レトロ気分を満喫！小金井公園内「江戸東京たてもの園」

2019/03/20 - 2019/03/20

あと１週間もすれば園内の「ソメイヨシノ」が一斉に咲きそろい、名前の通り「桜の園」となるであろう桜の名所・小金井公園の一角。勇み足でちょっと早すぎた訪問で、さすがにまだまったく桜は咲いていない。そこで、それならと初めて入館したのが目の前の「江戸東京たてもの園」です。入館してみて、想像していた以上に広い敷地にたくさんのレトロな建物が立ち並び、中に入って見学もできるなど「昭和」年代の私たちにとってとても懐かしく楽しめる場所でした。

エリア 国分寺・小金井(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満

両国にある「江戸東京博物館」の分園として平成５年（１９９３年）に開設された「江戸東京たてもの園」は文化的価値の高い歴史的建造物を移築して復元・展示する野外博物館となっています。ビジターセンターとなっている旧光華殿も昭和１５年に皇居前広場で行われた式典のために建設された式殿だったそうです。

あまり知られていないことですが、今の天皇陛下は皇太子時代の太平洋戦争中の一時期ここに疎開されていたんだそうです。その建物は今ではなくなっていて、場所を記念する碑が建てられています。

西ゾーンの山の手通りに面した「田園調布の家」は大正時代の、当時にしては珍しい全室が洋室の家。レトロモダンなキッチンやお風呂場、トイレも見学できます。

前川國男邸。吹き抜けの天井の高い居間が広々としていました。

小出邸。和洋折衷な造りになっています。

板橋区常盤台にあった昭和の写真館「常盤台写真場」

三井八郎右衛門邸。

三井八郎右衛門邸は広い日本庭園がありました。

庭園に咲いていた花。

しだれ桜、ここだけ咲いていました。

ボンネットバス。さすがにこのタイプのバスはリアルには見ていないかと。

ドイツ人建築家によるデ・デランデ邸。カフェレストラン「武蔵野茶房」になっていて、お食事やお茶が出来るようになっています。

西の一番奥のエリアは江戸時代の農家群。

桃の花がきれいに咲いていました。

平成時代の終わりの「今」からタイムスリップしたような…

センターゾーンに移動する途中、植え込みの中にノラネコちゃん発見！とよーく見たら、

なんと、タヌキさんでしたぁ！園内にお住まいなのでしょうか？

伊達家の門。

東のゾーンに入るとメルヘンチックな建物が…一瞬「ムーミンの家」？かと思いましたが、よく見ると半鐘がつりさげられています。上野消防署の望楼上部だそうです。

都電の停留所に停まっている7500系車両。中に入ることもできます。

下町中通りエリア。商家、銭湯、居酒屋などが立ち並び、展示された道具や商品などから当時の暮らしの様子を知ることができます。

万得旅館。青梅街道沿いに明治初期まであった旅館だそうです。

東京の銭湯を代表する建物。

子宝湯。こういう銭湯、子供のころはよく行ってました。

懐かしい籠のが並んだ脱衣所。

富士山の絵が描かれた浴室。

こちらは居酒屋の鍵屋。

店内はとにかくレトロ。

明治時代の万世橋交番。１つ1つを詳しく見て回ると何時間もかかってしまいそうに見どころがいっぱい。ビジターセンターにはミュージアムショップもあって、お土産を買うこともできます。今まで、何度も小金井公園に来ながら、一度も入園しなかった私。今回初めて入って見て、小金井公園の楽しさを再発見しました。来週３０・３１日には「小金井桜まつり」が開かれる小金井公園に、ぜひ、行ってみてはいかがでしょうか。