2019/01/01 - 2019/01/03
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とある和菓子好きさん
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2019年の正月三が日を滋賀で過ごしました。京都や奈良ほどの人出はありませんが,滋賀は滋賀なりに素敵な新年を迎えることができるスポットがあるので,それをまとめています!
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栗東市 金勝山 金勝寺
前回,こちらのお寺をおまいりしたときに12月31日の22時ごろから翌元旦の日の出までライトアップをしていると張り紙があり,新年を迎えるタイミングでおまいりしました。 -
金勝寺 境内
本堂前から仁王門を観たところですが,通路に置かれた灯篭が幻想的です。 -
金勝寺 境内
本堂や二月堂もライトアップされていますし,お堂の内部にも入ることができます。堂内には,重文指定されている立派なお仏像がいます。境内の各お堂におられますが,全5体が重文指定とどれも本当に素晴らしい仏様です。
諸堂のライトアップ,参道の灯篭の美しさに感動すると同時に背筋がピンと伸びる気分です。 -
金勝寺 境内
この新年を迎える午前0時ごろには境内には管理の地元の方々とあと数名のおまいりの方がおられるだけでとても静かでした。寂しい感じかと思いきや,厳かな気分になります。何だかこれこそおまいりしているということなのかなと思い知らされたようです。また来年も行きたいなと思います。次は初日の出のタイミングでおまいりしてもいいかも!
ちなみにライトアップにお越しになる際は金勝寺までほとんど街灯はないので,車の運転等にはくれぐれもお気を付けを。また,新年のライトアップの際はここは山寺なので積雪等の可能性もあります。当日の実施可否を問い合わせてから行くのが安心です。 -
大津市 建部大社
近江国一宮です。今年は平成最後の元日であることや,天気が穏やかだったこともあるのか,去年以上の人出でびっくりしました。写真は門前ですが,去年は門内から順番待ちした記憶があります。ちなみに写真の位置がスタートではなく,ここからさらに並んでいました。 -
建部大社 本殿
例年以上の人出のようですが,おまいりできる箇所が多いのでスイスイと列は進みます。30分ちょっとぐらいで本殿前でおまいりできました。今年も良い年でありますように。 -
建部大社 石灯篭
重文の石灯篭です。建部大社には重文指定の文化財として女神神像があります。これを見たくて建部大社に来ました。HPには元日は終日拝観できるとあったのですが,おそらくかなりの人出だったのか今年は元日の拝観はしていないとのことでした。またの機会をつくって観に行きたいと思います。ここの女神神像はかなり著名なので! -
大津市 義仲寺
大津市の膳所にあるお寺です。膳所の町中にあるので知らないと通りすぎてしまうかもしれません。境内も小さいのですが,ここもいいお寺です。 -
義仲寺 境内
義仲寺の名からピンと来るかもしれませんが,ここには源平合戦時に平氏,源頼朝とあらそった木曽義仲のお墓があるお寺です。手前のものが木曽義仲のお墓だそうです。 -
義仲寺 境内
木曽義仲のお墓の横に小さな塚があります。これは巴塚と呼ばれています。これは木曽義仲の将として活躍した女傑として有名な巴御前のことを記念したものです。木曽義仲が敗死したこの地に後の時代に巴御前が尼として戻ってきたときに義仲をとむらったのがこのお寺の始まりだそうです。巴御前は長くこの地で木曽義仲をとむらったそうですが,その後は信州の方へと誰知れず旅立っていったそうです。 -
義仲寺 境内 翁堂
奥のお堂は翁堂といいます。実は木曽義仲のことを慕う有名な歴史上の人物がおります。それが松尾芭蕉です。木曽義仲のお墓の南隣に松尾芭蕉のお墓があるのですが,これは芭蕉本人の遺言によります。そして,このお寺が有名な理由の一つがこの翁堂もそうなのですが,俳聖とよばれる松尾芭蕉との縁が深いためです。 -
義仲寺 境内
俳聖 松尾芭蕉と縁が深く,今でもこのお寺は俳句関係の方々の利用が多いようです。そのため,俳句の季語に使えるようにと普段は目にすることがなかなかない植物が境内にはたくさんあります。ちなみにこれはまゆみという植物で赤い花を咲かしているように見えますが,これは花ではなく種子を包む房だそうです。
植物のことをお寺の方にうかがうと親切に詳しく教えていただけるので,それもすごくありがたいです。季節ごとにさまざまな植物が花を咲かすそうなので,四季折々の美しさが楽しめそうです。小さなお寺ではありますが,また春になったら行こうと思います。 -
甲賀市 檜尾神社
甲賀市にある檜尾神社です。忍者で有名な甲賀市も実はかなり寺社が多い地域です。今回はこちらにおまいりに来ました。 -
檜尾神社 本殿
本殿は近年修理をされたらしく極彩色の色鮮やかな状態です。江戸時代の建築らしく虹梁の彫刻が見事です。江戸時代は日光東照宮に代表されるように建築物の柱等にされる彫刻の技量が全体的に高まる時代です。 -
檜尾神社 境内
本殿前から隣を見ると,もう一つお堂があります。 -
檜尾寺
先ほど檜尾神社本殿前から見えたお堂は,檜尾寺の本堂(ちなみに現在修理中)です。今でもたまに見られるのですが,神社とお寺が隣接あるいは近接していることがあります。これは古来よりあった神仏習合という日本独自の考え方によるもので,神社とお寺は昔は明確に区分されなかったからです。明治から後に分かれるのですが,そこには廃仏毀釈というかなり悲惨な歴史があります…。 -
檜尾寺
さて,ここに来たのはこのお寺が正月三が日は収蔵庫を開扉し,秘仏を公開しているからです。 -
檜尾寺
収蔵庫前に説明板があります。ここに書かれている釈迦如来像と千手観音像の2体が公開されている秘仏です。 -
檜尾寺
千手観音像は重文に指定されています。収蔵庫はイタチ等の被害を防ぐため,重い鉄の扉を開け,そこから金網越しに収蔵庫内を見ることになります。人によっては収蔵庫内に入れず,金網越しの拝観になるので残念かもしれませんが,それでもぜひ写真ではなく直接ご覧になってほしい仏様です。
像高が180cmぐらいあります。そして,京都や奈良ほど観光で有名ではない滋賀県,さらにその中でも甲賀市というところにあるにも関わらず明らかに技量が高い仏師の手によるものであることが分かるすばらしい仏様です。鎌倉時代とされていますが,特徴的には平安時代の可能性もあります。また,秘仏であるため,42本の手の損傷,金箔の剥離も少なく非常に保存状態がよいです。これほどきれいな状態で残る仏様もそうありません。 -
檜尾寺
収蔵庫の秘仏ご開帳は例年正月3が日,2月1日,8月18日だそうです。年5回ですが機会があればぜひ。なかなか目にすることができない素晴らしいお姿の仏様です!
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