2018/12/23 - 2018/12/23
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皆様こんにちは!ウォータースポーツカンクンの店長吉田です。年の瀬も迫り、いよいよ師走、年越しのご準備は皆様いかがでしょうか?
店長吉田以下、スタッフ全員、これより年末年始にかけてのお客様アテンドに向けて準備を着々と進めているところですが、どうか、皆さま良いお年をお迎え頂きたいと思います。その前に、クリスマスもありますけどね(笑)
さて、この時期カンクンにいらっしゃるお客様に注意喚起です。2018年1月から11月までの間に発生しましたタクシー車両盗難は120件。内、40%が被害届が出されておらず、更に30%が所在不明というニュースが発表されました。
この所在不明のタクシーによります誘拐、強盗などの犯罪が実際に発生しておりますので、カンクンにいらっしゃるお客様は「絶対に」流しのタクシーを利用しないようにしてください。タクシーはホテルやレストランで呼んでもらうものを利用するか、公共のバスを利用してください。
年末にかけてこの手の犯罪がメキシコでは増えますので、どうかご注意くださいませ。
さて、そんな年の瀬のカンクンから、恐らく今年最後の書き込みとなる店長ブログいってみよっか!
気が付けばあっという間の12月。。。ちょうど一年前に、2018年度の抱負は挑戦とチャレンジだと書いた。年明け早々、ペイントランにスタッフ全員で出走をしたり、メキシコシティ出張では、安宿チャレンジを繰り返したり、と私生活面ではいろいろなチャレンジをしたつもりのボクだけれども、仕事面では、原点回帰を更に先鋭化させて、グループツアーの少人数制を、これまでの5組から、4組、そして、ついには3組限定にまで絞り込み、社内会議で利益が出るのかと紛糾しまくったものの、お客様の立場にたった「挑戦」だと言う事で押し通し、、、年末のこの忙しいかき入れ時にも3組様しか取らないことで、お客様にも時期に関係なくゆったりとしたツアーの質を保たせて頂いている。
聞けば他社などは40名とか凄いのは60名という、、、これだけよくもまぁ、日本のお客様を集めるものだと思いつつ、これで本当にお客様は楽しめるのか、、、という点を考えれば、ボクの決断は間違ってはいなかったと、、、信じたい(汗)
さて、今年はメキシコシティのツアーも、少しずつ盛り上がりを見せ、遺跡やルチャリブレなど、お客様をご案内する自分も一緒に大いに盛り上がらせていただく一年になった。カンクン本店同様、一歩踏み込むガイディングを心がけたこともあり、今年は特にお客様からの感謝の言葉が多かったように思う。これがやる気の源でもあるので、来年も目いっぱい張り切って行こうと思っています(^^)
この場を持ちまして、弊社と店長吉田とご縁を頂きましたすべてのお客様に御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!
さて、そんな年の瀬の忙しくなる直前に、家族を連れて一泊二日の小旅行に出かけた。この仕事は、年末年始が一番忙しいので、満足に子供とのクリスマスやお正月という時間を過ごすことが出来ないこともあり、ちょっと早めのクリスマスとお正月を楽しんで来た感じだ。
で! そんな小旅行はどこへいったかというと、、、カンクンから目と鼻の先のバヤドリの街(笑)
仕事では恐らく1000回はやって来たこの街に、何を思ったか、ふと旅行気分で出かけてみたくなった(笑)
そんなわけで、カンクンから高速を使えば1時間半で来ることが出来るこの街に、あえて下道を使って、途中の街に立ち寄りながらのんびりした小旅行に出かけて来た。
実は、ボクが企画したプライベートツアーは、もともと下道を使っていた。別に高速代をケチっていたわけではなく、下道の方が、より現地を感じることが出来るからというのが理由だ。時間にして30分ほどしか違いはないのもあったしね。
実際、リゾートとして整備されたカンクンに飛行機でやって来て、世界遺産というこれまた整備された観光地に、快適に整備された高速を使って行って帰ってくるという、、、その行為に、どれだけの意味があるのか、素朴な疑問が常にあったからでもある。
いいところ取り?!と言えば聞こえはいいが、それこそ、テレビやネットの動画を見るのと何も変わらないと思うのはボクだけか(笑)
人生と同じで旅の価値はその過程にあって、結果が感動につながるのは、その過程で得られる様々な体験がスパイスとして効いてくるからで、目的地までの工程にこそ旅の醍醐味があると、ボクは考えている。だからこそ、旅の結果というのは、目的地は一緒でも一人一人が全く別の感動のカタチが得られるのではないだろうか?!
そんなボクは、情報の洪水に溺れる現代において、それこそ、結果については、溢れんばかりの映像や画像があふれている中、そこに大切な旅の意味を見出す目的地までの過程を重視しながら、ツアー企画をしている。
例えば、チチェンイッツア遺跡を見学するとする。快適なリゾートホテルから、バスに揺られて高速で遺跡にやってきて、整備され柵に囲まれ、見学する側との距離を感じる博物館のような場所を案内されて、、、そして、またホテルに戻る。
それでは単に遺跡に行って来たというだけで、何故チチェンイッツァ遺跡がこの地に生まれ、発展をしたのか、、、文字で読む以上の情報は得られない。
この遺跡を取り巻くローカルな環境は、もちろん当時とは違うけれども、ここに生きる人々のマヤ民族としてのアイデンティティは今現代も生き続けているわけで、そこを感じなくては本当のマヤの遺跡を理解出来ないという話だ。
例えば、マヤ文明も、ここ数年でずいぶんと解明が進んで来たけれども、その解明された謎の一つに、これまで最大のミステリーだった909年の文明の大崩壊というものがある。
この理由というものも、結論を聞けば、何だそういう事か。。。と分かってしまう話なのだけれど、あえてボクが重要視する点は、この謎がどうして謎だったのか、、、という部分にある。
そう、結果ではなく、その過程の話だ。
答えは実は単純で、それまでは、マヤ遺跡の中心となる、つまり、チチェンイッツア遺跡なら、その中心となる神殿や遺跡だけを発掘して来たからだ。
つまり、優先すべきは世紀の大発見とばかり、大きな発掘ばかりが優先され、周りで生活をする一般人の住居址などは無視をされて来た。発掘も地味だし、面白いモノが出てくるというわけでもないのだから、当然やりたがる考古学者も少なかったわけで、それが真相解明を難しくしていた。。。それだけのことなのだ。
ここ数年で、アプローチも広がりを見せ、遺跡を取り巻く地味な一般住居址の発掘研究を進めた結果、あっさりと、何故マヤ文明の大崩壊が起こったのか。。。が、見えて来たわけだ。
どうだろう? これまで何十年も最大のミステリーと言われて来たことが、実は、単に、一般住居址まで発掘調査が行われていなかったから、、、という実に単純な理由にあるという事を知って驚くだろうか?
しかし、こうした話は、何も学者や考古学の世界だけでの話ではない。
ボクら一般人が、遺跡を訪れる時にも大切な着眼点であって、大木を見て凄い!!と感動するのは楽しみの半分で、もう半分は、この感動が、何故、どこから生まれて来たのか、、、という真相に関わる部分にあり、実は一番の感動は、この残りの半分に隠されていたりする。
そして、この真相にたどり着くと、半分だと思っていた感動が何倍にも膨らむ。感動をするというのは、単に心が震える、、、というものではなく、難しい難問を解いた時の達成感のようなもの。
真相にたどり着くまでの過程が、感動を大きくする。
この真相にたどり着くと、様々な自身の人生にも応用が利くようになる。チチェンイッツァ遺跡を訪れて、人生観が変わる、、、という話をボクは時々するのだけれど、それは霊的なものとか、外的な要因があるからではない。
間違っても、パワースポットだからとか、他力本願な理由による人生観の変化ではない(まー、一部それはあるのかもしれないけど。。。)
それは、この遺跡を訪れる事で、自らが古代マヤの人々と同じ人間であることに気づき、これから進む未来にマヤ文明という、、、過去の歴史だと思いこんでいた時間のベクトルが、ぴったりと重なっている事に気づくから。。。
すると、例えば、悩みを持っているなら、その答えが突然氷解する。何か、壁にぶつかっているアイデアが、一気に突き抜けて前進する。。。それは、遺跡を通じて、考え方という真理にたどり着いたものだけが、感じる本物の感動のカタチ。
そして、自分が成長をしたと感じる瞬間でもある。。。これが人生観の変化という。。。ボクが遺跡ツアーで大切にしている、お客様に伝えたい部分だったりする。。
さて、また脱線気味になってしまったけれど、そうして、ボクは下道をのんびり途中の街に立ち寄りながら、気が向く場所の路肩の店を冷かして、時間をかけてバヤドリの街へとやって来た。
先にも書いたけれど、今は高速も整備され、観光バスは下道を全くといっていいほど走らない。だから、2018年の下道は、以前にも増してローカル感が一杯だ。。。
日本人とみれば物珍しそうに話しかけてくるし、観光地の清潔で快適でキレイに整備された町ではなく、メキシコの田舎に行くと普通にある光景、、、未だにメキシコの現実を見せられる生の世界がそこにある。
この生の世界を見る事の大切さ。。。これも旅を感動に導く過程の一つだと改めて感じる。
さて、バヤドリに到着したボクは、まずは宿にチェックインをした。ローカルの世界をたっぷりと楽しむために、もちろん、宿は、昔からある安宿(笑) 一泊$40USD。。。これ昔は一泊$18USDだった。10年前の話だけれど、それが今では倍。。。日本の10年前と比べて価格が倍になっているものってあるのかな。。。ふと、考えたり。
食事はフードコート。昔からツアーでも利用するカシアーノの店。今では長男のヘススが切り盛りをする。お互い年を取った。ヘススも白髪がずいぶんと増えた。もういい親父だ。15年の年月は、当然人をいい感じで老けさせる。ボクだって例外じゃない(汗)
価格も15年前は1プレート$25ペソだった。それが今では$60ペソ。それでも、バヤドリではかなり安い。同じフードコートですら入口近くの観光客が食べる場所は$75~$100ペソもしている。
お酒は近くのSIXで買い込んで、いつもは、仕事で飲めないローカルメニューをアテに今日は堂々と飲む。久しぶりのカシアーノの飯で飲むビールはやはり美味い。これなんだよ、ボクがプライベートツアーで紹介したかったのは、、、と独り言ちる(笑)
食後は、目的の一つであるサンベルナディーノ修道院へ。。。
サンベルナディーノ修道院は、最近内部見学が出来るようになった。以前は出来なかったが、これも観光地化した証、、、ただ、これだけはよい変化(笑)
内部見学だけでなく、ちゃんと、簡単な資料館までそろっているのには感心した。
こういう場所は、観光用に開放はされていても、やはり現在も実際に使用されている場所でもあるので、単に博物館を見学するのとは違う深い感慨が心を巡る。。。
そもそも、1542年に建設されたこの修道院は、あまりに壮絶な歴史が秘められた場所でもある。大きな壁に囲まれた修道院。まるで要塞のような建築は、当時の布教活動がどれだけ危険をはらんだものだったかを物語っている。
1847年から50年以上も続いたカースト戦争も、発端は、マヤ人による修道士殺害事件だ。もちろん、そこにはやむにやまれぬ理由があるのだけれど、その後、サンベルナディーノはマヤ反乱軍の拠点となる。城砦のような壁に囲まれ、地下にセノーテのある建造物は、それだけで長期間の籠城にも適している事が決め手だった。
スペイン側としては、まさか300年後に、支配するマヤ民族の反乱で要塞として利用されるなどとは思わなかったに違いない。
修道士たちが逃亡をする際に、マヤ反乱軍に利用されないように、マスケット銃や大砲など、ありとあらゆる武器弾薬を、セノーテに投げ込んだ。その発掘品も展示してあり、リアルに歴史を感じさせられたりする。にしても、修道院には大砲まで準備してあったというところが、当時の世相を物語る。布教活動も命がけだったのだ。
祈りの場にある血なまぐさい武器も、布教活動の陰に埋もれた沢山の血の上に成り立っている事を物語る。だからこそ、ピンク色に塗られた修道院の壁は、この地で流された多くの人々の血の色なのだと知ることになるのだ。。。
祈り、、、布教の為に流された修道士たちの血と涙、マヤの人々にとっては、自然との共生の証として、多くの神に捧げられた血であると共に、神の名のもとに差別など存在しない人間としての血が、、、この修道院の中でスペインとマヤという二つの文明が相まみえ、時空を超え、淡いピンク色に退色をしたやさしさとなり、、、そこにいつしか、愛という一文字が浮かび上がる。。。
そうそう、このユカタン半島には、伝説がある。
1847年に始まったカースト戦争。小さな地方の、ちょっとした小競り合いが、いつしか民族の独立戦争にまで発展したのは、「語る十字架」の出現があったからだという伝承だ。
マヤ族は一つになり、この語る十字架の啓示の下、自らの幸福と民族自決を取り戻すのだという強い決意の元、50年にも渡る戦争を戦い抜いた。。
マヤ世界には20近くの語る十字架が今でも残されていると言われるのだけれど、その内の一つはこのサンベルナディーノ修道院にも残されている。この十字架の啓示の元に、流された多くの血は、しかし、その後マヤ反乱軍の敗北と言う形で終わりを告げる。
その後のメキシコ革命を経てもなお、政府と先住民との軋轢は解消することなく、サパティスタ解放戦線は未だに活動を続けている。だからこそ、、、人々は、この語る十字架に祈る。。。本当に幸せな世界が、、、マヤの預言書であるチラムバラムの書に記された、本当にマヤの人々にとっての幸福な日が訪れる事を。。。
マヤの人々は、キリストに祈りながら、この語る十字架にも祈りを捧げる。家族の幸せ、夫婦の愛、民族の未来を。。。
さて、セノーテに続く井戸のある建物は16世紀の建造物だ。このバヤドリの地にかつて繁栄したマヤ遺跡「ZACI」の神殿が建てられていたこの場所に、その神殿の石を使って建造された建物だ。当然、サンベルナディーノ修道院もこの神殿の石を加工して作られている。
井戸水は三か所から取り出すことが出来、ここ以外では調理場の下までセノーテが広がっている。
修道院のある場所は、ピラミッドがそびえていた場所だと言われている。つまり、この地はバヤドリの中でも最も古い場所になっている。地下にセノーテがあり、古代マヤの時代より祈りがささげられてきた場所だからこそ、修道院が布教のために、新しくマヤの人々が信仰をするために建てられたのだ。
ふと、強烈な霊気を感じる。祈りの場所にやってくるとボクはいつもそうだ。決して霊感が強いわけでもないので、これは僕自身が心の中で生み出した言葉に出来ない何かなのだけれど、歴史を肌で感じるこの場所で、マヤの人々の祈りの歴史を感じ取ったからなのかもしれない。
表に出てアイスクリームを買って美味しそうに食べている子供を見ながら、語る十字架に家族の幸せと、人類の幸福を祈り、後にする。また、お客様をご案内するときには、よろしくお願いしますと付け加えて。。。それにしても、ここで買うアイスは一個10ペソだ。観光客が沢山集まるソカロまで行くと同じものが25ペソになる。。。同じ町の中で目と鼻の先なのに、こういう所でも、観光地を感じる(^^;
さて、この後、マヤの大地を感じるべく乗馬へと出かけた。馬でしか入ることが出来ないような場所、徒歩だと大変な工程を、馬に乗って40分かけて巡る。とはいえ、このカルストの大地は思うほどの変化があるわけじゃない。
大自然ではあるが、熱帯植物は実に地味だ(苦笑) でも、そんな中で、ふと、ローラルリーフ蝶が舞、アメリカ・カナリヤが鳴く。。。草を食んで言う事を聞かない自由なマヤの馬に翻弄されながら、アナナスやチランジア、スパニッシュモスなどのエアープランツに目を向ける。
地味な植物だが、立派な植物の進化のカタチだ。寄生植物ではないエアープランツは、根っこから養分を吸わず、葉で養分を集める。根は木につかまる為にのみ使われる。植物の世界では、最も遅く地上に登場したが故、地上には居場所がなく、光合成をもとめて木の上に自らの存在を残すために進化したものだ。
そのゆっくりした進化の過程も、その姿に見ることが出来る。実に興味深い。
こうしてゆっくりと生物は環境に対応をすべく進化をしていく。これは自然との共生であって、人類のように自然や環境を自らに都合が良いように変えてしまうものではない。何億という時間をかけて時間はゆっくりと進む。。。自然との共生を忘れた人類に、果たしてこうした植物と同じような未来はあるのか、、、また、人類が与える環境への悪影響は、何億もの進化を一瞬にして消滅させるほどの破壊力を持っていることが、一体どういう事を意味するのか。。。
心地よく鞍に揺られながらも、いろいろな事に思いを巡らせてしまう。
それにしても、これらの自然の営みは、遺跡を見学していても、普通に出会う事が出来る野生でもあるけれど、馬に乗り、人のいないジャングルの中で出会うものは、また違った感慨があるのは間違いない。
さて、乗馬を終えた後は、セノーテへ向かう。
そうそう、最近、お客さんの間では、セノーテへの飛び込みが人気だ。弊社で案内するところでも、飛び込むという積極的な体験がやはり人気になっている。もちろん、幻想的な雰囲気もいいのだけれどやはり、もう一歩踏み込んでワイルドな本能に赴くまま飛び込んで爽快感を味わいたいという事なのかもしれない。
とはいえ、やはり観光地化されるにつれて、事故に対して神経質になり、飛び込みOKというセノーテが最近ではめっきり減った。
なので、今回は、飛び込めるセノーテをメインに選んでみた。
一か所は、バヤドリの町中にあるZACI、そして、もう一か所はOXMANというセノーテ。ZACIは15年ぶり。OXMANは初めて行く場所。
ZACIには、飛び込みポイントが何か所からあり、3m、5m、10m、、、そして、20mまで。。。技量と度胸に応じて飛び込みが可能だ。高所恐怖症の僕にはとてもではないが10mどころか2mだって嫌なのだけれど、ここでは皆が絶叫しながら10mの場所から飛び込んでいる。
人も少ないしのんびりしているので、超有名なイクキルなどよりずっと楽しい。ボクは、とにかく、セノーテでも混雑しているところは嫌なのだ。有名になればなるほど客は多くなり、秘境という雰囲気どころではなくなるから。
そういう意味では、このZACIは昔からあるのに、未だに人が少なく、本当にローカル感一杯で、楽しめる。
続く、Oxmanは、とても幻想的なセノーテ。どちらかと言うと、イクキルに似た雰囲気の場所で、ここもまだまだ空いている。ここでの人気は飛び込みではなくターザンジャンプ。綱につかまって飛んでいく(笑)
童心にかえって何度も何度も、好きなだけ飛び込めるこれが実に楽しい。特に、子供は大喜びだ。
こういうセノーテはいい。そもそも、元々が観光地化されていないセノーテだから、観光客も少ないし、存分にセノーテとは何ぞや!という世界を楽しむことが出来る。
一日、目いっぱい遊びつくして、フードコートでローカル飯で一杯やって。。。賑やかな夜のバヤドリの街をひやかしながら、15年の年月に思いを馳せる。
15年経ってもバヤドリの街は、それほど変わってはいない。町は格段にきれいにはなったし、観光客相手の商売も目立って増えたけれど、それでも、カンクンに比べたら、まだまだローカルの雰囲気が残る土地でもある。
カンクンから1時間半で来ることが出来るこの街に、これからも沢山のお客様をご案内して、面白い体験をシェアしていけたらと思う。
今回の体験ももちろんツアーに生かさせてもらうので、是非皆さま、カンクンに来るなら、ウォータースポーツカンクンまで、そして、店長吉田まで、お気軽にご連絡くださいね。
そして、2019年度もどうぞ、弊社ウォータースポーツカンクンをよろしくお願いいたします。店長命ある限り、皆さまの笑顔の為に、スタッフと共に頑張ります。
それでは、皆さま、どうか良いお年を。。。そして、素敵なクリスマスをお過ごしください。
カンクンにお越しのお客様は、どうか楽しみにカンクンにいらしてくださいませ!
敬具
店長吉田拝
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サンベルナディーノ修道院は、16世紀にさかのぼる歴史を持つカトリックの寺院。。。
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外部とはこのように高い塀で遮断し、所謂要塞のような作りになっている。
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1847年から50年間続いたマヤの独立民族戦争であるカースト戦争では、マヤ反乱軍の総本部として長く使用された。
もともと、この土地で栄えていたZACIというマヤの都市の中心であったこの場所にはピラミッドが建てられており、その石を再加工して建設されているのは、スペイン植民地の常とう手段。 -
ピラミッドの地下にはセノーテがあるのが通例で、ご多分に漏れずこの場所の地下にも大きなセノーテが存在している。
これが要塞として利用された一つの理由でもあり、また、命がけの修道士たちをいざという時に籠城を可能にした修道院の存在理由にもなっている。
この建物の中には井戸がある。1547年の建設と言われるから、モンテホ3世が1542年にバヤドリ建設を始めてすぐに建てられたことが分かる。 -
これが内部の井戸。水を取り出す場所は3か所あり、ここと、調理場ともう一か所も建物内にある。
バヤドリでは、もっとも古い建造物の一つ。 -
因みにこれがイメージ図。
この真下にセノーテがある。 -
これが井戸の入口。
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そして、これがそのセノーテの写真。資料館に展示してある。かなり大きなセノーテ。
マヤの世界では地下信仰によりセノーテの上に神殿が建てられた。 -
セノーテの中からは数多くの遺品が発見されている。
マスケット銃もその一つ。布教活動は命がけだったことを物語るが、何故投げ込んだかといえば、カースト戦争の時代、修道院から修道士が撤退するにあたって、武器弾薬をマヤ反乱軍に利用されないようにとのことだったらしい。 -
こうして銃を束にして投げ込んで遺棄したため、大量に発見されている。
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大砲も発見されている。修道院らしからぬ武装品に驚くばかり。
それだけ初期の布教は命がけだったことが分かる。 -
右上の丸い囲いがセノーテの場所。
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こうしたマヤ時代の土偶も発見されていることから、マヤの時代にも儀式に利用されていたことが分かる。
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各種陶器の破片も多数発見されている。これは19世紀のもの。マヤの時代から19世紀まで、歴史的な遺物が多数発見されている。
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これは18世紀の陶器。
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当時は、この敷地でトウモロコシや家畜を育ていざという時には籠城をし自給自足をしながら、援軍を待った。
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さて、建物の中にはいるとそこは一面ピンク色の世界が広がる。とても、幻想的な雰囲気に包まれている
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いたるところに十字架が掲げられている。我々日本人にはあまり馴染みのない、祈りのカタチがここにはある。
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この日は日曜日のミサだったので、聖歌が響き渡っていた。。。
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この階段を上る先にはバルコニーがあるのだが。。。
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その壁には、ここを訪れた人たちの想い出が刻まれている。これは正直、感心出来る事ではないが、何故かこの場所だけは許されているかのように、、、この場所だけ沢山の祈りが刻み込まれている。
他の場所には一切ない。。。 -
パティオもまた幻想的だ。。。聖歌が流れているからか、余計に厳粛な気持ちにさせられる。。。
本文にも書いたけれど、このピンクの色は、この場所で流された多くの血の色だ。しかし、その血が時代と共に混ざり合い、退色したピンクになりそこに愛と言う文字が浮かび上がる。。。 -
展示される17世紀の聖書。。。
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本堂で行われるミサ。。。
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語る十字架。。。
この十字架にあなたは、どんな神の声を聞くだろう?
マヤの人々はこの十字架に祈りを捧げる。。。 -
さて、続いては乗馬。。。マヤの馬は農耕に適したアラブ種。
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だから、とっても優しくて穏やかで従順だ。
とはいえ、こうした馬が持ち込まれたのも16世紀のスペインの時代。それまでは、このような大型の家畜はメソアメリカの世界には存在していない。 -
人気のないうっそうとした熱帯雨林を抜けていく。。。
聞こえてくるのは野鳥のさえずり、虫の声。。。蝶の羽ばたき、風にゆられる葉擦れの音、、、 -
サバナ気候帯に属するこのエリアに生息するのは熱帯植物。。。地味な存在だが、植物の進化の歴史を見ることが出来て興味深い。。。
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マヤの馬はゆったりして自由だ。こうして,少しでも油断をすると草を食む(笑)
因みに、馬は人をみる。だから、舐められるとまったくいう事を聞かなくなる。
逆に、認められれば馬は実に乗り手の意志を先読みして動いてくれる。 -
子供は乗馬が大好きだ。子供連れのご家族には特におススメしたい。
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観光地化されている遺跡で出会える自然の姿とは少し違った本物の野生を体験できる乗馬は、弊社のプライベートツアーのオプションとして取り入れる予定。
セノーテとセットにするととても一日を楽しめる。もちろん、遺跡は外せない。、 -
続いては、飛び込みセノーテのZACI「サチ」
元々、この街にあった遺跡の名前が付けられたセノーテ。16世紀からその存在が知られた歴史の実に長いセノーテ。。。 -
こうして石灰岩の間にしつらえられた階段を下りてゆく。。。
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石の回廊を抜けた先に現れる美しくも、リアルにワイルドな雰囲気を持つZACIセノーテ。
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半オープンのセノーテなので、明るいけれども、洞窟の雰囲気も同時に味わえる。
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滝も流れる。ただ、これは人工的に流している演出。。。
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ドクターフィッシュが大量にいるので、足を入れると無料でフィッシュスパが楽しめる。
様々なセノーテにこのカリビアンテトラはいるのだけれど、このZACIのが一番激しい。。。くすぐったくてちょっと大変なくらい。。。 -
このセノーテではどこからでも自己責任で飛び込みが可能。
ここは3mのポイント。その奥が5m。
更に、、、 -
ここが10mのポイント
外国人は皆、ここから飛び込んでいた。。。
高所恐怖症の店長吉田は、この場所に立つだけで足がすくんだ。。。 -
もう少し引いてみると高さが分かるかな。これより上もありますが、
かなり怖いです(^^;
勇気がある人は是非。 -
さて、続いてのセノーテはOxmanセノーテ。
ここはターザンジャンプがウリ! -
元々、アシエンダだった場所にあったセノーテを一般開放したものなので、古い荘園の面影がそのまま残っています。
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これは水をくみ上げる為の風車。昔は、ユカタン半島では水をくみ上げるのにこの風車が活躍していました。一時期はだーと広がる大地にずらーーとこの風車が並んでいたとか。
今では全て電気モーターになっていましましたが、それだけこのユカタン半島にはセノーテが存在しているという事でもあります。
因みに、これらの風車は全てオランダから輸入されたものだそうです。 -
地元では、CHIKIと呼ばれるホウオウボク。
冬場に落葉する落葉樹です。夏場には真っ赤な花を咲かせます。
洋名はフランボヤン。まさに炎のような花をさかせるとても綺麗な大木です。
樹齢は150年とも言われますが、どうなのかは分かりません。。。熱帯樹って成長が早いので、分からないんですよね(^^;; -
世界中から訪れるお客様にピンを止めてもらいます。日本の東京にもピンが押されていましたよ! 私は石川県のところに刺して来ました(^^)
やはりというか、ヨーロッパが多いですね。 -
足がすくむ展望台。。。30mの高さです(汗)
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上からの景色はなかなかの絶景です。
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別の角度から。。。
それにしても、内陸のセノーテは深いです。チチェンイッツア遺跡にある生贄のセノーテも同じですが、向こうはもっと濁っています。。。
やはり、様々な念がこもっているからなのかもしれません。。。逆にこうして澄んでいるセノーテは気持ちよく泳げます。 -
さて、プールサイドのここから階段を73段下りていきます。
結構な運動量です。 -
下に下りて来ました。
幻想的です。。。
空いているのもいい! -
ここではターザンジャンプが楽しめます。
意外と高いので最初は怖いです。。。 -
こんな感じで飛んでいきます。。。
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外国人と、どこまで飛べるか大いに盛り上がります。
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童心に帰るとはこういう事を言うのだと感じる瞬間。。。
空いているので何度でも楽しめます。 -
もちろんどこから飛び込んでもOKです(^^)
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ライトアップされる夜のバヤドリは幻想的です。。。
遅くまで賑やかなのは、やはりラテンだから?! -
ソカロからカテドラルを望む。。。
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コロニアル様式の建物が歴史を感じさせます。。。ベースは16世紀から17世紀のものが、未だに利用されています。
こんなところで、シタベントゥンベースのカクテル「ベソ・マヤ」や、テキーラを口にすると異国情緒にばっちり浸れます。 -
バヤドリの街は治安がメキシコの中でももっとも良い都市の一つです。
なので、夜遅くまで賑わっています。一杯ひっかけた後は、街角のタコス屋で、現地人にまじってタコスを食べるのも楽しい体験です。
どこから来たの?! 何人?! と質問攻めにあいます。少しだけでもマヤ語が話せると俄然人気者になれます。 -
馴染みのカシアーノの店の料理の一つ。
BISTEC EN CEBOLLADOといいます。牛肉の玉ねぎ炒めですね。
ウースターソースの味が下町風味で、ビールによく合います。
こういうところで、食べる本物のローカルフードこそ、B級グルメの真骨頂と言えるのではないかなと思います。
$60ペソで満腹です。 -
ちょっと不出来なユカタンの地元タコス。。。
左がサルブーテ、右がパヌーチョと言います。
生地の違いで名前が変わります。ふわっと油で生地を上げたものがサルブーテ。生地の間にフリホーレ(マメ)のペーストを挟んで揚げた生地がパヌーチョ。
具材は、いろいろありますので、お好みで指定して作ってもらいます。一枚$10ペソ。昔は$5ペソでした。。。懐かしい味がしますよ。 -
卵とチャヤの炒り卵
チャヤというのは、ユカタン地域も含めて広範囲で自生する薬草。非常に栄養価が高く、様々な料理に使われます。
ジュースにして飲んだりもしますが、苦みが少なくホウレンソウのようにサラダでも食べられます。マヤの人たちは健康の為という事で、良く食べますね。
人気食材の一つです。 -
ソカロ周辺には観光客向けのチョコレートのお店もありますよ。
カンクンで買うより安いので、マヤのチョコレートをお土産に買うなら、是非どうぞ。
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