チェスキー・ラーイ, Český ráj, Bohemian Paradiseの鉄道事情

2023/05/18 - 2023/06/17

フォートラベルには日頃お世話になっていますが、何の貢献もしてこなかったので、自分が困った情報が少ないチェコのイチーン周辺の鉄道事情について皆さんの参考になればと思い、投稿させていただきます。

旅程はハンガリー　ブダペストIN－ハンガリ　ジェール－スロバキア　プラスチラバ－オーストリア　ウィーン－オーストリア　メルク－オーストリア　リンツ－チェコ　チェスキークロムノフ－チェコ　プラハ－チェコ　イチーンJicin－ポーランド　クラクフ－ポーランド　ワルシャワOUTでした。

チェコの自然豊かなボヘミアン・パラダイス（チェスキー・ラーイ）周辺はスマホが使えますので、旅行の必需アイテムであるGoogle Mapを活用できます。Google Mapにはチェスキー・ラーイのベースになるイチーンJicin駅やTurnov駅等のいくつかの駅は表示されますが、チェスキー・ラーイ周辺のほかの駅は表示されません。Google Mapに表示される駅を拡大し、線路を確認して地図上で追いかけ、航空写真モードも使いながら確認すれば、Google Mapに駅であることが表示されていなくても駅舎らしき建物が確認できます。恐らくGoogle Mapには無人駅が表示されていないと思われます。下記のチェコ国鉄サイトで、例えばJicin－Turnov間の停車駅を確認すれば、相当する無人駅と思われる場所に駅舎らしい建物が確認できます。

https://www.cd.cz/en/default.htm

日本のように定刻とはいきませんが、少し遅れたりして列車は運行されています。私はイチーン駅をベースに使いましたが、駅には1か所しかない入り口の左手にチケット売り場があります。車内でも購入可能ですが、私はプラハに戻る別便も合わせて購入するためチケット売り場も使いました。私がお世話になったチケット売り場のおばちゃんは親切にいろいろ教えてくれました。
電光表示板等の案内はないので、駅員を見つけて出発ホーム（プラットフォーム番号の表示はない）を聞くか、地元民と思われる列車待ちの客に教えてもらう必要があります。但し、チェコは主要都市以外では観光施設を除けば英語が通じません。年配者は全く理解してくれません。セドレツ納骨礼拝堂Kostnice Sedlecや聖バルボラ教会Chrám svaté Barboryで有名なクトナー・ホラKutná Horaのすべてのバス運転手も英語は理解しないようで、こちらが丁寧に対応したにもかかわらず現地語で喚き散らす運転手もいました。英語教育そのものがなかったのかもしれません。できるだけ若い人に尋ねることをお勧めします。

イチーン駅では古い列車が到着して普通に乗れますが、乗降客がいない無人駅は通過しますので、発車したらGoogle Mapで自分の位置を確認しながら注意しておく必要があります。Jicin駅－Turnov駅間の無人駅で降りるときは、ドア付近にある降車ボタンを事前に押して運転手に停車を知らせる必要があります。

5－6月のチェコは民家もたくさんの花で囲まれていて、美しい季節でした。復路は予定より遅れてしまったので、フルバ・スカラ城から急いで歩いて無人駅のKtová駅に向かい、既に停車していた列車に乗りましたが、驚いたのは定刻少し前に発車しました。日本ではありえませんね。時間にはゆとりを持つことが必要ですね。

最後に、今回の中欧・東欧旅行では中長距離鉄道のお世話になりましたが、基本的に車内のチケット確認はありませんでしたが、チェコだけは全てチケット確認がありました。田舎の路線で少ない乗客のために車掌を乗せておくくらいなら、無銭乗車に目をつぶったほうがよさそうに思いました。

エリア その他の都市(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 鉄道 自転車 徒歩
• 航空会社: LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

イチーン駅のプラットフォームです。看板が置いてありますが、内容は理解できませんでした。恐らく列車の到着ホームを表示しているものと思われます。幸い、同じ列車に乗る現地の人が2名いて、おじさんは親切に現地語で話しかけてくれるのですが、さっぱり理解できず、もう一人のお姉さん（おばさん？）は少し意思疎通できましたが英語は話せないようでした。二人のおかげて目的の電車には乗れました。

チェスキー・ラーイ

チェスキー・ラーイ