父娘二人で行く四度目の香港旅行 Vol.1

2019/04/26 - 2019/04/30

３～４年前に娘と行った三度目の香港旅行は、私の怠慢で旅行記を上げておりませんが、2019年のゴールデンウイークに四度目の香港旅行（かみさんと１度、娘と３度）を行いましたので、久々に旅行記を書いてみております。
私事ですが、2018年9月末から10月末にかけて大きな出来事（良い事ではありません）があり、精神的にも、肉体的にも2018年の下期は大変な半年でした。かみさんから、気分転換に旅行でも言ったらとのお言葉を頂戴し、心と身体のリフレッシュを目的に四度目となる香港旅行を企画、当然かみさんも行くのだろうと思っておりましたが、「愛猫じじとまったりしてたいから私は行かない」とのつれない返事。仕方がないので、断られるのは覚悟の上で、昨年4月から就職し東京で暮らす娘に連絡し「ゴールデンウィークに香港行かない？」と言うと、何の躊躇も無く「いいね！行くよ?」の二つ返事。彼氏と予定があるので行けないと断られるのも微妙ですが、二つ返事でOKと回答する娘もちょっと心配ではありますが、めでたく四度目（父娘では三度目）の香港旅行が決定となりました。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

10連休となる今年のゴールデンウィーク、どう考えても4月27日出発だと航空券が高くなるという判断もあり、会社から顰蹙を買うのを覚悟の上で4月26日の便を抑え、娘は東京羽田空港から香港へ、私は福岡空港から香港へと向かい、現地（空港）で合流することと致しました。
娘は、羽田発10時35分発のキャセイパシフィック航空（CX543便）のため、朝8時頃には、大田区の部屋を出発しましたが、約30分後にメールがあり、羽田空港は予想以上の混雑で、チェックインカウンターが長蛇の列で搭乗時間に間に合わないのではと思える程だとの連絡が入りました。私は、15時10分福岡空港発のキャセイドラゴン航空（KA343便）を予約してましたので、自宅でお昼ご飯でも食べてゆっくり空港へ向かおうと考えておりましたが、念のため、早めに福岡空港へと向かうことにしました。
私は、ANA（ｽﾀｰｱﾗｲｱﾝｽ）のSUPER FLYERSステータスは所有おりますが、JAL（ﾜﾝﾜｰﾙﾄﾞ）のステータスは所有しておらず、キャセイパシフィックのマルコポーロクラブもグリーンなので地方空港の福岡空港では何の恩恵も受けられず、ハイシーズンの海外旅行の時にはステータスの重要さをあらためて感じさせられます。

娘から羽田空港は滅茶苦茶混雑しているとの連絡を受けたため、早めに福岡空港国際線ターミナルに向かいましたが、大阪に次ぐ西日本屈指の都市とは言え、やはり地方空港、普段の週末に比べるとかなり混雑してはいますが、チェックインカウンターで荷物を預けるまでに20分程の時間を要しただけで少々拍子抜けです。まあ、使われている機材がA320なので、満席でも170人程度しか搭乗できませんので、少々混んでもたかが知れてるというところでしょうか？
久しぶりの海外旅行で、ご作法も忘れかけており、空港に到着してすぐ、予約していたグローバルWi-FiのカウンターでWi-Fiルータを受け取った際「機内持ち込みでお願いします」という店員の声に「はいはい」と軽く反応しチェックインカウンターへ向かおうとしたものの、何か違和感を感じ、何か忘れていることがあると立ち止まって考えると、バッテリー付きの充電器は機内持ち込みでないとNGということを思い出し、慌てて荷物からバッテリ付き充電器を取り出し、そこで更にiPadって預ける荷物に入れてて問題ないんだっけという疑問が浮上し、ネットで調べると航空会社によっては、機内持ち込みでないとだめという航空会社もあるという説明があったので、iPadも機内持ち込みの小さめのショルダーバッグに無理やり押し込め無事チェックインカウンターで荷物も預けたところで、カウンタの地上係員にiPadも手荷物でないとだめですよねと聞くと、いいえ、預ける荷物に入れて頂いて大丈夫ですよとの回答。重いので入れたままにしておけばよかったと思いましたが後の祭りでした。
ちなみに、今回は初めて日本国内でも香港や韓国でも利用可能な格安SIMを購入してましたが、何となく不安なため、Wi-Fiルータもレンタルしましたが、一人であれば、SIMがあれば、Wi-Fiルータは不要だなと感じましたが、二人以上の場合はWi-Fiルータの方が割安です。格安SIMは、アマゾンで簡単に購入可能で、利用も簡単です。但し、物によってはAPN設定を若干変更する必要がある場合もあるようなので、スマホ初心者はちょっと注意が必要です。

ワンワールドのステータスを所持していないこともあり、航空会社共有ラウンジ「ラウンジ福岡」の利用は不可能なため、10年以上前の最初の香港旅行の時にもプライオリティパスでチャレンジし撃沈した大韓航空のKALラウンジを利用できないかと、今回も色々事前にネットで調べ、直近2018年の情報で、11時40分～15時20分であれば、KALラウンジを利用できそうだということで、今回こそはとKALラウンジに向かいましたが、時間が変更されていてクローズの看板の撮影となってしまいました。2019年4月26日時点のオープン時間は、8時30分～10時45分、14時30分～16時5分、17時50分～20時45分だけです。

ラウンジ福岡はもちろん、KALラウンジにも入れなかったため、カードラウンジの「ラウンジTIMEインターナショナル」で少しだけゆっくりして、いよいよ香港へ出発です。
本日搭乗するKA343です。ちょっと古い機体だったようで、座席にモニターは無く、その代わりに、Studio KAというWi-Fiとスマホやタブレットのアプリで映画を見ることができるサービスが提供されていました。
今回のフライトはエコノミー席なので、狭いのは覚悟し、少しでも席を立ち易く、片足だけでも曲げ伸ばしが出来る通路側の席を予約しましたが、私は身長185cm、体重82kgと日本人としてはかなりの体格のため、エコノミー席では、香港程度（3～4時間）が限界だということをあらためて認識しました。LCCでは、前の座席に膝が当たってしまい真っすぐ座ることが厳しいため、航空機に乗る時だけは自分の体の大きさが人並みだったらなあと痛感します。
ちなみに、機内食はチキンorフィッシュで、私はチキンを選択、中々美味しい食事でした。デザートはHaagen-Dazsのアイスでした。

香港空港の混雑の影響で、香港空港到着が約30分程遅れました。
娘は、現地時間で14時30分頃には到着していたはずですので、香港空港で約4時間、私の到着を待っていたようですが、私の何倍も海外経験があり、1年間の交換留学経験もある彼女にとっては、何ということもなく、充電もできるので、マックで仕事してたよとまるで羽田空港で待ち合わせでもしていたような反応でした。
香港空港で娘と合流し、早速エアポートエクスプレスに乗ろうと考え、娘にチケット買ったのかと聞くと、「買って無いよ、お金持って無いし」と完全に私の財布をあてにしています。ちなみに、私も前回の香港旅行時の残りで、30HKDほどの小銭しかもっておらず、クレジットカードでエクスプレスのチケットとオクトパスカードを買いたいと辺りを見回すと到着口から歩いて1分ほどの場所にそれらしい自販機がありました。エアポートエクスプレスの切符はクレジットカードで購入できることは前回の旅行で判っていましたが、オクトパスカードはキャッシュでしか買えないと思ってましたが、オクトパスカードもクレジットカードで購入することができました。但し、VISAカードでないとだめだったと記憶してます。エクスプレスの切符＋オクトパスカードを入手できましたので、ホテルまでは問題なく行き着ける状態となりましたが、若干のHKDもないのでは不安でしたので、これまた目視できる範囲にあった両替所で１万円だけを両替し、本日のお宿、リーガルカオルーンホテルを目指します。九龍駅からはK3のシャトルバスに乗り、ホリディイン、ハイアットリージェンシーを経由して３つ目のバス停がリーガルカオルーンホテルでした。

本日4月26日から3日間のホテルは、リーガルカオルーンホテルです。インターコンチネンタル、ペニンシェラ、カオルーンシャングリラ、シェラトン香港、ハイアットリージェンシーなど九龍の高級ホテルから見ると少しランクが落ちるホテルではありますが、娘との宿泊であり安心して泊まれ、且つ、利便性もそこそこ高く、さらに、クラブフロアに安価に宿泊できるという観点で、このホテルを選びました。楽天トラベル（実際にはBooking.com）を通じての予約で、クラブラウンジアクセス付きで1泊約30,000円。サービス料込でなんだかんだで、3泊4日で100,000円程でした。

正直言って、何度か利用したシェラトン香港と比べても、総合評価は落ちますが、許容できる範囲かなという感じです。初日は、チェックインできたのが、21時前でラウンジでのアルコール提供も終わっている時間で、コーラやスプライトなら出せますよというバーテンダーの言葉に仕方ないねと思っていると、先客の外国人の男性客が帰り際に、「ワイン出してよと言えば、出してくれるぜ」というアドバイスをくれたので、娘が「ワインもらえないかな？」というと、流石に２杯目はダメだということなのか、ワイングラスになみなみと注がれた赤ワインが２つ出てきました。
高いお金を払ってるんだから、これくらいの我がままはいいよねと言いながら娘と二人美味しく頂きました。リーガルカオルーンホテルのラウンジはグランドフロアの一つ上の階にあり、ラウンジアクセス権を持つ部屋のカードキーをかざすことで、ドアのロックが解除される仕組みです。

リーガルカオルーンホテルのアメニティです。入浴、シャワー時に使う、シャワージェル、ボディーローション、シャンプー＆リンスは、リーガルホテルオリジナルのようでした。女性用のアメニティは「ELEMIS」（イギリスのスパ、スキンケアブランド）と書いてありました。良い匂いです。

香港旅行初日の最後は、尖沙咀駅近くの「池記」で、蝦ワンタン麺を頂きました。蝦ワンタン麺単品でも良かったのですが、折角なので、麺＋一品＋飲み物のセットを注文、娘も私も満腹となりました。22時を過ぎていたと思いますが、活気に溢れる尖沙咀の町中をぶらぶら歩きながらホテルへと戻り、これで香港旅行初日の終了です。
ちなみに、ホテルの部屋は確か10Fで、ビクトリアハーバーよりの部屋でしたので、窓から右を見るとビクトリアハーバーが何とか見えるという部屋でした。