2019/01/28 - 2019/02/08
10位(同エリア41件中)
風神さん
アラビア半島の国、オマーンに行ってきました。
旅の中心は、赤砂漠・岩砂漠・白砂漠での合計四泊のキャンプです。
他に、泳いでワジ水源に到達し、洞窟内の滝に打たれるキャニオニング、
プライベートビーチのような入り江でのシュノーケリングと海鮮バーベキューなども含みます。
旅行記2はニズワの動物市とニズワの砦、そしてオマーンのグランドキャニオンとも呼ばれる雄大なワジのハイクです。
オマーンはアラビア半島の北東部に位置する小国で、面積は日本の約85%、人口は約3.7%程度で、人口密度は日本と比べて著しく低いと言えます。
しかし全土が砂漠気候で、実際に人の居住や農業に適している面積は、わずかです。
人口のうちオマーン国籍の人は約70%、インド・パキスタン・バングラデシュ・インドネシアなどからの出稼ぎ労働者などの外国籍の人が約30%です。
経済規模は岡山県とほぼ同等で、石油・天然ガスを産出しますが、埋蔵量は他の湾岸諸国と比較すると少なく、採掘可能期間はあと15年から18年程度と見られています。日本ではオマーン産のサヤインゲンがおなじみです。
対日貿易は年500億円程度の赤字ですが、日本からの無償資金援助もあります。
日本との二国間関係は良好で、東日本大震災にあたって、オマーンから迅速な援助が寄せられ、注目されました。
今回旅行の日程概要です。
2日目:前日夜成田を発ち、ドーハ経由で翌日の現地時間午前10時にオマーンの首都マスカットに到着。マスカットの旧市街見学、ダウ船でのサンセットクルーズ。
3日目:マスカットのグランドモスク見学。その後四輪駆動車4台に分乗して移動。途中ナツメヤシを栽培する村を散策するなどして、ニズワへ。
4日目:アラビア半島のグランドキャニオンと呼ばれる雄大な谷をハイキング、その後ニズワに戻る。
5日目:ニズワ要塞や家畜市を見学後、4輪駆動車で内陸のルブ・アリ・ハーリー砂漠へ。砂丘ハイクや入日を楽しんだ後、砂漠キャンプ1泊 目。
6日目:付近の砂丘ピーク登頂。午後、別のピークに登頂し入日を見る。砂漠キャンプ2泊目。
7日目:途中、巨大な塩の山とその山に穿たれた洞窟を見学するなどして、 岩石砂漠であるジュベル・コブラへ移動。奇岩の回廊をミニハイク後、同地で砂漠キャンプ3泊目。
8日目:途中の漁村で夕食の食材にモンゴイカなどを仕入れ、海岸まで続く 真っ白い砂漠ホワイト・デザートに移動、砂漠キャンプ4泊目。
9日目:海岸の町ラス・アル・ハドへ移動。夜アオウミガメの産卵を見学。
10日目:ワディ・シャアブへ移動。ワディを徒歩で遡行した後、泳いで岩 壁に挟まれた隘路を抜け、井戸の底のような水源の滝つぼに到達。水に浮いたまま幻想的な滝を鑑賞。その後マスカットへ戻り宿泊。
11日目:途中鮮魚市場でマグロ等を仕入れ、マスカットから四輪駆動車と徒歩で移動。小舟に乗り換え、プライベートビーチのような小さな入り江で、海鮮バーベキュウとマグロ刺身のランチ。岩山がアラビア海に迫る入り江でシュノーケリング。その後マスカットのホテルに戻り、夕食後空港へ、帰国の途に。
12日目:ドーハ経由、日本時間18時ころ成田着。
- 旅行の満足度
- 3.5
-
毎週金曜日に開催される、ニズワの家畜市。
その会場です。
中央の高くなっているところと、
その周りのドーナッツ状になっている砂利の所を囲んで、
買い手がひしめきます。
売り手は売り物の家畜を曳いて、その間の砂利の上を、
反時計回りに回ります。 -
始まれば、このようにたくさんの人でごった返します。
売り物はほとんどがヤギですが、
ラクダや牛も見かけました。 -
買い手は中央の円形ステージようなところと、
-
(ここも円形ステージ)
-
周りに陣取って、
-
その間の円形のコースを、
売り手が反時計回りに歩きます。 -
売りたい家畜を、
抱いて回る人、 -
綱をつけて曳いて回る人、
-
色々です。
-
大声を出して、
買い手の気を引く売り手もいます。 -
あまり買う気がなそうな、
「楽しみにいつもの見物」
の様に見える人もいます。 -
ヤギが多いのですが、
たいていは子ヤギです。 -
買い手は、これはと思う家畜の身体に触り、
時には口の中を見て品定めをします。 -
大人のヤギも売られています。
-
売り手は、
何とか売ろうと必死です。 -
これから売られる、またはもう買い取られた家畜。
-
家畜市の近くに、
ニズワの砦があります。 -
オマーンは、2度にわたってポルトガルに植民地化されています。
歴史的に外敵への防衛意識は強い国です。 -
概観モデル。
大きな円形の塔が、目立つ砦です。 -
門を入ると、
太鼓を中心とする、
軍楽隊風の音楽が聞こえてきました。 -
民族衣装をまとい、
整列して進んでいます。 -
観光客向けのサービスか、
-
何かのイベントの練習か、わかりませんが、
-
それなりに格好になっています。
かなり長時間続けています。 -
銃はレプリカ?
-
子どもも混ざっています。
後継者確保が狙い? -
塔の屋上です。
-
これから民族舞踊の披露?練習?
-
メイクも衣装・飾りも本格的にみえます。
-
塔からの眺望。
オマーンでは、遠景は岩山になることが多いです。 -
場所は大きく移動しています。
右寄り奥の遠景、山の中腹に位置するミスファット・アル・ブリーン村。
灌漑のための長い水路とナツメヤシの果樹園や、
伝統的な家屋のある美しい村です。
ここをミニハイクしました。 -
村の水路のわきにロバ。
飼い主は見当たりません。 -
右遠景はオマーンの最高峰、
ハジャール山系のジュベル・シャムス(太陽の山)。
北峰(3,004m)と南峰(2,997m)。 -
廃墟となった集落。
-
建物は主に日干し煉瓦と、
自然石で作られています。 -
廃墟となった今、
独特の雰囲気は素晴らしいのですが、
やはりここでの生活は水も買い物も、不便なのでしょう。 -
香料造り、食料造りのデモンストレーションをやっています。
-
かなり崩れ、
一部壁だけになっています。 -
しかし、宿泊施設としてリメイクし、
不便さを楽しむ外国人に受けている建物もあります。 -
大きく移動しています。
オマーンのグランドキャニオンと言われる、
大規模な谷=ワジ源流のハイクです。 -
この辺り、対岸との距離はだいぶあります。
-
はるか下の川床に、
数軒家が見えます。
人が住んでいる??
画面下辺の左から四分の一くらいの所。
丸い屋根とわずかな緑が見えます。 -
右岸、源流に向かって左の岩壁を歩いています。
-
この先、谷が狭くなっていきます。
-
左中程に、これから歩く道が見えています。
-
この中に危うい道が写っているのですが、
殆どわかりません。 -
一部硬い岩もありますが、
多くは脆い岩です。 -
この鋭い尾根と言うか、
岩の出っ張りを回り込んで進みます。 -
遠くにレーダードームが見えます。
-
ここが谷の行き止まり。
バーミヤンの巨大な石仏を彷彿とさせる岩のえぐれ方です。
破壊の悲劇まで思い出してしまいます。 -
ここでランチです。
岩壁が大きく凹んで、
巨大な岩室の様になっています。
石積の風よけもあります。 -
ヤギも、ご相伴を希望です。
同じ道を引き返し(実は帰路が登りです)、
その後四輪駆動車でニズワに戻ります。 -
明日はいよいよオマーンの赤い砂漠、
ルブ・アリ・ハーリー砂漠に向かいます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
風神さんの関連旅行記
ニズワ(オマーン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
53