寒い寒い洛陽へ

2018/12/30 - 2018/12/31

中国では年末が急遽、12月30日～1月1日まで3連休となったため、あわてて計画開始。
行きたいところを書き溜めたノートの中から、1泊2日で行けるところに絞り（元日は野暮用あり）、洛陽を選定。

取り急ぎ飛行機とホテルを予約し調査開始。

行きたいところは、残念とウワサの函谷関、拳法といえば少林寺、三国志ファンの聖地　関林廟、なんといっても世界遺産の龍門石窟。

三国志やキングダムではズゴゴゴゴーーン！！という感じで描かれる函谷関だが、余りにチンケな再現版を笑いにいく、というのがテーマなのだが、最寄りの高鉄駅（霊宝西站）からバスで行くと結構時間がかかるようで、夕方までに洛陽に戻れないかも。かといってタクシーチャーターで行くのもつまらないし・・・ということで今回はヤメ。
因みにタクシーの場合は、洛陽からなら「三門峡西站」から。

ツアーだと龍門石窟とセットで販売される少林寺。こちらもタクシーチャーターなら簡単に往復できそうだが、バスでの情報がイマイチよくわからず・・・。まあ行ってみて、その場で決めるか、と相変わらずの適当。

関林廟と龍門石窟、ついでに白馬寺は市内なので、バスでサラッと行けるだろう。

エリア 洛陽(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

で・・・いきなり「関林」。
洛陽空港から洛陽汽車站（バス40分）へ行ったものの、少林寺へのバスがあるのかないのか表示らしきものが全くなく断念。
では、ということで白馬寺を目指そうとするのだが、これもバスの発着場が分からない。汽車站の中に入って探してみるが・・・？？？

で、関林を目指すことに。
洛陽汽車站発　81路のバスで11:00発、龍門大道関林大道着11:50。1.5元。

バス停から徒歩10分ほどで関林入口着。
40元。

三国志ファンにとっては聖地だろう。
三大関帝廟の一つ。
あとは山西省運城解州の関帝廟、湖北省当陽の関陵。
ここは曹操が孫権よりおくられた関羽の首を祀ったと言われ、どうやら本物中の本物らしい。

ちょっとタイミングが悪く、お祈りしてる人の撮影がこの程度しかできなかったが、皆さん結構真剣に、真面目にお祈りしてらっしゃる。
私は見物のみ。信心無し。

関羽さん。両側は廖化さんと王甫さんかな。
珍しくギトギトさがなく美しい。

天井の細工のなかなかのもの。

ギトギト系だが、結構美しいですね。
それにしてもホコリとかもう少し綺麗に払ってくれませんかね。

最奥部に首塚。

古墳状になっています。

これは・・・えーっと・・・・・
右から、関羽、劉備、張飛。？？
やめてほしい。
張飛さんだけちょっと違う方向を向いてる。直してやろうかと思ったがやめた。

約1時間で見物終了。

さてと、次はどこへ行こうかとバス停で逡巡。
老城歴史文化古街にでも行くかとバス停の看板眺めていると、なんと終着は白馬寺やないの。
なあんだ、とバスに乗る。
汽車站みたいなところにいると、かえって見つけにくいんだな。

関林廟（58路）13:15発、白馬寺着14:30。1.5元。
白馬が頭を上げてくれないかとしばらく待つが、ずっとうなだれたまま。
看板邪魔。　

バス停から徒歩李白5分程度で入口へ。
35元。
券売所は5人くらい並んでたかな。

中国最古のお寺とのこと。

こんな風に

4方向にお辞儀して祈りを捧げる。

それにしても関林廟もそうだったが、寺中に線香の煙が漂っており、咽喉がいたくなる。
空気が乾燥＆PM2.5の影響もあるのかも。
そういえば頭痛もする。

なかなかホコリがたまっとりまんなぁ。

日中友好25周年記念。空海さんの銅像が。
空海さん2年しか中国に居なかったんですね。
何十年もいたのかと思ってた。

そういえば先日KU-KAIってつまらん映画、DVDで見たわ。

こんなドーム型の建物もあります。
すいません、勉強不足でよくわかりません。

58路のバスで市街地へ戻る。
白馬寺15:10発、九龍鼎南15:50着。

この街ではこんなかわいい車をよく見かけます。
街乗りにいいですね。
あれ？　よく確認しなかったけど電動かも。

バス停から徒歩5分で老城歴史文化古街着。

城壁に登るには35元。
35元の価値はないのだが、城壁萌としては・・・登っとくかというところ。

城壁の内側はこんな感じ。

この辺りで夕刻たたずんでいると、仙人がやってきてここ掘れワンワンと金塊の在りかを教えてくれるのだろうか？　杜子春みたいに・・・

城壁から見下ろした古街。
古街らしくするために修復中？
ここもご多聞にもれず、古街とは名ばかりのオープンショッピングモールになるのだろうか。

古街から城壁を見る。

同じような商店ばかりが軒を連ねる。

今日のお宿は、洛陽亜丁半島酒店（ペニンシュラ）。

ここへたどり着くのが大変で。
西開発（49路）17:00発、西区体育広場まで行くのだが、百度地図で確認しながら次で下車だなと思っていたら、バスが反対方向へ行ってしまうではないか。
ええ～～っ！！
百度地図見ながらちょっと近づいたところで下車。
路線が変わってしまったのか？？？
仕方なく地図を見ながら暗闇迫る寒い寒い街を、それでも何とかホテルに近付いてる、と思ったら、、、工事中で道が閉鎖されてる！！

結局、次で降車だなと思っていたバス停まで徒歩で戻り、閉鎖されていない道（閉鎖されてる道と平行に走る）を戻り・・・やっとこ着きましたわ。
そこに見えてるホテルなのに、まわりを1時間以上歩きましたわよ。

それにしてもこのホテル、日本円で1万円してないのにこの豪華さ。
さすが河南省。田舎。

でもこの場所は市街地からは離れたベッドタウンらしく、まわりにご飯屋さんらしきものが少ない。
たまたまホテルの近くにエセ日本料理屋があったので、なんだかよくわからない不思議な肉うどんを食べました。

翌日の龍門石窟へ行くのに、この辺りが便利そうと思ったのだが、夜の街を少し楽しみたいなら、川の北側に宿をとられた方がいいでしょう。

龍門石窟行きのバスは、市内各所から出ていそうです。

翌朝。
最寄りのバス停が工事で通行止めの為、ホテルから2キロ歩いて、宜人路望春門街口（60路）7:40発、龍門石窟8:12着。1.5元。
0.5元が無くなったため2元を運賃箱に投入。
普段はキャッシュレスの為、現金を使うことがほぼないが、旅行の時のため小銭を貯めるようにはしている。が、1元未満はなかなか手に入らない。

写真は8:15ごろの券売所。
8時オープンの為、ほとんど人はいない。

この日の気温は最低－6度、最高－2度。
さむ～～～

あれ？　この券、値段が書いてないな。裏面に書いてあるのか。
現物は捨ててしまったし・・・90元だったかな。

券売所から10分ほど歩きます。
タダでは見れないようになってます。

こんな仏像が・・・

この穴の中に詰まって・・・ると言いたいところだが、結構削り取られてる。
あんまり大っぴらにはしてないようだが、やはり文化大革命の影響らしい。

ハイライトの大仏さん。廬舎那仏。

早朝の為、人が少なくて良かった。

対岸には香山寺。
白居易ゆかりの・・・白居易って、のこったのこったじゃなくて、長恨歌ですね。

消石灰じゃなくて蒋介石の・・・なんか住居跡もあります。
去年の夏に行った、あれどこだったっけ・・・湖州の莫干山にもあったな。
毛沢東の別荘かなんかもあったな。避暑地ということか。

対岸からの景色。

対岸に渡ったころには、観光客がゾロゾロ歩いてました。
早めに行きましょう。
これ9:45の写真。

遊覧船もあります。誰も乗ってねぇ。

温かいまともなコーヒーが飲みたくて、市街地へ戻る。
レトロなチンチン電車みたいな電動バスが走ってます。
乗ってみたいと思ってたら、これでした。

伊川東（81路）10:50発、王城広場11:50着。

百度地図でマクドナルド（まともなコーヒーがマック？、そうです中国で安心して飲めるのはマックかスタバ）を探してたらスタバ発見。

12月31日というのにBGMはクリスマスソングメドレー。

しばし休憩のあと、空港へ向かう。

98路のバス。

98路のバスで写真の経路。
13:11発、13:45空港着。
ちょっと余裕みすぎました。

飛行機はちょっと遅れで出発。
中国ではこの程度は遅延とは言わない。