ロッテホテル、クラブルームに泊まるソウル

2019/03/26 - 2019/03/28

3月、恒例のソウル旅行。
ホテルはロッテホテル本館のクラブルーム。徒歩10分圏内で全て用が足りて、買い物に食事に、とても便利。
ホテル周辺で食事と買い物、観光はしなかった。
夜はカルビ、昼はビビン冷麺、ミョンドン餃子を食べ、ロッテデパートと地下街で買い物、あとはホテルのラウンジとスポーツクラブで過ごした。

ANAのプラチナ会員になって初めての国際線。羽田ーソウルのANAはエコノミーながら、優先チェックイン、優先レーンで保安検査、ラウンジ利用、優先手荷物引き渡し等、とても快適だった。

ロッテ本館クラブルーム2泊　W970,800(97,000円)
ANA羽田ー金浦　38,000+8,500=46,500X2人=93,000円

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田空港8時50分発に乗るため、5時半頃に車で自宅を出発して１時間程度で羽田空港に到着。
昨年ANAのプラチナ会員になり、家内もSFC家族会員登録したので、エコノミー利用だが、ビジネスクラスカウンターで並ぶことなくチェックイン。スーツケースも優先タグを付けてくれた。保安検査も各上級会員用(変な話だが上級会員でなければビジネスクラスでも×)の優先レーンが利用できて、ストレスなくANAラウンジに到着。

羽田の朝は中国、台湾、韓国等のアジア線が多く、ラウンジは混んでいた。
カレーライス、サンドイッチ、スクランブルエッグ、サラダ等があり、麺コーナーもある。
飛行機を眺めながら朝食。

ビジネスクラスの列で優先搭乗できてストレスなく搭乗できた。
NH861 787ｰ8機　2015年5月登録機材
座席は3ｰ3ｰ3の配置。エコノミーで前から２列目、真ん中の列の通路から2人を選んだ。
ANAでは前方座席は航空券購入時の座席指定画面で上級会員用にブロックされている。前方なのですぐに乗り降りできる。
座席がエコノミーで狭いだけで、チェックイン、保安検査、ラウンジ、優先搭乗とストレスなく搭乗できて、プラチナ会員はとても楽だ。ソウルならエコノミーでもいいと思った。

2人の場合は座席を選びにくい。他の航空会社のように2-4-2の２人席を設けて欲しいが、ANAのこの機種は3-3-3で横に９席の詰め込み式だ。

3-3-3配置で横が狭く、テーブルは狭い。飲み物をテーブルの飲み物用ホルダーに入れると、食事トレーがテーブルからはみ出てしまう。
ふわふわ卵ご飯に、スモークサーモン、サラダ、煎餅とチョコの朝食。

この路線の全日空は、以前の空弁と称した冷たいお弁当だったが、機内食がとても良くなった。当時は大韓航空やアシアナが温かい機内食で良かったが、今はこの路線は全日空の方が良いと思う。大韓航空のように小さなお水が各自に配られれば更に良いと思う。

空港からタクシーでロッテホテルへ。24,000ウオン。
韓国のタクシーは、政策で下駄代わりに乗れるよう非常に安い反面、運転が荒く好きではないが、金浦空港からロッテホテルは、リムジンバスがないのでタクシーで仕方ない。安全に着くことを祈るしかない。
無事にロッテホテルに着いて、31階クラブラウンジに上がりチェックイン。
12時頃だがラッキーにも部屋が使えるとのこと。
30階の3033号室。
31階のラウンジと30～32階はエレベーターを利用しなくても階段で行き来できて便利だ。

南山、ソウルタワー側のツイン。
ベッドの前にはソファーがあって楽チン。余裕の広さ。
家内は昨年１０月頃に母親とソウル旅行に来てロッテに泊まったが、もしかして同じ部屋かも、と言う。

ベッドの反対側に巨大なテレビと冷蔵庫。横にデスクがある。

窓の外には南山とソウルタワーが見えて、なかなか景色がよい。

部屋の入り口は左右にクロゼット。

右側の小さなクロゼットには、バスローブと布製のふかふかスリッパ。

左側は大きなクロゼットで、セーフティーボックスと2段の引き出し。充分な収納。

無料の水が2本。

デスクのコンセントは、海外で一般的なCタイプの他、日本のコンセントも使えるタイプがあった。

ベッドの横にバスルーム。
引き戸を横に開けて入る。

中央に洗面台。

石鹸、マウスワッシュ等

右に大きなバスタブ。バスソルトがあった。

左はシャワーブース。シャンプー、ボディワッシュ等があった。

バスルーム入り口の右側にドレッサーと椅子があった。

ベッドからバスルーム入り口とドレッサーを見たところ。
部屋の広さは充分で、ベッドとソファーは楽チン。
本館はこのタイプの部屋に改装して１０年以上になると思う。やや年数が経った印象。無料の携帯電話とコーヒーマシンは無かった。

ベッドからテレビを見たところ。NHKが、BS２つ、海外向け１つと、３つ写った。

13時頃、お昼を食べに隣のロッテデパートに行った。
ホテルの地下からデパートの地下につながっており、便利。
地下のフードコートに行ったが、昼時で混雑していたので、デパート上階の食堂街に行き、冷麺等の店に入った。
私は、ビビン冷麺(甘辛い冷麺)。
やっぱり、韓国の食事は美味しい。

家内は、海鮮味噌チゲ。
ご飯は、お釜で、お湯を入れてお焦げご飯のように食べる。

食事後はデパート地下で、いつも買う「王室海苔」で３パックお土産に買った。１パック15,000ウオンだ。だんだん高くなったが美味しい海苔だ。
ホテルに戻り、31階のラウンジに行く。
写真はラウンジの案内。右の金額は来訪者の場合で、クラブルーム宿泊者は勿論無料。

ラウンジ入口

この時間は、ケーキやスナック類と、ソフトドリンクの時間。

部屋と反対側の鐘路、光化門が見える席で、コーヒーとケーキのティータイム。

ホテルのスポーツジムへ行った。
ロッテはインドアのゴルフレンジがある。
入口で聞くと、100球で22,000ウオン(2,200円)なので、二人分購入。スポーツシューズ、Tシャツ、短パンは、スポーツクラブで貸してくれる。

画面で自分のスイングが確認できる。
コーチもいて、家内は最後にドライバーのワンポイントを受けた。
韓国はゴルフ人口がとても多く、街中でもインドア練習場も多い、テレビでもゴルフのチャンネルが２つあり、レッスン番組も多い。女性もゴルフが盛んだ。デパートのゴルフ用品売り場の広いこと。
衰退してしまった日本のゴルフ状況から見ると活況だ。

またもラウンジに行く。１８時からハッピーアワー。

欧米人、中国人、韓国人、日本人、皆さん静かな雰囲気だが、ラウンジで夕食を済ませようと長居する(少し無理があると思う)輩もおり、関西弁の日本人男女が食べたお皿を7ｰ8枚も積み上げ、酔っぱらって大声でうるさかった。
高級ホテルのラウンジでは、最近は中国人より日本人のマナーが悪い人が目立つ気がする。日本人も昔から札びらを切る下品な客は多くいたけれど。中国人を悪く言えない。

ラウンジは広く、椅子テーブル席、ソファー席と、色々ある。

ロッテのクラブラウンジは、料理が充実していると家内が前から騒いでいた。家内は、昨年秋に2回も３泊づつ宿泊してラウンジ三昧をして来ている。
隣のチョソンホテルやプラザが2ｰ3種類の温かい料理なのに比べて、料理が4ｰ5種類と多い。他にチーズやハム、クラッカー等はどのホテルも同じ。

ラウンジからソウルタワーが見える。

ソウルに住んでいる娘が遊びに来て、家内と3人でカルビを食べに出た。いつもは市庁裏のチャッムスッコルと言う店に行くが、娘がその前にある、ワンビチップ(王妃家)と言う店にいってみようと、そこに行った。
ビル2階のややカジュアルな店。完全に韓国の会社員達の店だ。

甘いタレが着いたヤンニョムカルビ、250g、一人前36,000ウオン(3,600円)を２つ、味をつけていない韓牛カルビサル150g、一人前36,000ウオン(3,600円)を１つ頼んだ。全てグラム表示は法律で義務だ。後でもう一つ追加。

国産信仰は日本だけでなく韓国も同じ。韓国産は国産と表示されて価格も高い。スーパーでも国産は特別だ。
日本も国産信仰が強いが、韓国でも、電気製品、食材、何でも韓国産が最高だ。韓国が世界で一番住みやすいと思っている。

レストランでは原産地表示が義務だ。
壁に原産地が細かく表示されている。
牛肉のアンシム、カルビサル等は国産。
牛肉のヤンニョムカルビ等は米国産。
豆腐など豆類は中国産、米は国産、キムチは中国産、等細かく表示。

まず、おかずが並べられる。おかずはサービス。無くなれば、頼めばお代わりもどんどんもってきて、無料。

カルビサルの登場。
韓国ではお肉はお店の人が焼いてくれる。
味が着いてないカルビサルは、お塩やわさびに着けて食べる。日本の鉄板焼牛肉と同じ。昔は味付けカルビ(ヤンニョムカルビ)が主流だったが、今はカルビサルのように味をつけず、塩やわさびで食べるのが主流。

お店の人が焼いてくれる

次に、甘いタレを付けたヤンニョムカルビの登場。
昔はカルビと言えばこれ。

ハサミで大きなお肉を切ってくれる。

タレやお味噌を付けて、サンチュとゴマの葉で巻いて食べる。韓国ではお肉だけ食べず、必ず野菜と一緒に食べる。
野菜と味噌とお肉の微妙なミックス感が最高だ。スライスニンニクや唐辛子を載せると更に味が変わる。

ビールに、梅酒のような甘いお酒も、どんどん進む。

もうひとつ、アンシム(ステーキのようなお肉)を追加。

締めに、白いご飯と、サービスの味噌チゲ、温かいソーメンを頼んだ。
3人で２０万ウオン(２万円)弱、美味しかった。

おなか一杯で、酔っぱらって、3人でご機嫌に市庁前広場に戻った。
プラザホテルが見える。

プラザホテルにも何度か泊まったが、ヨーロッパ風のお洒落なホテルだ。ミョンドン地区では、ロッテ、チョソン、プラザが高級ホテル御三家だ。

こちらが今回泊まったロッテホテル。
娘はソウル大学方面の江南側に帰るのだが、地下鉄で帰ると言う娘を黒塗りの模範タクシーに乗せて部屋に帰った。

翌朝、クラブラウンジで朝食。

和食系はない。洋食は一通りある。
卵は料理してくれる。

朝食後は、お土産に高麗人参エキスを買いに、小公洞地下商店街とロッテデパートを比べてロッテで購入して、タックスリファンドをデパートで行い、その場で６%程度返してもらったが空港で帰りに大変なことになった。
お昼に再び娘が来て、ミョンドン餃子に行った。

いっとき程混んでなく、直ぐに座れた。
餃子一つとカルククス(麺)を３つ頼んだ。
ボリュームたっぷり。
娘と家内はミョンドンで買い物、私は銀行に行き用事を済ます。

夜はロッテホテルの2階ボールルームで、ある会社のパーティーがあり娘と家内を連れて3人で参席した。
ロッテの洋食のコース料理。

今日のメニュー
前菜、スープ、魚料理、牛肉ステーキ、デザートのオーソドックスなコース。

メインのステーキはおなか一杯で大変だったが、デザートは不思議と食べられた。

食事の後はショー。数組が入れ替わりステージを盛り上げる。

21時頃ショーも終わって、ラウンジでコーヒーを飲んで部屋に帰った。
明日は金浦空港朝7時40分の飛行機。6時にホテルを出なくてはいけない。
本当は翌日は懇親ゴルフコンペがあるのだが、今回は、翌日に東京で昼食付の会議があるので一番の飛行機で戻らなければならない。

6時にタクシーでホテルを出発、金浦空港に６時半頃到着。
チェックイン後に保安検査付近の税関でタックスリファンドの為に高麗人参エキスを機内持ち込みにして税関に見せて保安検査を受けたが、見事に液体で引っ掛かった。
首に優先カードを付けてもらってANAの手荷物カウンターまで走って戻った。既にカウンターが閉まる寸前でセーフ。走って首の優先カードを見せながら保安検査の行列に並ばず戻って来た。
出国すると７時４０分の羽田行き全日空の搭乗開始で、ラウンジには行けなかった。

7時40分発羽田行き全日空。エコノミーの2列目の席。
朝の東京行きは日本旅行の韓国人客で満席だった。
何しろ日本に来る外国人は、中国人と韓国人が800万人づつでトップだ。人口4,000万人の韓国人が年に800万人も日本に来るわけだから、5人に１人は毎年日本に来ている計算だ。
温泉にゴルフに、気軽に日本に来ている。タクシー運転手も聞くと何度も日本に来ている。昨日のパーティーでも、今年はラベンダーを見に7月に北海道に行くよという人もいた。
それに比べて、日本人の海外旅行は毎年減少、パスポートを持たない若い人も多いのだから、内に籠って排他的になり、困ったものだ。

さほど狭くはないが、広くもない、左右は窮屈。ソウル羽田は正味１時間半のフライトで国内線並みなので、エコノミーでもがまんできる。

機内食は、珍しくビビンバだった。
ゴマ油をかけて、コチュジャンで赤くして食べた。サラダとケーキも付いて、まあまあ美味しい。
今日は市ヶ谷で12時から昼食つきの会議があったが、羽田に停めた車にスーツケースを入れて出発し、11時前に余裕で着いた。
ソウルは本当に近いと改めて思った。東京ソウルは一日３５往復も飛んでいるのだから。