旅仲間と行く春のシチリア島・パレルモ編（パレルモ市内観光）

2019/02/08 - 2019/02/09

以前チュニジアに行った時、いつかシチリアにも行きたいと思っていました。それがやっと実現、旅サークルの仲間7名とローマ経由でパレルモに入り、タオルミーナ～カターニアと移動しました。

シーズンオフでなんとなく空いてはいたけど、タオルミーナの街は閑散としていた。9泊11日ののんびり気ままなシチリアの旅のスタートです。

先ずはパレルモに夜遅く着いてホテルに直行、翌日パレルモの街歩き、有名な観光名所を見学しました。

エリア シチリア島(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

アリタリア航空で成田14：00に出てローマ経由でシチリアのパレルモに着いたのは夜の10時。そのままバスでポリテアマ広場で降りてホテルまで4分ほどでした。

画像は翌日の朝撮ったもの。

パレルモ4泊するのですが、2泊はエクスペディアで予約したアルテミシアパレスホテル。
2泊で1万円ほどでした。ここに4泊すれば良かったと後で後悔しました。
とても快適でした。　あとの2泊のホテルはひどかった。

シャワールームですが、掃除もきちんとされていて清潔でした。

レセプション24時間なので、安心でした。
やっぱりホテルの方がいいです。
でもこれも経験しないと分かりません。

旅サークルの仲間と言っても、空港で初めて会う人もいたり、サークルのオーナーはボストンから今日の午前中に到着。それぞれホテルも異なります。

ミモザはYさんと同じホテルで、朝食後一緒に市内見学に出掛けました。
歩いてすぐにマッシモ劇場が見えました。まだオープンしてないので、午後から見学します。

マッシモ劇場そばに教会があったので、入ってみました。
なかなか豪華な教会です。

洋服やさんのウィンドウ、なんか色彩がイタリアっぽいですね。

お菓子屋さんのウィンドウ、「あ、これがシチリア名物のカンノーロだ！」
元々はカーニバルの時に食べるお菓子だそうです。

お、甘そうなお菓子ですね。

ここまでは歩行者優先道路のようでした。ほどなくクワトロカンティに出ました。
4トラのシチリア旅行記のパレルモのブログで何度も見ていたのですぐ分かりました。

ここは、パレルモの2つのメインストリートが交差する交差点です。

対面する4つの建物の壁面は対称に見えるよう、弧を描いて切り落とされています。さらに噴水や春夏秋冬をあらわす彫刻が施され、思わず足を止めて見入ってしまいます。

なかなか全部を写真に納めるのは難しいです。

この交差点にある４つの建物はそれぞれ３階建てで、各階に３体づつの彫像が置かれています。
1階部分には“春夏秋冬”を表す女性像。

プレトーリア広場

ルネッサンス様式の噴水が目に留まります。

この周りにはパレルモの観光スポットが沢山あります。
また後ほどゆっくり見ることにして先に行きます。

市庁舎。

マルトラーナ教会とサンカタルト教会。

マルトラーナ教会のモザイク画は有名ですが、まだ入れませんでした。

ドアは開いていたので、入り口から写真だけ撮らせてもらいました。

サンカタルト教会

この辺りは旧市街の中心地です。

マリオネットの人形。

まだ朝が早いので、それほど観光客も多くありません。
インフォメーションを探しましたが、閉まっていました。

ホテルでしょうか？素敵な建物だったので思わず入ってしまいました。

パレルモ大聖堂にやってきました。

白を基調とした落ち着いた大聖堂の内部。

礼拝堂がいくつかあります。

7世紀頃から存在したバジリカの跡地に1184年建立され、後アラブ人によりモスクに改装され、その後ノルマン人により再びキリスト教教会に造り替えられた。15世紀以降は繰り返し改修され、創建時のままだったが、1781年から1804年にフェルディナンド・フーガFerdinando Fugaの設計に基づき大規模な改修が行われ、現在のような姿になった。

大理石の床。

歴代の王の霊廟。

屋上に登れるというので、5ユーロ払い狭い螺旋階段を登りました。

お天気もいいので、素晴らしい景色が待っていました。

狭いところなので人数制限で登れるようですが、混んでなかったので割とすぐ登れました。

360度のパノラマの景色が見られます。

屋上はやっと人が一人か二人が通れる広さです。

向こうに見えるのは、パレルモ市民の間で「聖なる山」と呼ばれるペッレグリーノ山かな？

いろいろな建築様式が混じり合ってるような感じです。

ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りが見えます。

髪の長い女性の銅像。

大聖堂の上に登れて良かったです。これから王宮見学です。

王宮に隣接して16世紀に建てられたヌォーヴァ門

王宮自体がパレルモの街を取り囲む城壁の一部を成しているのですが、これはその城壁に開けられた門の1つです。神聖ローマ皇帝、スペイン・ハプスブルク家のカール5世の、チュニジア戦役からの凱旋帰国を記念して建てられました。

ノルマン王宮のマクエダの中庭、この2階にお目当てのパラティーナ礼拝堂があります。

王宮・礼拝堂・植物園のセット券14ユーロを買いました。

ノルマン王宮内部の「ヘラクレスの間」
現在はシチリア州議会場に使われているので、会議がある時は見学不可です。

天井画も素晴らしいです。

「ヘラクレスの間」の壁。

「ルッジェーロ王の間」
エキゾチックな動物が多く描かれていて、狩の様子をモチーフにしたものもあります。

「ポンペイの間」

「ポンペイの間」

王のプライベートな部屋。

鷲は、パレルモ市の紋章かな。

パラティーナ礼拝堂があり、典型的なアラブ＝ノルマン様式の傑作として知られています。金箔の礼拝堂素晴らしいです。

天井はイスラム装飾のムカルナスという鍾乳石飾りで覆われていて、壁面は大理石の象嵌（ぞうがん）細工が美しく必見です。

ノルマン王ルッジェーロ2世によって着工され、1140年に完成した礼拝堂。
聖書の場面が再現されたモザイク画。

柱の緻密な彫刻。

今まで他の国で見た教会とは全然違うので驚きました。
ほんと豪華ですが、キリストがイケメンかな？

金箔のモザイク画見ごたえがあります。

植物園

この時期あまり花も咲いてなく、レモンやオレンジの木が実をつけていました。

お、すごい樹ですね。

セットの入場料に組み込まれていたので入りましたが、大したことはなかったです。

あちこちでオレンジが売られています。今が丁度収穫の時かな。

パレルモの街の建物は古くてあまりきれいではありません。
洗濯物を干すのは、日本と同じで外に干します。

昼食にカーポ市場にやってきました。
あまり観光客は来なく、ほとんど地元の人です。

アーティチョークは日本より普通に売られています。お料理によく使うのですね。

新鮮な茄子、イタリア料理には茄子がよく使われます。

こちらのカリフラワーは白でなく薄緑、白もありました。
今が旬のようであちこちで売られていました。

ちょっと調べた評判のいいお店、やっと発見。
レストランというより総菜屋さんです。

テラス席に座りました。この時期まだ寒いです。
イタリアのビールを注文しましたが、地ビールのようで独特の味。
普通のビールが良かったかな。

店頭の野菜の総菜を3種類選びました。
電子レンジで温めるだけ。素朴な味でしたが、ちょっと想像と異なりました。
会計は二人でシェアして一人13ユーロ。

ちょっとマッシモ劇場内部見学まで時間があったので、すぐ前のカフェでお茶して待ちました。
ここの階段で「ゴッドファーザー」の撮影があったところです。
ガイド付き内部見学ツアー　8ユーロ

建築家ジョヴァン・バッティスタ・フィリッポ・バジーレが設計コンペ用に作ったマッシモ劇場の模型

これも紋章かな？

マッシモ劇場の素晴らしさは当時南イタリア最大と言われ、現在でもウィーンのオペラ座、パリのガルニエ宮に続いて世界で３番目の規模をもつ歌劇場として名を馳せています。

『音楽の勝利』を描いた天井画。中央の丸い部分以外は開閉式になっていて、空調の役割を果たしていた。

客席数3200の巨大劇場は22年の歳月をかけ完成されました。

壁のフレスコ画。

ローヤルボックスからも眺めました。
映画「ゴッドファーザーパート3」を思い出します。

機会があったらここでオペラ鑑賞したいものです。

ここはVIP待合ルーム。

天井画がなんか日本的です。木がふんだんに使われています。

こちらは男性客専用の間だったそうです。
なんか独特の音響効果があるのか円い中央に立つととても声が響きます。

天井画がなんかアラブっぽいですね。

またもと来た道を歩いてホテルに戻ります。
今日は結構歩いたかな？少し疲れました。ホテルで休憩します。

夕食はYさんとホテルから歩いて5分のレストラン”trattoria piccolo napoli”にいきました。先ずは白ワインで乾杯！

茄子のカポナータを取りました。

イカスミパスタ、麵はアルデンティーノです、美味しかったです。
会計は二人でシェアして一人31ユーロ。

明日は電車でチェファルに日帰り旅行です。