「太田・河津桜の里」の河津桜_2019_葉が出始めていますが、まだ見頃です。（群馬県・太田市）

2019/03/12 - 2019/03/12

太田市の「河津桜の里」に行きました。一部の木に葉が出始めていましたが、沢山の河津桜が綺麗に咲いていて、まだ見頃でした。

きっかけは、上毛新聞２月２７日付の記事です。記事によると「地元住民らでつくる西長岡みどり保全会が、桑畑だった太田市西長岡町の休耕地約５ヘクタールを整備した。10年かけてカワヅザクラ200本のほか、オリーブやシークワーサーなどを植えてきた。入り口に「河津桜とシークワーサーの里」と書かれた看板がある。」とのことでした。この記事を頼りに行ってみたのですが、「西長岡町」と「河津桜とシークワーサーの里、と書かれた看板」だけでは分かり難い場所でした。
この近くにあった「太田吉沢ゆりの里」が昨年で閉園してしまったので、この「太田・河津桜の里」の更なる発展が期待されます。
尚、現地の看板は「河津桜とシークワーサーの里」と「カワヅ桜とオリーブの里」の２種類があったので、ここでは「太田・河津桜の里」としました。

エリア 太田(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

「太田・河津桜の里」は、太田市北部、八王子山系の南側の斜面にあります。おおよその位置は、藪塚駅（東武）の東、北関東自動車道の北です。３つ並んだ溜池を目指して山あいに入っていくと、右に河津桜が咲いています。

道の右に溜池があります。２つ目の溜池の横、３つ目の溜池の手前に駐車場があり、道端に看板があります。写真左奥の木の下に看板があります。

道の西側から見た駐車場です。看板には「カワヅ桜とオリーブの里　駐車場」と表記されています。駐車場は立ち入り禁止です。いつ使えるのか（開くのか）は、分かりません。駐車場には「駐車所の看板」はありますが、「河津桜の里」がどこにあるのか、どちらへ行けば良いのか、等は分かりません。いずれは、ここに「案内地図（河津桜の里マップ）」が必要になると思います。
右奥に見える池が、２つ目の溜池です。

駐車場の周囲を見回すと、駐車場の西、道路の向こう側の電柱の後ろに、看板があります。

「河津桜とシークワーサーの里　登り口」です。上の方に河津桜が見えます。

看板の裏の坂を上ります。上の方に咲いた桜が見えるので、この道で合ってると思います。

素朴な感じの坂道、上る途中にも河津桜が咲いています。

坂の途中の右側に、河津桜が咲いている平らな部分があります。まさか、ここが「里」ではないと思いますが、ちょっと奥へ行ってみます。

もちろん行き止まりですが、溜池を見下ろすことができます。中央奥に駐車場の看板が見えます。ここも「里」の中なのであれば、ここに四阿を作って休憩できるようにしたり、仮設の売店でオリーブやシークワーサー等、あるいはその加工品、もしくは地元の農産物などを売ってみたらどうでしょうか。（河津桜まつり（仮称）などを実施して、その時だけでも）
駐車場よりも見晴らしがよいので、立地はこちらのほうが良いと思います。

さらに坂を上ると、道が二股に分かれます。後で分かるのですが、左右どちらへ行っても、河津桜が咲いています。この分かれ道には案内看板が欲しいですね。あるいは、「河津桜の里マップ（現在地付き）」が良いかもしれません。

二股を右へ行くと、東に開けた斜面に河津桜が咲いています。

ここは尾根の東側の斜面です。

河津桜以外の木も植栽されています。これが、オリーブかシークワーサーだと思います。うまく育って、実が収穫できれば、話題にも売り物にもなりますね。

木も大きくなって、花数も増えているので、それぞれが見応えのある木になっています。

植え始めてから１０年くらい経っているようです。

今後も順調に育てば、立派な河津桜の林になると思います。

東側の斜面なので、下の溜池が見えます。

よく見ると、葉が出始めています。

このくらいがちょうど満開なのでしょうね。

東側斜面から見た溜池と、向こうの山は（たぶん）ゴルフ場です。

東側の斜面から、南側の斜面に行きます。

山道をちょっと歩いて、尾根を越えます。

南側は太田の市街地と、その向こうは関東平野です。

南側の斜面を西へ歩くと、たくさんの河津桜が見えてきます。

開けた景色を背景にして、河津桜が満開です。

遊歩道などはなく、周りは耕された畑地状なので、雨上がりなどは足元が悪そうです。

でも、花は綺麗です。

河津桜はもっと大きく育つと思うので、期待が膨らみます。

南側斜面は、先ほどの東斜面よりも、かなり広いエリアです。

広いエリアの全体ではなく、ところどころにまとまって植栽されています。

あと何年か経って、木が大きく育てば、見事な河津桜エリアになりそうです。

西の端には、大きな梅の木があります。

梅の木もエリア内であれば、河津桜と梅のコラボが楽しめます。

ただし、現時点では、梅の木の近くまでは歩いて行かれません。

西側から見た、南斜面です。向こうに溜池が見えます。

南斜面のエリアは、関東平野が一望できる程に南方向に開けていすので、見晴らしがよくて気持ちが良い場所です。

振り返れば、きれいな桜に癒されます。

斜面全体がこのくらいの花の密度になると、素晴らしい場所になりますね。

これで、木下や手前の斜面などに、菜の花が一面に咲いていれば、とてもきれいな景色になります。

場所によっては急な斜面なので、遊歩道を明確にしたいですね。

満開です。

南斜面の中ほどに大きな道路があり、そこを下りながら振り返って見ます。写真右が東方向です。

さらに下って振り返ります。この道路は作業用の道路のようです。

さらに下ります。左が西方向です。

南斜面のほぼ中央を道路が通っているので、今は、エリアが（東西に）分断されている感じがあります。木がもっと大きくなれば、良い感じのメインストリートになりそうです。

そうなったときには、こちらを「河津桜の里」へのメインアプローチにしたほうが分かり易そうです。

両側に河津桜が咲いた坂道を上って行くと、斜面一面に咲いている河津桜が突然見えてくる、という設定はサプライズ感も高そうですね。

ここは「登り口」の看板のところから上って、途中から南斜面へ歩いて行く道です。現状では「こっちでいいのかな」と感じる道です。

そのまま歩いて行けば、南斜面に着きます。

綺麗な河津桜が咲いています。

よく見ると葉が出始めています。

でも、綺麗です。

帰りに見かけた菜の花です。河津桜は菜の花とのコラボが楽しめるので、いずれは斜面一面に咲いていると綺麗な景色になりますね。
「太田吉沢ゆりに里」が昨年を最後に閉園してしまったので、５kmほど離れたこの場所が、太田市の新たな花の里に成長してくれると嬉しいな、と思いました。

（　おしまい　）