2017/07/08 - 2017/07/17
33位(同エリア273件中)
カップさん
2017年、大好きなチェコへ初めて夏に行くことができました。
折角なら、歩きたい! ということで、プラハから北東部に位置するボヘミアンパラダイスと呼ばれる景勝地へ。
出発前にチェコ観光局などのサイトを使ってせっせと資料集め。
二つの塔のトロスキー城、フルバースカーラ城、プラホフスケースカーリ、山賊ルムツァイスの小さな街イチーンに滞在しながら訪れました。街はまるで絵本の世界のよう。
イチーンから東部にある、ククスも良かった!
見どこ尽きないチェコに益々魅了された旅でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
プラハからレンタカーで北上、1時間少し走りTrnovへ。
Trnovの観光案内所で周囲のお勧め場所を聞く。
ここも、あそこもと地図に幾つも印をつけてくれた。
全て回るには時間もなく、下調べした場所と付け合わせて、この日はトロスキー城とフルバースカーラ城へ行くことにしました。
トロスキー城が見えてきた! -
トロスキー城は、フス戦争の指揮官によって14世紀に築かれたようです。二つの塔は玄武火山岩の上に建てられ、低い方がババ、高い方がパンナ、老婆と乙女と名付けられています。
チェスキーラーイには数々の伝説や言い伝えがあるようです。手元にあった絵本にこんな話が書かれています。ここにはかつて悪魔が住んでいて、二つの塔を地獄の門であると考えていました。ある時、二つの塔に不仲のおばあちゃんと孫娘が住んでいたところ、2人の口論に耐えられなくなった悪魔がおばあちゃんを連れ去り、孫娘は塔から身を投げました。それ以来、二つの塔はババとパンネと呼ばれるようになったそうな。 -
周囲に高い山はなく、トロスキー城を見つければ自然と位置確認ができそうです。
それにしても気持ちがいい! -
あちらはおばあちゃん
パラダイスと言われるくらいです、もう悪魔なんていませんね。 -
トロスキー城からほど近いフルバースカーラ城へも行ってみます。
駐車場から歩いて3,40分くらい。入り口が分からず、何度も行ったり来たり(駐車場のおじさんにもお世話になりました)、ようやく出発したので1時間以上かかってしまいました。 -
滑り落ちてきそうな岩。
次々と巨大岩が現れます。 -
フルバースカーラには400もの塔のような砂岩があり、高いものは55メートルあるそうです。途中、ロッククライミングをしている人を見かけました。
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迷路のようです。
お城が望めるビューポイントがあったらしいのですが、…見当たらず。
どうやらルートは幾つかあるみたい。 -
フルバースカーラ城に到着しました。
こちらは現在ホテルになっています。EA Zamecky Hotel Hruba Skala ホテル
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素晴らしいロケーション。
こんなところで結婚式できたら素敵ね…、なんて言ってるのかな。
汗をかいたのでここで一杯飲みたかったのですが、それはレンタカーの残念なところ。自分は助手席ですが、一緒に我慢します。 -
奥の岩山にクライミングの人たちが昼寝してました。
あんなところで本気で寝たら、恐ろしい… -
宿泊地のイチーンに着きました。
ペンションに荷物を置き街の広場までやって来ましたが、店が閉まってる…
レストランを何とか見つけましたが、危うく夕食難民になるところでした。 -
この日は、プラホフスケースカーリへ行きました。
人気のスポットで、家族連れや子供のグループで賑わっていました。
こちらの砂岩群は細身の岩が多く、体格のいい人は通り抜けに苦労しそうな幅の狭い道も沢山ありました。 -
つい上を見ながら歩くので、首が痛くなります。
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日本にはない景色なので、ドキドキしてしまいます。
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左側に子犬を連れた親子がいました。
景色よりもワンコに気持ちが…、触りたい… -
この先を行くと秘宝にたどり着く?
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コースは4つあり、一つはベビーカーを押して歩けるようです。
短いコースは1.5キロ、長いコースは3.5キロ。歩いたのは3.5キロの方。楽しかったので長さも感じずに歩けました。
入場料は70コルナ 駐車料金は80コルナ -
入り口近くの売店で冷たいものを探したら、何だか懐かしいものが… スラーピー? レモン味のスラーピーみたいな物を買いました。すっごい着色飲料だけど、うまい~ 汗かいた体に染み込む~
スラーピーを検索してみたら、幻の飲み物になっていました。数か所のセブンイレブンに今も置いてるようです。また飲みたいなぁ -
イチーンは、人気絵本「山賊のルムツァイス」の町でもあります。
チェコへ行きだして間もない時に、テレビで「ヴェチェルニーチェク」を見て、すぐにその番組のファンになってしまいました。夕方の放送時間に合わせてホテルに戻り見ているうちに、この山賊ルムツァイスがお気に入りになりました。他にも、大きな犬のフィークとかクルテクとか…どれも可愛い♪(DVDがチェドックなどで売られています)
特に、作者のラデク・ピラシュさんが手がけたオープニングがたまらなくイイです。気になる人はvecernicekのオープニングを検索してみて下さい。 -
ルムツァイスのミュージアム Rumcajsova sevcova
可愛い人形が迎えてくる素朴なミュージアムです。 -
街のシンボルのタワーに登りました。
タワーは1568年に建てられ、階段は156段あるそうです。ところどころにマリオネットが吊り下げられ、どこか不気味。展望台のフロアにも人形が展示されていていました。展示会の他、コンサートや舞台公演も開催されるようです。この人形たちが動く姿を想像すると、ゾワゾワ~としてきます。こんな場所で、見てみたい! -
街の広場を取り囲む家々はほとんどがルネッサンス・バロック時代のもので広場に面してアーチ状の通路があります。チェスケー・ブデェヨビツェの広場に似てる感じです。
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赤いハットを被ったルムツァイスはここから来ているのですね。
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インフォメーションの隣で中世の騎士に扮した人が子供たちに剣術を指導していました。楽しそうなイベントです。
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ルムツァイスのギャラリーもインフォメーションの隣にあります。人がおらず少々寂しげ。原画が展示されているのかと期待したのですが、パネルのみでした。残念
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ドラゴン像がこの街にふさわしく鎮座しています。
ドラゴン王族のお話があるようです。どんなお話なのでしょう。 -
街歩きの後は、これ これ!
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Klasterの500ml 27コルナです。安い~
ウルケルはどこでも飲めるので、その他のビールを選んで飲んでいます。
味は忘れましたが、スッキリして美味しかったような…
ピルスナー好きの私は、大抵どれを飲んでも美味しく感じてしまうんですけどね。
昨年(2018年)の大阪のビアフェスへ行った時に、チェコビールのブースがあったので迷わず行くと、イチーン出身のおじさんがビールを注いでいました。「行ったばかりですよ~」と伝え、覚えたての「ムリーコで」とお願いしてしまいました。おじさんは「難しいんだよなぁ」とニコニコ笑顔で注いでくれました。そのビールの日本進出を願います。 -
夕方、もう人はまばらです。ビールを飲みながらボーっと贅沢な時間を過ごします。
イチーン、とても可愛いらしい町でした -
翌日、イチーンからコスト城を経由して東へ1時間ほどの場所ククスへ行きました。
目の前にしたククス ホスピタル、不気味な威圧感を感じます。
広大な敷地を持つ病院とはどんな存在だったのでしょう。 -
ククスは娯楽施設を備えた大型保養施設として発展したようです。美術品の数々も所有する施設に、どんな身分の人たちが利用していたのでしょう。
正面に居並ぶ彫刻達は、まるで天から地上の者を見下ろしているようです。
古くからククスの水には薬効があると信じられていました。15世紀、土地を所有していた貴族によって水質検査が受けられ、その効用が確信されるとスパの巨大施設建設が始まりました。 -
敷地内には、温泉施設はもちろん、ギャラリー、劇場、庭園、競馬場、醸造所…様々な娯楽施設が建設され、来訪者を心身共にもてなしていたようです。
しかし、1740年に起きた大洪水によって娯楽施設の大半は失われました。 -
館内ツアーでは、教会での角笛のコンサートが披露されました。
不思議な音色に酔ってしまいました。その勢いでCDを買ってしまいましたが、1度しか聴いてません…
旅あるある でしょうか。 -
薬局の部屋
洪水後は施設の再建設は行われず1938年まで病院として使われ、1946年に博物館になったようです。 -
裏には庭園があり、その先には墓地があります。
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この日はフラデツクラロベーに泊まりました。
旧市街を少しばかり歩いただけですが、落ち着いた雰囲気の街でした。
学生の多い街のようです。 -
郊外を走ると動物に出会うこともあり、私は常に助手席でカメラを手にキョロキョロします。煙突の上にいるコウノトリは何度か見かけたことがありましたが、地面で餌探しをしているコは初めてです。
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牛やら鹿やらウサギやら。そのうちハリネズミにも遭遇したいものです。
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こちらの麦はパンになるのかな、それともビールになるのかな
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リトミシュルへ向かう途中に、ベツレヘム博物館とゼレナーホラへ寄りました。
ゼレナーホラとは緑の山という意味。
以前、ゼレネーピボという緑色のビールを飲んだことがありました。
一度飲めば十分だと思ったビールです。 -
聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会は、5芒星の聖堂を回廊が取り囲む形状をしています。回廊内にも五つの礼拝堂があり、『5』という数字がしばしば見られるそうです。カレル橋に立つネポムツキー像の頭の上にも星が五つ輝いています。
沈黙を持って殉教した聖ヤン・ネポムツキーを象徴する『舌』のレリーフが聖堂内の天井などにあるようです。残念ながらガイドツアー中だったので内部は見ていません。 -
でも、外観だけで満足してしまった。
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世界遺産もいいけど、何でもない風景も素敵です。
この後、リトミシュル、クトナーホラなどを経てプラハへ戻りました。
また日照時間の長い季節に来たいです。
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この旅行記へのコメント (3)
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- ももであさん 2019/08/19 15:52:06
- 深く同意
- カップさん
> ここで一杯飲みたかったのですが、それはレンタカーの残念なところ。
ホントそうですねぇ^^;
いいところもたくさんありますが、全部もってかれます!?
- カップさん からの返信 2019/08/19 22:23:07
- Re: 深く同意
- ももであさん、コメントと投票ありがとうございます。
何度か同じ国を旅していると、バスや電車では行きにくい場所へ行ってみたくなるもので、近頃はレンタカーで旅することが多くなってきました。ゆったり気分で旅行出来るのはいいのですが、我慢せねばならないことも出てきますね。
私はまだいいのですが、ビール好きの夫は心で泣いてるかもしれません。^^; 感謝
ももであさんもビール党でしょうか。私はチェコでビールが好きになりました!
- ももであさん からの返信 2019/08/20 06:16:08
- ダブルモルツ
チェコで飲んだダブルモルツの旨さが今でも忘れられません。
今まで飲んだ中で最高の味でした♪
聖ヤン・ネポムツキーって、元々市役所職員だったとか...
その逸話も好きです。
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