2019/02/26 - 2019/02/27
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ST&G-旅に恋するウミガメさん
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今年3度目の沖縄旅。
自由時間が少ないので、那覇に絞って短時間のまちま~いを楽しもうと思います。
出発はいつもの富士山静岡空港(FSZ)。
那覇に到着するのは夕方なので、今回は朝散歩ではなく夕飯までの時間を利用して短時間散歩を楽しみました。
この旅行記では、玉陵・首里城周辺を紹介しますので、良かったら参考にしてください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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はいた~い!
今回も、富士山静岡空港(FSZ)から南の島へ向かいます。静岡空港 (富士山静岡空港) 空港
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チェックイン手続を済ませたら、ラウンジへ。
窓から見えていたのが、ピンク色のFDA機でした。
静岡と言えば、やはりこの女の子。
「私には今しかないよ。今を生きる女なんだよ。」…まるちゃん名台詞より -
まるちゃんデザインのFDA機が飛び立った後にやって来たのが、こちらの青い翼(那覇便)。
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いよいよ搭乗。
今回は富士山静岡空港・開港10周年を記念して、シーチキンのはごろもフーズから搭乗者にプレゼントがありました。 -
離陸。
K機長のアナウンスでは「所々で気流が悪さをしている」という事でしたが、非常に穏やかなフライト。
それにしても、「悪さをしている」という機長の言葉選びに『センスの良さ』を感じましが、久しぶりに聞く素敵な機内アナウンス。
機長のもてなしの心を感じた私です。 -
今日のプレミアムGOZEN。
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相変わらずの和食。
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同じ青い翼の食事でも、アジア路線より国内線プレミアムGOZENの方がレベルが高いと感じるのは私だけ?
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説明の必要もないのですが味噌汁。
普段は味噌汁の有難さを感じることは殆どないのですが、海外から帰国すると出汁の香りに癒されます。 -
最近嵌っているマンゴージュース。
期間限定ではなく、通年で提供していただけると嬉しいのですが…。 -
那覇空港。
今回は、国際線ターミナル近くの41ゲートに到着しました。
増設した建物ですから、まだ全てがNEW。那覇空港 空港
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そらんちゅーは、間もなくOPEN。
同じフロアではありませんが、3月にはマックなどもOPENしますよ。 -
1階に下りて荷物を受け取ったら、ゆいレールの駅に移動。
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今回は美栄橋エリアに滞在し、大きな荷物を部屋に置いたらすぐ街歩きに出発。
最初に向かうのは、国宝&世界遺産の玉陵(たまうどぅん)ですが、入場締め切りまで1時間を切ってしまいましたので、間に合うか心配です。
ハラハラドキドキでしたが、なんとか玉陵に到着。
参考までに美栄橋駅近くから玉陵への行き方はこちら。
①
美栄橋駅からゆいレールを利用して儀保駅下車。乗車時間は11分。
その後徒歩15分。
首里駅を利用するなら乗車時間は14分で、その先は徒歩20分弱。
首里城へ行くのであれば儀保駅でも首里駅でも大差ありませんが、玉陵へ行くなら儀保駅の方が近いですよ。
参考までに、首里城へ行くなら首里駅から守礼門まで歩いて15分弱。
儀保駅から守礼門も同じ時間。
ゆいレール乗車時間と運賃だけの問題ですが、玉陵から見学するのであれば儀保駅を利用する方が良いでしょう。
②
バスを利用するなら首里城前で下車。那覇バスターミナルからは30分強。
③
車(タクシー)は約15分。
今回は時間がなかったこともあり③のタクシーにしましたが、既にラッシュアワーの混雑が始まっていたため、結果的には美栄橋駅から玉陵まで30分強かかってしまいました。
レンタカーだから…と下手に裏道(抜け道)に入ると急に道幅が狭くなったりするので、気をつけましょう。
首里城前交差点から寒川通りを少し歩くと、県立首里高校の前に案内板がありますので、ここから入ってください(画像)。
ここは首里城と一緒に見学するのがお勧めです。 -
この道を進み、突き当りを左に曲がると受付(玉陵奉円館)。
そちらで入場料を支払います。 -
玉陵奉円館。
入口の門は17時30分で閉まりますが、資料展示室と玉陵は18時まで見学可。
時間的にも団体客はもういないので、この時は貸切状態でした。奉円館 名所・史跡
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玉陵の見学を始める前に、出来れば奉円館の地下にある資料展示室を見ておきましょう。
ある程度情報を頭にインプットしておくと、効率良く見学ができますし見所もしっかり抑えることができます。
時間を気にしながら、ザッと情報収集。
玉陵は歴代の王や王妃たちが眠るお墓ですから、一般の人が建物の中に入る事はできません。
そういう意味でも、資料展示室で建物(お墓)の中の様子を確認しておくと良いです。
こちらは資料室にある展示物。
東室と西室の部分は沖縄戦で破壊されてしまいましたので、現在の建物は1974年から3年間かけて修復されたものです。 -
奉円館を出たら右方向に進み、いよいよ玉陵の見学開始。
前方に見えるのは、東の御番所(あがりぬうばんじゅ)。
復元された建物ですが、こちらはまた後程紹介します。 -
木陰が終わると、右手に見えてくるのがこの石垣。
早速中に入ってみましょう。 -
門の外から見た玉陵。
王家の人々が眠るお墓までは、もう一つ門を潜らなくてはいけません。玉陵 名所・史跡
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門の所に敷かれている石。
石灰岩の石はとても滑りやすいので、特に雨の日は注意して歩きましょう。 -
地面に敷かれている砂に注目。
本土の砂は灰色ですが、沖縄の砂は珊瑚の影響で白っぽい色をしています。
そう言えば良く星砂を持ち帰る人がいますが、実は有孔虫が死んだ後の抜け殻。
生きている星砂(有孔虫)を動画で見たことがありますが、生き物なので動いている様子が分かります。
しかし形のせいか虫と言うよりも何かの粒が動いている感じ。
気持ち悪いとは思いませんが、動いている有孔虫を見てしまうと持ち帰る気にはなれません。 -
最初の門をくぐった所にあるのは、玉陵碑。
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事前に展示室でこの碑の情報を頭にインプットしましたが、実際の碑は劣化が激しくまたあまりにも達筆過ぎて、(私にとっては)漢字も分からないような状態でした。
くずし字は難しいですね。 -
2つ目の門をくぐる前に撮影した玉陵。
画像奥に見える建物を見ると3つの入り口が確認出来ますが、写真左から東室・中室・西室。 -
こちらは2つ目の門。
高さがないので、頭をぶつけないようにしましょう。
と言っている私が、足元に気をとられて頭をぶつけました。
僅かな段差に躓く年頃。
頭上にも気を付けていたはずが、距離感のズレに老化を痛感しました。
星は見えませんでしたが、痛かったー。 -
王家の人々の遺体は、まず中室に安置され埋葬(洗骨前)。
ある程度の年月が経ち、柔らかい部分が骨から剥がれた頃に再び遺骸を取り出し、骨を綺麗に洗い清めて(洗骨後)再び埋葬。
位により東室・西室に移されます。
『洗骨』と言えば、奥田瑛二さん、筒井道隆さん、初代ネーネーズの古謝美佐子さんが出演している映画がありましたね。
沖縄島のすぐ隣にある粟国島を舞台にした映画ですので、良かったらそちらもご覧になってください。 -
王と王妃の遺骨は、こちらの東室へ。
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それ以外の人たちの遺骨は、画像の西室に移されます。
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展示資料室にはこのような一覧表と模型がありますので、そちらを確認してから見学すると分かり易いですよ。
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先ほど玉陵には王家の人々が葬られていると記載しましたが、全員がこの玉陵に眠っている訳ではありません。
奉円館でいただいたパンフレットにも(王室内の)勢力争いに関する説明がありますが、玉陵碑にも玉陵に葬られるべき人々が書かれているようです。 -
次は欄干。
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遠くからでは良く分からないのですが、双眼鏡やカメラのズーム機能を使って見学すると、1枚1枚違う絵が描かれていることに気付くでしょう。
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こちらは、玉陵のお茶目なシーサー。
昔からこんなに可愛い顔だったのかしら…と疑ってしまうくらい、現代でも通用するようなアニメキャラでした。 -
こちらのシーサーも、やはりアニメキャラ。
昔ながらのシーサーと言えば強面の獅子をイメージする私なので何となく違和感がありますが、そう言いながらも実は玉陵で一番見たかったのがこれらの御茶目なシーサーでした。 -
アニメキャラというよりも、こちらはカエルに似たシーサー。
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そうかと思えば、ロボットのような顔のシーサーもいます。
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玉陵の最後は、復元された東の御番所を見学。
昔は東と西に御番所が置かれていたようですが、今は東の御番所だけ復元されています。 -
王が法事や墓参りに訪れた時の控室。
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西の御番所は、案内の碑があるだけ。
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玉陵の敷地内に植えられているトックリキワタの木。
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名前の通り、根本が徳利の様な形をしています。
秋には可愛らしいピンクの花を咲かせますよ。 -
暖かい国で良く見掛けるアカギは、家具としても良く使われる木。
那覇には天然記念物の金城大アカギという立派な木がありますので、またそちらも別の旅行記で紹介しようと思います。
さて今回の玉陵見学は、展示資料室も含めて30分強。
墓室の中に入れないからこそ展示資料室の方をもっとじっくり見たかったかなと思いましたが、閉門まであまり時間が無かったため30分を目安にしました。
玉陵の見学は、庭や展示資料室なども含めて1時間あれば十分だと思います。 -
玉陵まで来たら、首里城公園にも行ってみましょう。
こちらは玉陵より30分遅い閉園時間。
果たして無料区域の何処まで行くことが出来るのでしょうか?
久しぶりに訪れた首里城でしたが、あらま~!
絵になる守礼門の所で工事が行われていました。首里城 名所・史跡
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電車で見た中吊り広告によると首里城に新しいエリアがOPENするようで、そのための工事だったようです。
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守礼門をくぐるとすぐ見えてくるのが、世界遺産に登録されている園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)。
国王が場外へ出掛ける時に安全祈願をした場所ですが、この門は神様のために設けられたもので、国王がここから出入りしていた訳ではありません。
構成資産はこの石門の名前で出ていますが、実はこの後方にある森も含めて神聖な場所。首里城 名所・史跡
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歓会門(かんかいもん)。
有料エリアへ行くには木曳門(こびきもん)からでも行くことができますが、歓会門が正門(正面玄関)なら木曳門は裏門。
初めて首里城を訪れるのであれば、やはり正面玄関の歓会門から進む方が良いと思います。
この門の中も無料区域ですが、開園時間が過ぎると門が閉まりますのでご注意ください。
ちなみにこの先は階段続き。
車いすやベビーカーを利用する方は、守礼門をくぐったら木曳門方面に進みましょう。首里城 名所・史跡
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歓会門のシーサー①
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歓会門のシーサー②
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歓会門と瑞泉門(ずいせんもん)の間にある龍樋(りゅうひ)。
階段を上っている時に水の音が聞こえてきますので、(次の)瑞泉門手前右下を見てください。
龍の口からコンコンと湧き出る水は王家の飲み水として使われていたようですが、更にこの水は龍譚池の方へと流れて行きます。
ちなみにこの龍頭は、1523年に中国からもたらされたもの。首里城 名所・史跡
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龍樋から更に階段を上った所にあるのが、瑞泉門。
泡盛メーカーの名前にも使われていますが、瑞泉は立派なめでたい泉という意味。
この門は、樋川御門(ひかわうじょう)という名で呼ばれることもあります。首里城 名所・史跡
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瑞泉門と非常に良く似た造りの漏刻門(ろうこくもん)。
櫓の中に水時計が置かれていたため、その名前が付けられました。
別名は、かご寄せ御門(かごよせうじょう)。
国王に敬意を表し、駕籠で上れるのはここまでとなっていました。首里城 名所・史跡
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漏刻門をくぐった所にある日影台(にちえいだい)。
より正確な時刻を計るため、水時計と一緒に日時計も置かれていました。 -
タイミング良く舞い降りてきたイソヒヨドリ。
身体の色がとても綺麗な鳥で、鳴き声も可愛らしいですよ。
沖縄だけでなく何処にでもいる鳥。
自宅周辺にもいますが、海へ行くと更に見る機会が増えると思います。 -
供屋・万国津梁の鐘(ともや・ばんこくしんりょうのかね)。
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写真は広福門。
有料エリア(奉神門から先のエリア)へ行くのであれば、この広福門でチケットを購入してください。
※画像左手がチケット売り場。
しかし今日は有料エリアの見学時間が過ぎていますので、広福門をくぐった所で折り返します。
無料で入れるのは、次の奉神門(手前)まで。
ギリギリの所まで行ってみましょう。首里城 名所・史跡
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下之御庭(しちゃぬうなー)にある首里森御嶽(すいむいうたき)。
首里城の中で最も格式が高いと言われる場所ですので、見逃さないようにしましょう。
神さまが最初に降り立った所で、首里城はこの場所を中心として造られています。
園比屋武御嶽石門と同じく、首里森御嶽も後方の森を含めて神聖な場所。首里城 名所・史跡
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奉神門(ほうしんもん)。
此処から先が有料区域ですので、広福門で購入したチケットはこちらの門を通るときに係員に見せてください。
既に有料区域の見学は終了していましたので、全ての門が閉ざされています。
早朝はこの場所で御開門式(うけーじょー)が行われますから、朝散歩で首里城へ行くのであれば、その時間に合わせて出掛けると良いでしょう。
今回は何処まで見学できるのかハラハラしましたが、最後の首里森御嶽まで見ることが出来て大満足。
初めて首里城を訪れる方は、有料区域も含めて見学時間は最低でも1時間半~2時間必要ではないかと思います。
有料区域では無料のガイドも行われていますので、そちらに参加するのもお勧めですよ。
首里城はゆっくり見学しましょう。首里城 名所・史跡
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奉神門からの帰りは、久慶門から外に出ることにしました。
実は私…首里城を訪れるのはこれで4度目。
未だに新しい発見がある首里城ですが、30分くらいの予定が1時間近く歩いていました。
首里城は何度訪れても厭きることがありません。首里城 名所・史跡
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この道を進めば西(いり)のアザナですが、まだ他にも行きたい所がありましたので、首里城見学はここまで。
ちなみに西のアザナは無料区域ですが、東(あがり)のアザナは有料区域。
※追記
現在は御庭や正殿があった場所は立ち入り禁止区域になっています。
火災被害を免れた有料区域の世誇殿や東のアザナには行くことができますので、展示室を覗きながら復興の様子を見に行ってみませんか? -
首里城公園から少し歩いた所にある円覚寺(えんかくじ)。
琉球における臨済宗の総本山で、尚真王が尚円王の霊を祀るために建てた寺院です。
残念ながら、こちらも戦争でその殆どを失ってしまいました。円覚寺跡 名所・史跡
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現在は門と放生池が復元され、戦争で残った放生橋の一部も元の場所に戻されています。
沖縄県教育委員会が設置した碑(案内)によると、「橋の勾欄羽目(こうらんはめ)の彫刻は精緻を極め、沖縄の石彫美術の最高傑作であるといわれている」と書かれていましたよ。
一部だけしか残っていないというのがとても残念ですが、県立博物館には当時の橋の彫刻も展示されていますので、是非そちらにも足を運んでみましょう。 -
円覚寺のすぐ前にあるのは、円艦池(えんかんち)。
画像は、円艦池の天女橋(てんにょばし/観蓮橋とも呼ばれる)と弁財天堂(べんざいてんどう)です。
弁財天は航海をつかさどる水の神さま。首里城 名所・史跡
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円艦地の隣は。龍の形をした龍譚池。
先程紹介した円艦地は首里城や円覚寺の湧水や雨水を貯めにつくられた人工池ですが、そちらが一杯になるとこの龍譚池の方に水が流れこむようになっています。
琉球王朝時代には冊封使をもてなす宴が開かれ、ここでハーリーも行われていたとか。
※那覇はハーリー、糸満はハーレー。どちらも爬龍船(はりゅうせん)競漕のこと。 -
再び円覚寺の方に戻り、今度は芸大の敷地内にある沖縄師範学校の正門の柱を見学。
戦争前の写真を見ると、ここには立派な校舎があったようです。
鉄血勤皇隊や学徒隊として戦場に送り出された師範学校の生徒達。
多くの若者が、戦争で命を落としました。 -
道の反対側にあるのは、沖縄芸術大学付属図書芸術資料館。
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今回の街歩きで、一番感激したのが龍譚池からの眺め。
昼間の首里城はカラフルな色遣いが華やかな印象を与えていますが、ライトアップされた首里城もとても美しいので、夜散歩を楽しむのも良いのではないでしょうか。 -
儀保駅に到着。
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帰りは旭橋駅で下車しました。
16時40分頃美栄橋駅を出発し、19時30分には旭橋駅到着。
散歩に出掛けた時は既にラッシュアワー渋滞が始まっていましたが、それがなければ余裕の3時間散歩。
しかし初めて首里城に行かれるのであれば、新しくオープンするエリアや東のアザナまでゆっくり見学することをお勧めします。
良かったら参考にしてください。
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