GWに赤坂迎賓館見学

2019/05/03 - 2019/05/03

5月3日
3/10にネット申し込み。
すると、3/13『迎賓館赤坂離宮一般公開和風別館参観』参観証がメール送信されてきました。
友人と3人で当日9:50ころ西門に到着し、10:30庭園噴水横の集合場所へ。
注意事項や建物・庭園の説明をしていただき、游心亭を見学させていただきました。

　　 ☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆

友人とは、東急東横線横浜駅ホームで8:45に待ち合わせ。
新宿3丁目で乗り換えて9:39四ツ谷駅に到着。
四ツ谷駅からは数分歩くと本館が見えてきます。
歩道にたくさんの人が並んでいたので少し慌てましたが、別館の参観証を持っている人は、どんどん西門の方へ進んで良いとのこと。
行列を横目にしてセキュリティチェックの列に並びました。
10時に手荷物検査開始。
検査場所は2箇所のみ、スムーズに進みません。
別館参観 集合時間の30分前に入場するようメールに書いてありましたが、この混雑っぷりを見て納得。

エリア 四ツ谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京メトロ丸ノ内線 四ツ谷駅で降車。
学習院初等科の方へ進んでいくと迎賓館西門があります。

入場券の購入は、別館参観の人は参観証を見せて窓口で、
本館・庭園のみ見学希望者は自販機で購入出来ます。

写真の左側が西門の方。
本館の見学者の入り口があります。
紀州徳川家の上屋敷だったところだそうです。
迎賓館赤坂離宮は内閣府、隣り合わせで赤坂御用地は宮内庁の管轄。

主庭の方から撮影した迎賓館赤坂離宮（旧東宮御所）
東宮御所として1909年（明治42年）に建設。
日本にも世界各国から国賓を迎え入れた時の迎賓施設が必要と考え、1968年から旧赤坂離宮を大改修。
5年の歳月と108億円をかけ、外国賓客に対する迎賓施設として完成しました。

1974年、田中角栄政権当時迎賓館に迎えた最初の国賓は、現職のアメリカ大統領のジェラルド・フォードだったそうで、本館内に御本人のサインされた御署名簿が展示されています。

赤坂迎賓館は、この主庭の噴水を含め、2009年に国宝に指定されています。
この写真だと分かり難いですが、青銅製の水盤の上にいるのはシャチだそうです。

2016年4月から観光振興のため一般公開開始。
主庭は全面砂利敷きなので、歩きやすい靴を履いて見学が望ましいと思います。

集合時間　10:30ピッタリに
案内がはじまりました。
とても上品なガイドさんから、明治以降近代国家になって建設した建造物で国宝になっているのは、この赤坂迎賓館と旧富岡製糸場 と説明あり、勉強になります。

大きなツツジ、満開の様子。

こちらに下りていくと「東宮御所」
もちろん通行禁止。
見下せないよう、樹木が鬱蒼と茂っています。

英国のエリザベス女王（1975年）、記念植樹されたオークです。

個人での和風別館の申込みは、代表者を含め4名までです。
迎賓館和風別館は1974年に新設。
谷口吉郎氏の設計で『游心亭』と名付けられています。
庭も氏が設計され、季節を感じることができるよう紅白の梅やもみじを植えて、廊下に水のゆらぎが映るよう池も作ったそうです。
当初この池の水深は浅く、田中角栄氏の案で鯉を泳がせたいと谷口氏の許可を得て、深くしたと説明がありました。
白や赤の模様が美しい 大きな鯉が、泳いでいました。
安倍首相とトランプ大統領が窓を開けて、餌やりしていた様子が記憶に新しいですね。
ガイドさんの話では、窓を開けるだけで、鯉が寄ってくるらしいです(^^)

別館に入るにあたりの注意事項、
茶室、日本庭園の説明など傾聴。
本館や主庭の説明もしていただき、別館見学申込みをして良かったと思いました。

ガイドさんは説明しながらも、私達の監視を怠りません。
芝生に入らないよう、壁や備品に触れないようにと目を光らせています(-ω☆)ｷﾗﾘ

この盆栽に近寄ってじっくり眺めたいところですが、素人目・遠目にも超超超…高価な盆栽だと見て取れます。
水やりも自動水やり装置だそうです。
来賓客や季節に合わせ、館内に飾る盆栽を選ぶそうです。

游心亭は世界の要人が招かれる場所。
赤坂の高層ビルから覗かぬようにと、目隠しのためヒマラヤスギを植えてありますが、何本か強風で倒れてしまったそうです。
今は赤坂の高層ビルの方が見えるので、あちら側からも見えるのでしょうねとガイドさんの説明。何十年かしたら新たに植林されたヒマラヤスギが大木になり景観を遮ることでしょうって。
気の長いお話です。
ヒマラヤスギはスギ科ではなくマツ科の植物。
松ぼっくりがなります。
翼状の種子で、成熟すると1枚ずつ剥がれ落ちてしまうようで1本の釘のような芯が残るそうです。上の皿の上部に写っています。
手前は剥がれないよう、糸で結いてあるヒマラヤスギの松ぼっくり。

外観と庭は写真撮影OKですが、館内は撮影禁止です。
別館、主庭を見学後、本館を見学しました。
別館同様、壁やドアに手を触れてはいけません。
防犯カメラがいたるところに設置されてありました。
10連休だからか、それとも平成天皇ご退位の影響によるものか、本館は物凄い混み様。
西側入り口から本館に入りすぐの螺旋階段を上り、見学コースに従い各部屋を見学して回ります。

●朝日の間
今年4月に改修工事終了し公開再開したばかり。
天井画は「朝日を背にして女神が香車（チャリオット）を走らせている姿」
●羽衣の間
天井に謡曲の「羽衣」の景趣を描いた300平方メートルの曲面画法による大壁画。正面の中2階には、オーケストラボックスがあります。
●彩鸞の間（さいらんのま）
野戦テントの天幕をイメージさせる天井と大理石の暖炉のある部屋。
鏡の上の金色の輝く鳥、鎧、剣、スフィンクスなどの金箔レリーフなどが見どころ。
●花鳥の間
板壁が木曽産のシオジ材なので薄暗い印象の部屋。四季折々の花や鳥を描いた楕円形の七宝焼の額や、天井に描かれた油絵が他の部屋とは違い日本らしい雰囲気。
主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂です。
見事な絵皿、食器などが飾られていました。

正面玄関ホール床の市松模様は、白い部分はイタリア産大理石、黒い部分は、別館玄関にも使用されている宮城県産玄昌石が使用されています。
朝日の間入り口両脇に昭和の大改修時に描かれた小磯良平さんの『音楽』と『絵画』の絵が飾られています。
そばにいたボランティアさんの説明によると、この絵の女性モデルは日航機御巣鷹山墜落で亡くなられたとのこと。
廊下に使用されていたカーテンの生地の展示あり、存分に手触りを楽しむこと出来ます。

主庭の先、南側が東宮御所の方向。
2019年5月以降は、改修を経て上皇（平成天皇）・上皇后の仙洞御所としての使用が検討されているそうです。

ソ連時代のゴルバチョフ大統領（1991年）の記念植樹です。
↓写真の木。

フユボダイジュは、大木のイメージですが、
これから大きくなるのでしょう。

米国のフォード大統領（1974年）
ハナミズキ
しっかり剪定してあり、少しだけ花を咲かせていました。

一青窈さんの歌でお馴染みの木です。
～果てない夢がちゃんと終わりますように
君と好きな人が百年続きますように♪
泣きたい気持ちになる歌詞ですね。

前庭　中門付近に説明書きがありました。

前庭
ワゴン車が何台か停まり、セルフカフェになっていて満席でした。

お土産屋さん

本館の正面玄関は開放していません。
写真撮影のみ。

前庭は石畳で歩きにくいです。
出口は正門から。
正門付近左右に建つシンメトリーな建物は旧衛士詰所。
トイレ？警備員の休憩所？などと友人たちと話しながら、金色の菊の紋章が掲げられる正門を後にしました。

12:15
腹ペコです。四ツ谷駅周辺で何か食べようか、赤坂まで歩いてからお店を見つけようかと話し合い、結局ささっ彡と横浜へ戻ろうということに。

みなとみらい駅で下車し、ランドマークタワー５Fの餉餉へ。
時間制限なしの食べ放題。
GW中だからか、料金設定がいつもと違うような？
ソフトドリンクとデザート取り放題付き
なんと　3人で7,387円でした。
デザートと言ってもケーキもプリンも無し。
アイスとソフトクリーム。飲み物も烏龍茶も無し。
友人に申し訳ない気持ちになりました。

帰り道
みなとみらいから、日ノ出町駅に向かって野毛を歩いているとデモ行進とすれ違いました。
憲法9条改正反対のデモです。
戦前の暗黒時代に逆戻りするのを阻止しようって。
自衛隊明記案反対の是非について、友人と話しながらゆっくり歩いて日ノ出町駅へ。
世界の平和を願い、日本の平和を守るにはどうすれば良いか、考えさせられます。

楽しみにしていた赤坂迎賓館見学、天候に恵まれ楽しい1日でした。
この日のスマホの歩数計は15,592歩、頑張りました。