2019/04/28 - 2019/04/29
144位(同エリア5153件中)
旅行者さん
天皇即位に伴うGW! 10連休ということもあって、海外に行くのを楽しみにしていました。航空券の値段をいろいろチェックし、前からなんとなく興味のあったバンクーバーに安く行けそうだったので、GWはバンクーバーに行くことに。
選んだ航空会社は中国国際航空。いろいろ悪評の多い航空会社ですが、ニューヨーク往復で利用した際に悪い印象がなかったので、今回もなんだかんだ大丈夫だろうと思っていました・・・。が、結果は大失敗。どうにもこうにもならず、結局旅行を中止しました。
- 旅行の満足度
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回の旅行は羽田空港からスタートです。空港でインフォメーションボードをみると、北京行きは軒並み遅延している様子。
しかも、21:30発のフライトが今日の11:30になっています。フライトレーダーで状況を確認すると、昨日21:30のフライトはキャンセルになったようでした。
しょっぱなから嫌な予感が漂っています・・・。でも、8:30のフライトは3時間程度の遅延。
乗り継ぎ時間は7時間あったので、これくらいなら大丈夫かなと思っていました。この後、とんでもない悪夢が待ち構えているとも知らずに・・・。
ちなみに、昨日21:30出発予定のフライトは、11:30を過ぎても飛んでいませんでした。見ていた限り、このフライトが飛んで行ったのは13:30ごろだったように思います。
一方、8:30のフライトは12:00ごろに羽田を出発した感じでした。 -
あまり気にしすぎてもしょうがないので、空港内を散歩します。こどもの日が近かったこともあって、空港内にはこいのぼりが飾られていました。
成田空港と比べて、羽田空港は日本を前面に押し出していますね。日本人でも楽しくなる光景です。 -
こどもの日といえば兜人形! 小さい頃、こどもの日が近づくと父に兜人形を出すようにねだっていたのを思い出しました。
兜人形なんかどーでもいいと感じるようになったのはいつの頃からなのでしょうか・・・。 -
藤棚もあります(造花でしたが)。この時期らしくてとてもキレイです。
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こんな感じの面白Tシャツも売っています。子供用がかわいいですね。
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GWが始まって2日目だったので、羽田空港はもう少し混んでいるかと思ったのですが、意外と空いていました。
みなさん、やっぱり昨日のうちに出国していたのでしょうか。 -
一通り空港内を散歩し終えたので、デッキにやってきました。雲も少なくていい天気! 旅行には最適の日ですね!
って、この時は思っていましたよ。ええ。笑 -
特に遅延の連絡もなく、僕が乗る予定の便はチェックインがスタートしました。
チェックインカウンターはものすごい行列です。チェックイン開始は搭乗時刻の約3~2.5時間前なので、その頃に並んだのですが、チェックイン手続きを終えるのに1時間ほどかかりました。
前回利用した時も思ったのですが、エアチャイナを利用する予定の方は、早めに並んだ方がよさそうですね。 -
チェックインを終え、出国手続きも済ませ、あとは搭乗を待つのみです。この段階でも特に遅延の連絡はなく、穏やかでした。
予定されていた搭乗時刻が近づき、搭乗口前には行列が。そろそろ僕も並ぼうかなと思った時、悪魔のアナウンスが・・・。
「中国国際航空の北京行きは、管制塔の指示により出発が遅れることになりました」。
エアチャイナに牙をむかれた瞬間です。この時点で、2~3時間ほどの遅延は覚悟しましたね。
でも、それくらいなら大丈夫! このときはまだまだ余裕でした。この後、さらなる悲劇が待ち受けているとも知らずに・・・。 -
20~30分後くらいに搭乗がスタートし、予定より1時間遅れて航空機はゲートを離れました。「意外と遅れなかったな・・・」と安堵します。
「これが平成最後の景色か。日本に戻るころには令和になっているんだなー」と感慨に耽りながら、窓の外を眺めていました。結局、平成と令和の切り替わりは日本で迎えましたけどね。笑 -
滑走路に向かう途中では、僕のお気に入りのパンダくんが機内の安全設備を教えてくれました。
どれだけトラブルに見舞われても、このパンダくんだけは嫌いになれません。愛嬌があってかわいい。笑
でも、今後二度と会うことはないかもしれないですね・・・。ぬいぐるみがあったら手元において置きたいなー。笑 -
滑走路を目の前にし、これから飛び立つのか?ってときに、飛行機が動かなくなってしまいました。
後ろにも飛行機が並んでいたので、なんらかの事情でそちらを優先しなければならないのか、と思っていたら、2回目の爆弾が落とされました。笑
「ただいま入りました情報によると、予定していた飛行ルートが悪天候の影響で閉鎖されたとのことです。新しい飛行ルートを模索するため、その準備が整うまで、この飛行機は駐機場で待機します」。
駐機場に待機してから約1時間後、「ただいま、北京空港の管制と飛行について交渉をしております。今しばらくお待ちください」とのアナウンスが入りました。
その後、割とすぐに機内食が出されました。そして、「機内食が出るということは、少なくともあと1時間は動かないな」と悟りました。
羽田発の機内食はやっぱり彩りがあってキレイですね。ニューヨークに行った時はご飯が柔らかすぎるように感じましたが、今回はそんなこともありませんでした。しかし、地上で食べる機内食というのも新鮮です。笑
機内食を食べ終えてからさらに1時間くらい経ったでしょうか。ぼんやり窓の外を眺めていると、リムジンバスが数台続けてやってくるのが見えました。「何か嫌な予感がする・・・」と思った直後、3度目の爆弾が落ちました。
「北京空港の管制とやりとりした結果、当機の出発時刻が遅れることとなりました。新しい出発時刻は、午後11時(23時)を予定しています。そのため、皆様を一度空港へとお連れいたします・・・」。
はい、終了。笑 当初の予定時刻より、約10時間遅延することが確定しました。この時点で乗り継ぎは不可能になりました。
機内から降りる準備が整うまでの間、翌日のバンクーバー便に空きがあるのか、エアチャイナの公式HPで調べたのですが、どうも明日の空きは無さそう。ということは、もしやバンクーバーに向けて出発できるのは2日後になる?
うーん、なんだか面倒なことになってきたなー。 -
飛行機を降りた後、乗客たちは騒然としています。多くの乗客がスタッフにいろいろと詰め寄るも、羽田のスタッフたちは「私たちも本当に何もわからなくて・・・」「振替便の手配など、すべてのことは北京でないとできないんです」「とにかく、北京に行っていただかないことにはなんとも・・・」と、誰に対しても繰り返すばかり。
ちょっと落ち着いたころ、スタッフに「明日のバンクーバー行きの便は空きがあるのか」「北京で座席の空きを確認して、空きがないと言われた場合、日本に戻りたい。その際、未使用分の航空券の返金を受けることはできるのか」「出国中止は可能なのか」などを質問してみました。
いろいろ聞いてみると、「明日の便について、エコノミーは空いてないけど、ビジネスクラスなら空きはありそう。交渉次第でなんとかなるかもしれない。ただ、空席の確認はここでできても、予約を確定することはできないので、北京についたときにはなくなっている可能性もある。」「北京に飛んでそのまま日本に戻ったとしても、バンクーバー行きの分については払い戻しを受けられると思う」「出国中止は可能」と回答されました。
明日中にバンクーバーへ飛べるのであれば旅程への影響も少なかったので、とりあえず北京に行ってみることにしました。
ただ、ホテルの調整など、いろいろなことをしなければならなかったので、そこから先はホテルへ連絡を入れるなど、いろいろな対応に追われました。
ひととおり落ち着いたら、1000円分のミールクーポンが配られていたので、受け取ることに。
このミールクーポン、制限エリア内で使えるのはたった3店舗しかないようです。 -
いただいたミールクーポンでお寿司を買いました。とりあえず疲れてお腹が空いていたのでがむしゃらに食べましたが、正直、味は覚えていません。笑
-
エアチャイナに限らず、JALもANAも北京行きは3時間以上の遅延です。エアチャイナに関しては、19時30分くらいの便と21:30分出発くらいの便も3時間以上遅れていました。
北京行きの便はすべてバス搭乗口に回されていたようで、バス搭乗口のエリアはご覧のとおりの混雑です。みんな疲れ切っていたのでしょうか。意外と静かでした。 -
搭乗は予定通り22時に始まりましたが、飛行機に乗ってから1時間は動かず。アナウンスもないので、みなさん苛立っています。
結局、飛行機が離陸したのは、予定より約1時間遅れて24時過ぎ。実に約11時間の遅延です。 -
すごく疲れていたのになかなか眠れなかったので、ドリンクサービスではビールを注文してみました。
でも、やっぱり眠れません。結局、一睡もしないまま、飛行機は北京時間の3時ごろに着陸しました。
あ、ビールは噂通りぬるかったです。笑 -
北京空港についてからはいろいろあり過ぎたので、詳細は省きます。(今回、北京空港の写真はとっていないので、以前に北京空港を利用した際の写真で代用しました)。
とりあえず、バンクーバーに行けるのは2日後になることが確定しました。そのため、このまま行っても現地滞在がほぼありません。
とりあえず振替は受け入れ、そのあとで日程を延ばせないかいろいろ検討しましたが、GW後半に入っている予定などを考えると厳しいと思われたので、今回は旅行を中止して、日本へ戻ることにしました。 -
帰りの便は15:40分発で定刻に飛びました。行きの便ではモニターがありましたが、この便にはモニターがなかったです。
羽田への到着時間を考えると、この便は羽田8:30発の機体と同じと思われます。
「エアチャイナの羽田-北京間には日本人CAがいない」「モニターがない」という話を時折聞きますが、おそらく、この機体に当たるとそうなるのでしょう。
この便はモニターもなければ日本人CAも乗っていませんでした(行きの便には乗っていましたよ)。
ついでに言うと、CAさんたちは英語もおぼつかない感じがしました。なるほど、「エアチャイナのCAは英語が伝わらない」というのは、この便に乗った人の意見なのでしょう。なんだか、いろいろと腑に落ちた搭乗でした。
「日本人CAがいる便がいい」「英語も通じないのは困る」と言う人は、羽田8:30発の便と、北京15:40発の便は避けた方がいいかもしれないですね。 -
飛行機は定刻よりも早く到着しました。確か、20:00着の予定が19:40になったように思います。
この後は、とにかく家に帰りたい一心で自宅へ戻り、帰ってすぐに寝てしまいました。あー、疲れた。
ニューヨークへ行った時に利用した際の印象がとてもよかったので今回も利用しましたが、裏切られる形となった今回の旅行。
でも、やっぱりCAさんたちは感じがよかったので、機内サービスについての印象は悪くありません。
羽田の地上スタッフは確かに煮え切らない態度でしたが、「何とかしたいのは山々だけど、権限をほとんど与えられていないからできなくてもどかしい」という気持ちが伝わってきました。
なので、やはり中国国際航空そのものへの印象は今も悪くありません(北京のスタッフは適当な感じだったのでイラつきましたが・・・)。
で、今回悪いのは誰かというと、やはり北京空港ではないかと思うのです。今回の遅延の原因は、北京で前日まで開かれていた「一帯一路サミット」の影響だそう。
世界各国の首脳が北京を離れるフライトを優先するために、民間の旅客機の発着を制限したり、滑走路を閉鎖したりした結果、遅れが玉突きで増大して行ったようです。
ん? でも、よく考えてみれば、そういう意味だと北京空港もある意味被害者? じゃあ、元を正せば悪いのは・・・、これ以上言及するのは避けようと思います。笑
でも、北京空港が不安定な空港なんだとしたら、そこをハブとしているエアチャイナのことは、今後避けざるを得ないですよね・・・。
日本に戻ってエアチャイナといろいろやりとりをしていますが、最初コールセンターに問い合わせたところ「返金できる」と言われたのが、あとから「やっぱり返金できない」といわれたりと、もうメチャクチャ。笑
戦いはGW明けてからも続きそうです。でも、エアチャイナの日本人スタッフと話をしたら、とても親切に助けてくれたので、できるところまでやり続けようかなと思います。
しかし、次の旅行もエアチャイナを予約しているんですよね。さすがに2連続でここまでひどいのに巻き込まれることはないと思うけど、もう使いたくないなと思うのも事実。
GWにたっぷり時間ができてしまったので、予算と相談しながら、じっくり考えてみようと思います。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- はるのうららさん 2019/05/18 02:47:11
- 御礼
- 旅行者さん、
いいねとコメントありがとうございます。
以前中国の人とは強気に主張するのが大切と聞いていましたが、ここまでか、とは今回初めて痛感しました。
気づかせてくれたのは、韓国経由で先にホノルルに飛んだ初対面のおばちゃんです。笑
実は私も最初は3日のフライトしかないと言われていました。しかしキャンセル待ちにかけた方が良いとANAの地上職の方にアドバイスを頂いてそのようにしました。結局それもダメで、2日待っている私の休暇返せとチケットカウンターで言い、更に乗継客がいるのに勝手に飛行機飛ばしたんだから責任取れと周りを気にせずに言いました。理由を知っていたので。
その上私が真夜中にカウンターで一人でチケット交渉をしていた時に横で交渉していた日本人母娘のかたも乗り継げずに、バルセロナで他の家族と合流予定だったのが、行先をマドリードかリスボンで交渉していました。更に3日後のフライトで決着がついたみたいですが、結局どうなったかはわからないです。
旅行者さんは広州の天気等色々要因があった様ですが、返金処理は解決したでしょうか?
無事解決できることをお祈りします。
あと次回は何事もないことを重ねてお祈りしています。
ありがとうございました。
- 旅行者さん からの返信 2019/05/18 13:17:14
- RE: 御礼
- はるのうららさん、返信ありがとうございます。
返金処理はなんとか決着し、8万円を返してもらえることになりました。航空券を12万円くらいで買っていたので、羽田〜北京の利用分を差し引けば、まあそんなものかなと思っています。
羽田空港や北京空港のカウンタースタッフに聞いたり、コールセンターに問い合わせたりしたとき、「旅行中断の場合は未使用分の航空券は返金してもらえる」と聞いていたのですが、いざ払い戻し手続きをしたら「このチケットは一部使用済みのため、返金できません」というメールが来て、唖然としました。笑
もう面倒だから諦めようかなと思ったのですが、コールセンターに何度も問い合わせていろいろ聞いたところ、結局返金してもらえることになった、という感じです。確かに、中国相手の時は主張が大事ですね。笑
コールセンターの方も日本語ができる中国人という感じなので、こちらの言っていることを理解していないのに適当な返事を返してくる人も多く、ホントに疲れました。
最近のエアチャイナのフライト状況を、flightawareというサイトでチェックしてみたのですが、CA168便とその後の便は、それなりの頻度で遅延しているようです(おとといは8時間遅延、昨日は3時間近い遅延。その前にも1〜2時間程度の遅延がチラホラとある感じ)。
次の旅行で乗る予定の便だったのですが、やっぱり怖いのでキャンセルしました。乗り継ぎ3時間しかなかったし。運良く直行便が安く買えたので、こっちの便で無事行けるといいなと思っています。
-
- はるのうららさん 2019/05/16 02:18:06
- 私も巻き込まれました。
- 旅行者さん、はじめまして。
私も一帯一路サミットの空域閉鎖で予定していたフライトに乗り継げずに行き先のホノルルに3日遅れで到着しました。
私は4/27 19:40発のフライトで北京に飛んだのですが、羽田を飛び立ったのは午前3時、現地到着は朝6時でした。
それから1日がかりで交渉や手続きをして一緒にいた両親を4/30未明のフライトでホノルルに送り、私自身は北京で4/30未明、真夜中の交渉の結果、北京→成田→ホノルルの振替に成功して乗り継ぎでホノルルまで行きました。
これはかなり強く主張をして仁川か台北か日本のどっか経由でないのかと交渉をして最速の成田発UA便をゲットしました。
先ほどホノルルまでの道程を旅行記投稿しましたのでご参考までに。
https://4travel.jp/travelogue/11489861
https://4travel.jp/travelogue/11489998
基本北京空港の職員は面倒になってくると突然「英語がわからない」と言い出して交渉を投げだすので、恫喝に近い形で係員を半分泣かせてチケット変更の交渉をしました。
私は北京でANAの職員からサミットでVIP離発着のために空路閉鎖と聞きましたがCAからは最後までこの説明はありませんでした。
またすごい遅れていたのはCAとNHの羽田発がほとんどで成田発は30分~1時間遅れで飛んだらしいです。
はっきりいって、国際会議ごときで空域閉鎖にでるのは国ぐるみのテ□に近いと家族では話しています。
次回のご旅行は無事に目的地に行けますように。
- 旅行者さん からの返信 2019/05/18 00:22:20
- RE: 私も巻き込まれました。
- はるのうららさん、コメントありがとうございます。
今回のトラブル、ホント大変でしたよねー。しかも、一帯一路サミットの開催日程が発表されたのは開催日の1週間前だったとか(突然すぎる・・・、各国の参加者には前もって伝えられていたかもしれないですが)。確かに、国家ぐるみのテ○と言えるかもしれません。笑
僕は最初「2日後のフライトしか用意できない」といわれたのですが、「今日中に向こうに行きたい」といったら、北京発広州経由バンクーバー行きの便を提案されました。
他に案がないならとそれを受け入れようとしたのですが、「広州も悪天候なので遅れるかもしれない」といわれ、結局旅行中止です(涙)。
でも、中国以外の都市を経由して目的地に向かうという方法もあったのですね。その方法をあの時に思いつけていれば、なんとか旅行を続けられてたのかなぁ。
まあ、今さら考えても仕方ないので、この経験は次に生かそうと思います。できれば、もう二度と経験したくないですけど。笑
はるのうららさんも、次のご旅行では何事もなく目的地にたどり着けますように。
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