2018年末　何となく済州市に行ってみた

2018/12/29 - 2019/01/01

一年一回は韓国行きたいなあってことで、約20年ぶりに済州特別自治道へ行ってみました。気温は連日大体4~５℃くらいでした。

目的としては、海の見えるホテルに泊まる。
カカオタクシーのアプリを使ってみる。
海鮮＆黒豚を食べる。
といったところです。


前回、一年二か月ほど前にソウルに行ったとき便利にクレジットカード使用できたのですが、今回行ったお店のクレジットカード決済の機械は全部ICチップ付きカード対応になっていました。
そういう国の方針なんだそうです。
うちのメインカードは非接触ICのクレジットカードのはずだと思うんですが、IC読み取り機では軒並み使えませんでした。
最初、事情が分からなくて自分のカードがいかれてしまったのかなあと思いましたよ。
一応、お店では磁気カードにも対応できるようでしたが、面倒なのでICチップが表面についてる予備のカードをもっぱら使いました。

タクシーの場合は磁気カード一切対応してなかったようでした。

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: ティーウェイ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

12月29日　済州上陸。
オーシャンスイーツ済州ホテルに今回宿泊します。

ネットで客室写真を見てそそられました。
空港にも近いし、近くに大型スーパーやサウナもあります。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

いつもは節約旅行ばかりの我々にとっては贅沢感あふれるホテルです。

とはいっても、3人で３泊４万円でお得感ありました。
オフシーズンだからかな。

フロントに日本語の上手な方もいました。
浴槽なし、シャワートイレ付きです。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

部屋も広いし、何といっても窓から海がよく見えます。
気分いいです。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

それにもう一部屋あって、せんべい布団ですが布団も備え付けられています。
オンドル部屋に布団で寝ると、ああ韓国来たなあって感じます。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

水平線を見ながら寝っ転がります。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

いやあ、来てよかったなあ。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

空港が近いので飛行機もよく見えます。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

下は遊歩道。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

なかなかよさげな遊歩道ですが、風が強く防波堤を超えて水しぶきがちょくちょく上がっていました。

ホテルの一階にコンビニもあるので、おなじみの韓国飲料を購入。

オーシャン スイーツ チェジュ ホテル ホテル

夕食は４travelで見たチョンヘイルという刺し身屋に予約済です。
時間はまだあるので、ホテル周辺散策です。

ネットでチェックしていたアントワネットというカフェをのぞいてみました。

中は広いです。
夕食前なので、今日はここでは飲み食いしません。

アントワネットの2階を目当てにやってきました。
本屋とButterがあるそうなので。

本のコーナーです。
韓国は人口も日本に比べて多くないにもかかわらず、個性的な小さな本屋さんがいろいろな場所にたくさんあります。

アントワネットがやってる本屋みたいで、お茶しながら本見ても良いようです。

早速、イラストの美しい本を一冊購入しました。

店員さんもウロチョロしないので、かなりゆっくりくつろげそうです。
もちろん電源もありました。

絵本コーナー。

Butterの売り場です。かわいいものがいっぱいありますね。

Butterに入るのは今回が初めてです。
韓国本土ではあちこちにあるんですってね。

ここでは韓国風イラストのシールセットなどを購入しました。

まだ、夕食の6時まで余裕があるので、アントワネット横の倉庫型スーパーMARTROに入りました。
柑橘系のお茶というかマーマレードというか、この手のものがたくさんあって韓国うらやましいですな。
レモン、ハルラボン、ゆず、かりん等々果実分も多そうでおいしそうです。
でも、重たいので買って帰るのはちょっとね。

というわけで、タクシー拾ってチョンヘイルへ。
一週間も前から予約する念の入れよう。
でも、それほど満員てこともなかったなあ。

噂にたがわず、こまごまとした小皿メニューが次々並びます。
軟体動物系が各種食べられます。

実は、ジョンもあったし、アワビやトコブシもあったし、チャプチェもあったし、メインのお刺身も大皿で登場していたんです。
　
しかし、食べるのに必死で、写真撮るのすっかり忘れてました。
でも、このサツマイモの天ぷらホクホクでおいしかった。
それに韓国の焼き魚ってやけにおいしいですよね。

で、最後はこれ。
ビビンバみたいなのと、エノキのバタ焼きと海鮮粥でした。

特にこの海鮮粥がたいそうおいしゅうございました。
カニとアサリの味がしっかり出てて、ニンニクも効いてて。
かなり、好みの味でございました。

ああ、おなか一杯。

一日目に買ってしまった食品。

ほかにも何やかやと。
娘が買った竹笛は、ネット動画を参考にして何とか音は出せるようになりました。

12月30日　2日目
朝ご飯はホテル近所の珊瑚（サノ）アワビにて。

珊瑚アワビ (サノチョンボ) 地元の料理

アワビトルソッパプとアワビ粥。
アワビ粥は韓国料理の中でもかなりの好物です。
トルソッパプにはサツマイモが入っていて、優しい甘味が感じられました。

付きだしはセルフでお替り自由でした。

済州島が初めての娘のために、民俗自然史博物館にやってきました。
もともと、もっと遠くにある民俗村に行きたかったのですが、国際免許申請が間に合わず、外も寒いし…ということでこちらにやってきました。

けれども、ここのほうが太古からの済州の歴史や、本土と異なる文化、地質などざっと一通り学ぶにはよい場所かもしれません。

済州特別自治道民俗自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

馬が粉ひきをしている展示でした。
済州ならではの建物ですね。

昔の船の展示です。

特別展示室では、朝鮮戦争に出兵した済州出身者についての展示がありました。

その後に徒歩で三姓穴に参りました。

独立国だった耽羅国の3人の始祖がここに現れたらしい。

資料館で日本語版の神話ビデオを見せてもらいました。
でも、ほとんど寝てしまってあんまり見れずです。

三姓穴 史跡・遺跡

昔ながらの棒入れ遊び体験コーナーもあったり。

三姓穴 史跡・遺跡

学問する朝鮮時代の文人の格好をしてみたり。

観覧者が他に誰もいなかったので、リラックスしてます。

三姓穴 史跡・遺跡

街角で見かけたこれ。

地域住民の生ごみステーションですかね。
生ごみの重量によって手数料が変わるようです。
ごみ処理手数料もTmoneyで支払えるのかあ。

ぷらぷら歩いて東門市場。

海鮮とミカンのお店が中心ですが、かなり規模が大きな市場でした。

東門市場 市場

カレトッ。お餅ですなあ。
大好物や。
おいしそう。持って帰りたい。

東門市場 市場

済州名物のオメギトッ。
初めて食べたけど、完璧に私好みでした。

真ん中にやや甘いアンを包んだヨモギ餅の周りを、粒あんでしっかり覆っているお菓子。
外側の粒あんが全然といっていいほど甘くない。
甘くないアン、大好物。
韓国のアンはたいてい甘さ控えめなので、ほんとにありがたいですわ。
ヨモギの香りも良いし。
これ、家でまねして作ってみようかなあ。

東門市場 市場

これも市場で買いました。
野菜チップスミックス。

いろんな野菜チップを売ってるお店があって、ミックスじゃなくて好きな種類のチップスを量り売りしていました。
店の名前はティガッテガッ。

優しい甘さと塩辛さがまじりあっておいしかったです。
250グラムで1万ウォン、ちょっとお高いですが。

東門市場 市場

ずっと歩いてきて、アントワネットで休憩することにしました。

ここはカンナム？って感じがするお店です。
実はカンナムってろくに行ったことないんですが…。

カフェの一部がひな壇のようになっていて、靴を脱いでダラダラと座れるようになっています。
韓国のカフェは、何かと安くはないですがゆったり時間を過ごせるのは素晴らしいですね。

みんな自由な感じでくつろいでますなあ。

日本で十分おいしく食べられる物は、わざわざ外国に来てまで食べないことに決めているのですが、今回は韓国の地方のパンやケーキのお味見をしたくて、この禁を破ります。

結果、かなりケーキおいしかったです。生クリームは甘さ控えめで乳脂肪分は若干薄目な感じがしました。

ケーキやパンをみんなで分けるために、ナイフをつけてくれるのはありがたいです。韓国ではどこでもでしょうか？

トイレもかわいい。

手洗い場もかわいい。

夕食は黒豚を食べに黒豚通りにやってきました。

何軒か店が並んでいて、どこにしようか迷ったのですが、一件やけに混んでいるお店があったので、ここトムベトンに決めました。
蒸し豚とオギョプサルのセット３人前でW65000。

ケランチムや味噌チゲもついていて、味は文句なかったです。

ただ、店内大忙しで最後まで店員さんがお肉のお世話をしてくれなかったです。
繁盛しすぎのお店も良し悪しだなあと思いました。
あと、排気がイマイチで、服が焼肉臭くなってしまった。
旅行中は洗濯も出来ないので、テーブル上に排気ダクトがあるお店を選んでも良かったかなあ、と少し後悔したり。

12月31日、3日目。
ホテルすぐ近くの、カフェA Factoryで朝食です。

この建物、デザインかっこいい。

A Factory前の道。

スコーン、もちもちチーズパン、デニッシュ。
ケーキも味見です。

どれもおいしい。ケーキの生クリームもコクがあっておいしかったです。

ネットで調べると、以前はブックカフェや雑貨の販売もやっていたみたいですね。
今はベーカリーカフェのみで、ちょっと残念です。

店内はシンプルデザインで、ベーカリーの工房が丸見えでまさにFactoryという感じです。

帰国の直前にも、翌日の朝食用にパンを買って帰りました。
五穀食パン的なのと、ピスタチオクロワッサンを買いました。

食パンは買った翌日と翌々日に食べましたが、味が落ちてなかったです。
値段はW4000越えでしたが。

済州4・3事件の祈念館に一度は行ってみたいと思っていました。

この辺りはかなり雪が残っていました。

「孤立した島、済州島は巨大な監獄であり、殺戮の場であった」

日本の敗戦から、済州道の暗い歴史が語られていきます。

村々が焦土と化とし、武装した人たちだけでなく関係のない普通の民衆をも巻き込んで、国家による国民に対する大虐殺が行われてしまいました。

権力側の暴力が続いてる中でも、何とか虐殺を止めようとした人々もいたそうです。

危険な済州島から日本に渡った人々も、たくさんいました。
そして、それで終わりではなくその中から北朝鮮に渡った人々も…。

「火山島」読んだことなくて、お恥ずかしい。

政治的な様々なことが障害となり、4.3事件の真相究明はまだ続いています。

正直、ここで語られている歴史や政治についていろんな意見や見方があるのでしょうが、とりあえず韓国の歴史に関心ある人はここの祈念館は興味深いと思います。

4.3平和公園から次の目的地に行きましょう。
バスもありますが、タクシーが早くて便利です。

というわけで、登録しておいたカカオタクシーアプリの出番です。
写真はホテルでタクシーを呼んだ時のものですが、出発地は現在の場所が表示されます。地名や住所は韓国語か英語の表示となります。
到着地を直接入力するか、地図上で選んだら、タクシーを選択。
予想料金も提示され、タクシーを呼び出すことができます。

こちらに来てくれるタクシーがいるとこんな画面になります。

地図上にはタクシーが走っている場所や、あと何分で到着するか表示されます。

こんな風にメッセージも送れます。

タクシー搭乗中の表示です。
この時は、車内で到着地を変更してもらいましたが。

こんな風に利用記録も残ります。
というわけで、済州でも使えたカカオタクシーでした。

中央ロータリー近くのワンキンパプというお店で普通に正しい韓国ひるめし。

もちスープもキンパプも普通に正しい味でした。

プラプラ歩いていると、あらまあ可愛らしいお店屋さんが。
その名も「マカロン製作所」。
これは味見をしてみなければなりません。

トレードマークの猫がいい味出してます。

一個W2000のクリームを挟んだマカロンも、おいしかったです。
チーズクリーム非常に美味でした。

またプラプラ歩いていると、おや、猫好きの方のお住まいでしょうか。

東門市場に行ってジュースを飲んだり。

なんやかんやでまた買ったもの。

オメギトッおいしいわ。

大みそかの夜はホテルでチキン。
東門市場やEマートなどで買ってきたものもありますよ。

このミニちゃぶ台は市場でW20000でした。
ちょっと安すぎるような…。

マッコリがよく似合う。
この済州マッコリよく見ると「4・3事件70周年」って書いてあります。
いやあーちょっと軽々しくは飲めないではないですか。

MBCで延々、年越しのアイドル歌謡番組やってました。
よくまあ、これだけアイドルグループがいるもんだと感心。
かなり、世界的に人気のグループが出てたみたいです。

でも、興味ないので見てるのは苦行。
チャンネル変えてほしいなあ。

孤独のグルメ年末スペシャル日韓同時放送を見たいなあ、とお願いしても却下されました。

そうこうしているうちに、2019年黄金の豚年がはじまりました。

新年の福をたくさんお受けください！

1月1日の初朝食はホテル近くで海鮮チジミでした。

帰りの飛行機まで時間があるので、歩いて牧官衙に行くことに。
建物は朝鮮王朝そのものの形式ですが、使われている石は済州らしい玄武岩でした。

済州牧官衙 史跡・遺跡

刑罰体験コーナーも。

済州牧官衙 史跡・遺跡

観光客も少なく、広々していて良いとこでした。

墜落主義に陥るな！

このくそ寒いのに、ピョンヤン冷麺と洒落こみます。

冷麺ずーっと食べたかったんです。

暖かい肉のスープをやかんに入れてサービスしてくださいました。

最後は、LCCで韓国から帰国のイメージ画像でお別れです。