2019/02/20 - 2019/02/23
3151位(同エリア19688件中)
araさん
LCCも飛んでいることだし旨いものでも食いに行くかー。60半ばと70直前のおっさん3人が冥土の土産も兼ねて初めて香港を訪ねた。街ぶらしながらちょこっと観光し、皆さんのクチコミを頼りに食べ歩いた。いい気分転換になった。
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- 香港エクスプレス航空
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LCCの香港エクスプレスなら、福岡ー香港はオール込みで往復21000円前後。ホテルのトリプルルームを押さえれば総計3万円半ばで行ける。韓国、台湾は行ったことはあるが、意外と香港は空白だった。ならば、旨いものでも食おうと香港エクスプレスに飛び乗った。写真は満席の機内。
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福岡空港を13時前に発ち 16時台に香港国際空港に到着。急ぐ必要もないので2階建ての空港バスでチムサーチョイのホテルへ。しかも乗車賃は33香港ドル。エアポートエクスプレスの三分の一程度。格安だった。
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バスだと、過密都市・香港の町並みを見ながら行くことができる。観光バスに乗った気分。
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バスでネーザンロードを下って、最もにぎやかなK11付近で下車、裏通りのホテルでチェックインを済ませスーツケースを置いて、早速ビクトリア湾へ。写真のおっさんたちの両隣は確かカップル。右は抱き合っていた。若いっていいね。
ホテルはハーバーベイ。中心部で3星の中でも高評価(好立地)だったので予約したが、ロビーなしのまったく寝るだけのホテルだった。トリプルルームは洗面台はベッドの横、シャワーとトイレは上が空いた簡易ドア。相棒の屁まで聞こえてきた。香港だから狭いのは仕方ないが、これは……。おっさんたちは我慢し諦めた。他の部屋も同じ造りならここはシングル向け。2人以上はお勧めしない。という訳で写真を撮る気になれなかった。 -
ビクトリア湾に向って右に折れて歩いていくとスターフェリーの乗り場に。当初は観光客らが並んでいた手前の遊覧船乗り場を香港島への渡船場と勘違いした。渡船場は奥だった。写真は香港島から戻ってくる渡船(もしかしたら遊覧船)。
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近づいて来たのでさらに1枚。夜景がとても映える。
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対岸のセントラルの埠頭。時計台が目印。
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香港観光の定番中の定番、ビクトリアピークへ。セントラルのバスターミナルから15番バスで向った。頂上にはタワー展望台が有料であるが、その先に無料の展望台があり、そこで十分。香港らしい夜景を楽しんだ。帰りのトラムは長蛇の列。おそらく行きも。乗らなくてよかった。
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眼下の豪邸の一部が写っているのも1枚。毎晩、この夜景を眺めているわけで相当のお金持ちかな。
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22時すぎ、セントラルまで戻ってタクシーであえて向ったのがコーズウェイベイ(銅鑼湾)のここ、海鮮料理店「橋底辣蟹」「Under Bridge Spicy Crab」。船上生活からおよそ60年。店は船から陸に上がって屋台になり、現在は3店舗を構える有名店だ。陸橋の下に店を出したことでこの店名にしたという。印象に残る店名。店主の心意気がいいじゃないか。
実はここに行きたくて香港を訪ねた。2年前、同じおっさん3人で韓国プサンのカニ市場キジャンで茹でたタラバやズワイを堪能、素のカニは実にうまかった。では加熱がベースの中華ではどう扱うのか。Spicyって店名にも食欲をそそられた。カニ好きにとって「一度食べたら病み付きになる」とのクチコミが決定打になった。 -
なんでも仕入れているのはベトナム産のカニで店で泥を十二分に吐かせた上でニンニク、唐辛子、自家製スパイスなどを加えて炒めるとか。カリカリになった大量のニンニクが特徴で泥臭さを消すためもあるだろうが、まさに病みつきになるピリ辛さだった。ビールが進み、実にうまかった。カニは時価で写真は中サイズ。確か7、8千円。大は1万5千円ほど。辛さも選べ、小を注文した。
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カニのほかムール貝や野菜炒めも。
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最後にエビも注文。ビールも何本か。食って飲んで〆て1人当たり6千円程。カニ以外はそう高くはなかった。ちなみにプサンは1人当たり1万円程。そういう意味では妥当か。
帰路はタクシーの乗車拒否にも遭ってホテルに着いたのは午前を回っていた。 -
翌朝はゆっくり。11時すぎ、飲茶(ヤムチャ)しようと、昼食を兼ねて人気の点心専門店「添好運(ティムホーワン)」へ。なんでも”世界一安いミシュラン一つ星店”だそうで、それなら是非にでもと地下鉄に乗って深水ポーの店に。香港には6店舗あるそうだが、ここが評判がいいとのこと。確かに店は昼前なのに満席で大にぎわい.やっと一つだけ開いた奥のテーブルに案内された。
写真はこの店を一躍人気店に押し上げた一品、「チャーシュー入りメロンパン」。
今回はレンタルwifiを空港で取り忘れて当初は戸惑ったが、ホテルのフリーwifiで検索してそのままにしておくとスマホが微弱電波をとらえて案内してくれた。それでもここは道が分からなくなり、信号待ちしていた若い女の子に尋ねた。彼女は親切にスマホを取り出して案内してくれた。思ってもなかったが、若い女の子と話すことができた。肝心なことはやさしそうな子に声を掛けることかな。
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「チャーシュー入りメロンパン」。写真のようにさくさく生地の中に甘辛い濃厚チャーシューのあんが入っている。「絶品」などという口コミばかりだったが、辛党のおっさんには「甘いなー」と感じるだけだった。
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このほか3品を頼んで、会計は98香港ドル。3人で約1400円。B級グルメは安い。
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それから香港で最も有名な道教寺院、黄大仙廟へ。平日にもかかわらず中国からの観光客らで大にぎわい。本堂前の十二支像では、自分の干支の前で記念撮影する人々でなかなか前に進めなかった。
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寺院の彩色は道教特有のものとか。金黄色の屋根に精細彫刻の仏像、赤い円柱だそうだが、我々からすると派手で、とてもにぎやかな寺院だった。境内中央では熱心な信者が棒のように長い線香を頭上に掲げて一心不乱に祈っていた。信心という意味ではどこも一緒だなあと思う。
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中国の武者らを描いた長い絵巻。朱印があり、著名な作家の作品の複製かな。
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ホテルに戻る途中、ネーザンロードの繁華街で横断歩道の真ん中で何度も写真を撮っていた2人。素足に右のおっぱいを出して何やってんだろうね。
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ホテルでしばし休憩して向かったのが、究極のB級グルメの屋台風居酒屋、大中華飯店(ダイジョンワーファンディム)。在留邦人が「小汚い、いや、でも最高に美味しい!」と勧めるからには行くしかない。
写真は一番人気という土匪鶏(トーフェイガイ)。まさに鶏の丸焼き。強烈なお姿で2人掛かりでばらさせてもらった。 -
場所は地下鉄の長沙湾駅近くの下町。やや暗い道をグーグルマップを頼りに歩いた。店はまとまって数件があり、人気に出るにつれて店を増やしたとか。我々のような外国人客が増えたこともあってか、写真付きのメニューがあった。土匪鶏は左のページの上から二列目の右。メニューでみても強烈だ。
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手が油まみれにならないようにビニール製の手袋も用意されていた。いいね。
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ほかに注文したのはもうひとつの人気メニューの黒椒鐵板豬手とエビ。黒椒鐵板豬手は黒胡椒ソースで焼いた巨大豚足。コラーゲンたっぷりで女性なら飛びつきそうだ。一方、鶏の丸焼きは中までよく焼けており、うまかった。薬味につけるとピリッとして格別だった。ただ相棒の一人はいささかグロテスクなこの2品に気後れして食が進まなかった。隣りの酒店から勧めるカールスバーグを何本も持ち込み、〆て1人当たり3000円ほど。やはり安かった。
店を出た午後9時すぎは各店に大勢の客がいて厨房はてんてこ舞いだった。その後、地下鉄沿いに女人街、男人街を冷やかしてホテルに戻った。
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