2019/04/05 - 2019/04/06
171位(同エリア579件中)
ハンクさん
現在日本には23ヶ所がユネスコ世界遺産に登録されており今回はその19ヶ所目、自然遺産の白神山地を訪れたのでご紹介する。訪れたといっても実際の山地は冬季は雪のため立入禁止となっており、白神山地ビジターセンターを訪れただけである。白神山地は人の手がほとんど入っていない原生的なブナ林が東アジア最大級の規模で分布し、多様な植物群落が見られることなどが評価され、1993年にユネスコ自然遺産に登録された。登録地域は青森県と秋田県にまたがりその面積は緩衝地帯を含め 16,971ヘクタールに及ぶ広大な地域だ。
このブナの森はブナ、ミズナラ、サワグルミなどからなり、アオモリマンテマやツガルミセバヤなどの貴重な植物が生育し、ツキノワグマ、ニホンカモシカ、イヌワシ、クマゲラなどの動物が生息しており、本来人の往来すべきところではない。その意味でもこのビジターセンターで学ぶ意義は大きい。中でも映像体験ホールでは巨大スクリーンで臨場感ある映像とサウンドで、森林の奥深くの春夏秋冬を体験することができる。この登録地域は、白神山地森林生態系保護地域、白神山地自然環境保全地域、津軽国定公園、赤石渓流暗門の滝県立自然公園、秋田白神県立自然公園などに指定され保護されており、この森林が自然のまま、言い換えれば人が環境を変化させることなく保全されることを切に望みたい。
このビジターセンターへのアクセスは限られているため、最寄りの弘前駅でレンタカーを借りて走った。帰り道に天守閣が現存する12ヶ所のうちの一つ、弘前城に立ち寄った。この天守閣は現在石垣の修復のため、高さ14m、400tある建屋部分を移設して、隣接地に仮置きしてある。そのため天守閣は移設工事に耐えるため鉄骨で補強され、現在移設された天守閣へは入場して内部を見ることができる。補修が必要な石垣は約110mあり2023年には完成予定で、その後天守閣は元の位置に戻される予定だという。現存天守閣はその維持管理方法に様々な課題を抱えているであろうが、この石垣の補修方法は一つの貴重な事例であり、他の参考になるものだと思う。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 新幹線 JR特急 JRローカル
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