2017/02/16 - 2017/02/19
302位(同エリア734件中)
ちゃおさん
成田を離陸した飛行機はどのコースを飛行するか、その時になってみないと分からない。直ぐに九十九里の海岸線から洋上に出る飛行機もあれば、筑波山上空を通り、内陸を飛行するコースもある。JALとANA,行く先の方向によっても異なるようだ。今日は久しぶりのANA機、天気快晴にして視界も良く、どのコースを飛ぶのか、楽しみだ。座席は22K,真ん中後方の右側だ。太平洋上ではなく、内陸部、アルプスの山々が見られるに違いない。
離陸して数分、機が安定飛行に移ると、早速関東平野北部の田野が飛び込んでくる。早春の2月、小高い山の頂には白い雪を被っている。残念ながら今日は筑波山は見えない。独立峰に近い山で、関東平野の最北限、平野の突き当たりにこの山があるから目立ちやすい。日本100名山で一番低い山なのだが、ツインピーク、双耳峰になっているから、視界に入ればすぐに分かる。だが今日はコースが少し南寄りなのか、そのまま北関東の群馬埼玉辺りの辺縁の山々が遠くに見え、関東平野を横切った直後、真下に丹沢山系が見えてきた。
見覚えのある山並みが眼下に見える。山頂は真っ白な雪を被っている。過去何回か登った山。100名山を登りだすようになった以前、知人から最初に連れてきてもらった山がここ丹沢山系の一番手前の山、塔の岳だ。その時は日帰りでピストン往復し、この連山の本峰、丹沢山には登ることが出来なかった。後年、100名山を登るようになってから、再びこのコースを登り、丹沢を縦走したが、機上から眺める山の連なりは、当時の大変な思いをした登山を思い出させる。実にこの山は起伏の激しい山で、Up-Downの繰り返しには難渋したが、それは当時の元気な頃の良い思い出として残っている。最初にこの山を案内してくれた知人の藤松さん、インドネシアの山も一緒に歩いたが、その後連絡が取れなくなり、彼も今頃、どこで何をしているか・・。眼下の雪山を眺め、そんな昔の頃のことを思い出した。
- 旅行の満足度
- 5.0
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