2019/04/30 - 2019/04/30
3783位(同エリア15533件中)
.さん
当初の予定ではこの連休で萩の見島に行く予定だったけど、宿泊先を確保できなかったので行き先を変更することに。
そんな中、最近NHKのドキュメンタリーで観た北九州の藍島へ行くことを思いついた。早速、情報収集のためにネット検索する。あい…まで入力すると相島が表示された。実は福岡県には「あいのしま」が二つありもう片方が表示されたのだ。
この相島、調べたところ福岡市からのアクセスも良くこの時期は観光客で賑わっていて面白そう。
平成最後の旅の行き先はここに決めた!
-
朝の4時半に起き電車とバスを乗り継いで相島行きのフェリー乗り場へ。早速猫に出くわす。この猫は人の気配を感じてもびくともしない。猫の形をした人なんじゃないか、と思ってしまった。
-
この船で相島へ渡る。
-
船内に置かれていた相島の地図。相島は2時間あれば歩いて巡れるとのこと。滞在時間を確保するために早朝に起きてここまで来た意味がなかった!
-
船内のテレビ画面に天皇が映し出されている。
-
相島に到着。朝鮮通信使に関する史跡が目の前に。土地柄からか、朝鮮半島との繋がりは昔からあったようだ。
-
船乗り場からすぐ近くの休憩所にて猫を発見。この辺りは野良猫がうろついている。人より猫が多い。
-
しばらく歩き広場に到着。ここは小学校のグラウンドらしい。
-
歩き続け足場の悪い海岸まで来た。この辺りは観光客もいなければ猫もいない。中国や朝鮮半島からはるばる泳いで来たゴミで溢れている。
-
小学校からここまで歩く中で、蒙古襲来に関する史跡があると書かれた看板を見つけた。だが結局史跡は見つからず。その代わり海岸で洞窟を発見。潮の満ち引き次第ではあそこに行けるのか?
-
この海岸一体には5世紀に作られた古墳が並んでいる。見島の古墳よりも規模が大きい。
-
見島の古墳よりもずっと大きい。
-
海岸一体の古墳を紹介する看板。
-
古墳見学を終えたのでみなとに戻ることにした。早くもこの島に飽きている。途中、ビューポイントまでの距離を知らせる看板を見かけたのでせっかくなのでそこまで歩いた。
-
さっきの看板にはビューポイントからの眺めは沖縄を彷彿させると書かれていたが…
これは沖縄よりも長崎の外海だ。 -
悲壮感溢れる光景。
-
相島の絶景を味わったので港に戻る。このダムができるまでは相島では飲料水の確保もままならなかったという。ここまで来ると、離島や山岳地帯が寂れるのも無理はないなと思ってしまう。
-
港に到着。この島は高齢者が多いのにも関わらず医療機関が整っていない。小規模な診療所を見かけたけど、緊急事態にはどう対応するんだ?と突っ込みたくなる。こんなだから過疎化が進んでしまうんだろうな。日本各地、その土地特有の風習や文化はどうか次の世代にも残ってほしい。ただ、現実問題として不便な土地からは人は離れる。スターバックスやマクドナルドがないのは構わない。でも、まともな医療機関や学校もなく、飲料水の確保もままならないのは問題だろう?
-
歩いて船乗り場近くの売店に行き相島名物のひじきを買った。
-
相島にあるもう一つのビューポイントへ。
-
もう一度売店へ。疲れたのでアイスクリームを食べた。この売店の隣のレストランでは相島名物の海鮮ちゃんぽんを食べられる。売店の店員に「海鮮ちゃんぽんは美味しいですか?」と尋ねたところ、食べたことがないと返された。名物とはいえこんなものか。ここで昼食をとると船に乗る時間が遅れる。次の船で新宮に戻ることにした。
-
この売店では沢山の猫グッズを扱っている。
-
休憩所の猫。観光客の多くは船乗り場の近くで猫の写真を撮っている。僕は特に猫に興味はないので、野良猫に頼った観光事業がいつまで続くんだろうな…と冷めた感情を抱きながらその場を歩いていた。
-
船に乗る。テレビでは30年続いた平成を振り返っている。画面に映し出された北島康介が「チョーキモチイイ。」と発言している。これから船酔いにあう人間に向かってそれはないだろ?と突っ込んでやりたくなった。
-
新宮の船乗り場に着く。バスと電車を乗り継いで今度は天神へ。これは貝塚駅行きの車両。とにかく相島は猫頼みなのだ。多くの観光客は相島で猫の写真を撮ってそれをネットに上げて心満たされる。僕は僻地の過酷な現状を肌で感じ少し気が滅入っている。どうも相島観光には向いてないようだ。
-
眺めはに入るとそこには猫のイラストがズラリ。ここまで猫頼みなんだから相島の猫たちには高級なキャットフードでもやれよ!と思ってしまう。
-
夜まで天神のバスセンター周辺で過ごし、21時過ぎからKBCシネマで『荒野にて』を観る。
この平成の間に一体どれほどの映画を観ただろう。平成の最後に選んだのがこれ。そう大して期待していなかったけど、『ケス』を彷彿させる展開にどんどん惹き込まれていく。馬を連れた少年が荒野の真っ只中を当てもなく歩く光景は息を呑むほど美しい。この『荒野にて』の監督の主演俳優は要チェックだな!
映画終了後、バスで北九州まで帰った。バスの中で本を読んでいるうちに日を跨いでしまった。改元なんかどうでもいいだろ、と思いつつも何故か意識してしまう。次は何処に行こうか。真夜中のバス車内で静かにそんな考えを巡らせた。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
福岡 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
26