白樺湖・蓼科・車山旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 所属する写真クラブで来月,冬の撮影会一泊旅行を蓼科でやることになったが、冬の蓼科に行った経験があるメンバーがいない。そこで、有志4人で下見に出掛けることになった。まだ冬が到来して日が浅いので、撮影対象の横谷峡谷の滝は、まだ十分氷結していないが、来月の本番では冬の絶景を期待したい。カラマツの霧氷も魅力なのだが、このところの晴天続きでお目にかかることもなかったが、これもまた本番に期待することにしよう。<br /> あわただしい日帰りのロケハン小旅行だったが、下見としては楽しい撮影行だった。なお、下見に出掛けたあと、急遽、撮影会の日程と個人的な予定がバッティングしてしまい、残念ながら撮影会本番には参加できなくなってしまった。

撮影会の下見で冬の蓼科高原へ

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2019/01/05 - 2019/01/05

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玄白

玄白さん

 所属する写真クラブで来月,冬の撮影会一泊旅行を蓼科でやることになったが、冬の蓼科に行った経験があるメンバーがいない。そこで、有志4人で下見に出掛けることになった。まだ冬が到来して日が浅いので、撮影対象の横谷峡谷の滝は、まだ十分氷結していないが、来月の本番では冬の絶景を期待したい。カラマツの霧氷も魅力なのだが、このところの晴天続きでお目にかかることもなかったが、これもまた本番に期待することにしよう。
 あわただしい日帰りのロケハン小旅行だったが、下見としては楽しい撮影行だった。なお、下見に出掛けたあと、急遽、撮影会の日程と個人的な予定がバッティングしてしまい、残念ながら撮影会本番には参加できなくなってしまった。

同行者
友人
交通手段
レンタカー

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  •  いきなり、現地近くの風景写真からスタート(^ ^);<br /> 早朝4時前に起床、仲間と合流し、宇都宮上三川ICから一路北関東道、東北道、上信越道から佐久南ICまで車を飛ばし、目的地の蓼科の横谷峡谷へ。ところが、カーナビにセットしたルートは冬季閉鎖となっていることが分かり、白樺湖方面を経由して大回りしなければならなかった。<br /> そんなミスが発覚した時点で夜明けを迎えることになった。

     いきなり、現地近くの風景写真からスタート(^ ^);
    早朝4時前に起床、仲間と合流し、宇都宮上三川ICから一路北関東道、東北道、上信越道から佐久南ICまで車を飛ばし、目的地の蓼科の横谷峡谷へ。ところが、カーナビにセットしたルートは冬季閉鎖となっていることが分かり、白樺湖方面を経由して大回りしなければならなかった。
     そんなミスが発覚した時点で夜明けを迎えることになった。

  • 両側がカラマツの木立で囲まれた道の途中で、鮮やかな朝焼けに遭遇。路駐し、早速の撮影タイム。こんな季節の早朝に通る車はないので、道路の真ん中からも撮影できる。

    イチオシ

    両側がカラマツの木立で囲まれた道の途中で、鮮やかな朝焼けに遭遇。路駐し、早速の撮影タイム。こんな季節の早朝に通る車はないので、道路の真ん中からも撮影できる。

  • カラマツに霧氷がついていれば最高なのだが、そうそううまくはいかないものだ。

    カラマツに霧氷がついていれば最高なのだが、そうそううまくはいかないものだ。

  •  いつものことだが、朝焼けの時間というのはあっという間に終わってしまう。わずか10分ほど紅に染まった雲は、黄金色に変わり、やがて色褪せていく。

     いつものことだが、朝焼けの時間というのはあっという間に終わってしまう。わずか10分ほど紅に染まった雲は、黄金色に変わり、やがて色褪せていく。

  • 後方の山並みは、まだ朝日で朱色に染まっている。

    後方の山並みは、まだ朝日で朱色に染まっている。

  •  県道40号に戻り、白樺湖はスルーしてビーナスラインを走り目的地の横谷峡に向かう。途中、車山、霧ヶ峰方面を望める展望台で一時駐車して2度目の撮影タイム。<br />車山高原は、まだ雪は少ない。

     県道40号に戻り、白樺湖はスルーしてビーナスラインを走り目的地の横谷峡に向かう。途中、車山、霧ヶ峰方面を望める展望台で一時駐車して2度目の撮影タイム。
    車山高原は、まだ雪は少ない。

  • 横谷峡谷案内看板。<br />渋川という渓流沿いに、いくつかの滝が散在し、冬には凍結するので、それを撮影しようというわけである。最初に渓谷奥の方の王滝にいってみた。<br />峡谷入り口にはあとで引き返すことにして、先にメルヘン街道をその先の王滝まで行ってみた。<br />

    横谷峡谷案内看板。
    渋川という渓流沿いに、いくつかの滝が散在し、冬には凍結するので、それを撮影しようというわけである。最初に渓谷奥の方の王滝にいってみた。
    峡谷入り口にはあとで引き返すことにして、先にメルヘン街道をその先の王滝まで行ってみた。

  • 王滝駐車場には、食事処や公衆トイレもあるが、冬季は共に閉鎖されている。

    王滝駐車場には、食事処や公衆トイレもあるが、冬季は共に閉鎖されている。

  • 駐車場の一角に展望台があり、そこから茅野市市街地や、遠く中央アルプスも遠望できる。ただしこの日は中央アルプスは雲に覆われて見ることはできなかった。

    駐車場の一角に展望台があり、そこから茅野市市街地や、遠く中央アルプスも遠望できる。ただしこの日は中央アルプスは雲に覆われて見ることはできなかった。

  • ここもカラマツは霧氷、樹氷は付いておらず、冬枯れの素顔をさらしている。

    ここもカラマツは霧氷、樹氷は付いておらず、冬枯れの素顔をさらしている。

  • ブッシュの間から見えるのが横谷観音堂である。ここから王滝展望台に降りることになる。

    ブッシュの間から見えるのが横谷観音堂である。ここから王滝展望台に降りることになる。

  • まだそれほど雪は積もっていない。

    まだそれほど雪は積もっていない。

  • 駐車場から5分ほど歩くと横谷観音堂という小さなお堂が建っている。横の説明板によると、明治から昭和初期の帝国陸軍中将だった一瀬源助という地元出身の軍人がこの地の景色の美しさに感激し、観音像を寄進したというような趣旨のことが書かれていたが、あまり興味は沸かない。

    駐車場から5分ほど歩くと横谷観音堂という小さなお堂が建っている。横の説明板によると、明治から昭和初期の帝国陸軍中将だった一瀬源助という地元出身の軍人がこの地の景色の美しさに感激し、観音像を寄進したというような趣旨のことが書かれていたが、あまり興味は沸かない。

  • それより、この観音堂の敷地(境内というほどの荘厳さは感じられない)の一角に展望台があり、そこから王滝を見下ろすことができる。

    それより、この観音堂の敷地(境内というほどの荘厳さは感じられない)の一角に展望台があり、そこから王滝を見下ろすことができる。

  •  また、展望台からは、駐車場展望台と同様、遠く中央アルプスが望めるのだが、この日は雲に覆われている。 ここは秋の紅葉の時期には素晴らしい眺めになるという。今度は秋に訪れてみたいものである。<br />

     また、展望台からは、駐車場展望台と同様、遠く中央アルプスが望めるのだが、この日は雲に覆われている。 ここは秋の紅葉の時期には素晴らしい眺めになるという。今度は秋に訪れてみたいものである。

  • 観音堂の前の遊歩道を600mほど下っていくと、王滝の展望台に至る。落差40mほどの2段に流れ下る滝で、鉄分が多いらしい赤茶色の岩肌を舐めるように流れ落ちている。横谷渓谷では一番スケールが大きい滝である。

    観音堂の前の遊歩道を600mほど下っていくと、王滝の展望台に至る。落差40mほどの2段に流れ下る滝で、鉄分が多いらしい赤茶色の岩肌を舐めるように流れ落ちている。横谷渓谷では一番スケールが大きい滝である。

  • 部分的には凍っているが、まだ全面凍結にはなっていない。

    部分的には凍っているが、まだ全面凍結にはなっていない。

  • 一段目の滝壺付近をアップで。

    一段目の滝壺付近をアップで。

  • 秋には紅葉で色彩豊かなところのようだが、この時期はモノトーンの単調な情景。滝の面白さも今一つで被写体の魅力としてはウ~ン・・・ただ、滝口右側の大きな岩の表面だけ、鮮やかな緑色の苔?で覆われていて、アクセントになっている。

    秋には紅葉で色彩豊かなところのようだが、この時期はモノトーンの単調な情景。滝の面白さも今一つで被写体の魅力としてはウ~ン・・・ただ、滝口右側の大きな岩の表面だけ、鮮やかな緑色の苔?で覆われていて、アクセントになっている。

  •  横谷峡の案内地図を見ると、最近撮影ポイントとして人気の御射鹿池がすぐ近くにあるではないか! 予定を変えてどんなところか、ロケハンに行こうということになった。<br /> その途中で、薄暗い雲を背景に白樺の木立の白い幹が浮かび上がるように見えたので、ここでも一枚パチリ。だが、その時は良いシーンと思っても、後でパソコンで見ると大したことないな~。よくあるケースである。

     横谷峡の案内地図を見ると、最近撮影ポイントとして人気の御射鹿池がすぐ近くにあるではないか! 予定を変えてどんなところか、ロケハンに行こうということになった。
     その途中で、薄暗い雲を背景に白樺の木立の白い幹が浮かび上がるように見えたので、ここでも一枚パチリ。だが、その時は良いシーンと思っても、後でパソコンで見ると大したことないな~。よくあるケースである。

  • 御射鹿池。東山魁夷の有名な作品「緑響く」は、ここで着想を得たという.水面に映り込んだ新緑が美しく、風景写真家にとって、有名な撮影スポットになったのである。

    御射鹿池。東山魁夷の有名な作品「緑響く」は、ここで着想を得たという.水面に映り込んだ新緑が美しく、風景写真家にとって、有名な撮影スポットになったのである。

  •  県道191号線沿いにありアクセスがとても便利ということもあり、新緑や紅葉の季節には大勢のカメラマンが訪れるようだが、冬は、冬枯れの木々が凍った池に映り込むわけではなく、撮影スポットとしての魅力は、イマイチである。初夏か秋に訪れたい場所である。

     県道191号線沿いにありアクセスがとても便利ということもあり、新緑や紅葉の季節には大勢のカメラマンが訪れるようだが、冬は、冬枯れの木々が凍った池に映り込むわけではなく、撮影スポットとしての魅力は、イマイチである。初夏か秋に訪れたい場所である。

  • 冬は池の畔に降りることはできない。県道191号の歩道からしか撮影できない。

    冬は池の畔に降りることはできない。県道191号の歩道からしか撮影できない。

  • ごく一部の水面には氷がなく、かろうじて冬枯れの木立が写り込んでいるが、そんなにドラマチックな情景ではない。

    ごく一部の水面には氷がなく、かろうじて冬枯れの木立が写り込んでいるが、そんなにドラマチックな情景ではない。

  •  御射鹿池は、天然の池ではなく、灌漑用に造られた人工の溜池である。この付近は、標高1100mという冷涼な高地であること、酸性の鉱泉が湧き出す土地柄で、農業には厳しい環境であったが、溜池によって灌漑用の水を温めることで、営農を改善することにつながっている。池の水がpH4の強酸性のため、魚は住めない。

     御射鹿池は、天然の池ではなく、灌漑用に造られた人工の溜池である。この付近は、標高1100mという冷涼な高地であること、酸性の鉱泉が湧き出す土地柄で、農業には厳しい環境であったが、溜池によって灌漑用の水を温めることで、営農を改善することにつながっている。池の水がpH4の強酸性のため、魚は住めない。

  • Wikipediaによると「御射鹿池」の名は、諏訪大社に伝わる神に捧げるための鹿を射るという神事、御射山御狩神事にその名前の由来があると云われている。

    Wikipediaによると「御射鹿池」の名は、諏訪大社に伝わる神に捧げるための鹿を射るという神事、御射山御狩神事にその名前の由来があると云われている。

  •  途中で、道を間違えたり、当初予定していなかった御射鹿池のロケハンなどしたため、王滝以外の横谷峡に入る前に、ランチタイムとなってしまった。横谷峡入り口の駐車場近くに「遊楽庵」という蕎麦屋があるので、ここで昼食だ。<br /> 更科系の十割蕎麦専門である。藪蕎麦系ではないので、香りはそれほど強くなく、上品な蕎麦である。観光客相手なので、なかなかの値段である。

     途中で、道を間違えたり、当初予定していなかった御射鹿池のロケハンなどしたため、王滝以外の横谷峡に入る前に、ランチタイムとなってしまった。横谷峡入り口の駐車場近くに「遊楽庵」という蕎麦屋があるので、ここで昼食だ。
     更科系の十割蕎麦専門である。藪蕎麦系ではないので、香りはそれほど強くなく、上品な蕎麦である。観光客相手なので、なかなかの値段である。

  •  横谷峡入り口のすぐそばにある乙女滝。この峡谷一番の名瀑ということのようだ。乙女という名前とは裏腹に、水量が多くなかなか豪快な滝である。

     横谷峡入り口のすぐそばにある乙女滝。この峡谷一番の名瀑ということのようだ。乙女という名前とは裏腹に、水量が多くなかなか豪快な滝である。

  •  落差は15mほどだろうか、それほど大きな滝ではない。滝壺はなく、斜面の岩壁を伝って峡谷を流れる渋川に流れ込んでいる。さらに寒さが厳しくなってくれば、来月初旬までには完全に凍結すると思われる。

    イチオシ

     落差は15mほどだろうか、それほど大きな滝ではない。滝壺はなく、斜面の岩壁を伝って峡谷を流れる渋川に流れ込んでいる。さらに寒さが厳しくなってくれば、来月初旬までには完全に凍結すると思われる。

  • 滝の一部をアップで。

    イチオシ

    滝の一部をアップで。

  •  全く同じアングルで、スローシャッターで撮影したものと、高速シャッターでしぶきを止めた写真の比較。随分雰囲気が変わる。

     全く同じアングルで、スローシャッターで撮影したものと、高速シャッターでしぶきを止めた写真の比較。随分雰囲気が変わる。

  •  同じく滝の一部を、高速シャッターでしぶきを止めて撮影した場合と、スローシャッターで流して撮影した写真の比較。しぶきを止めれば豪快さが表現でき、スローシャッターで流せば、優美な流れを表現できる。

     同じく滝の一部を、高速シャッターでしぶきを止めて撮影した場合と、スローシャッターで流して撮影した写真の比較。しぶきを止めれば豪快さが表現でき、スローシャッターで流せば、優美な流れを表現できる。

  • 滝の一部をスローシャッターにて。

    滝の一部をスローシャッターにて。

  • かろうじて凍結しないで流れている部分

    かろうじて凍結しないで流れている部分

  • 乙女滝の下の渋川の流れの対岸には、崖から染み出ている伏流水が凍りつき、見事な氷柱になっていた。

    乙女滝の下の渋川の流れの対岸には、崖から染み出ている伏流水が凍りつき、見事な氷柱になっていた。

  • 氷柱

    氷柱

  • 渋川の流れと氷柱

    渋川の流れと氷柱

  • 氷柱をアップで。

    氷柱をアップで。

  • 上流に向かって遊歩道をしばらく歩いてみた。一枚岩の上をすべるように流れ落ちる滑滝

    上流に向かって遊歩道をしばらく歩いてみた。一枚岩の上をすべるように流れ落ちる滑滝

  • 川の流れの一部も凍り始めている。大寒には川全体が凍りつくのかどうか?

    川の流れの一部も凍り始めている。大寒には川全体が凍りつくのかどうか?

  •  乙女滝から最初に行った王滝までおよそ3km、約一時間の緩い昇りが続いている。今回は、王滝までは歩かず横谷温泉旅館がある付近で切り上げて帰ることにした。メンバーの一人が夕方までに帰宅しなければならない事情があったのである。

     乙女滝から最初に行った王滝までおよそ3km、約一時間の緩い昇りが続いている。今回は、王滝までは歩かず横谷温泉旅館がある付近で切り上げて帰ることにした。メンバーの一人が夕方までに帰宅しなければならない事情があったのである。

  • 横谷温泉旅館前の渓谷にも盛大な氷柱ができていた。

    イチオシ

    横谷温泉旅館前の渓谷にも盛大な氷柱ができていた。

  • 朝、横谷峡に向かう途中に立ち寄った展望台に再び寄り道。蓼科のスキー場を遠望したり・・・

    朝、横谷峡に向かう途中に立ち寄った展望台に再び寄り道。蓼科のスキー場を遠望したり・・・

  • 車山高原の手前に広がるカラマツ林が眺められる。このカラマツに霧氷がついていれば最高にフォトジェニックなのだが・・・

    車山高原の手前に広がるカラマツ林が眺められる。このカラマツに霧氷がついていれば最高にフォトジェニックなのだが・・・

  • 昼過ぎから雲が広がっていたが、雲の切れ目から日が差し込んだ一瞬を狙ってパチリ。

    イチオシ

    昼過ぎから雲が広がっていたが、雲の切れ目から日が差し込んだ一瞬を狙ってパチリ。

  • 手前の白樺の木を入れて。

    手前の白樺の木を入れて。

  • 北西上空は青空が広がり、蓼科山がくっきり!

    北西上空は青空が広がり、蓼科山がくっきり!

  • ここでオジサン4人で記念写真を撮ってから、帰宅の途についた。

    ここでオジサン4人で記念写真を撮ってから、帰宅の途についた。

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