2019/02/20 - 2019/02/23
4501位(同エリア20584件中)
araさん
LCCも飛んでいることだし旨いものでも食いに行くかー。60半ばと70直前のおっさん3人が冥土の土産も兼ねて初めて香港を訪ねた。街ぶらしながらちょこっと観光し、皆さんのクチコミを頼りに食べ歩いた。いい気分転換になった。
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とりあえず点心は食べたので3日目の朝食は粥に。前夜の強烈な巨大豚足や連日の歩き疲れによる体調にも考慮して胃にやさしいものにした。
スマホで検索すると、地元の方々に愛されている店が近くにあるではないか。早速「洪利粥店茶餐廳(HUNG LEE RESTAURANT)」を訪ねた。店の前まで来るとなんと行列。地元の方も並んでいた。香港の人々は食には貪欲で頑固なのだろう。我々なら朝から並んでまであえて粥を食べようなどとは思わない。粥を食べるにしてもすぐ入れる店に行く。 -
行列に並んでいても、客の回転が早いのでさほど待たずに店内に。ただ写真付きメニューは店頭に掲げられているだけ。店内はオール広東語。どうにか漢字を拾い読みして基本の粥と牛肉入り粥を注文した。色々な具を選べるのだが、お手上げだった。粥に浸して食べる揚げパンもつい忘れた。一見さんは、庶民的な店ほどちょっと予習をした方がよさそうだ。
味は究めて淡白。卓上の塩などで自分好みにできる。料金は確か400円ほどから。ちなみに韓国で日本人観光客が好んで食べるアワビ粥は最低でも1000円。比べると誰を相手に商売しているのかがよく分る。写真は粥に豆乳。 -
ビクトリア湾は夜だけだったのであの人に会いに再び向った。
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そう、あの人とはブルースリー。香港映画のスターたちの手形などを飾った「アベニュー オブ スターズ」のプロムナードが2月に整備されて再オープンしたばかり。ブルースリーのブロンズ像はプロムナードの北端に特別展示されている。
我々の世代の男どもは中高校生のころ「アチャー」とブルースリーをまねて奇声をあげたものだ。知らない人は世界中で大ヒットし、カンフー映画を革新した「燃えよドラゴン」をぜひレンタルで観てほしい。気合いが入ります。 -
もう少しアップして。よく似ている。
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プロムナードには赤い帽子をかぶった団体さんがぞろぞろ。赤といえば共産党のシンボルカラー。中国本土からの団体さんだろうか。皆さん、物珍しそうに眺めていた。
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それからスターフェリーで香港海事博物館へ。セントラル埠頭の端に海に突き出すようにある。貿易中継地として発展した香港だけでなく中国の海からみた歴史が資料とともに展示されている。充実した展示内容だった。
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「海盗(sea bandits=海の盗賊)」ー。興味深かったのは海盗のくだり。南中国の海域では大規模な海賊が横行し、清朝は取り締まりに努めたと。つまるところ、北京から遠い南の海防は緩く、アヘン戦争敗北・香港割譲などイギリスをはじめとするヨーロッパ列強の侵略を許したということか。
はるか昔、大学受験の選択科目は世界史だった。中国の近世史はよく出題されたのでこの手の展示にはつい足が止まってしまう。 -
清朝末期の政治家、李鴻章。洋務運動(近代化)に尽力し、国の立て直し、海軍の近代化に努めた。
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その李鴻章が整備した清朝海軍が敗れたのが中日(日清)戦争。客観的な説明だった。
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最後に展示されていたのがなんと空母。近年の中国海軍の強大さを誇示しているかのようだった。
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昼食はワンタン麺に。ワンタン麺は点心、粥と並ぶ香港B級グルメ。グーグルマップが海事博物館からさらに奥に入った所に老舗「麥雲呑麺世家」があると教えてくれた。
早速埠頭から真っすぐ延びる空中回廊を歩き、次ぎに右に折れてさらに左に折れて,中環を奥に進むと、動く歩道に出た。ヒルサイド・エスカレーターと呼ばれ、800㍍の坂道をエスカレーターで繋ぐ歩道だ。なんでも世界1の長さとか。楽々上がっていると、右手に店が見えてきた。
中環界隈は大手銀行の高層ビルが連なる金融街。周辺にはブティックなどおしゃれな店が連なる。そんな街並みに老舗はポツンとあり、取り残された食堂といったふうだった。写真中央が店。 -
昼どきなので店は満席。おまけに電話で注文したのだろう、持ち帰りの客がどんどんやってきた。黒のレクサスからさっそうと下りてくる若者も。ヒルサイド・エスカレーターの先は高級住宅街とナビにあり、納得した。
老舗のワンタン麺は小ぶりの丼で麺の下にエビが隠れ、しつこくなかった。日ごろ、ワンタンは食べないので比較しようもないが、よくだしが練られているような上品な味だった。料金は確か400円弱。量が少ないにしても格安だった。 -
再びヒルサイド・エスカレーターに戻って上った。最上部でハリウッドロードに繋がる。エスカレーター沿いにはバーやレストランが階段状に並んでいた。もちろんバーに寄って一休み。ビールを飲み、フィッシュ・アンド・チップスをつまみながら行き交うカップルを眺めた。
一息入れた後は階段を下った。下りのエスカレーターはない。最上部まで誘ったあとの下りは沿道の店に寄ってということか。朝の通勤時間帯だけ下り専用になるとか。
ふと、脇を見ると古いビルを解体中だった。いずれ再開発されておしゃれな街に生まれ変わるのだろう。旅人としては古い街並みにこそ旅情を感じるのに。 -
ぶらぶら下っていると、新鮮な野菜を扱う露店が続く坂道に出た。こういう場所こそ香港を感じさせてくれる。
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露店をのぞくと、カット野菜が山積みに。共働き向けなのか、どこの店でも見かけた。香港の人たちも生野菜を食べるようになったのかな。
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中環を下り切ると路面電車のトラムが。トラムに乗って「モンスタービルディング」という高層住宅団地に向うことにした。実は香港へ向かう機内で、香港エキスプレスの機内誌が過密都市を象徴する高層住宅団地を「モンスタービルディング」と評して紹介していた。超過密、超圧迫感。今の香港が感じられそうだと思った。
しかし、ネットでは昨年、住民のプライバシーを守るため立ち入り禁止になったと伝えていた。ではなぜ香港エキスプレスは紹介しているのか。とにかく百聞は一見にしかず。行ってみよう。年はとっても好奇心は旺盛なのだ。 -
トラムはゆっくりゆっくり進む。すると次第にそれらしい街並みが見えてきた。
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地下鉄のクオーリーベイ駅が目印。駅付近の電停で降りて歩くと、大規模高層住宅=写真=が見えてきた。長~いおよそ20階建てのビルは古さが際立ち圧倒的な存在感。公営住宅らしく、こここそが機内誌が紹介していた「モンスタービルディング」だった。
このビルの中庭からの光景をフランスの写真家が巧みに撮ったことがきっかけで知られるようになったらしい。今やインスタ映えの好スポットとして人気を呼び、ネットを検索すると「モンスターマンション」として紹介されていた。なんでも映画「トランスフォーマー・ロストエイジ」のロケ地にもなったそうだ。
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おそるおそるビル内に入ると、既に先発組がいて、多くの若者やアマチュアカメラマンらが写真を撮っていた。肩を寄せ合うかのような、何棟かの古い住宅団地には何人の人々が暮らしているのか。数千人? ひよっとして万? 背後には高層マンションが建築中。新旧の対比とともに、過密都市を生き抜く香港人のたくましさを感じた。
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ただ若者ははしゃぎすぎ、施設の屋根に上がってポーズをとるカップルが相次いだ。しかし、団地が立ち入り禁止を呼びかけても、この流れは止められそうもないとも思った。実際、管理人は注意しなかった。
香港エキスプレスもそう判断して機内誌に取り上げたのか。同社はやりすぎだ。我々も入ってしまったが、節度はわきまえ早々に引き上げた。 -
道を挟んだ反対側の高層住宅団地も同様の構造だった。中庭では市場が開かれ住民でにぎわっていた。
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ホテルで休憩して、夕食に行ったのが男人街。居酒屋風屋台が軒を連ねてにぎわっていたから。お目当ての「徳記海鮮飯店」に入り、カキ料理など数点を頼んだが、味は平板で写真を撮る気はしなかった。残念。あらためてうまかった大中華飯店が思い浮かんだ。
2度目の男人街は中の露店を歩かず、両脇の歩道を歩いた。するとポルノショップが何軒もあり、それらしき女性も立っていた。男人街の訳をようやく理解。もちろん買ったのは女性、ではなくて、ブルースリーのマグネット=写真。確か30香港ドルを25(約350円)にまけさせた。 -
香港の土産といえばジェニー・ベーカリーのクッキーだそうだ。家族に買うかと寄ったのが尖沙咀店。駅からすぐだが、ネーザンロードの目立たないビルの2階にある。つい通りすぎるのでご注意を。目印は「MIRADOR MANSION」のビル名=写真。
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帰国日、空港へは地下鉄で中環まで行って東涌行きに乗り換えた。東涌から空港は目と鼻の先でタクシー(3人乗車)ですぐ着いた。合わせて1人当たり500円ほど。安くて早くて楽だった。
空港では好きな担々麺を食べ忘れていたので小籠包や担々麺=写真=がうまいと評判の「クリスタルジェード」に寄った。あえて店のある到着ロビーまで行ったが、実にうまかった。
結局、初香港はカニ以外は正規の中華料理店をあえて避けてB級を狙ったが、よかったかどうか‥‥。ま、何回も来るしかないか。
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