オーストラリア 5泊7日 前編 数年越しの想いと共に クオッカに会いにロットネスト島へ

2019/01/10 - 2019/01/16

クオッカを初めて見たのはネットだったかテレビだったか。

世界一幸せな動物と言われる、その笑った生き物に一目惚れしてから数年・・。ネットで画像を漁るだけでは満足ならなくなってきた私は夫に言いました。

「クオッカに会いに行こう！！」
「いいよ、行っちゃう？」

動物好きの夫もノッてきた！！

クオッカはロットネスト島というパースの西にある島に生息しているらしい。

ということで、ロットネスト島を目指し西オーストラリアのパースに行ってきました！

1月10日 JL37 10:50 羽田発 17:30 シンガポール着
JL7887 19:10 シンガポール発 24:30 パース着
1月10日 Esplanade Hotel Fremantle by Rydges 1泊
1月11日 Karma Rottnest 1泊
1月12-13日 Esplanade Hotel Fremantle by Rydges 2泊
1月14日 The Westin Perth 1泊
1月15日 QF568 23:15 パース発 翌6:25 シドニー着
1月16日 JL772 9:15 シドニー発 17:00 成田着

エリア パース(オーストラリア)

新宿発のリムジンバスを使い、羽田空港にやってきました。渋滞にはまった時の代替手段がないのでデメリットはありますが、楽なので最近よく使っています。

夫はやはり六厘舎でつけ麺を食べたいと言うので、別行動にして私はキャセイのラウンジへ！ワンタン麺と迷って結局いつもの。

夫とサクララウンジで合流してカレーも食べました。これだけは本当に美味しい！

今回のゲートは端っこの方の初めて行くエリアです。

36,000マイル（2人分）使ってビジネスにアップグレード。夫に恩着せがましく、「プレゼント」って言っておきました。日頃お世話になっているのでお返しです。まぁ、マイルなんですが・・。

JAL巾着に入った中距離フライト用のアメニティ。ブランドコラボのポーチよりこっちの方が好き。

機内食は洋食を予約しておきました。前菜はアワビサラダ モロッコ風。

メインのサーロイン。一年前に食べた時の方が柔らかくて美味しかった気がする・・経費削減？

デザートはスパイシーチョコムースでした。上のつぶつぶが面白い味です。

お腹苦しいけどアイスクリームは別腹・・。

シンガポールには17:30頃到着しました。案内を見ると乗り継ぎの便が１時間５０分の遅延・・仕方ないのでのんびりと待ちます。
ブンガワン・ソロでずっと食べてみたかった生菓子を買いました。

カンタスのラウンジに来てみたけど結構混んでました。なんとかソファ席をゲット。

あれほど食べたというのに食べ物チェックはかかさない。
オーダー制の料理はラクサと・・肉まん的な何か？

ご飯物はあまりそそられなかったけど、デザートが美味しそう。

とはいえ決してお腹は空いていないのでちょっとだけ！

ブンガワン・ソロで買ってきた生菓子も。甘くないモチモチの中にコーンポタージュみたいな味のする餡が入ってて・・微妙！色に惹かれたけれど、やっぱりシンガポールは緑色だな。

待ちくたびれた頃にようやく搭乗開始です。パースに着くのは深夜２時すぎかぁ・・。

乗り継ぎ便はエコノミーです。初カンタス！
機内が寒くて寒くて、日本から着てきたダウンを着ても鳥肌ブツブツでした。外国人の温度感覚って一体どうなってるの。

機内食はアッツアツでした。JALでこんな熱い食事が出てきたことないなぁ・・。

パースの空港からタクシーで40分、3時半頃ようやくフリーマントルのホテルに到着しました。Esplanade Hotel Fremantle by Rydgesです。
飛行機の遅延でチェックイン時間が遅れるので一応メールをしたのだけど返信はなし。不安になりながらインターホンを押したら、３回目でようやく気がついてもらえました。あー、焦った・・。

二日目。若干睡眠不足感がありますが、この日は今回の旅行のメイン、ロットネスト島に向かうのでワクワクです。一泊分だけ荷物を持って・・行ってきます！

フリーマントルはパースの南西にある港町です。小さな町だけど建物が小洒落ていて楽しい。

ロットネスト島へのフェリーはエスプラネード ホテルから歩いて１０分位のB-Shedから出ています。

青い空に涼しい風、気持ちが良くて真夏でも歩いていて苦になりませんでした。B-Shedに近づいてきた！

B-Shedにはいくつか飲食店があり、そのうちの一つの Kazoomies というお店で朝食をとることにしました。モロッコ料理のお店です。

パンはモロッコ風じゃなくて普通の。チョコクロワッサンが美味しかった！

モロッコ料理のオムレツ！スパイスと香草の味が絶妙でこれも美味しい。最初見たとき「でかいな・・」と思ったけど、夫とガツガツ食べてしまった。

お腹いっぱいになった所でいよいよフェリーへ。Rottnest expressのサイトで11:30の便を事前予約していました。
パースからもフェリーは出ていますがあちらは乗船時間１時間３０分。フリーマントルからは３０分で着きます。

乗客の自転車も一緒に乗っていきます。自転車レンタル込みで二人で240AUDでした。

理由は後述しますが・・自転車は鍵必須！！レンタルには付いてないので自分で用意していくべきでした。

船内は一階と二階に分かれています。二階は風に吹きさらしになるので私達は一階へ。

結構スピード出しますが、マカオのフェリーに乗った時よりも安心感があるのは何でだろう（笑）

30分でロットネスト島に到着！！降りてからe-ticketを見せて自転車とヘルメットを受け取りました。

船着き場の目の前にインフォメーションがあるので地図をもらいます。わくわくします！

海も空も青い！！最高です！

島の東側、船着き場のある辺りは飲食店やスーパーが集まっているようです。

一泊するホテル、Karma Rottnestにチェックインしました。部屋にはまだ入れないので荷物置き場に荷物を預けます。預けると言っても棚にポイっと置いておく感じ（笑）

身軽になったところで軽食をとることにしました。いい匂いのするベーカリー！

クオッカはお断り！！最初冗談かと思いましたが、この扉付けてるお店多かったので本当に入って来ちゃうんだね。・・まだクオッカ見てないけどどこにいるんだろう？

パンが沢山、美味しそう！！

散々迷い、牛肉の入ったパイにしました。

ミートパイとは違う、角切りの牛肉が入っていました。味はまあまあ（笑）

周りの人が急に盛り上がったと思ったら・・クオッカと初遭遇！！！
ぱっと見ネズミっぽいですが、ワラビーの仲間でピョンピョン跳ねて移動します。

落ち着いて良く探してみたらちょいちょいいる！か、かわいい！！

けど皆寝てるな・・（笑）

活動的なクオッカ発見！このちっちゃい手で葉っぱ持ってる姿がたまりません。

世界一幸せな動物と言われているクオッカ・・確かに笑ってる！
夫は「笑ってるように見えるだけで、何も考えてないよ」と夢のないことを言います。

ピカチュウのモデルになっていると言われるのもちょっと納得。手のちょこんとした感じとか似ているかも。

子連れクオッカ。ちっちゃいクオッカ、お母さんの後ろに隠れてるつもりかな？

クオッカと戯れていたら部屋の準備が出来たようです。敷地内にこういうコテージがいくつかある作りになっています。私達はレイクサイドルームにしました。

あんまり期待していませんでしたが、フリーマントルでのホテルよりずっといい感じで気に入りました。

シャワールームとトイレ。設備は最低限ですが、お湯の出が良くて使いやすかったです。

少し休憩してからサイクリングへ！ちなみに私、自転車に乗るのは2016年のプーケット旅行以来・・。大丈夫でしょうか。
本当はロットネスト島を一周したかったのですが、夫も運動不足で不安なのでショートカットコースにしてみました。パーシャル湖、ガバメントハウス湖の間を通って、サーモンベイをチラ見するコースです。

湖の間を通過してスタート！なぜだか水がピンク色で不思議な景色でした。

出だしから寄り道してなかなか進みません(笑)

泡・・？

写真だと微妙ですが、肉眼で見るとこれよりもっとピンクなんです。なぜピンク色になるのかはまだ良くわかってないそうな。

ロットネスト島唯一の電車が通過して行きました。

ワジャマップ灯台が見えてきた・・ロットネスト島は全体的に坂の上がり下りが連続していて本当にきつい。なぜこんな苦行をしているのかと途中何度も気が遠くなりました。

旅行前はあの灯台に登りたい！とか色々考えていましたがもうそんなのどうでも良くなる位ヘトヘトです。ああ・・灯台ね・・と通り過ぎました。灯台の近くに行くのも間違いなく大変だろう。

灯台を通りすぎた所で休憩しているとクオッカが！！

暫しクオッカと戯れタイム。中心地にいるクオッカよりも心なしかそっけない（笑）
それでも逃げたりする訳ではないので警戒心あまりないんだろうなぁ。

ゼーゼーいいながらやっと折り返しです。海岸沿いをサイクリング！辛かったけど眺めが良いので気持ちが良かった。

とはいえまだまだ道は続く・・。

海に足だけ浸かってみたかったけど、夫が今にも心臓とまってしまいそうな感じだったので断念・・。このために日本では絶対履かないショートパンツ履いてきたのに！
２時間もサイクリングしてなかったし、実際距離みたら大したことなかったけど・・アップダウンが激しいので結構運動した感がありました。

ホテルに戻ってきました。部屋の前にクジャクの落し物がありました。滞在中一回も姿を見かけなかったなあ。

少し休憩してから中心地をぶらぶら～。時刻は17時頃、日帰りの人はこの時間帯は帰ってしまうので人通りも落ち着いてきます。

旅行前から食べると決めていた Simmo's のアイスクリーム！沢山種類があるので迷います。

贅沢にダブルで！マスカルポーネ&オレンジと、大好きなチョコミント！
足元ではクオッカがおこぼれを狙っていました(笑)

スーパーも物色します。クオッカ関連のお土産は意外に少なく・・全然似てないけどクオッカのぬいぐるみを購入しました。

クオッカのPOO！「うん○」です。
職場へのお土産にしようと思ったけどやめました(笑)

写真載せるのは控えますが・・本当にそこら辺、う○ちだらけ！太陽が高い時間はクオッカ本体よりも○んちの方が遭遇率高いんじゃないか。

私のカメラはバリアングルモニターではないので、こういうアングルで写真を撮るには、うん○の隙間をぬって地面に・・寝そべる！

スマホの方が小回り効くので断然撮りやすいです。

写真沢山撮ったけど、人懐っこくてすぐ寄ってくるし動きが速いので難しい。ゴミ写真も大量に生成されました。

(なんだこの枯れた葉っぱは・・？！)

シュッ！！(出直してこい！！)

・・・。

お腹が空いたので夕食をとりに行きます。ロットネスト島には小さなスタンド含めて飲食店が10軒程しかありません。

Frankie's on Rotto というピザのお店で食べることにしました。

この頃には足元にクオッカがいるのも当たり前になってきました。
ご飯食べながらクオッカを触ろうとしている子供がいて、お店の人が「サルモネラ菌がいるから手を洗いなさい」と注意していました。クオッカに触るのは禁止されていますが、触らないのがお互いのためってことですね。

注文したピザと、夫がスーパーで買ってきたアサヒスーパードライ。レストランではお酒を提供できないそうで、スーパーで買って持ち込むように言われました。
ピザはちょっと生地が固めだったけど美味しかったです。

部屋に戻るとなにやらベランダでごそごそ動く影が・・！

こんなかわいい侵入者ならいくらでもウェルカム！(ベランダにう○ちされたけど 笑)大興奮で写真撮ってたら・・。

沢山やってきた・・(笑)

！

！！！

大接近！！

あまりに写真撮るのに熱中していたので、夫に「○んちと距離近いから！」と注意されました・・。危ない。

子クオッカは頭の比率が大きいので更にかわいい。

夕暮れの時間にもなるとクオッカたちはかなり元気です。

やっぱり夜行性なんですね。

このお母さんクオッカはこちらに警戒しているのか興味があるのか、ずーっとこっちを見ていました。

・・・。

なんかごめんよ・・・。

21時頃、あたりは真っ暗ですが、夜のお散歩に出かけました。クオッカ、うようよいます！！
ベーカリーの裏の広場は美味しいものが落ちているのか、特に沢山のクオッカがいました。

思う存分クオッカに会えたので満足の１日でした。

三日目。早起きして一人で朝日を見に港に向かいました。

夜明けとともに空の色が変わっていくマジックアワーが大好きです。

朝日が眩しい！

暫し朝日を眺めながらボーッとしました。

早朝もクオッカはいますが、夜に比べると動きがもっさりしています。
夫をそろそろ起こそうか・・とホテルに戻った時に何気なく自転車置き場を見てみたら、二台並べて置いたはずの所に一台しかないじゃないの。うわー、やられた！！

どこかの不届き者が持っていってしまったのでしょう。二日連続でサイクリングする予定はなかったので困らなかったけど、嫌だなあ。鍵かけなかったこちらも悪いけれど・・(実際、７割位の人が鍵をつかっているように見えました。これから行く方、特に泊まりで行くなら鍵を持っていくことをお勧めします。)
写真は、朝食で食べてみた激マズベジマイト。

Karma Rottnestの朝食はイマイチでした。

ロットネスト島の出発は15:30、時間があるのでバスに乗ってみることにしました。

同じ日なら何回でもバスを使えるようです。チケットは二人で40AUDだったと思います。売り場のおじさんに島一周したい！って言ったら、出来るよ！って！

一周なんて自転車じゃ無理だからね。ちょうどバスがきていたのでなにも考えずに乗り込みました。

ロットネスト島一周！！とワクワクしていたらバスはワジャマップ灯台の所で折り返し・・。あれ？これじゃあサイクリングしたコースと同じじゃん！
よく調べてみたらバスの路線はいくつかあるようで、一周するのは茶色の路線だけのようです・・。

という訳で、無駄に島を半周した後、茶色の路線に乗り直し(笑)
バスには「Island Explorer」の表示しかないので、乗る前に運転手さんに聞かないといけないようです。

リトルサーモンベイ！座っているだけで綺麗な景色が見られて楽ちん。モルディブにも負けないエメラルドグリーンの海！！そういえばどっちもインド洋です。

本当は降りて遊びたかったけど夫が乗り気でないので諦める。くそう。

無事に島を一周、サイクリングで通過した湖の間を再び。

昨日よりピンク・・！

私たちの他にも、降りずに一周するだけの人が結構いました。一周１時間位で回ることが出来ます。

バスを降りたらまたまたアイスクリーム。何の味か忘れてしまいましたが美味しかった。

港のビーチはそこまで青くはないのですが、透明度は結構高い。

出発の時間が近づいてきたのでお昼ご飯をとることにしました。恐らく島内で一番お洒落なレストラン Thomsons Restaurantです。

ビーチを歩いてきたせいで足が砂まみれ。入り口で払っていたら、定員さんが「そのままでいいよー！」って。ブラッドリー・クーパーに似ていたので直視出来ませんでした。

ビールって書いてあるけど、ジンジャーエール(笑)
そっか、ジンジャーエールの「エール」がビールと表記されているだけだもんな・・と納得。

グリル版フィッシュ&チップス。美味しかったけどちょっと中心が生焼け(笑)
するとさっきのブラッドリー・クーパーがきて、味はどう？って聞くから正直に言ったら、日本語で「ほんと？あー、レアだね、ごめんね・・」って。直視出来ないから許すしかない。

いよいよロットネスト島を出発。また会えるかな、クオッカ。

飽きる位見たけど、いざお別れとなると寂しい。後ろ髪をひかれつつ・・。

ロットネスト島はパースやフリーマントルから近いので日帰りでも行くことは出来ますが、クオッカはお昼すぎから活発になってくるので、クオッカ目当てで行くならば宿泊がお勧めです。

心配していた自転車の件ですが、普通に一台だけ返却して終わりました。なぜ鍵かけなかったのって怒られたらどうしようかと思ったので良かった。持って行った人がせめてちゃんと返却してくれているといいなあ・・。
フリーマントル・パース編に続きます。

この旅行記へのコメント （4）

• senda3さん 2019/01/22 08:32:16

  冒険心がすごい

  日本から見ると、まるで地の果ての感じもするパースの、そのまだ先の島に行くという冒険心がすごいですねえ。
  自転車もすごい。
  島の周回道路は、どの国もアップダウンが厳しいですね。
  いい画像、たくさんありがとうございまいました。(#^.^#)

  ももへこさん からの返信 2019/01/25 12:48:59

  Re: 冒険心がすごい

  senda3さん
  
  ご覧頂きありがとうございます。
  
  自転車は、普段乗らないくせに何だか好きなんです。
  今だからこそ、島一周頑張れば良かった・・と思いますが、あの時は後半坂を自転車で登りきることも出来ず、本当に無理！でした。日頃から鍛えておかないといけませんね。
  
  旅行記拝見しましたが、senda3さんこそトレッキングとは・・すごいです！
  ベッターホルンの崖のレストラン、チャレンジを楽しみにしております(笑)
  
  今後とも宜しくお願いします。

  senda3さん からの返信 2019/01/25 12:58:51

  Re: 冒険心がすごい

  レス、ありがとうございました。
  
  自転車と言えば、昨夏、アルプスに入る前、ブリュッセルから入りました。そしてブルージュにも。
  ブルージュでは自転車を借りて、5時間ほど走り回って。
  
  街中から町周辺の運河を。
  周辺の運河にはボートハウスで暮らす人達も多く、お話も出来ました。
  
  と、外周路の道にホタテのマークが埋め込まれているのを発見。
  このホタテのマークは、スペインのサンチャゴ巡礼への道筋。
  ということは、ブルージュの道の一部が、『オランダ人の巡礼路』になっていたのかなあ、と合点。
  
  歩き回ると、いろんな不思議にであいますねえ。
  私もいつか、パースへと、気持ちを強めました。o(^-^)o
  

  ももへこさん からの返信 2019/01/28 12:10:04

  Re: 冒険心がすごい

  senda3さん
  
  ご返信ありがとうございます。
  
  サンチャゴ巡礼の旅行記も拝見しました！
  800キロ・・ですか！！
  気軽に「私もやってみたい」とは言えませんが、旅行記から素晴らしい経験をされたことが伝わってきて憧れてしまいます。
  
  点と点が繋がった瞬間というか、自分の実体験として、古い歴史の足跡を発見した時の感動はきっと大きなものですね。
  
  次回の旅行記も楽しみにしています(^o^)