ではありません。
■■お知らせ■■■
下記のサイトにも小型サンショウウオやカエルなど両生類を中心とした記事を寄稿しております。よろしければご覧くださいませ。
https://totokore.com/
私の記事の一覧ページはこちら
https://totokore.com/author/kemur
- 旅行の満足度
- 5.0
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いきなりですが、近年、ネットオークションなどの商業目的による乱獲が、日本の両生類の絶滅リスクを高める要因となっています。
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特に小型サンショウウオは見つけることが非常に難しいのですが、安易に購入に走らないことも大切です。購入する人がいる=市場に需要があると、乱獲と販売が収まらないでしょう。購入しないことが大切です。
とは言え、トウキョウサンショウウオのように法規制することが最善でしょうから、法規制を急いでいただきたいところです。 -
世の中は夢のGW10連休の初日。
渋滞を避けつつ、サンショウウオが活発になる深夜に探索するため夕方に大阪を出発。
なんとかポイントに到着できました。ここまで運転してくれた同行者には感謝の言葉しかありません。 -
すぐさま怪しげな沢を発見。
試しに沢の溜まりをヘッドライドで照らして驚愕! -
おびただしい数のイシヅチサンショウウオ幼生が!
これはここが繁殖地であるという証拠です。
大阪からはるばる来た甲斐があったというものです。 -
成体も探しつつ、撮りやすい位置にいる幼生を水中コンデジで撮影していきます。
昨年の夏、孵化して越冬した幼生たちだと思われます。 -
幼生とはいえ模様や体色に個体差があり、見ていて飽きないです。
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黒っぽい個体もいれば、黄色っぽい虎柄の個体も。
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さすがイシヅチサンショウウオ。ヒダサンショウウオとは大きさが違う!気がします。気のせいかも。
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粋なポーズを決めてくれる個体もあれば、
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ご丁寧にお立ち台でポーズを決めてくれる個体も。
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警戒心も個体によりけり。この個体は光をあまり怖れていないようでした。
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鰓が少し赤いのがポイントですね。
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周辺には小さな沢がいくつかあったのでくまなく探索を行いました。
沢によって住み分けを行っているようで、イシヅチサンショウウオ幼生が大量に生息していた隣の細い沢にはこのようにタゴガエルと思われる卵嚢が。
タゴガエルは伏流水に産卵するとばかり思っていたのですが、場所によってはこのような沢や渓流にも産卵するのだそうです。
このような環境に因る生物の「住み分け」の観察もかなり興味深いものです。 -
そして遂に・・・!
沢を何回か往復していると、溜まりに成体が姿を現しました! -
それにしても何という大きさ!!
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そしてこの紺色に輝く体色!
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大きさといい、色といい、一瞬でイシヅチサンショウウオの虜になってしまったのです。
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"小型"サンショウウオの範疇を超えた存在ですね。
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魅惑の藍色です。
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イチオシ
四国の青い星!と名付けたい。夜間に撮影させてもらった方が色が鮮やかに写るんですよね。
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尾の先端の形状を見ると、「水中生活に適応してますよ感」がにじみ出てます。
泳ぐときにこの尾を推力にしているんでしょうね。 -
この夜は4匹の成体に出会いました。初戦としては成果は上々です。
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この出会いにただただ感謝。
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当初、マクロモードで撮影する予定だったのですが・・・
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想像以上に大きく、図鑑写真のように全身を撮影しようとするとマクロの撮影可能距離をオーバーしてしまうため、標準モードで撮影しました。
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図鑑写真、万歳!
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繰り返しになりますが、この美麗な藍色はなかなか他の国産両生類では見られない特徴です。
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他にはオオダイガハラサンショウウオ、ソボサンショウウオ、くらいでしょうか?
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体のバランスも個体差があり、どの個体もまじまじと食い入るように観察してしまいました。
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この個体は特に頭部が大きく、迫力がありつつも・・
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一番可愛らしい温和な表情をしていました。
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このように沢の溜まりにぷかっと浮いていることが多かったですね。繁殖期だからだと思いますが。
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たまに口をパクっとしたり。
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夜間観察に没頭していたら夜が明けました。
この個体もなかなかの巨体でした。 -
今回発見した4個体はいずれも抱卵していなかったのでオスだと思われます。
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最初は成体に出会えただけでも十分に幸せだったのですが、4個体も出会ってしまうとだんだん欲が出てきてメスにも出会いたくなってくるものです。。
※2回目の訪問でメスにも出会えたので続きの記事で紹介します。 -
こちらの個体はヘビのように細く、爬虫類のような面構えで、異常に尾が長かったです。
※一時的に捕獲して撮影していますので、他の個体と背景が同じで失礼・・・。 -
イチオシ
この日出会った成体の中ではこの個体が一番お気に入りでした。
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まるでトカゲのよう。
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イチオシ
たまらない表情。
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礫の上だと紺色の体色が目立つんですが、写真だとわかりづらいですね。
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動きはかなり素早いので撮影はとても苦労しました。
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この個体はちょっと体色が薄くて、紺色というより紫灰色、といったところでしょうか。
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サンショウウオにしては鋭い印象ですね。
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イシヅチサンショウウオの尾が如何に長いかわかりやすいポーズです。
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イチオシ
気に入っている写真です。
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イシヅチサンショウウオを見てみたいな、と思って調べ始めたのが2か月ほど前だったと思うのですが、まさか1回目のアプローチで発見できるとは思いませんでした。
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情報を集めていると、皆様なかなかに出会うのに苦労されているので正直、自信がなかったのです。
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特に今回は"師匠"と呼ぶべき知人の案内ではなく、生態や生息地の特定に至るまで全て自力で行ったので、喜びも一入なのです!!
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イチオシ
たっぷりと観察させていただいたので、深く感謝しつつ、元居た場所にお帰りいただきます。
試しに水中にいる姿を水中コンデジで撮影してみると・・・何と!! -
カメラの仕様のせいかもしれませんが、こんなに青く!
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これは本当に驚きました・・・
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イチオシ
この姿をきっちりと撮影するため、水中コンデジの後継機を購入しようか真剣に悩んでます・・・
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こんな美しい生き物が四国の山奥に存在していたなんて!!
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手が凍るんじゃないかと思うくらい水が冷たかったですが、気合いで水に手を突っ込んで撮影。
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それにしてもなぜこんなに青く写るんでしょう。
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光の反射のせいでしょうか?
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幼生・成体(夜間陸上)・成体(水中)とどれを取っても美味しいイシヅチサンショウウオ。
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これは、まずいやつです。
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虜になって、病気が発症するパターンです。
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ヒダサンショウウオがFavoriteだと思っていたのですが、それ以上にハマってしまったようです。
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自宅から4-5時間はかかるポイントです。費用もそれなりにかかります。
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もはやそんなものが気にならなくなっていたのです・・・
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イチオシ
明らかに「イシヅチ病」に感染してしまった筆者。
初めてイシヅチサンショウウオに出会えたことに感謝しつつ、怒涛の後半(2回目の訪問)に続きます。
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