2019/03/30 - 2019/03/31
6975位(同エリア20565件中)
たまおさん
4日目 再び香港観光。
この日はビクトリア・ピークからの夜景を見に行く予定。そのビクトリア・ピークに行くピーク・トラムというのが、チケットを買うのに2~3時間待ちという情報をいろいろな方のブログから事前に得ていたので、KKdayで優先搭乗チケットをあらかじめネットで買っておきました。その優先搭乗チケットでも1時間待ちらしいのだが、2~3時間よりマシ。優先チケットとはツアー客用のチケット。つまりツアーに入るということです。ツアーといっても、トラム乗り場まで連れて行ってもらって、上まで行ったらあとは自由。
長い一日になることは分かっていたので、H.I.S香港支店で車いすを借りる計画をしました。日本出発前にメールで問い合わせしたら、数に限りがあるので借りる場合は事前に連絡を、とのことで、香港到着した日に電話で「いついつ取りにに伺います~」と言っておきました。
ところが、午前中取りに行くはずだったが、母は断固として拒否。理由は、「車いすは押すほうが大変」いやいや…押すの私だから!私がいいって言ってるんだからいいんだよ!あまりにも拒むので、しょうがなくH.I.Sには断りの電話を入れることになりました。先のチケット並ぶのに2~3時間ということもあらかじめ言っておいたのに…。
そんなわけで、午前中は私一人で観光。母にはホテルライフを満喫してもらいました。またまた薄情な娘です。
昼から一緒に観光。母も興味がある元SMAPの香取慎吾くんのウォールアートを見に行くことになりました。ところが、前の日に行き方を調べたのにもかかわらず、1時間半ぐらいさまよい歩き(←これが方向音痴の宿命)、とうとう疲れ切った母から「諦めよう」との一声。せっかくここまで来たから、と諦めきれない私は、母にそばのマックで待つように言い、一人で探しに。皮肉なことにその6~7分後にはウォールアートたどり着いてしまいました。それまでなんだかんだうまく働かなかったGoogleMapが、母が「諦めよう」と言った直後に詳しい経路案内が表示されたのです。なんというタイミング…。でも、「今度こそ大丈夫」と確信の言葉は方向音痴なため言えず…。(今までその確信が何度裏切られたか…)
マックに戻って、母に、行ってみるか聞くも、「行かない」と。もう疲れ切ってしまいましたね…。
そして、その後、ツアーの集合場所である中環駅のK出口へ。そのK出口というのがまた駅構内をすごく歩き、さらにガイドさんも、トラム乗り場まで私たちを連れていくのですが、めちゃくちゃ歩くのが速くて(私もだけど)、母は必死について行くが、だんだん足元もおぼつかなくなり、危なそうだったので「おんぶしようか?」と何度か聞いたが「いらない」と…。ほんと、知らんぞ…
そんなこんなで、上へ上がって夜景見るころには疲労困憊。そして。。。
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午前中は私一人で観光。理由は、目的地が完全な私のマニアックな趣味だからです。
トラムからの眺めです。2階はやっぱりいいですね。気持ちがいい。 -
トラムに乗って中環駅まで。そしてMRTに乗り継いで尖沙咀駅へ。
母がいないと事がすいすいと運ぶものだな~(←母には内緒) -
尖沙咀駅へ着きました。目的は「重慶大厦(チョンキンマンション)」なのです。
D出口ですね。分かりやすい。
ちなみに、H.I.S香港支店もこの駅なのです。だから車いす借りるのに都合がよく、重慶大厦見て、帰りにH.I.Sに寄って帰る…。その計画だったんだけどな…。 -
着きました。重慶大厦というのは、バックパッカーのバイブルとも言える、沢木耕太郎著「深夜特急」に出てくるスポット。ドラマ版でも安宿を探す大沢たかおが泊まったという撮影地です。(私は深夜特急の大ファンで、小説、ドラマ版のDVD全巻揃えている)
1階には、数々の両替所(悪徳もたくさんいる噂)、携帯ショップ、インド料理屋…などなど、2階から上は世界中のバックパッカーがおとずれる安宿や安食堂が多く集まる雑居ビル。昔は治安が悪く、怪しいお店も多数あり、「怖い」という声も聞かれていました。ドラマ版でも、なんだかここは異世界でゾクゾクしたのを覚えています。 -
この重慶大厦を前にして、なんだかうれしくて、なかなか横断歩道を渡ることができませんでした(笑)
ずっと眺めていたい…。
こんな、「怖い」と口コミされるようなところに母は連れて来られませんよ。卒倒しちゃかも…? -
中に入るとこんな感じ。ほぼ中はインド人です。今は治安もだいぶ改善されてきて、怖いという感じはなかったです。
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撮影を行ったのは、9階にある「快楽招待所」。英訳は「Happy Guest House」。
大沢たかおが実際に泊まったのは、3階の「Dragon Inn」。(下調べ済み)
ビルにはAブロックからDブロックぐらいまで分かれていて、エレベーターもそれぞれ分かれています。「快楽招待所」も「Dragon Inn」もBブロックにあるので、Bブロックのエレベータでまずは9階へ上がることにします。監視カメラも付いているので安全。 -
上がってきましたが…??
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これもちがう…。
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「快楽招待所」と書いてあるところが見つかりませんでした。とりあえず、9階にあるすべての扉を写真に収めましたが…うーん…どこだ…。
うろうろしていたら、非常階段から掃除のおばちゃんがやってきたので、「快楽招待所」(漢字)と見せてどこだか聞いたら、「ない、ない」という風に首を振られました。ないの~?そんな…。 -
諦めて、3階へ降りることにしました。エレベーターが来るの遅くて、非常階段で。ここは確かに雰囲気悪い…。夜だったら怖いかも。
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ありました!ここが実際大沢たかおが泊ったところ。この写真撮りながら、心の中で葛藤がはじまりました…。
(部屋見たいな~。でもこれは完全なる冷やかし…。でもここまで来たらやっぱり見たいな…。でも完全なる冷やかし…。)
で、行動に移してしまいました。
私「今晩、部屋空いてますか?」
おばちゃん「どういう部屋がいいの?」
私「シングルで。部屋見せてもらえます?」
おばちゃんは、鍵を取って、ここを出て、違うドアから入って、部屋を見せてくれました。小さなベッド1台と無理やり置いたような机、薄暗いモスグリーンを基調とした、刑務所の独房を思わせる、ものすごく狭い部屋でした。1泊HK$200。私には泊まる気になりません…。ここにいたらたぶん鬱になります…。これを見て私がボソッと「狭いな…」と呟いたら、また鍵を取ってきて、今度はもう少し広い部屋を見せてくれました。それはピンクを基調としたお部屋で、ベッドはダブルに(その割には小さめだけど)、あと机。HK$400。どれも、窓がありませんでした(奥の1畳ほどのトイレシャワー室には窓は付いていたけど)。
大沢たかおはどういう部屋に泊まったのかな…と夢想します。
さすがにおばちゃんを前にして部屋の写真を撮る勇気はありませんでした…。
「ごめんね、またほかのホテルを探してみます」と言って、出ていきました。 -
下へ降りてきました。「快楽招待所」が見つからなかったのがなんだか悔しいけれど…。でも、エレベータ脇の壁に各フロアの案内があって、「B3 快楽招待所」と書いてあったんだよな…。B3?!B3なかったぞ??!!どういうこと??
もう一回上へ上がって確かめるのも、「そこまですること?」という感じがしたのでやめました。これで満足です。
帰りましょう。
*おばちゃんへ、冷やかしで部屋を見せてもらって本当に申し訳ございませんでした。 -
出て、ネイザンロード。大沢たかおもここを歩いたんだよな…。
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帰り、トラムの渋滞。なかなか進まず…。
午前中にはホテルに戻り、母に「早い!」とびっくりされました。(そりゃ、私歩くの早いしね、すいすい事が運ぶんだよ…)(←言えない。。。) -
昼から母と行動開始。再びトラムに乗って中環駅付近で降りる。その付近っていうのが失敗だったのかな~。私が午前中にトラム乗ってて、そこが香取慎吾くんのウォールアートに比較的近かったような気がしたのです。
写真は、ウォールアート探す前にまずは腹ごしらえ。
上海ワンタンスープ。(8個入り) -
上海焼うどん。見た目は味こってりそうですが、食べてみたら、意外とあっさり、薄味で美味しかったです!!
「香港老飯店」(香港店) でいただきました。本当はこのレストランの入っているビル3階ぐらいにカジュアルでリーズナブルな「飲茶」というところで食べたかったのですが、予約がないと入れないと言われ、あえなくこちらに。でもこちらもさすが高級店だけあって、どれも美味しかったです。 -
で、「やっと見つけた~!」という気持ちの写真。(母を置いてきてからは早かったケドね…)
香取慎吾くんのウォールアート、ここにありました。 -
これなんですねー。
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ちょっとアップに。
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ちゃんと名前も書いてある。
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でもこれだけなんですね…。
ここで写真を撮っている人たち、100%日本人でした(笑)
そりゃそうよ。 -
ウォールアートがあるのは、世界一長いエスカレーターと言われる「中環至半山自動扶梯」の途中にあります。全長800m、乗ってる時間はなんと10分以上らしい!
さっさとこれに乗って来た方が分かりやすかったかも。これは比較的駅に近いし、人に聞けばみんな分かるでしょ。これなら母も見に来れたはず。(今さら言っても遅いよ!)
方向音痴の方は、中環駅から「中環至半山自動扶梯」目指しましょう。ずっと乗っていれば着きます。 -
エスカレータ乗りたいな~と思いつつ、早く母の待つマックへ急ぎました。
私だけ身軽に遊んではいけません! -
マックへの帰り道の途中。なんか面白そうな路地!
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ピーク・トラムの乗車待ちで並びます。母はもうぐったり。見ていて辛い。
でもこの時私に何ができたのでしょうか…。 -
もうすぐ乗れる!母よ、頑張れ!
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車内。座れました。よかった。
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スカイテラス428からの眺め。(ツアーにスカイテラス428の入場料もセット)
24年前にも来た記憶がありますが、どうだったか覚えていないので、今回くることにしました。 -
夜景①
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夜景②
*モードを変えてみました。 -
夜景③
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夜景④
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夜景⑤
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夜景⑥
こんな夜景の写真をバシバシ撮っていたら、母が「下りよう」と。
えーっ!?何分前にここに着いたよ?
はい。滞在時間5分で、ここから撤収しました…。泣
もっと他に展望台があるらしいからそれらにも行ってみたかったのに…。
まぁ、いい。私はいつでも来れる。
母は夕食食べる気力もなく、私は帰りにコンビニでビールとつまみになるもの買って夕食としました…。
今日一日、いったい母は何を見たのか…。午前中はホテル、午後からウォールアートだが結局見れず、夜景は5分で撤収。ウォールアートで1時間半さまよい歩いたのが大打撃でしたね…。私の責任です…。 -
翌日。帰国日。ホテルの写真をまだ撮ってなかったので撮ります。便が午後の15時台なので、午前中ひとりでエッグタルトの美味しい店行って食べてこようかな~とまた薄情なこと考えていた娘ですが(もちろん母へお持ち帰りしますよ!)、寝坊して時間なくなりました。おとなしく帰りました。
そもそもこの旅行に母を連れてくること自体間違いだったのか…?いやいや、そんなこと考えたくない。個人旅行は無謀?パッケージツアーで行くべき?個人旅行にこだわるなら、子供は親の意向は無視して何が何でも車いすを借りてしまいましょう!あれば座るんだから。そう思った旅行でした。
~おわり~
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この旅行記へのコメント (2)
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- bangkokさん 2019/05/14 09:59:00
- ドラゴンイン
- 公式サイトから予約して宿泊した事があります。
10年くらい昔でしょうか?
窓も無く湿気を帯びた室内が印象的でした。
エアコンが五月蠅くて耳栓を持って来なかった事を後悔しました。
いっそ、チェックアウトして他の快適なホテルを探そうかな?とも思いました。
今思えば、懐かしい思い出です。
来月も香港へ行きます。あ、もちろん快適なホテルです。
香港島の「Dorsett Wanchai」です。
- たまおさん からの返信 2019/05/17 19:10:52
- RE: ドラゴンイン
- メッセージありがとうございます。
ドラゴンイン、泊まられたのですね!
私は泊まりたくありませんでしたね〜。
特にシングルは本当に独房にいるような感じで「陰」を感じて
ずっといたら気が滅入ってしまいそうです。
10年前とあまり変わらないようですね。
香港、快適なホテルとのこと。楽しんできてくださいね。
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